6ヶ月間、6回に渡ってロック・パーティのFREE THROWを追っかけた。『成り立ち』『軌跡』『未来』『クラブ・カルチャー』、そして何故か『神啓文』まで(笑)。とてもクールなのにどこか変テコな弦先誠人、スター性バリバリなのに家もない神啓文、屋台骨なのにOTOTOYにさえ辿りつけないタイラダイスケ。会う度に個性的キャラクターの3DJが好きになった。ロック・パーティの最高峰とえらそうに銘打ったこの企画。何故最高峰なんだろう? それは愛すべき3DJが、音楽を楽しんでいること、そして人にとても優しいからだった。DJは人を表す。こんな単純なことを彼らは気づかせてくれた。願わくば、あと10年は続いて欲しい。何故なら、こんな最高のパーティは、いつの時代だって必要だからだ。彼らは、THE BLUE HEARTSの「人にやさしく」が良く似合う。

インタビュー&文 : JJ(Limited Express (has gone?))

FREE THROWが紹介する今月のバンド!

Penetration

thatta

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Message from タイラダイスケ
まだFREE THROWで一緒にやった事はないんですが、人間的にも音楽的にもすごくParty感あるんで、いつかやりたいなぁと思っているバンドです。バキッとした部分とPOPな部分がすごくバランス良いなぁと思います。

thatta Profile
もはや成熟した感のあるいわゆるJ-ROCKシーン。thattaはその枠の中で音楽をやることに魅力を感じなくなった。そして今、ロック地政学的にみてUK、USのロックを対等に咀嚼できる日本という環境を最大限に活かした音楽を作り出している。マッドチェスターや'90年代USオルタナを通過して、結果出来上がった日本人離れした日本人らしいバンド。これが正解であることを体感してほしい。
様々なジャンルを消化させた楽曲とステージ上の3台のシンセサイザーがトレード・マーク。海外バンドのようなダイナミックなライヴ・パフォーマンスで都内で活動中。

official website

thatta『Penetration』のフリー・ダウンロードはこちらから!

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最終回『FREE THROWのかっこよさ』

――さて、今日のテーマなんですが… 。

タイラダイスケ(以下、タイラ) : 前回は誠人さんがいかに変わっている人かってところで終わってましたよね。

――その話は後でゆっくり聞くとして(笑)、日本のロック・シーンについて話を伺いたいと思います。FREE THROWの3人が日本のバンドを聴いてグッとくるラインはどこにあるのでしょう?

タイラ : 説明しにくいんですけど、FREE THROW的な価値観があるんですよ。the telephonesとかのダンス・ニューウェーヴっぽいものばかりが好きという訳ではなく、過去にFREE THROWに出てもらったバンドだとsleepy.abSEBASTIAN X、出てないけどオワリカラも好き。そこの基準が何なのかと言われると… 何でしょう。
弦先誠人(以下、弦先) : 新しい日本のバンドを見る時に俺が一番重視するのは、音楽的なジャンルがどうこうよりもフックがあるかないかですね。

――ひっかかるかひっかからないかってこと?

弦先 : それもあるけど、要は残るか残らないかなんです。FREE THROWが絡むバンドはジャンル関係なくみんなフックがある。
タイラ : うん、説明できないけどありますよね。
神啓文(以下、神) : 俺もそうですね。「これ頂戴」って言って欲しいものをくれるバンドも好きなんだけど、思ってたのと違うものをくれるバンドも好きなんです。「あら? 何だこの人たちは」ってなるんだけど、その時にひっかかる感じがある。

――逆にひっかからないのはどういうバンド?

タイラ : 俺は第一印象が結構大きいですね。初見でどんなにヘタクソなライヴをしてても「これいいな」って思ったら2人に紹介するし。何でもFREE THROWに出てほしいという訳ではないんですよね。

――では、DJの目線から見て今の世界の音楽シーンをどう思いますか?

タイラ : これだ! っていうのは今はないかな。
弦先 : 焼き増しばっかりな気がする。その焼き増しの連続の中でドンっと何かが生まれたり起きたりすればいいけど、その衝撃もしばらくないですよね。
神 : 確かにつまんないのかもしれないけど、それも結局は個人の趣味ですしね。自分の趣味に合わなかったらつまんないだろうし。でも「なんじゃこりゃー! 」って何かに衝撃を受ける感覚は、若い子達に比べてどうしても俺らは薄くなってる気がする。
タイラ : よっぽど斬新じゃなきゃないですよね。この年代に音楽聴いてた人は誰しも通るって代名詞的なバンドもここ5年ぐらい出てきてない気がするし。その意味では3人揃って「うおっしゃー! 」ってなる曲も年に数曲ぐらいしかないような気がしますね。
弦先 : でも、こないだのCOLDPLAYは来たね。

――COLDPLAY(笑)?

弦先 : いやいや、新曲超いい!
タイラ : 俺、今まで一回もCOLDPLAYをちゃんと聴いたことがなかったんですけど、凄まじく良い!
弦先 : いわゆるまったりな歌ものではなくて、もっとアッパーなんですよね。かといって下品でもなく… ああ、もう(笑)!
神 : ダンスっぽいし上もの綺麗だし、途中テムズっぽくもなるし、一曲で美味しいところ全部持ってった感じ。これをこの人たちがやるのかと考えると、かなり新鮮に聴こえますよ。

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――そういうアンセムみたいなのって、最近のバンドはある?

神 : ないですね。フロアをまとめ上げるような曲は。
弦先 : 曲がないというよりかはもっと全体的な話だと思う。単純にセールスが伸びないかじゃないですかね。みんなが聴いていないからどんなに良い曲でもアンセムにはならない。
神 : 「アンセムかけるのださい」みたいなのない? 「それかけるんかい! 」みたいな。アンセムも変な期限がある気がする。出てすぐだともちろんハマるんですけど、4、5カ月経ってから「イエ―イ! 」ってやるのは、果たしてださいのかかっこいいのか。かけ方にもよるか。
弦先 : おれ、こないだ久々にDaft Punkの「One more time」をかけたんですよ。
一同 :
弦先 : 自分で「だっせー」って思いながらかけてたんだけど、若い人だときっと知らないから新鮮に聴けるかなと思って。

――さすがにその曲は聴いたことがあるでしょう(笑)!

弦先 : いやいや、知らない人いますよ?
タイラ : 一周回ったポイントの見極めが難しいんですよね。俺、Oasisをちゃんと聴き始めたのって最近なんですよ。だから今、すごい素直で新鮮な気持ちでOasisかけてますからね(笑)。

――(笑)。Oasisはダサい、ダサくないのギリギリのラインをもう超えてる?

神 : 超えたと思う。
弦 : うん。

――RADIOHEADは?

神 : 全然かけます。
弦先 : 元々がフロア向けの音楽じゃないから、そういうのをやるかっこよさはある。
タイラ : Klaxonsとか最近全然かけてないですよね。
弦先 : あの時期のが一番危ない!
タイラ : それこそ、ニューレイヴは今かけちゃだめなんですよ! OTOTOYさんのFREE THROW連載の見出し「3DJが切り開いた日本のニューレイヴ・ムーブメント」なんですけど(笑)。

――(笑)。The Chemical brothersは?

弦先 : 無いなー… 新譜だったら全然オッケー。

――Blurは?

弦 : かっこいいから大丈夫!
タイラ : どっちも個人の趣味じゃないですか(笑)!

――Klaxonsの前となると… 。

弦先 : The LibertinesやThe Strokesなら、今上手にかければ逆に新鮮。FRANZ FERDINANDはどうだろうね?
タイラ : この前新宿ROLLING STONE(以下、ストーン)でFRANTZがかかった時に「やっぱ良い曲だなー」って思いましたよ。

――FRANZもありなのか。

タイラ : 感覚的なものですけどね。でもこれがFREE THROWの感覚なのかもしれない。他のパーティーだったらニューレイヴかけてももしかしたら全然盛り上がるのかもしれないし。そこは分からないですね。

――The Stone Rosesは?

弦先 : 永遠ですよ。
タイラ : The Smithsは?
弦先 : かけちゃだめです!
神 : いや、かけますよ。
タイラ : 誠人さん、The Smithsには思い入れ有り過ぎで逆にかけれないっていう(笑)。

トータル・パッケージとして筋が通ったものにしたい(タイラ)

――やっぱりそういうラインってあるんですね。3人が思うDJのかっこよさって何なんでしょう?

弦先 : 音楽をよく知っている人のDJはかっこいいなって思います。この人はこういうのが好きなんだろうなっていうのが見えてきたところで、その歴史を辿って軸を作っていったり、流行りものを取り入れたり、1時間のDJで大体そういう顔って見えてくるんですよね。そういう幅のあるDJができる人は音楽を知ってる人なんだと思います。例えばチャーベさん(松田岳二)にうちでやってもらったことがあったんですけど、基本四つ打ちなんだけどふとした瞬間にWeezerをかけるんです。それですごい盛り上がって、これって音楽に対する愛情が無いと出来ないことだなって思います。

――神さんは?

神 : ぴょんぴょん自分の好きな曲をかけてしまうから、もっとお客さんの目線に立ってDJできるようにならないとなって思います。お客さんが酒飲んでDJに身を任せてる中で、きっちり流れ作って一曲、二曲でボン! とピークつくれる感じ。その人の一時間を任せてもらえるようなDJはかっこいいですよね。
タイラ : トータル・パッケージですよね。DJの内容だけじゃなくてマイクを入れたり立ち振る舞いも全部含めて。

――みんなが知っている曲と知らない曲のバランスってどう考えてます? 俺は「DJなんだから知らない曲を聴かせてくれよ」って思う方なんですけど。

神 : どうなんでしょうね。そういう人がFREE THROWの現場にどれぐらいいるのかにもよる。最近はたまにリクエストをとったりするんですけど、それは逆の行為ですよね。知ってる曲を確かめてからかける。でもこれが好きだったらあれも好きだろうなっていうリサーチにもなるんだけど、それをやっちゃうとフロアの反応が見られなくて寂しくなるんですよね。

――タイラさんにとってのDJのかっこよさは?

タイラ : 色んなかっこよさのパターンがあると思うんですけど、共通して言えるのはオリジナリティかなあ。俺が好きな曲であれば有名か無名かは気にしない。自分の音楽に対する気持ちに正直で、それが下世話にならないように見せる。これはバンドを見る時と同じ基準なんですけど、本気っぽい人が好きなんです。だから俺もできるだけ素直に、本気で好きなものだけかけようと思ってます。それをトータル・パッケージとして筋が通ったものにしたいというのはありますね。

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――3人が思う日本で一番かっこいいDJって誰?

弦先 : FREAK AFFAIRというパーティーで回している大沢睦生さん。お客さんの時からずっと見てて、すごい憧れている先輩ですね。打ち込みのセンスもあるし、アンセムをぶっ放す感覚がすごいんですよ。

――神さんは?

神 : それこそ色んなパターンがあるんですけど… 誰だろう。
タイラ : 一人ってなると難しいですね。
神 : ストーンの社長とか、かっこいいですよ。

――えっ!? ストーンの社長ってDJなんですか!?

神 : 未だに現役です。The Rolling Stones多めにかけるんですけど(笑)、かっこいいんですよ!

――結構な年齢ですよね!?

神 : 69歳で、このあいだ「やっとロックになった」って言ってました。

――何を言うてはるんですか(笑)!

タイラ : 去年ストーンの38周年PartyにDJで呼んでもらって回した時に、社長がストーンズをリクエストしてくれたんです。するとストーンのDJたちが「社長のリクエストはすぐかけなきゃいけない! 」って言って、前の曲がかかってたんですけどミッチー(西村道男)が走ってレコード持ってきて「すぐかけろ! 」って(笑)。で、かけると「タイラくん、見て! 社長めっちゃ踊ってる! 」
一同 : 爆笑
タイラ : 「タイラくん、社長踊ってるの見るのあがるでしょ? 」「うん、あがる! 」つって(笑)。そこからちゃんとリズムを合わせて次の曲をかけると、「タイラくん、見て! 社長まだ踊ってる! 」(笑)。
神 : ちゃんといい感じに繋げるとそのまま踊ってくれるんです。あとストーンのアニバーサリーで、社長がDJする時に機材がトラブってみんな焦ってばたばたしてたら、どーんって社長がマイク持って「いくぜベイベー」て言って曲をかけたらしい。「いくぜベイベー」が似合うのはベンジーかチバユウスケか社長ぐらいですね(笑)。
弦先 : かっこいいなー!
タイラ : うん、かっこいい!
神 : それもかっこよさですね。

――もちろん、完璧なかっこよさです! ではタイラさんは?

タイラ : チャーベさんのDJは技術的にもアイディア的にもすごいですよね。コアな方もマスな方も喜ばせることができる。あと、LONDON NITEも昔から好きで、大貫憲章さんがSEX PISTOLSをかけて、シンプルなんだけど「でもこの人がかけると何か違う… 」っていうかっこよさもある。どっちも憧れますね。

「どん! 」と何かが来るだろうなっていうのを感じてる状態(神)

――みなさん、FREE THROWをあと何年続けようとかは考えてますか?

弦先 : どうですかね。俺、FREE THROWが初めての自分のパーティーだったから、始めた頃は「これがダメだったらDJやめよう」ぐらいの気持ちだったんです。かと言ってこれから10年続けたいとかいう気持ちがある訳でもなくて、もしかしたら明日辞めてるかもしれない。わかんないですね。

――神さんは?

神 : 俺もいつまでDJやってるかわかんないですよね。俺が一番危ういかも。先の事は何も考えてません。
タイラ : とりあえずうちに引っ越してくるってことは決まってます。
一同 : 爆笑
弦先 : 神くんが家に居るメリットは、掃除をすごいしてくれるとこだよ。うちに来た時は風呂掃除してくれた。家事好きなんだよね?
神 : 違う違う、行ったら俺しばらく居ちゃうから悪いなと思って。

――何でしばらく居ちゃうつもりなんですか(笑)! … 今そんな話でしたっけ?

タイラ : 10年後のことはわからないけど、来週中に俺んちに来ることは決まってるってところですね(笑)。

――(笑)。神さんはFREE THROWのこれからをどう考えてますか?

神 : どうしようとかはないですね。待ってる状態です。

――何を?

神 : どん! って降りてくるのを。

――何が(笑)?

神 : 何か… 待ってるんですよね(笑)。何かが起きるのを。何も起きないままやってるのが常で、もう一回「どん! 」と何かが来るだろうなっていうのを感じてる状態。

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――FREE THROWをやっていて、過去にそういうのが一回あったってこと?

神 : うん、最初の方に。明らかにベクトルが上がった瞬間があったんですよ。
タイラ : 動員の話ではなく、それよりも「来たー! これだー! 俺らこれやる! 」って思わせてくれるものですよね?
神 : それも急に来るんじゃなくて、今やってることの流れの中に必ず来るはずなんですよ。悩む事もあるけど、その時のための今なんだって思いながら続けてる。来年までにはこれをやってあれをやってっていう流れを作ってくれるのは、この人(タイラ)がちゃんと掴まえてくれるから大丈夫。じゃないととっちらかっちゃう。

――タイラさんは?

タイラ : 最初から大きなものを目指そうというのではなく、毎月続けていく流れの先に、自然な形で大きなイベントがあるという感じなんですよね。地震で流れちゃったけど3月に予定していたSTUDIO COASTもそんな感じで、「今の勢いならやれる」「ちょうど50回目だし」「じゃあコンピも出そう」というのが重なったんですよね。今年の下半期もたくさん地方に行く予定が立ってるんですけど、それもたまたま声かけてもらえたから。でも流れに身を任せるだけじゃなくて、やるならちゃんといいものを作る。そんな中でブラッシュ・アップされていって、この流れの先にまた来年STUDIO COASTでリベンジを、と考えています。

――年内は地方を回りつつ、来年にSTUDIO COASTがあるという状態。

タイラ : やりたいですね。そのためにはもう一つ何か知名度が上がるアイディアを出さなきゃいけないし、ただ焼き直しするのはつまらないので、何か要素を付け加えたいんですよね。野外イベントとかもやりたいし、色々と考え中です。

受話器から聞こえてくる自分の声が他人の声に聞こえた(弦先)

――では最後に、誠人さんの強烈なエピソードを話してください。

タイラ : 俺もあんまり知らないから聞きたいんですよ、誠人さんが引きこもりだった時代の話(笑)!

――引きこもってたんですか!?

神 : 2年ぐらい人と喋ったことがなかったっていうのは聞いた事がある。
弦先 : 聞いても何も面白くないですよ(笑)。18歳で高校を卒業して、大学も決まって上京したんだけど、その親からもらった入学金でとりあえず暮らせるなって思って、結局大学は行かなかったんです。
神 : 学校行かないでその金で暮らしてたの?
弦先 : そうですね。親は大学行きながらバイトしてると思ってたんじゃないかな。そこからずっと音信不通だったから。

――(笑)。

弦先 : で、部屋の中でずっと音楽を聴いてた。
タイラ : 何を聴いてたんですか?
弦先 : その時はThe Stone RosesからThe Smiths、Oasisももちろん聴いた。

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――家から出ないでずっと音楽を聴いてたんですか?

弦先 : 飯食う時は外に出ましたよ。
タイラ : その時も音響は今の誠人さんの家にあるボロボロのラジカセですか?
弦先 : ちゃんとスピーカーだったよ。でも小さい部屋だから大きい音を出すと怒られるんですよ。で、気分よくなるとOasisを熱唱する。
一同 : 爆笑
弦先 : するとアパートに「最近この辺りにうるさい部屋があります」って貼り紙がされてて、明らかに俺の事で肩身の狭い思いをしてましたね。
タイラ : 誰のせいですか(笑)?
神 : オアシスのせい(笑)。髪が腰ぐらいまであったんだよね?
弦先 : ちょうどオウムの事件があった頃だし、外出たらつかまるんじゃないかってぐらい怪しい風貌だった。で、途中でもちろん金が無くなるじゃないですか。家賃半年ぐらい溜まって「居るのは分かってるんだよ! 」ってドアをドンドンされて、そういうのをやり過ごしながら生活してました。

――やり過ごせるものなんですか?

弦先 : やり過ごしました(笑)。でもいよいよ生活も出来なくなって髪を切ってバイトを始めたんですけど、電話で面接の応募をするじゃん。2年ぐらい自分の声を聞いてなかったから、受話器から聞こえてくる自分の声が他人の声に聞こえた(笑)。
一同 :
弦先 : 俺、標準語じゃん。田舎に居る時は方言だったんですけど、2年経って喋ったら標準語になってた(笑)。テレビ見てたせいかもしれないけど。
タイラ : 誰とも喋んないで、2年?
弦先 : お店で店員に「これください」ぐらいは言ってたけど。でも引きこもりとかそういう暗いイメージじゃないですよ。
タイラ : その2年間はめっちゃ楽しかった?
弦先 : 退屈でしかたがなかった。
神 : 18、19の頃でしょ? 毎日悩んでばっかりの年頃じゃん。
弦先 : いつ死のうかぐらいのことは考えてたね。

――暗いじゃないですか(笑)!

弦先 : 暗くないですよ(笑)。

――で、バイトし出してまっとうになった?

弦先 : でもなあー… やっぱりちょっといかれたままだったと思います。この傷とかも… 。
神 : 「HATE」って刻んでるんですよ。若い時に。だから酔うと赤くなってHATEって出てくるんです(笑)。
一同 : 爆笑

――何でHATEなんですか?

弦先 : いや、なんかそういう気分だったんですよ。そこからバイト始めて健全に生きて、CLUB SNOOZERに行くようになって、そこから人生が開けてきた。
神 : パーティーに遊びに来てる所を俺がヘッドハンティングした。「こっちにきなよ」って(笑)。

――で、今度はタイラさんが神さんを家にヘッドハンティングしたんですね!

タイラ : いや、「こっちにきなよ」じゃなくて「君んちに行くから」っていう逆ヘッドハンティング(笑)。
弦先 : 色々真面目に話したのに、最後の最後で台無しになったんじゃないですか?

――神さんの引っ越しの話で既に台無しなんで大丈夫です(笑)。 6ヶ月間ありがとうございました!

一同 : ありがとうございました(笑)。

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FREE THROW /// NEWS!

『FREE THROW ENOSHIMA』へ3組6名様を無料ご招待!
2011/08/26(fri)@江ノ島 鎌倉湘南腰越海岸海の家KULA
open / start 14:00(予定)
close 21:00
adv. 2000yen(1drink別)
door. 2300yen(1drink別)
GUEST LIVE : 岩本岳志(QUATTRO)、ヒサシthe KID、Dorian、and more!!
DJ : 弦先誠人(puke!)、神啓文(Getting Better)、タイラダイスケ(soultoday)
【応募方法】
件名に「『FREE THROW ENOSHIMA』に行きたい! 」、本文に氏名、住所、電話番号をご記入の上、info(at)ototoy.jpまでメールをお送りください。
応募締切 : 2011/08/22(mon)
当選者の方には、追ってメールにてご連絡します。
※あらかじめinfo(at)ototoy.jpからのメールを受信できるよう、設定ください。

『Kings Vol.3』
2011/08/23(tue)@新木場STUDIO COAST
OPEN 16:00 / START 17:00
adv. 3000yen(1drink別)
door. 3500yen(1drink別)
LIVE : The Brixton Academy、QUATTRO、the telephones、PILLS EMPIRE、THE BAWDIES
DJ : FREE THROW

『COLOURS×FREE THROW』
2011/08/31(wed)@新宿ROLLING STONE
19:00~21:00… CHARGE FREE!!
21:00~ALL NIGHT… 200yen + 1Drink Order
DJ : 小倉健一、神啓文
GUEST DJ : 弦先誠人(FREE THROW)、タイラダイスケ(FREE THROW)

『the chef cooks me BAND 「PASCAL HYSTERIE TOUR」』
2011/09/04(sun)@新代田FEVER
open 17:30 / start 18:30
adv. 2500yen(1drink別)
door. 3000yen(1drink別)
LIVE : the chef cooks me BAND
GUEST LIVE : cero
DJ : FREE THROW

『HighApps20110907』
2011/09/07(wed)@新代田FEVER
open 18:00 / start 18:30
adv. 2500yen(1drink別)
door. 2800yen(1drink別)
LIVE : avengers in sci-fi、white white sisters、The Flickers、and more!!
DJ : FREE THROW

『タイトロープ10周年記念 Synchronized Rockers Q』
2011/09/09(fri)@名古屋タイトロープ
OPEN / START 22:00
ticket : 2500yen(1drink込)
Free Drink : +2000yen
LIVE : TWOFOUR
DJ : 野垣内 (Synchronized Rockers)、M!-Ke(Synchronized Rockers)
GUEST DJ : 弦先誠人(FREETHROW/puke!)、神啓文(FREETHROW/Getting Better)、タイラダイスケ(FREETHROW/soultoday)、Shinsuke(Stereo Genes)、Shohei(Stereo Genes)、Yoshimura(Stereo Genes)、TAMAYAMAN(KaTie)、DCO(FIX!!)、SaHo(FIX)

『BAYCAMP 2011』
2011/09/10(sat)ALLNIGHT@川崎市 東扇島東公園
open 14:00 / start 15:00
adv. 6000yen(1drink別)
door. 6800yen(1drink別)
LIVE : あらかじめ決められた恋人たちへ、Dragon Ash、MO'SOME TONEBENDER、MONICA URANGLASS、OGRE YOU ASSHOLE、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND、PENPALS、POLYSICS、rega、SHERBETS、SuiseiNoboAz、つしまみれ、ART-SCHOOL、the HIATUS、THE BACK HORN、The Mirraz、MAN WITH A MISSION、BREMEN、0.8秒と衝撃。
DJ : FREE THROW(弦先誠人、神啓文、タイラダイスケ)

『FREE THROW SAITAMA』
2011/09/19(mon)@北浦和KYARA
open / start 17:00
adv. 2000yen(1drink別)
door. 2300yen(1drink別)
DJ : 弦先誠人(puke!)、神啓文(Getting Better)、タイラダイスケ(soultoday)
LIVE : Fragment
GUEST DJ : 伊藤文暁(another sunnyday)、アサノタカヒロ(grass code)、tkn(tri-)、モルタルヤマザキ(MORTAR RECORD)

『TWOFOUR presents“SHOWDOWN”FES!』
2011/09/23(fri)@新宿MARZ
open / start 13:00
adv. 2500yen(1drink別)
door. 3000yen(1drink別)
LIVE : アナ、鴨田潤(a.k.a.イルリメ)、キム.ウリョン(ex-cutman booche)、夕暮レトロニカ、MOROHA、AWAYOKUBA、TWOFOUR、and more!!
DJ : FREE THROW

FREE THROW /// PROFILE!

2006年5月に下北沢Daisy Barにて弦先誠人、神啓文により始動。
2006年12月タイラダイスケの加入により現在の3DJに。
2007年4月から新宿MARZにホームを移し、DJ×LIVEという従来のCLUBシーンではほとんど成立例の無かった新しいパーティーのスタイルを確立させ、クラブ・シーンとライブハウスの垣根を無くし、その距離を縮める。3人によるジャンルや洋邦新旧問わないDJプレイは幅広い音楽ファンから高い評価を受けている。
また、有名無名問わず自分達のアンテナに引っかかったバンドには助力を惜しまず、それをきっかけとして台頭をあらわしたバンドも少なくない。その活動は東京だけに止まらず、これまでに名古屋・大阪・新潟・長野・柏・水戸・仙台・札幌・静岡とその活動の幅を広げている。

FREE THROW official HP

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インタヴュー

メロディーやフレーズが新たな理想にーThe Sea and Cake、新アルバムをハイレゾ配信
・2018年05月18日・メロディーやフレーズが新たな理想に──The Sea and Cake、6年ぶり新アルバムをハイレゾ配信 実に6年ぶりとなる新アルバム『Any Day』を完成させて、ザ・シー・アンド・ケイクが帰ってきた! 今作は、サム・プレコップ、ジョン・マッケンタイア、アーチャー・プルウィットの3ピースとなって初のリリース作であり、近年では最も“歌”にフィーチャーしたポップ・アルバムとも言えるだろう。今作には、2016年のブライアン・ウィルソン〈『ペット・サウンズ』50周年アニバーサリー・ツアー〉にて音楽監督を務めたポール・マーテンズがフルートとクラリネットで、そしてユーフォン(Euphone)名義での活動でも有名なニック・マクリがダブル・ベースで参加し、オリジナリティ溢れる傑作アルバムが完成した。OTOTOYではそんな『Any Day』を、ハイレゾ独占配信中! 細部までこだわり抜かれたそのサウンドを、ぜひハイレゾで体感してみてください。 6年ぶりの新作アルバム! The Sea and Cake / Any Day 【配信形態・価格】ALAC、FLAC、WAV、AAC(24bit/96kHz) : アルバム 1,79
【EMPiRE】Epsode8 MiKiNA EMPiRE インタヴュー「異物として風穴を開けていきたい」
[EMPIRE]・2018年05月11日・【EMPiRE】Epsode8 MiKiNA EMPiRE インタヴュー「異物として風穴を開けていきたい」 BiS、BiSH、GANG PARADEを手がけるプロダクション・WACKによる、4組目のアイドル・グループ、EMPiRE!! エイベックス・エンタテインメント株式会社とタッグを組んだプロジェクト「Project aW」として生まれ、BiSHを手がけているチームが担当を行う。2018年4月11日にリリースされた1stフル・アルバム『THE EMPiRE STRiKES START!!』は、カセットテープにも関わらずオリコンデイリー4位、週間7位を獲得。2018年5月1日(火)には新メンバー2人を加え、満員のマイナビBLITZ赤坂にて初ワンマンが行われた。前代未聞のスピード感で進んでいくEMPiREの新メンバー初インタヴューを2回に渡り掲載。後半となる今回はMiKiNA EMPiREの言葉をお届けする。 EMPiREのデビュー・アルバムをハイレゾ配信EMPiRE / THE EMPiRE STRiKES START!!【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(24bit/48kHz) / AAC【価格
by 西澤 裕郎
多彩なジャンルを織り交ぜた、ダンス・ミュージック──Sawagi、1225日ぶり新作『Kabo Wabo』をリリース
・2018年05月15日・多彩なジャンルを織り交ぜた、ダンス・ミュージック──Sawagi、1225日ぶり新作『Kabo Wabo』をリリース ダンス・ミュージックをコンセプトに、幅広い音楽を変幻自在に織り交ぜる、4人組インストゥルメンタル・バンド、Sawagi。前作『Starts to think?』リリース・ツアーにて、南アフリカ13箇所のツアーを敢行し、バンドの持つ高度なアンサンブルやグルーヴ感をより一層確かなものにしていった。そんな彼らが、2018年5月23日に、1225日ぶりの新作『Kabo Wabo』をリリースする。そして共同プロデュースとして、卓越した音楽センスを持つ、松田“CHABE”岳二を迎えての制作となっている。今作では、ファンク、ジャズ、エレクトロの他にも、ヒップ・ホップやバレアリックなどの多彩なジャンルを融合し、独自のダンス・ミュージックを鳴らしている。そんな今作の魅力をいち早く伝えるべく、OTOTOYでは今作の先行配信開始するとともに、インタヴューを敢行! ぜひアルバムとともにチェックしていただきたい。 待望の新作!!Sawagi / Kabo Wab'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(配信形態 2
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・2018年05月16日・THE NOVEMBERSが描く情景と感情──EP『TODAY』1ヶ月間ハイレゾ独占配信開始 国内外問わず様々なアーティストと共演し続け、今や日本を代表するバンドとなったTHE NOVEMBERS。そんな彼らが約1年半ぶりとなる新作EP『TODAY』をリリースした。メンバーが以前よりリスペクトを公言しているL’Arc~en~Cielのカバー曲も収録した今作。OTOTOYでは今作の1ヶ月間ハイレゾ独占配信スタートに伴い、小林祐介(Vo/Gt)と高松浩史(Ba)のふたりにインタヴューを敢行。記事の最後では、本人が今作をハイレゾ配信したことについても言及している。インタヴューの内容と共に新曲をチェックしていただき、彼らのつくる世界をしっかり味わって欲しい。 約1年半ぶりの新曲収録! 1ヶ月間ハイレゾ独占配信開始! THE NOVEMBERS / TODAY'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) 【配信価格】単曲 410円(税込) / アルバム 1,200円(税込)【収録曲】''1. みんな急いでいる2. O Alquimista3. Cradle4. TODAY INTERVIEW
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・2018年05月16日・空気公団、結成21年目に訪れた春──メンバー3人だけでつくりあげた特別な新アルバムを先行配信 昨年結成20周年を迎えた空気公団が、新アルバム『僕の心に街ができて』を完成させた。約2年ぶりの新作となる今作は、山崎、戸川、窪田のメンバー3人で制作、演奏、録音、ミックスまで手掛けたこれまでにない特別なアルバムとなっている。そんな今作をOTOTOYではCDリリースの5月23日に先駆けて1週間の先行ハイレゾ配信でお届け。21年目の新たな春の訪れを感じさせる新アルバムをぜひインタヴューとともにお楽しみください。 CDリリースに先駆けて配信開始! 空気公団 / 僕の心に街ができて'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC>>>ハイレゾとは?'【配信価格】単曲 300円(税込) / アルバム 3,000円(税込)【収録曲】1.美しい重なり2.青い夏の日3.いま、それこそが4.雨のリズムに乗って5.こうして僕は僕らになった6.思い出の全て7.静かな部屋8.見えないままにしないで9.君は光の中に住んでいる10.うつろいゆく街で INTERVIEW : 空気公団昨年2017年に結成20周年を
sora tob sakana 祝メジャー・デビュー! 「メンバーがメンバーに訊く」ロング・インタヴュー
[POWERPUSH]・2018年05月16日・sora tob sakana メジャー1stミニ・アルバムリリース!「メンバーがメンバーに訊く」ロング・インタヴュー 神﨑風花、山崎愛、寺口夏花、風間玲マライカによる4人組アイドル・ユニット、sora tob sakana。メジャー1stEP『alight ep』がついにリリース。OTOTOYではメンバー1対1インタヴュー連載をお送りしてきましたが、今回はメンバー全員がインタヴューし答えた、座談会風インタヴューをお届けします。 アルバム購入者から抽選で5名様に直筆サイン入りポスターをプレゼント!sora tob sakana / alight ep 【収録曲】 M1. Lightpool M2. 鋭角な日常 M3. 秘密 M4. Brand New Blue M5. 蜃気楼の国 M6. Lighthouse 【配信形態】24bit/48kHz (WAV / FLAC / ALAC) / AAC【価格】単曲 540円(税込) アルバム価格 2160円(税込)>>通常配信パッケージはこちら☆直筆サイン入りポスタープレゼント応募要項☆『alight ep』 をアルバム購入頂いた方から5名様※通常音源、 ハイレ
cero、掛け値無しの傑作『POLY LIFE MULTI SOUL』、ハイレゾ配信スタート!
・2018年05月16日・それは来たるべき音──cero、3年ぶりの新作『POLY LIFE MULTI SOUL』ハイレゾ配信 R&Bやネオ・ソウル、現代ジャズのグルーヴをふんだんに吸収し、ある意味で新たなこの国のポップ・ミュージックの指針を作った前作『Obscure Ride』──同作はある意味で2010年代後半のこの国のインディ・ロックの多様なリズムの実験を牽引する作品のひとつとなった。そして3年ぶりのceroの新作『POLY LIFE MULTI SOUL』は追随するフォロアーがまだ見ぬ、はるか先のポップ・ミュージックの未来を指し示す作品になった。そう、それはまさに掛け値無しの傑作と言えるだろう。昨今のアフリカや南米のフォークロアな感覚も持ったハイブリッドなポップスが持つマルチ・カルチャラルなリズム感、そして髙城の歌と日本詞、そこに連なるコーラス・ワーク、これらが渾然一体となって、cero印の新たなポップ・ミュージックを作り出している。OTOTOYでは本作をハイレゾ配信を行うとともに、本作を作り出した3人にインタヴューを多なった。さまざまな音楽性が散りばめられた本作は、細かなニュアンスやアレンジメントの響き、リズムの刻みと、
by 河村 祐介
「好きなことをやり続ける感覚」──待望のニュー・アルバム『彼女の時計』完成への道筋
・2018年05月15日・「好きなことをやり続ける感覚」──待望のニュー・アルバム『彼女の時計』完成への道筋 様々な音楽的ルーツと自らの感覚を貫き、心地いい音楽を作り出す「Lamp」が、2018年5月15日に、4年ぶりの新作『彼女の時計』をリリースした。先日開催された、LIQUIDROOMでのワンマン・ライヴのチケットも即完するなど、ますます注目を集めている中でリリースされる今作。なんとそのハイレゾ配信は、Lamp公式HPとOTOTOYのみ! そして、OTOTOYでは、複雑さと美しさが見事に調和する成熟された楽曲を多数収録した今作の魅了を存分に伝えるべく、前編・後編に分けてインタヴューを敢行! 先日公開したインタヴュー前編では、彼らの運営するレーベル〈ボタニカル・ハウス〉のことやブラジル音楽などをルーツとしたLampの音楽性の根幹をなすものについて。そして今回の掲載するインタヴュー後編では、今作の制作のヒントや、彼らが影響を受けてきたもの、こだわり抜いて作られるLampのサウンドについて語ってくれた。ぜひアルバム『彼女の時計を』と合わせてお楽しみください! 4年ぶりの新作!! Lamp / 彼女の時計 '【配信形態・価格】ALAC
by 渡辺 裕也
筆者について
J J (JJ)

パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyのチーフ・プロデューサー。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。ototoyでは、リミエキのJJとして喋っている時は、JJ(Limited Express (has gone?))と記載しています。