【ExWHYZ】Episode37 mikina「マスターやメンバーの存在を考えた時に思い浮かぶのが、光だった」

ExWHYZは2026年8月31日、Zepp Haneda (TOKYO)でのラストライブ<ExWHYZ LAST LIVE '光'>をもって解散する。だが彼女たちは最後まで前を向いて全力で走り続ける。沖縄FCツアーを走り抜け、リリースパーティーを開き、PEDROとの対バンに臨み、最後のオールナイトで踊り明かし、サードアルバム『zION』を届ける。寂しさに浸る暇がないほど、予定はぎっしりと詰まっている。それこそが、このグループが選んだ終わり方だった。
OTOTOYはEMPiRE時代の2018年から、定期的に個別インタビューで4人を追いかけてきた。この個別連載インタビューも、いよいよ最終周を迎える。4人目に登場するのは、mikina。これまで低音域を担ってきた彼女が「オクターブ下が唯一の居場所だった」と振り返る当時の話から、歌うのが好きになったと語る現在、DJとして立った夜のこと。そして、まだ向き合えていないという解散への実感まで。じっくりと訊いた。
ExWHYZラストアルバム「zION」
INTERVIEW : mikina (ExWHYZ)

取材&文 : 西澤裕郎
写真 : 大橋祐希
やっと自分が役に立てる場所があるんだ、みたいに思えて
──8月8日に代官山UNITで行った、初のDJワンマン<mikina presents 'BUNMAWASHI NIGHT'>、手応えはいかがでしたか?
mikina:楽しかったですね。やっと、わかり合えた気がします。
──わかり合えた?
mikina:「わかり合えた」って言うと言い方が変ですけど、やっと見たいマスター(※ExWHYZファンの総称)が見れたかなと思っていて。それがすごく嬉しかったです。
──「見たいマスター」というのをもう少し詳しく教えてください。
mikina:私を見に来てくれているから、私に夢中になってくれているマスターもいっぱいいると思うんです。だけど、DJって、音楽をかけて、その空気を提供する役割じゃないですか? そことのズレというか、「本当に楽しい? 大丈夫?」と思いながらやっている時もあったんですよ。「mikinaちゃんが楽しそうにしてるところを見るだけでいい」と思ってくれているマスターの方もいて。それも嬉しいんですけど、せっかく一緒にいるんだから、お互い楽しくないとと思っていて。知らない曲もあるかもしれないけど、これをきっかけに知ってもらうのも嬉しいし、純粋に空気を体感して湧き上がるものがあったら、それが一番嬉しいというか。それができていないことを悔しく思ってもいたので、ようやくそこが合致したなと思って。自分にとってもすごく嬉しかった日だったなと思っています。

──そこに至るために、選曲なども変えたんですか?
mikina:前日までセトリを変えたりしていました。本当はその場の空気を見て曲を選びたいですけど、まだ自分がそこに追いついてはいないので、今までの経験を生かしてマスターの反応を読んで想像して、「多分この曲は好きだから、じゃあここに入れてみよう」とか。あと、楽しんで楽しませるためには、自分が芯を持ってやらなきゃいけないんだっていうこともDJをやってすごくわかったことで。そこを今回すごく意識しました。自分が何をしたいか、どうしたいか考えた時に、私はマスターの楽しいところが見たかったので。そこが一番変えたところでした。
──解散直前にして、そこに至れたのはすごいことですよね。
mikina:解散直前に一緒にそういう時間を過ごせたことは、自分の中ですごく嬉しいことでしたね。みんなもすごく楽しんでくれて、そういう言葉を残してくれたので。よかったです。
──同日にアルバム『zION』の視聴会も実施され、そこで全曲を初めてマスターが聴いたわけですよね。目の前でリアクションを体感して、どうでしたか。
mikina:みんなキラキラした目で、期待して見てくれているのがすごく伝わって。終始キラキラしてました、目が(笑)。
──中でも、どの曲がマスター的には大きかったですか?
mikina:「FADED」と「SONNET」は2強ってぐらい、「これが好きだったんだよ」って聞くことが多かったです。私のファンの人は、私が「SONNET」でサビ頭を歌っているのが新鮮だったみたいで、それをすごく喜んでくれて。「お待たせ」って思いました(笑)。今まで歌えなかったのが「ごめんね」って思いましたけど。
──サビ頭を歌うのは初めてなんですか?
mikina:今まで、ほとんどないですね。私はオクターブ下を歌うことが多いので、サビを誰よりも歌っているみたいな曲もあるんですけど、メインで1人というのはなかなかなくて。
──サビ頭を歌うのは、mikinaさん的には、どんな気持ちでしたか?
mikina:意外すぎて、全然実感がないままここまで来てしまったんですけど、よくよく考えたらすごく嬉しいことですね。オクターブ下を任せてもらえるということもあったので、なかなか歌えなかったし、それをなんとなく当たり前のように思っていた自分もいたというか。もっと昔だったら、歌割り一つ一つに一喜一憂していたかもしれないんですけど、何年もやっていて、一番バランスのいい形が4人になると決まってきて、それを受け入れてきちゃってたんだなというのは思いましたね。バランスがいい状態を提供できるっていうのはいいことでもあると思うんです。「NOT ENOUGH」も、私がすごく合っていたから「歌割り多めにあるよ」って言われた時も、自分でも意外というか。
──ちなみにmikinaさんは、オクターブ下を、いつ頃から担うようになったんですか。
mikina:ずっと思い出していたんですけど、多分EMPiREの「WE ARE THE WORLD」とかなのかな。低い声が得意かもって思ってもらえたのは、その頃ぐらいですかね。
──最初の頃は、慣れるまで時間がかかりましたか。
mikina:どうだったかな。でも、やっと自分が役に立てる場所があるんだ、みたいに思えて。歌に対しては、ずっと「邪魔しないように」「迷惑をかけないように」というところで頑張るみたいな感じだったんです。歌って、自分の色を出すところからが本番だなって思うんですけど、とにかくベーシックなところまでレベルを上げる練習をするみたいな気持ちが強くて。音を外さないとか、そういう基礎的なところを考えるぐらい苦手だった。だから、自分がその歌の中にいるから良くなる、みたいなのって信じられなかったですね。でも、「割と私、得意」って思ってからは、すごく自信満々になるのが早い方なので、そこからは早かったかもしれないです(笑)。ExWHYZになってからの方が、歌うのも楽しくなりました。
















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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