1st、2nd、3rd Albumにも収録されていないアウト・テイク集を集めた、Aureoleのルーツとも言える作品群『Comfort : Early Recordings』。ライヴ会場で限定300枚のCD-R作品として販売されていたこの作品を、OTOTOYで独占配信することが決定。Aureoleの始まりはここから!
Aureoleの原点が詰め込まれた作品集
Aureole / Comfort : Early Recordings
【配信価格】
単曲 150円 / アルバム 1,000円
【Track List】
01. Spec / 02. Icy Cranium / 03. Fishes / 04. Asil / 05. Charge / 06. Rou / 07. Polar Circle / 08. Holiday / 09. Young People / 10. Noe / 11. Violence / 12. Some Things Return To Me
Aureoleが答えを見つけるまで
2012年、Aureoleの2年ぶりのニュー・アルバム『Reincarnation』は、ベースの岡崎竜太が、くも膜下出血で倒れ、けれど奇跡の復活を遂げたバンド・ストーリーを表現しきった、最高にドラマチックなアルバム。またビブラフォンが炸裂するライヴは、見る度にグルーブが増し、バンドとして大きな飛躍を遂げた年だったように思う。(実際に、OTOTOY Award 2012でも、上位にランクイン)
さて、そんなAureoleから2013年早々にOTOTOYに届いたのは、1st Album『Nostaldom』より以前の作品から、2nd、3rd Albumのアウト・テイク集まで、Aureoleのルーツとも言える作品をおさめた『Comfort : Early Recordings』。ライヴ会場以外では、OTOTOYでしか販売していない代物。8曲目の「Holiday」と12曲目「Some Things Return To Me」は、OTOTOYの震災コンピ『Play for Japan』にも提供してくれた楽曲だ。
Aureoleのリーダー、そして発起人でもある森大地が語るのは、「Spec」「Icy Cranium」「Fishes」「Polar Circle 」「Violence」「Some Things Return To Me」は、2009年のデビュー・アルバム『Nostaldom』よりも前に創られた曲達で、「やりたいことがいっぱいありすぎてわからなくなった。売れ線を意識せず、やりたいことをやろうと思って、創った曲達」とのこと。実際、エレクトロニカ色の強い楽曲が多いが、彼のセンスの良さは、当時から完成していたようで、是非、Serph等が所属するnobleから森のソロをリリースして欲しいなんて思ってしまう。また、「Asil」「Holiday」「Young People」「Noe」は、同じく『Nostaldom』よりも前に創られた曲達だが、「バンドを想定して創った曲」とのこと。時間軸的には、「Spec」等よりも後に創られている。そして、「Charge」と「Rou」の2曲は、「1stの後、2ndを作っていた時に創った曲で、2ndに入らなかった曲」とのこと。
彼は迷いの多い人だと思う。kilk recordsのレーベル・オーナーでもあるし、Aureoleのコンポーザーでもあるし、リーダーでもある。「どうすれば、売れるのか」「どうすれば、かっこいいのか」「どうすれば、もっと良い表現が出来るのか」... 常にそんな相談を彼から受けるが、その答えは、ちゃんとAureoleの曲で表現されている。エレクトロニカに進むか、バンドとして進むかを悩んでいた時期の曲達と、Aureoleをバンドとして始動させることに決めた時期の曲達、そして2ndに入れなかったその頃の曲達。世界は壮大に、「冷たい」から「温かい」に、「かっこいい」から「人間らしい」に見事に変化を遂げ、「Charge」「Rou」は、2nd Album『Imaginary Truth』から名作『Reincarnation』に続く貴重な案内板となった。本作を聴いて、迷いつづけるレーベル・オーナー森大地と、その迷いの正解Aureoleの2013年を見守りつづけるのが非常に楽しみになったのだ。(text by 飯田仁一郎(Limited Express(has gone?))
Aureoleの過去のアルバムはこちら
Aureole / Nostaldom
サウンドと一体化したヴォーカルは融け合って聞き手を別のストーリーを持った世界へ引きずり込んでしまう。不穏でダーク、ノイジーな1曲目から、美麗で荘厳、ロマンティックなラスト曲まで、豊かなヴァリエーションを披露する1st Albumを配信開始!
Aureole / Imaginary Truth
ロック、エレクトロ、クラシカル、ミニマル、プログレ、サイケ、民族音楽などを通過した楽曲は、驚くほどポップな感触で、すんなり聞き手へと浸透していくことだろう。日本語詞を独特な響きで歌い上げるイノセントなボーカル。ギター、ピアノ、ビブラフォン、フルートなどの生楽器とエレクトロニクスが織り成す絶妙なアンサンブル。2010年にリリースされた2nd album。
Aureole / Reincarnation(HQD ver.)
Aureoleの通算3枚目のアルバム。オルタナティブ・ロック、エレクトロニカ、現代音楽、アンビエント、ダブ・ステップ、ポスト・ロック、クラシック、シューゲイザーなど様々な要素を飲み込み、前作2作から、より進化を遂げたキャリア最高作。『Reincarnation』=再生、輪廻と題された今作では、前世/現世/来世、生/死、時間/空間、真実/虚構をテーマに、それらを超えた、その先の希望に満ち溢れる。
LIVE INFORMATION
Aureole & WildSideTokyo presents EXA VISIONS GARDEN
2013年1月14日(月)新宿 Wild Side Tokyo
LIVE : Sundelay / presence of soul / dive(jpn) / Aureole / fullmarkscore / camellia / prantron
open / start : 17:30 / 18:00
Adv / Door : 2,200円 / 2,500円(+1Drink)
megu presents サンガツvol.5
2013年3月23日(土)@渋谷LUSH
LIVE : texas pandaa / ジョゼ / Aureole / perfect piano lesson / asobius
open / start : 17:00 / 17:30
Adv / Door : 2,000円 / 2,300円(+1Drink)
PROFILE
Aureole
2007年結成。森大地(Vo.Gt&Prog)、岡崎竜太(B)、中村敬治(G)、中澤卓巳(Dr)、saiko(Syn & Flute)、佐藤香(Vibs & Glocken)の6人組バンド。ポスト・ロック、エレクトロ、クラシカル、ミニマル、プログレ、サイケや民族音楽などを通過した奥深いサウンドと「歌モノ」としての側面、この2つの要素が矛盾することなく融合を果たしている。2009年にNature Blissよりデビュー・アルバム『Nostaldom』をリリース。青木裕(downy、unkie)をゲストに迎えたこの作品は、各方面から多くの支持を得た。2010年には森大地が主宰するレーベル“kilk records”より2ndアルバム『Imaginary Truth』を発表。「今後の日本の音楽シーンのキーマン」と称され、一層の注目を集めた。尚、両作品とも全国のTSUTAYAでレンタルCDとしても取扱いを行っている。ライヴ活動も精力的に行っており、kilk records主催のフェス「DEEP MOAT FESTIVAL」や「skim kilk sounds」ではNATSUMEN、LOSTAGE、unkie、no.9 orchestra、sgt.らと共演。