2025/11/10 19:15

先週のオトトイ(2025年11月10日)

OTOTOYスタッフが先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週月曜更新中、OTOTOYスタッフが自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。

ーなんと前作から9年ぶりとなる新作!(西田)

ー来たる最高な日を手放さずに描き続ける、エバーグリーンなロック・ナンバー(石川)

ーリオン・ブリッジズとノラ・ジョーンズのデュエット・クリスマス・ソング!時期ですね〜(高木)

ー雪国2ndALより、包み込むようなアウトロが心地よい一曲(菅家)

ー待望のニュー・アルバムより、変拍子やポエトリー・リーディングなどさまざまな手法で魅せる一曲(藤田)

ーいろんな枠からはみ出しつつある2nd EPから壮大なストーリーを感じさせるこの曲を(高田)

ーニューオリンズブラスバンドBLACK BOTTOM BRASS BANDがバックを務めたカヴァー。猿になっちゃうよ!!!(津田)

その他の追加曲は、 草野華余子 “Rising Fish”ナナイロ “来世では”saccharin “TONGO(Feat.松重豊)”CISSE “錆”Billyrrom “Hold Me Tight”おそロシア革命 “Heaven”ハシリコミーズ “パラディドル”つきみ “あなたが眠りについた後”佐野元春 “CHRISTMAS TIME IN BLUE Vocal/Extended Dub Mix”

編集後記

ここにあるという喜び
レイヴ後、空は美しいし、人は優しいし、自分はこれまで何をみて生きてきたのか?別の人間になったまではいかないけど、それに近い感覚がある。離人感がなくなったんだ。よく人と話すようになった。目を見て話したら、その人がどうしようもなくその人であることが分かるようになった。お互い人間同士、分かり合えないことなどあり得るのだろうか、本当に??????
諦めない、と決めてしまったら大変なことになった。派遣のバイトに行ったのに、人間同士リスペクトを持ってちゃんとしましょうと伝えたら、お前は「派遣」なのだから意見する立場にないと言われた。みんなあんたが用意した要領の悪いシステムの中で、自分で頭使って、しかも時給1100円とかで働いてるんだよ。少し考えれば分かるだろうことが、ちゃんと生きていない人にとっては難しいみたい。「この世はもっと素敵なはず」って思いたい。
この1週間はFAHDAYのことを考えていた。隣の人に傘をさすこと、びしょ濡れの子猫を家に連れ帰ること、親に怒られるからやめる、なんてことはもうできないよ。そして、友達に幸せになって欲しいなら、この世の全てにアクセスしないといけないんだ。一回のパーティーで救われるなんて、ないんだもの。
音楽をやっているのも、サウンドシステムを作ったのも、人です。そのことをいろんな方向から伝えていけたらと考えはじめました。もう考えてしまったので、やるべきことを、やるだけだ。。。孤軍奮闘はもう遅いから、仲間を集めに行かなきゃね。
そういえば、派遣バイトの前に、駅前でキャッチのにいちゃんが30枚くらいあるワンピースのトレーディングカードを押し付け合って喧嘩しかけてたから、「わたしが持って帰るから喧嘩しないで」と言って持って帰ったんだ。仲間、ね〜〜。頑張ろう、と言ってした抱擁、これは仲間と言っていいな。(津田)

くらやみざかより愛を込めて
kurayamisakaのファースト・フル・アルバム『kurayamisaka yori ai wo komete』を引っ提げてのツアー〈くらやみざかより愛を込めてツアー〉ファイナル公演を川崎CLUB CITTA'でみた。アルバム自体が1曲ごとの世界観と熱量がすさまじく、音作りの細部までこだわり抜かれた完成度の高い作品なのだけど、その源となる「音楽への純粋なリスペクト」がむき出しになって目の前でみせてくれたようなステージだった。本編最後の「あなたが生まれた日に」の終盤、ディストーションにまみれた轟音のなかで、5人が限りなく音と一体化している光景は本当に美しかった。来年の対バンツアーも楽しみ!(石川)

エネルギー
先週木曜はANORAK!のツアー・ファイナル@渋谷WWWへ。MCでも話してましたが、No Buses、Texas 3000とのナイスなスリーマン。ANORAK!を前回見たのがクアトロだったんですが、今回は自分のなかでサラッと飲み込めないままライブが終わってしまい、これはもっと咀嚼がいるかもというのが最初の感想だったんですが、じわじわと今日のライブ凄かったな……という感情に。新しいEPがコンパクトな作品だったので、長尺のライブで今のバンドのムードを表現するとこうなるのかという。次の動きもとても楽しみ。そして日曜は本日OTOTOYでも公開した、ライターの岡本さんによるライブレポに同行する形で矢沢永吉@東京ドームへ。とことんデカい規模にライブに縁がないので、初の東京ドーム自体にウキウキ、5万人越えの永ちゃんファンに圧倒。ライブ本編も76歳、そしてドーム2日目とは思えないキレキレのパフォーマンス、凄すぎました。個人的には"もうひとりの俺"と"古いラヴ・レター"のバラード2曲がめちゃくちゃ良かった…。シンプルに何万人も人が集まった場所に発生するエネルギーってすごいなと思った次第でした。もっと濃いレポートはこちら(https://ototoy.jp/news/126857)からぜひ。(高木)

機材を買った
土曜日は、先々週に引き続き知人のバンドのドラム・レックを手伝った。結局のところミックス次第ですが、ミックスしやすい、とても良い音で録れたと思う。帰宅後は自宅に届いたエフェクターを少し触った。ギタリスト界隈で話題になっていたMaxonのUE300というペダルで、コンプレッサー、歪み、モジュレーターが入っているマルチ・エフェクター。84年製のアナログ回線が入っているうえで状態もよく、インターフェイス越しだけど音もとても良い。早くアンプで鳴らしたい。あまり物欲があるほうではないので、たまにの買い物が上手くいくと嬉しい。(菅家)

Anorak!をWWWでみた
EP『Fav Riff』のリリースツアー、ファイナル。とても変なことをやっているのだが、あまりにも普通にスムーズに何気なくやっているので、変さを忘れてしまう。それをカッコいいと思うか食い足りない(?)と感じるかは、聴き手側の問題なのだろうか。誰かがやった新しいことが他にも広まるにつれそれが「普通」になっていくことはよくあるが、いまのAnorak!はそれを自分自身たちでのみ推し進めていっているようにすら感じる。エモでバレアリック、純粋にめっちゃカッコよかったです。対バンのNo BusesとTexas 3000も含めて、意思に殴られた夜でした。(高田)

Glass Door
先週火曜日に、Newspeakを見に渋谷CLUB QUATTROまで。Newspeakはサポートギターを10年来の友人であるTakeが務めていて、いつか見たいなと思っていた。ライブ中のTakeはサポートにも関わらず、ガンガン前に出てアグレッシヴなギターソロを弾いていて、爆裂かっこよかった。あとめちゃくちゃ元気そうだった。楽屋挨拶に行ったら、もうすでに速攻酔っ払っていてそれも良かった。(西田)

先週の特集記事

先週のオトトイ(2025年11月4日)

焼きそば「もっと大きい会場で脳汁出たらどうなんねん?」──からあげ弁当が見据える“あるべき未来、乗るべきオープンカー”

REVIEW : TESTSET、バンドとしての深化 / 真価を発揮したセカンド・アルバム『ALL HAZE』

玉置浩二、Chara、ROTH BART BARON、山本精一など注目の新譜を紹介【11月第1週】

REVIEWS : 109 R&B(2025年10月)──R&B Lovers Club(Cookie、つやちゃん、アボかど、Yacheemi)

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.350 淀みをとる

OTOTOY NEW RECOMMENDから

TOP