【ExWHYZ】Episode36 maho「全員が“ここにいれてよかったな”って思う日にしたい」

ExWHYZは2026年8月31日、Zepp Haneda (TOKYO)でのラストライブ<ExWHYZ LAST LIVE '光'>をもって解散する。だが彼女たちは最後まで前を向いて全力で走り続ける。沖縄FCツアーを走り抜け、リリースパーティーを開き、PEDROとの対バンに臨み、最後のオールナイトで踊り明かし、サードアルバム『zION』を届ける。寂しさに浸る暇がないほど、予定はぎっしりと詰まっている。それこそが、このグループが選んだ終わり方だった。
OTOTOYはEMPiRE時代の2018年から、定期的に個別インタビューで4人を追いかけてきた。この個別連載インタビューも、いよいよ最終周を迎える。3人目に登場するのは、maho。ExWHYZの多くの歌詞を手がけてきた彼女が『zION』に残した「FADED」は、「わかったふうに書くことはもうやめよう」という決意から生まれた一曲だ。その言葉の裏側から、「SONNET」に映る3人のこと、そして、いまだ実感が湧かないまま近づいてくる最後の日まで、じっくりと訊いた。
ExWHYZラストアルバム「zION」
INTERVIEW : maho (ExWHYZ)

取材&文 : 西澤裕郎
写真 : 大橋祐希
「最後だ」っていうのがあったから、書けたのかもしれない
──mahoさん作詞の「FADED」、心の奥底からの想いが書かれていて、本当に心を動かされました。改めて、この曲でどんなことを書きたかったのか、聞かせてもらえますか?
maho:この曲の歌詞を書いたのがラストツアーが始まる前ぐらいで。最後というものがついて回っていたし、ここから先もそれがついて回ることがわかっている状態の中だったんです。きっと作詞もこれが最後だなと思った時に、やってきたことを「やりきった」って綺麗に書くより、本当はまだやりたかったこととか、思い描いていたものがあって、それは達成できなかったかもしれないけど、あったことは事実じゃん、ってことも書きたかった。〈欲しいもの全部欲しい〉って今だって本当は思ってるじゃん、みたいな。そこに目を瞑りたくなかった。未練とは違いますけど、言いづらいことだけど、私にとってはすごく大事なことで。そういう思いがあることを、すごく素直に書きたかったんです。
──これまでは、少し抽象的な表現が多かったと思うので、ここまでダイレクトに思いを書くのは、あまりなかった書き方ですよね。〈あっというまに忘れる〉というフレーズのあとに、〈欲しいもの全部欲しい〉と歌われている歌詞に意表をつかれて、グッときました。
maho:多分、自分のずるいところもわかってるというか。もう最後だし、「仕方ないでしょ、こうだしな」みたいにまとめてしまいがちな部分や、わかったふうに書くことはやめようって思って。結構恥ずかしい部分というか、ちょっと自分のめんどくさい部分を書けたらいいなと思って書きました。
──トラック的には、サビで一気に開けるポップな曲です。トラック関係なく、最後にこういうことを書きたいと思っていた?
maho:最後は自分の本心で、伝えたいことというよりかは、思っていることを素直に書きたかった。それはカッコついてなくてもいいかなっていうのは、なんとなく思っていました。
──EMPiRE時代の代表曲のタイトルでもある〈アカルイミライ〉というワードも出てきます。元々入れたかった言葉だったんですか?
maho:全然そういう感じではなくて。さっき言ったようなことを考えてトラックを聞いて考えている中で、何かが始まる時って、みんな明るい未来が欲しくて願ったりしていく。その気持ちってすごく大事だよな、と。グループが終わって、それぞれの人生でまた新しい始まりが描かれていく時も、その明るい未来が始まっていくといいなって。あの時の気持ちとあんまり変わらないなっていう部分があって。あと、「アカルイミライ」の歌詞が大好きなんです。渡辺(淳之介/WACK代表)さんが書いてくれたことに、すごく感銘を受けているから。ワードとしてリンクする部分とか、励まされる部分がすごくあったから、私の感覚的に、入っちゃった気がする。思考の中で出てきちゃって、入ったみたいな。
──「アカルイミライ」で始まったグループの最後の曲の歌詞の中に、その言葉が自然と入っているのは、地続きというか、mahoさんの8年間が全部出ているんだなと思いました。「FADED」のCメロのmahoさんの歌声もめちゃめちゃいいですよね。
maho:本当ですか? めっちゃ嬉しいです。
──すごく生々しいというか、隙間からすごい感情を感じます。歌っている時、意識したことはありますか?
maho:最後のところは、もう本当に感情を込めていて。好きに歌っていいよって言われたので、歌うというよりかは、叫びみたいな感じの方が近かったかもしれないです。言えない心の内みたいなものだけど、言わなきゃ自分としても実感できない部分もあるし。それを自分で歌詞に書いて、吐き出せたからこそ、ちゃんと声にして言えた、っていう感じですかね。
──最後だからこれが書けたのかな、というのもあって。解散が決まったから、ここまでできた、という気持ちもありますか?
maho:どうなのかな……確かに、そんな気がします。グループが解散するとなって、いろんなことが進んでいって、ありがたいことにいろんなことをやらせてもらっていて。皆さんのおかげで、すごくいい日に向かっていっている。ただ、自分自身として、それだけになっちゃうと、ちょっと違和感があるみたいな。だって、解散を決めたのは自分たちだし、今まで守れなかったものがあったのも事実で。そういうことに対しての、自分の変な責任感みたいなものが、ゴールに向かっていく中で、じわじわすごくあって。だから、それをただ、自分がちゃんと素直に残しておきたかったから書けたと思う。「最後だ」っていうのがあったから、書けたのかもしれないです。
























































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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