【行かなきゃ ASP Episode2】 「宇宙ということで月とかどうですか?」──ナ前ナ以が単独インタヴューで語る、これまでの自分
デビュー前にもかかわらず、期待の声がどんどん大きくなっているWACK所属のニュー・グループ、ASP。OTOTOYの個別インタヴュー企画、前回のユメカ・ナウカナ?に続いて登場したのは、まだまだ謎多きメンバー、ナ前ナ以。淡々と質問に答えながらも、内に秘めた熱い魂を感じる彼女。その独特の雰囲気と表情は、唯一無二の魅力をこれから放っていくだろう。ナ前ナ以はきっと、アイドル・シーンに新しい風を巻き起こしてくれるに違いない。
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INTERVIEW : ナ前ナ以
インタビューではものすごい伝わりにくいのですが(すいません...)、ナ前ナ以は、間違いなくASPで、そしてWACKで突出した存在になります。渡辺さんが、合宿前にオファーした気持ちは、取材をするととてもよくわかる。みなさま、本当にワクワクして会えるのをお待ちくださいね。
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健
写真 : 大橋祐希
通学路を間違えるくらいポカーンと生きていました
──ナ前ナ以さんは、どういう経緯でASPに入ったんですか?
ナ前ナ以 : 今年の〈WACK合同オーディション2021〉に応募しまして、合宿に行く前の面談で渡辺(淳之介)さんに「ASPっていう新しいグループを作るんだけどどうですか?」とお声をいただきました。
──2月に「グループにはいりませんか?」と言われたんだ。そんなこと言われると思っていませんでしたよね?
ナ前ナ以 : はい。WACKに入りたくて、そのオーディションを受けていたので、「新しいグループができるんだけど」ってお声をいただいたときは素直にうれしかったです。
──WACKには、どういうきっかけで入りたいと思ったんですか?
ナ前ナ以 : 元々、学校の友だちとBiSHさんの話をしていたんですけど、そのときは会社のことまでは知らなくて。そのときの友だちがWACKについて話してくれて、渡辺さんの話もしてくれたんです。それで私は「こんなに素敵でおもしろい人がいるんだ」って思って渡辺さんとWACKにも興味がでてきたんです。
──渡辺さんのどんなところに興味を持ったんですか?
ナ前ナ以 : 渡辺さんがいなかったらBiSHさんがいなかったし、WACKは他のアイドルさんと違って、芸術的な作品が多くて素敵だなって思っていたんです。プロモーションもすごく迫力があって他とは違いました。いまもお話ししていて、毎回すごく正しいことをおっしゃっているなと思います。
──いちばんグッときた渡辺さんの言葉は何ですか?
ナ前ナ以 : 「やらない理由を先に見つけている」「できない理由を探している」みたいなことを合宿でおっしゃっていて、私もすごくハッとしました。
──もし、合宿に行くことになっていたら、やり切れましたかね。
ナ前ナ以 : 面接の段階で渡辺さんからは「お前は合宿に行ったら落ちるから」って言われていたんです。その言葉にはたくさんの意味が込められていると思うんですけど、合宿の映像を見ていたら、「確かに、合宿に行っていたら落ちていたかもしれない」って思いました。でも、当時は絶対に合格するぞっていう自信はあったんです。
──なんでそんなに自信があったんですか?
ナ前ナ以 : 自信というか、合格することしか見えていなかったです。なにかできるから自信があるとかではなくて。
──もともとアイドルは好きだったんですか?
ナ前ナ以 : はい。
──アイドルを好きになったきっかけは何だったんですか?
ナ前ナ以 : いちばんはじめは乃木坂46さんです。昔から本当に好きなだけで、なりたいとは思っていなかったんですけど、こうやってWACKを知っていくうちに3期のBiSさんを知って「なんだこれは!? 」と。それからBiSさんの2期、1期を観ていくうちにすごく引き込まれて。本当にただのファンだったんですけど、オーディションがあることを知って受けてしまいました。
──学生時代はどんな子だったんですか?
ナ前ナ以 : 趣味も特技もなくて、なんとなく人生を生きてしまっていたんです。それを変えたいなと思って、オーディションを受けたんですけど、本当に覚えてないぐらいなんとなく生きてしまっていました。
──なるほど。
ナ前ナ以 : 普通の子なんですけど、基本なにも考えていないんですよ。めちゃくちゃ方向音痴だし、3年生のときに通学路を間違えるくらいポカーンと生きていました(笑)。
──部活動には入っていたんですか?
ナ前ナ以 : 帰宅部でした。学校行って帰ってボケーっとして。自分的には楽しかったんですけどね。
──得意なことはありますか?
ナ前ナ以 : ないです。
──苦手なことは?
ナ前ナ以 : ないです。
──友達も多くもなく少なくもなく。
ナ前ナ以 : はい。
──全部平均なんですね。それは意図的にそういう生き方をされていたんですか?
ナ前ナ以 : いや、意図的ではないです。
──なるほど。アイドル以外で好きなことはありますか?
ナ前ナ以 : お洋服が好きです。