【ExWHYZ】Episode28 maho「4人で一緒にいると、自然ともう一段階上に行ける」

2025年9月から<Wide Open>ツアーを開催中のExWHYZ。その個別インタビュー・シリーズの第3弾は、maho。新たな広がりを生んでいるグループの現状や、MONDOGROSSO・大沢伸一とどんぐりずによるユニット、DONGROSSOがプロデュースを担当した、最新シングル「DON’T CRY」のレコーディング秘話について、語ってもらいました。
DONGROSSOプロデュースのパーティー・チューン!
INTERVIEW : maho(ExWHYZ)

即完のLINE CUBE SHIBUYAにてグループ3周年記念ワンマンを大成功させ、現在は<Wide Open>ツアーで全国を巡っているExWHYZ。MONDO GROSSO大沢伸一とどんぐりずからなるDONGROSSOが手がけ、feat.参加した、グループ史上最高級のパーティー・チューン「DON’T CRY」とともに、これまで以上に多くのリスナーたちに開けたライブで、その輪を確実に広げている。今回のソロインタビューは、mahoに、「DON’T CRY」の話から、年末に控えるKanadevia Hallでのワンマンに至るまで、じっくりと語ってもらった。
取材&文 : 西澤裕郎
写真 : 大橋祐希
ライブの空気そのものが、私たちの3年を象徴していた
──11月1日と2日、ExWHYZは京都の音楽フェス<ボロフェスタ2025>に出演されました。オールナイトと日中の本祭、両方に出演されてみて、いかがでしたか?
maho:フェスの空気を2日間通して味わえたのは、すごく貴重な経験でした。やっぱり夜とメインのお昼の空気感が全然違っていて、すごく面白かったです。
──<ボロフェスタ>は、京都の学生たちが中心になって運営しているイベントで、独特な雰囲気のあるフェスですが、ExWHYZはどう受け入れられていた印象でしたか?
maho:ライブ自体、たぶん初めて見てくださった方が多かったと思うんですけど、空気が徐々に変わっていくのがわかって。それまでに出演した他のアーティストさんが作ってくれた雰囲気もあって、最後の「STAY WITH Me」では一緒に歌ってくれる人もいて、本当にあたたかい空気でした。外から聞こえてくる歓声もすごく印象的で。学園祭みたいな手づくり感のある楽しさというか。運営している方たちの空気がそのままフェスの雰囲気になっていて、「これは<ボロフェスタ>にしかない特別な感じだな」と思いました。ライブを待機している間にも、外のほうから歓声が聞こえてきて、会場全体がすでに楽しい雰囲気で包まれていて。あの感じはすごかったです。
──現在開催中の<Wide Open>ツアーもそうですけど、今のExWHYZは、どんどん外に広がっている感じがしますよね。「新参者チケット」の導入もあって、今まで以上に新しいリスナーやお客さんが増えている実感はあるんじゃないですか?
maho:今のツアーでも、初めて来てくれたお客さんが増えているのを少しずつですけど感じます。実際、「また来ます」って言葉にしてくれる方もいて。「また来ます」って軽い気持ちでは言えないと思うんです。“また来たい”と思ってくれる事実が、すごくありがたいし嬉しい。そういう一つひとつを重ねていけたらいいなって思います。

──初めて来たお客さんは、どういうきっかけでExWHYZを知ることが多いんですか?
maho:マスターが友達を連れてきてくれたり、会社の上司が教えてくれたみたいな話も聞くんですけど、それってすごいし、そういう人を呼べる関係性って素敵だなと思って。あとは、mikinaちゃんのTikTokを見て気になっていて、今回初めて来てみたっていう人も結構いますね。
──<Wide Open>ツアーは、前回の<ガラクタツアー>(ExWHYZ TOUR 2025 '(unfinished) odds and ends')と比べて、どんな雰囲気になっていますか?
maho:<ガラクタツアー>は勢いや熱量をみんなで固めていく感じが強かったんですけど、今回はその延長線上にありつつ、もう少しラフに楽しめている感覚があります。
──ラフに楽しめているというのは、どういう理由からなんでしょう。
maho:1stシングル『iD』のリリースが大きかったと思います。<ガラクタツアー>の時は、『iD』の楽曲がお披露目みたいな感覚だったけど、今はそれをいい感じに育てていくことを楽しめている。ラフという言い方が正しいかわからないけど、純粋に楽しんでいるって感覚がすごくあります。
──8月2日にはLINE CUBE SHIBUYAで、3周年記念ワンマン公演<ExWHYZ 3rd Anniversary Special Live 'Our Step→Future'>を行いました。mahoさんにとってどんなライブになりましたか?
maho:3周年というタイトルを冠してやったんですけど、今のライブの空気感や、みんなで積み上げてきたものの中で、3年を自然と感じられたのが、すごくよかったと思っていて。もちろん会場の特別感や派手さも感じたんですけど、それ以上に「私たちがここにいて、来てくれたみんながいて、今このライブがある」っていう、今そのものが3年の歩みの結果なんだなって思えたんです。2時間のライブの空気そのものが、私たちの3年を象徴していたというか。そう感じられたのが本当によかったなって思いました。
──中でも印象的だったシーンはありましたか?
maho:特に「Wanna Dance」がすごく印象に残っていて。ExWHYZ始まりの曲でもあるし、曲調的にも緊張感がある曲なんですけど、3周年というタイミングで本編最後に歌った時に、自分の中で「Wanna Dance」という曲の色が変わった気がしたんです。ちょっと自信を持てているような感覚になって。その瞬間の感覚がすごく印象的でした。
──景色が変わったというより、自分の中の感覚が変わった、という感じ?
maho:そうですね。曲に対する印象が少し変わったというか。LINE CUBEが終わった瞬間に「あ、今までと違うな」って感覚が確かにあったんです。
──これまでにも、そうやって特定の曲に対する印象が変わる瞬間ってありました?
maho:「Wanna Dance」みたいなタイプの曲でそう感じたのは、たぶん初めてだと思います。
















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































