"絶滅"しかけたNeat's――再生の物語を綴った『MOA』、ハイレゾ配信
「辞めようと思ったんです、Neat'sを... もう無理だと思って」――そう考えていたNeat'sが再生を果たし、進化を遂げたサード・アルバム『MOA』を完成させた。彼女が元来持っているポップ・ミュージックの感性を遺憾なく発揮した今作は、自信をもってNeat's最高到達地点の作品だと断言しよう。セカンド・アルバム制作後、自分を見失い、気持ちが落ちるところまで落ちたというNeat'sが、どのように成長し、今作まで飛躍したのか。そして『MOA』の壮大な世界を1曲ずつ存分に語ってもらった。また、アルバムには彼女が壁を越える契機となった楽曲「よるのいろ」の砂原良徳アレンジ・ヴァージョンがボーナストラックとして収録。OTOTOYでは24bit/48kHzのハイレゾ音源で配信です。
インタヴュー : 飯田仁一郎(Limited express(has gone?) )
ハイレゾ配信&OTOTOY限定書き下ろしブックレット付き!!
Neat's / MOA
【配信形態】
【左】ハイレゾ(24bit/48kHz) alac / flac / wav : まとめ購入のみ 2,500円
【右】wav(16bit/44.1kHz) / mp3 : まとめ購入 2,200円
【Track List】
01. MOA / 2. グレイの森 / 03. 夕暮れレコード / 04. 黄昏れに雨 / 05. よるのいろ / 06. 新世界 / 07. 海 / 08. 砂漠のスコルピオン / 09. グレイテスト・エデン / 10. wonderland / 11. クライマーズ / 12. よるのいろ ~electro circus by 砂原良徳~
☆購入者にはNeat'sが手書きで書き下ろしたOTOTOY限定歌詞ブックレット(最後のページにはコメント付き!)が付いてきます。
INTERVIEW : Neat's
辞めようと思ったんです、Neat'sを... もう無理だと思って
――本作『MOA』は、本当によかったですよ。24bit/48kHzの高音質感も、とっても気に入りました。
自分のものとは思えないくらい、良い作品だと思います(笑)。
――しかもNeat'sらしいまま、メジャーっぽい。
嬉しい。そこを目指しました。開けたポップに落とし込みたいという志は変わってないんですけど、この作品を作ってる過程で自分の心情が180度変わったので、それが大きく影響しているのかもしれないです。
――先日6月22日に行った独奏ツアー・ファイナルを観にいかせてもらったんですけど、そこでも「大きな壁があった」って言ってましたね。何があったんですか?
辞めようと思ったんです、Neat'sを... もう無理だと思って。
――どういうこと!?
単純に言うと、キャパオーバー。溢れきって破裂した状態に近いです。制作以外にも、やりたいことがいっぱいあって。自分がNeat'sを始めたときはものすごいエネルギーが溢れてて、何にも知らない、怖いもの知らずで、1番パワーがあったんです(笑)。自信があったんです。すごく大きなステージで、すごく大きなことをやらかしてるイメージがあった。でも2年くらいやって、少しずつ結果が見えてきて、「なんか違う」、「あれ? こんなもん?」って。自分が良いと思って出したものが世の中にすり合わなかったんですね。
――じゃあ、結果は満足できないものだったんだ。
満足いかないというか、「もっともっとできたのに!」って感じ。頭の中が先行しちゃって、自分が追いついてなかった。そのころは新鮮だ、斬新だって思って、美味しそうなものを試食し過ぎて、自分の本質もわからなくなってしまって。そういうときに『サウンド&レコーディング・マガジン』の企画で、Neat'sのメロディと歌を提供してくださいっていう依頼がきて(注1)。そのとき「私だってかっこいいアレンジできるもん!」って、洋楽っぽいメロディで、がっつりアレンジしたものをスタッフに提出したんです。そうしたら「アレンジはできてるのかもしれないけど、肝心のメロディがグッとこないね」って言われて。すごく自信のあった曲だから「これでダメなら無理! もう辞めたい!」って(笑)。メロディから作るのがポップ過ぎるんじゃないかって懸念があって、そこに踏み出せなかったんです。元々そういう育ちがあるから。
注1 : 『サウンド&レコーディング・マガジン』2013年6月号の付録CD連動特集「マジアル・アレンジメント・ツアー! 2013」にて、Neat's「よるのいろ」のヴォーカル・トラックを八王子P、CHOKKAKU、砂原良徳、そしてNARASAKIの4名がそれぞれアレンジした企画。
――そういう育ち?
歌謡曲みたいなメロディが血に流れてるんです。でもそれをやってしまうと、あまりにも歌謡曲っぽくてダサいだろうと踏み出せなかった。でも腹を割って、「本当にこのメロディ、グッとくるな。キュンとするな」っていうのに正直に作ったら、「めっちゃ良いじゃん! これだよ」って(笑)。それが自信になりましたね。無理矢理かっこつけようとしなくてもいいのかなと思ってメロディから作り出したら、わしゃわしゃ出てきて。
――『Bedroom Orchestra』(注2)とは、作風が違いますもんね。
そうですね。あれも自信になったきっかけのひとつです。絵本は自分のなかで小さいころから1番やりたかった夢なんです。逆に言うと、そのネタを出してしまったら、もう何も切り札が無い状態だったんですよ。絵本は自分を表現する為の最終手段だと思ってたから。これで終わるんだって思って出したら、ものすごく評判が良くて。あのときにヴィジュアル・チームとも出会えて、女の子だけのライヴ(注3)も成功することができて、色々ビックリしたんですよ、「今までの反応と違うぞ?」って。その反応で、これで良いのかなって思えました。
注2 : OTOTOYとの連動企画、Neat'sの2.5thアルバム『Bedroom Orchestra』。Neat'sが想い描くストーリーをよりリアルに、より鮮やかにお届けする8ヶ月に渡るマンスリー企画。2013年6月から2014年2月まで、毎月22日に楽曲配信&デザイナー・Tomoyoによるアートワークとともに描かれたストーリーを電子書籍サイトBCCKSで公開。8ヶ月後、8曲分の楽曲(+ボーナストラック)が収められたCD、アートワークとストーリーが収められた絵本が入った素敵なボックス・セットとして購入者の手元に届く企画。
注3 : 2014年3月2日に開催された女子限定イヴェント「Bedroom Orchestra リリース・パーティー」。デザイナー・Tomoyoをはじめ、ヘアメイク、ネイリスト、空間アーティストなど、様々な才能を持った女の子クリエイターたちが一夜限りの「体験版『Bedroom Orchestra』」を演出。Neat'sの独奏ライヴはもちろん、撮影のドキュメント&小道具や衣装の展示、インスタレーション、朗読、手作りグッズの販売、お菓子のプレゼントが用意された。
――あのころはまだまだ妄想家でしたよね?
そうですね(笑)。私は音にがっつり救われてきたというよりも、全部妄想の世界に救われてきた人だから。
――いまはもう妄想のNeat'sではなくなった?
んー… それがね、いまはエネルギーに溢れてるし、感覚としては小学生に脳みそが戻ってる感じなんです(笑)。だけど、現実的なことも1回踏まえたから、1、2年前にしていた妄想とはちょっと違う気がしますね。ヴィジュアル・チームと出会って、こういうことをやりたいって投げかけて、ちゃんと現実のなかに具現化する方法を見いだすようになったのは、明らかに違う。
”モア”に自分を重ねて、絶滅する生き物である自分が、不死鳥になれたら幸せなのかなぁって妄想を巡らせたんですよ
――2枚目までひとりでしたもんね。人とやることに出会って、Neat'sの世界観はどうなりましたか?
私にできることと、できないことがよくわかりました。
――できることはなんですか?
妄想です。(きっぱりと)
――(笑)。そんなことないですよ、あんなに良いメロディがつくれるのに。
それは武器にしたいですね。でもそれも妄想なんですよ、私の場合。今回の『MOA』をつくるときも、いっぱいいっぱい何十曲も曲をつくって、人の曲と混ぜて自分の曲を流して聴くようにして。そのとき、自分の曲とは思わずに涙が出たり、鳥肌がたったものだけを選んだんです。それぐらい、自分のなかに入って作ったメロディだからこそ、いまは自信があるし、これは人の心が震えるメロディだって思う。自分が震えるまで向き合ったからなんだと思うんですけど、それは妄想でできたメロディです。
――逆にできないと思ったことはなんですか?
技術的な面ですね。2枚目まではエンジニアに「ウォッシュド・アウトの、このスネアのこのローの感じを出してほしくて」って説明してたんですけど、それをすっぱりやめたんです。そうやってかっこつけるというか、本当はわかってないクセに、良いとこ取りするのは嘘くさいと思って。「砂嵐のようなギターなんです」って伝えるほうが、私の気持ちが入るし、結果的に伝わるんだなって。これも、『MOA』の打ち上げのときに、エンジニアの柏井(日向)さんと話したんですよ、伝え方について。そしたら「ゆいちゃん、前はベースがどうのこうのって言ってたけど、実は一切無視してたんだよねー」って言われて(笑)。
――(笑)。
「えっ、そうなんですか!!」って。やっぱ大人はすごいな、って思いましたね。私、踊らされてるなって思いました(笑)。
――完全に踊らされてますね。
そうなんです。だから同じフィールドで戦うのをやめたんです。だったら、大人ができないことをやってやろうと思って。「砂漠の渦が~」とか、「滝の音みたいな感じで」とか言うと、みんな「えっ」ってなるから。だからダサイかもわかんないけど、自分の思う言葉で、自分の思う良いものを、最大限ぶつけることに集中しました。
――すばらしいですね。できることとできないことってそういうことですよね。
それに評価が伴った、っていうのが大きかったですね。『MOA』の反応もそうだし、チームになってくれたスタッフみんなが、その妄想に対して「良い」って言ってくれたり。特に同世代の女の子のなかに私はずっと入れなかったから、ヴィジュアル・チームの女の子たちに「その気持ちわかる!」とか、「その感じね、わかるわかる! ふわふわしてる感じでしょ」って共有できたことはすごく救われたんです。
――なるほど。アルバムに的を当てて訊きたいのですが、”モア”って絶滅した恐鳥なんですよね。「インスピレーションもらった」と言ってましたが、どんなインスピレーションをもらったんですか?
すごく気持ちが落ちてるときに、DNAの図鑑とか、深海の生物の図鑑とか、絶滅動物の図鑑とか、そういうのを収集するのに時間を費やしていて。
――落ちすぎじゃないですか(笑)。
自分も絶滅する気持ちでしたから(笑)。絶滅する瞬間ってどんな感じなのかなって。どんな動物が絶滅していくんだろう、って。やっぱりいま生きてる動物たちとちょっと違うと絶滅しちゃうんですよ。体が大きすぎるとか空が飛べないとか。みんな何か欠陥を持ってるから絶滅するんだと思ったら妙な共感を覚えちゃって。そのなかで”モア”って響きにピンときて。鳥もすごく好きだったし。”モア”に自分を重ねて、絶滅する生き物である自分が、不死鳥になれたら幸せなのかなぁって妄想を巡らせたんですよ。でも、全然幸せじゃなかったんです。
――幸せじゃなかった?
はい。みんなは自然と「さよなら」って笑顔で土に還っていくなかで、ずっと恐い顔して地球の上に立っていると考えたら全然幸せじゃないと。私は前から、みんながどんどん大人になっていって、社会に揉まれて何か忘れて生きていくのをみていて、自分がそうなるのがどうしても嫌だったんです。何かを忘れるならずっと大人になりたくないって自分を閉じ込めてたんですね。それもコンプッレクスのひとつだったんです。そうやって永遠に変わらないことや何もなくならないことに憧れてきたけど、いつかなくなるからこそ美しさがあるんだ、って思ったらほわっと心がほどけていったんですよね。だからモアも、モアのまま死んでいいんだって。欠陥があって死んでしまうけど、自然なことなんだって。だったら私も自然なまま、死ぬほど生きたいって気持ちが溢れてきたんです。
――このアルバムは「MOA」から始まったんでしょうか?
そうです。死ぬ程生きてやりたいってときに、アルバムの世界観とストーリーと伝えたいことが決まりました。
「よるのいろ」はずっと焦がれてきた"あの子"が死んで、大人になる瞬間
――”ストーリー”という言葉がでましたけど、『MOA』ではどういうストーリーや映像を思い浮かべていたのか、細かく訊いてもいいですか。
はい。すごく長いんですけど…。
・「MOA」
「MOA」は大陸がはじまるときのような映像からスタートしてます。太陽が出てきて、さーっと世界が照らされている。「MOA」は大陸の名前だと思ってるんですけど、「MOA」では誰もが死んで、世界は再生へ向かってるんです。私だけが不死鳥として取り残されて、死んでいく森や、生きようとしている葉っぱとか、その景色を眺めながら歩いてる。取り残されたといってもそこでは悲しんでるわけじゃなくて。「絶滅しようしていたモアが不死鳥になれた! なんてすごいんだ!」ってよろこんでる。これは歓びの歌なんです。
・「グレイの森」
でも世界は終わりに向かっていて、みんなは死んでる。森のなかへ行ったら、ざわざわざわざわ… ってして、暗くて、自分の気持ちを伝える人が誰もいないことに気が付くんですよ。"グレイ"っていうのは、世界が灰色に染まって、自分が死んじゃうような気持ちのことなんです。「誰もいないって、孤独っていうことかい」って、気が遠くなっていく。
・「夕暮れレコード」 / 「黄昏れに雨」
その朦朧としているなかで記憶が甦ってくるんですよ。すごくきれいな夕日を見たことを思い出して、「ああ、お父さんに会いたい。お母さんに会いたい」と、みんなと生きていた自分の日常を思い出す。そのうち、黄昏れに雨がしとしと降り始めるんです。本格的に人肌恋しさが募るけど、「私たちはみんな違う生き物で、違う命なんだ」って気付くんです。それに美しさを感じつつも、やっぱりそれはすごくつらいなぁって。自分らしく生きるってなんなんだろう、って考えているうちに夜になる。
・「よるのいろ」 / 「新世界」
雨は星に変わって、キラキラきらめくんですよ。”あの子”っていうのは、「子供の心」なんです。「よるのいろ」はずっと焦がれてきた"あの子"が死んで、大人になる瞬間なんですよ。でもその代わりすごく星はキラキラしてて、ずっと焦がれていたものが星になって浄化されて、とてもポジティヴな気持ち。「わたしはそういう人なんだ」って受け入れて、新しい世界をつくるために大人の一歩を踏み出す。
・「海」
で、海が生まれる。ここらへんからは心持ちも大人になってるんですよ。”いま”の自分が、子供たちを見ているんです。子供たちが笑っている姿を見て「あの子たちもじきに大人になっていくし。そういうことなんだなあ、なんてちっぽけなことだろう、私たちって」っていう、悟りを開きます(笑)。
・「砂漠のスコルピオン」 / 「グレイテスト・エデン」
そうしていると宇宙船がやってくるんです。ぶあっと砂をまき散らして着陸しようとしてて。それを見上げて「まだ私は連れて行かれたくない、やりのこしたことがあるから、連れてかないで!」って言って、妄想の世界へ。
・「wonderland」
そのうち、妄想のなかで浜辺にいくんです。最初に日の出を見た場所で、夕日が沈んでいくのを見ている。太陽がどんどん沈んでいって、自分も、どんどんナチュラルになっていくんです。裸になっていくというか。鳥だったものが、こう… “生物”になって、なんの飾りもなく、生まれたまんま。深い呼吸をして、陽の光を浴びて、体のなかが満たされていくような、洗われていくような気がして涙が出ちゃう。心が震えている瞬間なんです。
・「クライマーズ」
そうやって「世界って一瞬だけど美しいじゃん!」って言ったら神様の声が聞こえてくるんです。「平和を問い続ける聖者よ。人を殺してしまった罪人もいる。 でも朝日を運び続けている天使もいる。君はなにものにもなれない」って諭されて、「ああ……、そういうことなんですね」っていって終わるんです…。
――すごい! (拍手) アニメつくりましょう、アニメ。
ね! 手塚治虫が生きてたらな~!
――いや本当にそうですよ。この物語が視覚的に見えたらかなりいいですね。
そうですね。いまお話したようなことを具現化したいなあ、と思います。なんらかの形で。映像も来月から撮り始める予定で。洞窟みたいなトンネルにこもる予定なんですよ(笑)。そのヴィジュアルを見てもらって、また味わい方が変わると思うし。本当は舞台化とかしたいです。四季とかいいと思うんですよね。シルクドソレイユのがあってるかな?
――いや、あの... 最初は下北沢の小劇場から始めましょう(笑)。
あ、そうですね(笑)。あぶない、また絶滅したくなっちゃうところでした。でもそうやって、Neat'sは音楽だけじゃないので。一歩入ったら「Neat'sの世界に入ったんだ」ってそう思ってもらえる世界をどんどんつくっていきたいです。
Neat's 過去作品
Neat's / Bedroom Orchestra データ版 ~気軽な配信データのみ~
OTOTOYとの連動企画、Neat'sの2.5thアルバム『Bedroom Orchestra』。小さな少女と大人の女性のあいだで揺らぎ衝突する不安定な心を、"ナイーブ"という主人公の旅に沿って、アートワーク、ストーリー、そして音楽で展開するプロジェクト。「気軽な配信データのみ」版は、下記chapter.1〜8までの楽曲をダウンロード&電子書籍BCCKS内にて『Bedroom Orchestra』のアートワークとストーリーをお楽しみいただけます。
Neat's 『Bedroom Orchestra』Archive
>>chapter.1「Hello, Alone」
>>chapter.2「スロウモーション・ファンタジーズ」
>>chapter.3「BBB」
>>chapter.4「首飾り」
>>chapter.5「モダンタイムス」
>>chapter.6「苦いコーヒーに溶けないでシュガーキューブ」
>>chapter.7「ミス・クラウディの場合」
>>chapter.8「惑星」
USインディ・シーンの影響を伺わせるセカンド・アルバム『MODERN TIMES』。戸高賢史(ART-SCHOOL)を迎えたアナログ・バンド・スタイルと、宅録度数100%の楽曲がパッケージされた1枚。
LIVE INFO
Neat's Dream Band Tour 「MOA」
2014年8月3日(日)@仙台PARK SQUARE
2014年8月9日(土)@名古屋APOLLO BASE
2014年8月10日(日)@大阪Pangea
2014年8月30日(土)@新代田FEVER
PROFILE
Neat's
新津由衣によるソロ・プロジェクト。 作詞・作曲・編曲を自ら手がけ、Bedroomから発信する変幻自在のファンタジー。 アートワークや作品のディストリビューションも自ら手がけるD.I.Y.な活動も話題になっている。 バンド・スタイルでのライヴと並行して、"Bedroom Orchestra"と称した、ループ・マシーンやサンプラーを駆使した独奏スタイルのライブも精力的に行っている。