【真っ白なキャンバス連載】「目の前のことをコツコツやっていくのが大事」──西野千明が語った、ファンへの素直な気持ち
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新メンバー募集や、ライバルでもあり仲間でもある新グループの結成など、めまぐるしい変化を迎えているアイドル・グループ、真っ白なキャンバス(通称、白キャン)。いったい彼女たちはいま、どんな想いを抱いているのかを探る個別インタヴュー連載「真っ白なキャンバス Road to Be the IDOL」。今回は、2018年12月31日に加入した西野千明に、応援してくれるファンへの率直なきもちを訊きました。
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INTERVIEW : 西野千明 (真っ白なキャンバス)
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インタヴュー&文 : 宗像 明将
写真 : YURIE PEPE
2017年に結成され、2020年にはメジャー・デビューを果たし、Zepp DiverCity(TOKYO)での3周年公演も成功させた真っ白なキャンバス(以下、白キャン)。その中でも、思ったことをストレートに発言するキャラクターにして笑顔も多いため、陽キャと言われがちであるものの、それは嫌だと言うのが西野千明だ。アイドルの仕事は楽しいしやりがいもあるが、友達の仕事や生活の変化と自分を比較してしまうとも言う。今回は、そんな彼女の心の揺れ動きも含めて赤裸々に語ってくれた。そして、2018年12月31日のお披露目から、2年半以上白キャンでの活動が続いている思わぬ理由とは……?
自分はそう思ってないけど、ムードメーカーと言われる
──なんか最近寝てないじゃないですか。大丈夫ですか?
西野千明(以下、西野): 今日もあんまり寝れなかったかな、昼夜逆転しちゃって。仕事が終わって、その後寝ちゃうんですよね。で、起きて、「あ、もう夜寝れない」って感じが続いて、結局朝に寝るっていうのが多い。だから今も正直めちゃめちゃ眠い(笑)。
──あはは。それで夜中に「スプラトゥーン」をしていると。
西野: うまくなっちゃったから、なんかハマっちゃって。
──そんな西野さんは、2018年末に青木さん(青木勇斗/プロデューサー)から白キャンにスカウトされて、話を聞くだけかと思ったら加入が決まっていて、そのまま名古屋遠征に同行して、加入から1週間経たずにお披露目ライヴだったんですよね。
西野 : 配属みたいな感じ(笑)。
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──お披露目が2018年の大晦日だったから、もう2年半が経ちましたね。
西野 : 早すぎですね。ダンスはまだまだいろいろできないところもあるけど、最初に比べたらめちゃめちゃできるようになったと思います。
──歌の発声もダンスも素晴らしく変わったと思いますよ。自信はつきましたか?
西野 : 自分では正直自覚はあんまりしてないけど、みんながそう言ってくれるから「そうなんだ」って感じで。レッスンしてるときも、(小野寺)梓が「千明はマジでうまくなった」って言ってくれるから、「そうなんだ、ありがとう」みたいな(笑)。できないことのほうがまだ多いから、うまくなったとは自信持っては言えないけど。
──自信がめちゃくちゃついたわけではないんですね。
西野 : 全然自信ない人間だと思います、私。
──でも、西野さんの思ったことをズバズバ言うキャラは、白キャンに必要だと思うんですよ。
西野 : たしかにズバズバ言うタイプだから、レッスンのときも振りがちょっとでも違うって思ったら、先輩とか関係なく言っちゃうけど(笑)、それが大事ってメンバーにも言われる。みんな言わないから、そういうのは自分の役割かなって。あと、自分はそう思ってないけど、ムードメーカーと言われる。ムードメーカーってなんですか?
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──西野さんがいることで雰囲気が良くなったり、明るくなったりするという意味です。
西野 : そんなことないと思うけどな。けっこう千明、ひとりでいること多くて。ほかの子の話題に入るのが苦手で、あんまりそういう自覚はない。
──陽キャと言われるのも嫌だって言ってましたもんね。
西野 : 自分は絶対陰キャの側だと思う。高校のときは陽キャを嫌ってきた。もう陽キャの女がドロドロで。私は静かに暮らしてました。
──でも、白キャンに入ると相対的にすごく明るい子に見られてしまうという。
西野 : 千明より下がいた(笑)。梓とか陽キャは苦手だと思う。ななちゃん(三浦菜々子)はいい意味で陽キャ。
──2019年の秋、西野さんが午前2時ぐらいにコンビニの駐車場で泣いていたツイキャスがあったじゃないですか。
西野 : 聞いてたんですか?
──たまたま。あのとき「ライヴがないといろいろ考えちゃう」って言ったじゃないですか。自分がもし白キャンじゃなかったらどうなっていたかを考えることってありますか?
西野 : めちゃめちゃ(笑)。免許を取りたい(笑)
──取ってください(笑)。
西野 : 時間がないし、どんどん予定が入っちゃうから教習所に行けない(笑)。
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