【行かなきゃ ASP Episode10】「WACKに入るしか希望はなかった」──ウォンカー・ツインズ(妹)、初の単独インタヴュー

突如、1月に東名阪を回る〈REDO BEGiNNiNG TOUR〉を発表したASP。3周目となる個別インタヴュー企画の第2回は、個性が爆発しているツインズの妹、ウォンカー・ツインズが登場! 姉のマチルダー・ツインズと同じく、彼女も双子テレパシーは感じるのか。こちらも、いつも一緒にいるマチルダー・ツインズがいないところで、姉への想いやワンマン・ライヴ、そして最新アルバム『PLACEBO』について話を訊きました。それでは、今週もツインズワールド全開のインタヴューをご覧あれ!
INTERVIEW : ウォンカー・ツインズ

ウォンカー・ツインズ(妹)とマチルダー・ツインズ(姉)。似ているようで... いや、やっぱりそっくりでした。見た目もなんですけど、言語感覚がそっくりなんです。もうタジタジなのですが、それでもまた喋りたくなる魅力が満載です。彼女達なら、1×1=10になると思います。BiSHが解散を発表した2021年クリスマスイブ。そのBiSHに憧れアイドルを目指した世代が、2022年大嵐を巻き起こしてくれることでしょう!!!
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 東原春菜
写真 : 大橋祐希
実際受かると思っていました
──ウォンカーさんは、どういう経緯でWACKを知ったの?
ウォンカー・ツインズ(以下、ウォンカー) : マチルダーと同じ時期にBiSHさんにハマってからWACKを知りました。BiSHさんに出会うその2、3年前に、BiS階段に出会いまして、客席にダイブしている動画をYouTubeで見て、怖くてトラウマになったんですよ。そのとき、それが怖くて毎日頭から離れなかったんですけど、どこかで素敵だなと思う気持ちもあって。BiSHさんを知ったあとで「BiS階段はこういう歴史だったんだ」とその後調べて繋がりました。
──どうしてBiSHのことを好きになったんですか?
ウォンカー : 私、食べているところや本を読んでいるところを見られるのが恥ずかしい人なんですけど、BiSHさんが「その“恥ずかしい”がかっこいいんだ」と言っていて好きになったんです。そこからBiSHさんのライヴ動画を見て、そうやって生きている姿はかっこいいんだって思いました。
──ウォンカーさんはBiSHのどの曲が好きで、誰が好き?
ウォンカー : 好きな曲は“オーケストラ”で、セントチヒロ・チッチさんが好きです。
──なぜBiSとASPの合同オーディションを受けようと思ったのでしょうか?
ウォンカー : BiSHさんを知ってWACKという存在を知って、怖い事務所だなと思っていたんですけど、BiS階段のように怖いのに見てしまう中毒性もあって、いつの間にか憧れていました。私はクズ人間なので、将来は絶対に、“子ども部屋おばさん”、“ニート”、“すねかじりピザポテトニート”、のどれかになるしかなかったんですよ。でも、その選択肢のなかに、WACKが入ってきて、私はWACKに入ることしか希望はないと思ったんです。
──ニートからの脱却ですね。
ウォンカー : そうです。それで、絶対に受かると思って履歴書を送りました。

──そのとき、姉のマチルダーさんにはどういう相談をしましたか?
ウォンカー : 応募する匂わせを互いにしていたんです。「応募した?」、「本当に!? 私、応募してないよ」みたいに探り合いながら曖昧な感じで少し話したけど、マチルダーも本当に応募していたとは知らなかったです。
──一次面接に受かったときはどんな気持ちだったの?
ウォンカー : 計画通りだと思いました。マチルダーに、「合格メールきた」って言ったらマチルダーもメールきたらしくて、ふたりで嬉しいねって言っていました。
──面接では、なにを歌ったの?
ウォンカー : ASPの“A Song of Punk”を歌いました。
──渡辺(淳之介)さんは、どのタイミングで双子だと気づいたんですか?
ウォンカー : 私は、双子だから一次面接の書類審査に受かったのかなって思っていたんですけど、書類の時点では双子だと気づいていなかったみたいで。私の面接はマチルダーより後で、私の面接の時に気づいたみたいです。
──合格したときは、どのような気持ちでしたか?
ウォンカー : “嬉しい”と“計画通りだ”という気持ちでした。面接中、渡辺さんに「受かると思っていましたか?」という質問に対して、「受かると思ってなかったですよ」って嘘をついちゃったんですけど、実際受かると思っていました。
──マチルダーさんもASPに受かると思っていましたか?
ウォンカー : はい。私より前の集団面接のグループにマチルダーがいて、そのグループの面接が終わったときに、マチルダーの姿がなくて呼び止められていたので、受かったと思っていました。
