アイナ・ジ・エンド『THE ZOMBIE』を深く読み解くための10のキーワード

1曲1曲に異なる魅力が詰まったアイナ・ジ・エンドのセカンド・アルバム『THE ZOMBIE』。今回、OTOTOYでは『THE ZOMBIE』を深く読み解くための10のキーワードをアイナ本人に選んでいただき、それぞれについて、語ってもらいました。『THE ZOMBIE』を知る上でも、いまのアイナ・ジ・エンドを知る上でも重要なキーワードです。
渾身のソロ・アルバム『THE ZOMBIE』ハイレゾ配信中
KEYWORD : 『THE ZOMBIE』
ダンス
- ダンスは自分が喋るよりも、人と喋らずコミュニケーションができるツールで大切です。ツアーでは、振り付けを持っていかずライヴをするので、やるたびに自分が出会ったことのない自分に出会えるし、何回も来てるお客さんもきっと飽きないだろうなって思うような表現ができてる気がする。ミリ単位ですけど、毎回ブラッシュアップできてる気がして、それは歌だけじゃできなかったので。ダンスがないとできないので大切です。
犬
- 犬は宝犬です。癒し。大切。“ロマンスの血”もゾッピーって言ってるし。犬がいないとできない曲もありました。安らぎっていうか。穏やかな気持ちになれてよかったです。
作曲
- 作曲は、好きになってきました。街を歩いてて思いついたメロとかボイスメモに入れてて何千件になってます。容量もボイスメモがほとんどくってるぐらい。毎日一回は録ってる。
ハッピー
- ハッピーは病むのに飽きたし、暗い気持ちが嫌だと思って、とりあえず楽しいことを考えようみたいな気持ちになってきて、楽しいことからなにも表現が生まれないみたいなきもちがあった時期もあったんですけど、いま考えるとなにを言ってたんだ自分はと思って。しっかり楽しまないと人生はと思ったので、最近はハッピーが大切です。
花
- 花は、去年から好きで家にずっと飾ってるんですよ。すぐ、ドライフラワーになったりしちゃうんですけど。今回のアルバムもアー写でも、お花がモチーフになることも多かったし、いまのツアーも毎公演、生のお花を持って行ってるんですよ。衣装として、花はこだわってる部分です。枯れるときがくるし生きてる象徴です。私もきっと花みたいに枯れるし。それがいい。
夜
- 来るのが怖いようで、楽しみな時間です。夜を超えた後に来る、朝の澄み切った空気と静けさが今は大好きです。
笑い
- どんな辛い状況も心のどこかで笑い飛ばしている自分がいると安心します。誰かと笑い合えたらそれはもっと幸せなんだと思います。
亀田誠治
- もし出会えていなかったら、今がいなかったような、存在です。出会わせてくれた津野米咲さんに感謝ですし、ずっとずっと大好きです。亀田さんのことを考えるだけで泣いちゃうぐらい好きです。
Shin Sakiura
- シンくんは大学生で、音楽をやっていて、わたしは小さなライブハウスで歌う日々で、お互い一生懸命でした。懐かしい思い出が沢山あるけど1番おもろかったのは、お金が本当になくて、シンくんはどんどん痩せていくのに、私は何故かどんどん太っていったことですね。バイト先の店長に深夜にラーメン奢ってもらいすぎました。
SHIMIZU MASH
- マッシュと私は似てるようで似てないです。だからこそ一緒にいれるんだなと思います。マッシュの産み出すものは嘘偽りのない、吐き出したてホヤホヤの叫びです。これを紡いでいくのは相当なパワーが必要だと思います。わたしはそれを密かに守っていける存在になりたいです。

編集 : 西田 健
アイナ・ジ・エンド総力特集、インタヴューはこちら
アイナ・ジ・エンド総力特集、クロス・レヴューはこちら
前回の特集記事はこちら
LIVE INFORMATION
AiNA THE END "帰巣本能"
会場:大阪城ホール
日程:2022年3月17日(木)
open/start 17:30/18:30
【通常チケット】 指定席 ¥8,000(税込)
※全て電子チケットとなります。
年齢制限/ 未就学児童入場不可
詳細はこちら↓ https://ainatheend.jp/news/detail.php?id=1095936
アイナ・ジ・エンド ディスコグラフィー
BiSHの個別インタヴュー連載 最新記事はこちら
BiSH ディスコグラフィー
PROFILE : アイナ・ジ・エンド

“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのメンバー。 全曲作詞作曲の1st AL"THE END"を2021年2月3日にリリースし、ソロ活動も本格始動。
PROFILE : BiSH

アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・D からなる“楽器を持たないパンクバンド” BiSH。
2015年3月に結成。5月にインディーズデビュー。2016年5月avex traxよりメジャーデビュー。
以降、「オーケストラ」「プロミスザスター」「My landscape」「stereo future」等リリースを重ね、横浜アリーナや幕張メッセ展示場等でワンマンを開催し、ロックフェスにも多数出演。