アイドル・グループ構成員増殖計画ーアイドル・グループの作り方ーコショージメグミインタビュー

2013/11/20 00:00

コシノジュンコが終身名誉メンバーに就任したBiS!! そこからわずか1週間足らず。11月10日に新木場STUDIO COASTで開催された『TOKYO BOOTLEG 7th Anniversary』にて、新メンバーの加入が発表された。その名は、コショージメグミ。金髪ショートの20歳。「解散を覆したい」と発言したり、でんぱ組.incの最上もがと比較されるなど、注目をあびる彼女のインタビューをOTOTOY初掲載する。また今回から4週連続に渡り、ファーストサマーウイカ、カミヤサキ、テンテンコの単独インタビューも掲載。各メンバーが半年の時を経て、どのような成長を見せたのかに迫る。さらに、新連載「テンテンコの水曜日のラブレター」もスタート。テンテンコが、密かに想いを寄せる男性に書いたラブレターをOTOTOY上で公開していく。BiSを結成時から追い続けるOTOTOYでは、これからもBiSの魅力も余すとこなくお伝えしていく予定だ。彼女たちの歩みは、まだまだ止まらない!!

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Fly / Hi

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BiS / Fly / Hi
【配信形態】
mp3 単曲 250円 / まとめ 900円

【Track List】
1. Fly / 2. Hi
3. Fly (Acappella) / 4. Hi (Acappella)
5. Fly (Instrumental) / 6. Hi (Instrumental)

interview : コショージメグミ

コショージメグミの印象を一言で言うと? いま、そんな質問をされたら、「まだよくわからない」と答えてしまいそうだ。四谷アウトブレイクで行なわれたイベント『自家発電 vol.02』のリハーサル終に、控え室となったスナックの片隅で行なった本インタビュー。目の前では、その日行なわれるBiS階段のライヴで投げる用に、空気人形に空気を入れたり、スタッフがオナホールをふくらませて、BiSのメンバーとともにキャッキャ騒いだりしていた。まるでアイドルの控え室とは思えないそのなかで、コショージは特に恥ずかしがるわけでも、一緒に大声を出して騒ぐわけでもなく、どうしたら自分がBiSとしてはまった行動なのかを気にしながらインタビューに答えてくれた。そこまで気にしなくてもいいよというくらい、どうしたら自分はBiSに貢献できるのか、おもしろくなるのかを考えながら話してくれた。そうした気遣いな性格なのかと思いきや、上京して入学した学校をわずか1回で辞めてしまったり、他のメンバーからダメな人と評されたり、どうやら一筋縄でいかなそうな部分も見てとれるインタビューとなった。これからのBiSはどうなっていくのか。彼女の加入で想像するのが難しくなった。と同時に俄然興味が出てきた。コショージメグミのインタビューをお届けする。

取材 & 文 : 西澤裕郎

コショージメグミが加入したBiS

みんなに、ダメな子だよねって言われるんですよ

ーーまずは自己紹介からお願いします。

コショージメグミ(以下、コショージ) : しょうゆ? さとう? やっぱり \コショージ! / BiSの味つけ担当、メグモンことコショージメグミです。

ーーあのう、味付け担当っていうのはどういうことですか(笑)?

コショージ : コショウで味付けするっていう意味なんですけど、味付けって最後にする作業じゃないですか。だから、わたしが最後のメンバーになろうと思って。

ーーへえ、そういう意味もあるんだ。BiSのことは、いつから知っていたの?

コショージ : 知ったのは『PPCC』がリリースされたときなんですけど、初めて現場に行ったのはアルバム(『IDOL is DEAD』)のインストア・イベントで。そこからちょくちょくイベントに行くようになりました。バニビさんとかでんぱさんとかベビメタさんとかのライヴにも行っていたんですけど、BiSはだんとつに行ってました。

ーーBiSのどこに、そんなに惹き付けられたんでしょう?

コショージ : 楽曲とか、毎回楽しいことをやっているところかな。あのぅ… 普通の回答なんですけど大丈夫ですか?

ーー大丈夫ですよ(笑)。ちなみに、どういう音楽が好きだったんですか?

コショージ : 一番好きなのはTHE CUREです。あと、マイブラのライヴには、今年2回とも行きました。

ーーへえ。80年代90年代のUKのバンドとか好きだったんですね。そこからアイドルを好きになったのはなんでなんでしょう。

コショージ : なんですかね。バンドはいまも好きなので、好きな音楽が変わったというよりは増えた感じですね。アイドルなのに、かっこいい音楽を作っているっていうか。

ーーちなみに音楽以外に好きなものはあったりしますか?

コショージ : よく趣味を聞かれるんですけど、本当にないんですよ。ネクラなんで。

ーーネクラなの?

コショージ : あまりうまく話せないし、ウイポンさんとかサキさん、みんなに、ダメな子だよねって言われるんですよ。

ーーしっかり話せてると思うけど。

コショージ : でも、つまんないと思うんですよ。BiSって、どん欲なイメージがあるんですけど、わたしはそんなに欲がないんですよ。だから大丈夫かなって。

BiSも好奇心からというか、どういう世界か知りたくて

ーーうーん。そういえば、コショージさんの出身はどこなんですか。

コショージ : 出身は新潟で、去年の4月に東京に出てきました。学校に入ることになって上京してきたんですけど、いろいろあって辞めちゃって。体力的な問題だったんですけど…。

ーー身体がそんなに強くないんですね。ちなみにどんな勉強をしていたんですか。

コショージ : 映画とかを撮る学校だったんですけど、ほとんど行かずに一回くらい行って辞めちゃいました。

ーーなにがあったの?

コショージ : カメラを操作する授業があったんですけど、カメラが重くて。わたしはこれは持てない、何年も仕事にできないと思って。

ーー体力的な問題って、それ!?

コショージ : そうなんですよ。台車を動かしても止まらないんですよ。友達が行くからわたしも行こうかなと思って学校を決めたのもあって。

ーー… じゃあ、絶対に撮影をしたいっていう気持ちからではなかったんですね。

コショージ : そうですね。映画が好きだったから、どういう世界なのか知りたかったんです。BiSも好奇心からというか、どういう世界か知りたくて。

ーー学校は辞めちゃったわけだけど、BiSは大丈夫? これまで5人も脱退しているわけだし。

コショージ : どうだろう。でも、全然、楽しいです。普通にみんな暖かく迎えてくれるし。わかんないです(笑)。

ーーまあ、始まったばかりなのに、そんな心配しててもね(笑)。ちなみにアイドル活動は他にもしていたの?

コショージ : 学校を辞めて、今年の3月くらいから他のアイドルで活動していました。

ーー学校を辞めてからはじめたんだ。

コショージ : そうなんです。学校を辞めちゃったら、新潟に帰らなくちゃいけないじゃないですか。でも、どうにか東京にいたいなと思って。だったら、仕事を探すか、アイドルになるかだなと思って。

ーーそこからどうBiSに繋がっていったの?

コショージ : 3、4月にBiSさんのオーディションがあったんですけど、そのときは他のアイドルをやっていたからうけれなくて。だったんですけど、前やっていたアイドルの解散がたまたまた9月16日に決定して。そしたらBiSさんのオーディションの〆切も同じだったんですよ。そこで、これは受けるしかないと思ってうけました。

ーー応募してからはどういう感じで進んでいったの?

コショージ : 応募してからはトントントンと決まりました。オーディションを受けたあとに、BiSさんのCDを買いにいったんですよ。ポスターとかを持って返るときに、「よかったら考えてもらえますか」って電話でお知らせがきて。信じられなかったんですけど…。

ーーすぐ決意を決めた?

コショージ : はい、ぜひ入りたいと伝えました。

ーーちなみに、コショージさんのどういう部分が評価されたんだと思いますか?

コショージ : 金髪だからですかね。それかショート。

ーーそれだけ(笑)? まあ、確かにいないキャラクターだもんね。デビューしたあとは、でんぱ組.incの最上もがちゃんを引き合いに出されて語られていたけど、それについてはどう思う?

コショージ : 本当に申し訳ないなと思って…。あんなに美しくないのに。ネットで自分の名前を見ても自分のことのように思えなくて。だから、全然かわいくないじゃんって書かれても、あまり哀しくないんですよ。それに当たり前だしって。

いまはBiSをやりきる、それだけですね

ーーその、お披露目となる、初ライヴはどうでした?

コショージ : あんまり覚えてないんですよ。練習しているお部屋と全然違ったから、立ち位置とかも覚えてなくて。でも、テンションあがって楽しかったです。メンバーも失敗しても大丈夫だよっていってくれてやさしくて。

ーーコショージさんは、これからBiSでどんなことをやりたいですか。

コショージ : なんだろう。この前のアンケートで目標に「解散を覆します」ってことを言っちゃったんですけど、別にそんなに大それたことは… でも、ここ押したほうがいいんですかね…?

ーー思ったことを言えばいいですよ(笑)。でも、BiSは解散するってことを言われているじゃないですか。そこに入るってどういう気持ちなんだろう。

コショージ : 普通ないですよね、そういうことって(笑)。

ーーそりゃあそうだよね。例えば、来年つぶれますって言われている会社に入んないもんね(笑)。

コショージ : そうですよね。でも、プー・ルイさんについていって、BiSかっこよく終わらせます。あれ、さっきと言っていること違いますね…。

ーーどっちの気持ちもあるってことじゃない? BiSのストーリーとしてキレイに解散したいっていうのと、ずっと続いていってほしいっていう気持ちと。

コショージ : 確かに。どっちもありますね。

ーーコショージさんは研究員としてもBiSを見てきたわけで、いままでの流れを知っているから、余計どっちの気持ちもあるんだと思いますよ。

コショージ : 気持ち的には続いてほしいので、解散してほしくないです。だから、(解散を)覆したいです。(全然話すの)ダメですね。どうしよう…。どういったらおもしろいですか? 解散を覆すって言っておいたほうがおもしろいですか?

ーーそこは、コショージさんがそう思うようになったら、改めてちゃんと言葉にして言ってください(笑)。最後に、コショージさん個人として、どういう未来を描いているか教えてください。

コショージ : それを考えているんですけど、全然思いつかなくて。いまの時点ではわからないですね。あんまりあとのことは考えられないんですよ。ほんといまのことしか考えられないから。いまはBiSをやりきる。それだけですね。

連続企画テンテンコの水曜日のラブレター Vol.1

松尾スズキさま

突然のお手紙、書かせて頂きます。
新生アイドル研究会BiSの殺し屋担当テンテンコです。
今、どうしても松尾さんに言っておきたいことがあって…
大人たちを大勢動かしてみました。

突然ですが、
松尾さん…
好き、です。

>>テンテンコのラブレターの続きはこちらから

これまでのBiSの音源を復習しておこう

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BiSプロフィール

プー・ルイ
BiSのリーダー兼ヨゴレ担当。現在女子大学3年生。中学時代からバンド活動を開始。2009年11月4日に第4回レコチョク新人杯に「限られた時間の中で☆」が最終ノミネートされソロでデビュー。2010年6月23日に自身のファースト・ミニ・アルバム「みんなのプー・ルイ」をリリース。

ヒラノノゾミ
秋田出身。きりたんぽうめえよ。秋田のことなめたらのんのんのん。BiSのマイペース担当。現在のアンダー・グラウンドな音楽情報を貪欲に集めるサブカル・ガール。好きな音楽は神聖かまってちゃん、黒猫チェルシー、FALL OUT BOYとロック、オルタナティブに造詣が深い。また、K−popとMadonnaも好き。

カミヤサキ
BiSのハンサム担当。座右の銘は「『惑わされるな。目覚めるのだ』。＼サキシード仮面～!／BiSのハンサム担当、サキ様こと、カミヤサキです」。

テンテンコ
BiSの殺し屋担当。座右の銘は「噂が一人歩きしてるみたいだね。」「あなたは?」「テンテン!ビスの殺し屋担当。テンテンことテンテンコです」。

ファーストサマーウイカ
BiSの太鼓持ち担当。座右の銘は「三度の飯よりBiSが好き～! よいしょよいしょのウイぽんぽん★ ウイぽんこと、ファーストサマーウイカです」。

コショージメグミ
BiSの味つけ担当。座右の銘は「しょうゆ？さとう？やっぱり　\コショージ！/　BiSの味つけ担当、メグモンことコショージメグミです」。

ジュンジュン
BiSのマネージャー担当。座右の銘は「だめなこと、きてれつなことにパンチするんだ! BiSのマネージャー担当じゅんじゅんこと、わたなべじゅんのすけです」。

BiS Official Web