【行かなきゃ ASP Episode27】「ASPというでかい組織をみんなで建築していきたい」──ウォンカー・ツインズが夢見る大きな舞台
「HOLD OUR BOND TiGHT!!」というスローガンを掲げ、10月8日に決定した武道館公演に向けて、走り続けるASP。そのメンバー個別インタヴュー第4弾は、ウォンカー・ツインズが登場。年末年始も日々パフォーマンスを上げる努力を欠かさなかったという彼女。そんな彼女にとって、初の海外公演や日比谷公園大音楽堂でのライヴはどういうものだったのか。不器用ながらも一生懸命に紡いだその言葉には、大きな夢を叶えたいという想いが感じられた。
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INTERVIEW : ウォンカー・ツインズ(ASP)
武道館を成功させるためにはツインズの覚醒は不可欠だと思う。インタビューからも伝わってくる日々の努力は、必ず覚醒へと繋がるだろう。彼女たちの変な言語感や特別な感性が大きな武器になる日が近いことを感じてやまない。
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健
写真 : 大橋祐希
新しいライヴの楽しみ方ができるようになった
――年末年始はどう過ごしたんですか?
ウォンカー・ツインズ(以下、ウォンカー):ずっとベッドから出ずに、引きこもってました。でも、年越しした瞬間はASPの動画を見て練習していました。上手くならなきゃと思って。
――それはマチルダーさんも一緒にですか?
ウォンカー:そうです。「お前下手くそやな」ってふたりで言いながら一緒にやりました。
――良い年越しですね。昨年2023年は、ウォンカーさんにとってどういう年でしたか?
ウォンカー:2023年は、たくさん変化があった年でした。ASPはコロナ禍にはじまったので、ライヴ中の声出しとか、立ち位置の指定が無くなったりとか、新しいライヴの楽しみ方ができるようになった気がします。
――大変だったこともありましたか?
ウォンカー:2023年4月から7月までやっていた〈KiLLiNG ASP TOUR〉のときが苦戦しましたね。何を自分がやっていて、何が土台でどうやってライヴができてるのか、自分でちゃんと考えなきゃって思いました。
――どういうところで苦戦していたんですか?
ウォンカー:いろいろ悩んでたんですけど、一番はMCですかね。「これはならず者(※ファンの総称)にちゃんと言って伝わるものなのか」とか「それを言って誰が喜ぶんだ」とか、メンバーと話しながらずっと考えてました。難しかったですね。
――ASPとしての昨年の大きな出来事としては、11月16日にイギリス・ロンドンでWACK初の海外公演〈WACK in the UK〉がありました。ちなみに海外に行ったことはありましたか?
ウォンカー:グアムに行ったことがあります。でも、ちっちゃい頃だったのであんまり記憶がないですね。本当に自分の足でちゃんと降り立ったのは、ロンドンがはじめてです。
――初の海外公演はどうでしたか?
ウォンカー:元々はお客さんに、「手を振ってください」とか「一緒に歌ってください」みたいなことを言う予定だったんですよ。でもそれだと私たちが元々やっているライヴとは全く違うし、それってASPのライヴじゃないから、いつも通りやったんです。
――反応はどうでしたか?
ウォンカー:優しかったです。なんかすごくおもしろい人たちが多かったですね。動画を撮影していたり、突然「イエーイ!」ってやったりして、すごかったです。
――良い反応をもらえたんですね。
ウォンカー:はい。あとイギリスではマチルダーさんと一緒に歩いてると、結構な確率で話しかけられました。写真撮ってきたり、めちゃめちゃ距離を縮めてくる人がいました。なんかよかったですね。私そういう人、ライクなんで。
――ライクなんだ(笑)。なんでそこ英語使ったんですか?
ウォンカー:好きって言ったら恥ずかしいので、ライクって言ってごまかそうかなって。