エモ(emo)を繋ぐ(tie)という意味が込められた音楽フェスティバル「tieemo」が、11月9日(土)、10日(日)の2日間にわたり、埼玉県の所沢記念公園野外ステージで開催される。2日間通してトリをつとめるのは、Jimmy Eat WorldやThe Promise Ringなどと並び、「emo」という言葉を定着させた代表的バンド、The Get Up Kids!! 9日は1stアルバム、10日は2ndアルバムを中心にしたセットリストでライヴを行うことも決定。日本のエモを継承するバンドとともに、2013年のエモを浮かび上がらせ、それを結びつけるメモリアルな2日間になりそうだ。今回、OTOTOYでは、主催者の大橋賢率いるバンド、Choir touched teras chordの大橋と矢巻、出演者のグッドモーニングアメリカの渡邊幸一とたなしんを迎え、エモ対談を行った。笑いあり涙ありの対談を読んで、少しでも琴線に触れた方は、ぜひ足を運んでみてはいかがだろう。涙の大合唱を埼玉の空に向けて放とう!!


emoリバイバルの波をさらに荒立て、他の様々なシーンと繋げていくための架け橋

music festival “tieemo”

2013年11月9日(土)、10日(日) @所沢記念公園野外ステージ(埼玉県)
開場 / 開演 : 10:30 / 11:30
出演 : The Get Up Kids / Predawn / BIGMAMA / 武居創(ex.OCEANLANE) / HUSKING BEE / cinema staff / Choir touched teras chord / avengers in sci-fi / グッドモーニングアメリカ / the band apart



詳細 : http://www.tieemo.net/


主催者、大橋賢率いるバンド、Choir touched teras chordの音源を配信スタート

Choir touched teras chord / pm/fm

【販売形態】wav / mp3

【配信価格】単曲 200円 まとめ購入 1,400円

onsaのVo&Gt岡崎の前身バンドであるLet your spirit soarをかつて率いた大橋率いるChoir touched teras chordによる初の全国流通盤。まるでMAE / COPELANDなどの2000年代のエモをフリッパーズ・ギターで煎じたかのような耳馴染みのよさ。力強いEMOとは一見対極にも感じる柔らかさを持っているが、彼らの様からは芯の部分をしっかり感じることができるのは、90's emoを愛しすぎた故か。

INTERVIEW : 渡邊幸一、たなしん、大橋賢、矢巻

いま30歳前後の音楽リスナーにとって、THE GET UP KIDS(ゲットアップキッズ)というバンドの存在は小さくはないはずだ。特に、中古CD屋を巡り、せっせと音源を掘っていたようなリスナーにとって、大切なバンドであることに違いないだろう。いわゆるエモというジャンルを確立したバンドとして、彼らはいまもその中心に立っている。もし聴いたことがないというのなら、1997年にリリースされた1stアルバム『Four Minute Mile』、1999年にリリースされた2ndアルバム『Something to Write Home About』を聴いてみてほしい。そこには、エモという言葉の本質が込められている。

そんな伝説的バンドを迎え、所沢記念公園で行われるフェスティバルが、tieemoだ。90年代に日本のメロディックでエモーショナルなパンクを牽引したHUSKING BEEをはじめ、the band apart、cinema staffなど、世代を越えたバンドが集い、ライヴを繰り広げる。そして、単なるエモ好きのイベントではなく、2013年のエモを感じるバンドとともにシーンを活性化させることがテーマに設けられている。本イベントの開催を記念し、主催者の大橋賢率いるバンド、Choir touched teras chordから大橋と矢巻、出演者のグッドモーニングアメリカから渡邊幸一とたなしんを迎え、エモ座談会を行った。エモという言葉の本質に少しでも触れてもらえたらと強く願う。そして生ける伝説とともに貴重な時間を楽しみに足を運んでほしい。

インタビュー&文 : 西澤裕郎

左から、矢巻、大橋賢、たなしん、渡邊幸一

何十年も溜まったエモ魂みたいなものを吐き出せるかもしれないです(たなしん)

ーーいきなりですが、一人一人、自分にとって一番のエモ・バンドを教えてもらえますか?

渡邊 幸一(以下、渡邊) : いきなり難しい質問ですね(笑)。高校の頃、仲のいい友達が海外の音楽をよく聴いていたので、その影響でNOFX(ノー・エフ・エックス)とかThe Offspring(オブスプリング)といったメロディックな音楽を聴きはじめたんです。そのあと、TOTALFATのベースがいろいろ音楽を教えてくれたんですけど、そのなかに THE GET UP KIDS(ゲットアップキッズ)もあって、そこでエモって言葉を初めて知りました。今、自分のなかでのエモバンドって言われてパッと思いつくのは、Copland(コープランド)ですね。

ーーCoplandは、ピアノなど鍵盤が入って、独特のキレイなエモさがありますよね。続いて、たなしんさんお願いします。

たなしん : 高2のときにはじめて彼女ができたんですけど、彼女が同じバンド・メンバーのことを好きになっちゃって。毎晩電話しても、バンドの用事とかで電話しても、2人とも同じ時間に通話中なんですよ。そのとき聴いてたのが、THE GET UP KIDSで、あのときの「え!」っていう気持ちがつまっています。その年の流行語は俺のなかでエモいっていう単語でした。いまでも秋口になると、ロボットのアルバム(『Something to Write Home About』)を聴くんですけど、あれはやっぱり名盤ですね。

『Four Minute Mile』
『Something to Write Home About』

ーーたなしんさん、エモいんですけど、切なすぎです…。

たなしん : 結局ふたりは結婚しました。ぼくは泣いたりしないほうなんですけど、そのときはTHE GET UP KIDSを聴いてめっちゃ泣いて。THE GET UP KIDSっぽい曲も作りました。それから哀愁っぽい曲が好きになったんです。いまは、エモい女の子もすごく好きです。

ーー好きな女の子のことは聞いてないです(笑)!! では、主催者の大橋さんお願いします。

大橋 : ぼくは、もともとHUSKING BEEやGreen Day(グリーン・デイ)、Hi-STANDARD、SHERBETとかを聴いていたんですけど、メロコアががんがん流行りだして、みんながオシャレで半ズボンを履くようになって、若かったからなんかちょっと斜に構え始めちゃって(笑)。それでエモを掘りはじめたところもあります。当時エモに詳しくなって行くことはかっこいいみたいな風潮が仲間内であったんですよね。そんな中最初にガツンと衝撃を受けたのが、Mineral(ミネラル)というバンドで。Sunny Day Real Estate(サニーデイ・リアル・エステイト)とかと並ぶエモ界隈の伝説的なバンドなんですけど、そのCDが新百合ケ丘の普通のCD屋で500円ぐらいでなぜか売っていたので、ジャケ買いしたらドンピシャにはまったんです。

ーーちょっとした偶然というか、巡り合わせもあったんですね。「tieemo」というイベント名にはエモという単語が入ってますが、なぜこうしたイベントを開催しようと思ったんでしょう。

大橋 : ずっとそのシーン(エモ)にいたこともあって、エモを繋ぐ意味の「エモーショナル・タイ」ってイベントをやってみたかったんです。最初は200人ぐらいの小規模なものを考えていたんですけど、THE GET UP KIDSが決まって、エモだけのくくりでやるよりも、エモシーンに影響を受けつつ幅広いシーンで活躍しているバンドに声をかけ、このシーンを活性化させたい気持ちがあってはじめました。

ーーグッドモーニングアメリカに声をかけたのはなぜだったんでしょうか?

渡邊 : それ、ぼくらも気になります。めちゃくちゃうれしかったんですけど、メンツをみたときに合わない気がしていて。どういう思いがあって呼んでもらえたのか、すごく聞きたいです。

大橋 : グッドモーニングアメリカに関しては、結構最初の頃からずっと呼びたいって言っていて。逆に「なんでオファー来ないんだよ」って思ってるんじゃないかなと(笑)。絶対THE GET UP KIDSのこと好きだと思ってたし。

渡邊 : 俺、そう思ってました(笑)。THE GET UP KIDSが所沢で2daysをやるって記事を読んで、普通に観にいこうと思っていて。グッドモーニングアメリカの名付け親はHUSKING BEEのベースのはじめなんですけど、アメリカのシカゴで行われたTHE GET UP KIDSの復活ライヴに行った話を聞いてうらやましいと思っていたら、風の噂で復活するって聞いて。しかも「来日? 所沢? まじで?」ってなって。このチャンスを逃したら、もう観れないなと思っていた矢先、お誘いがきたからほんとに嬉しくて。

たなしん : ちなみに、元メンバーの結婚したともぞうは、航空公園に住んでます。

ーーたなしんさん、エモすぎます…。たなしんさんは、お誘いがきたときはどういう気持ちだったんですか。

たなしん : ほんとうに夢のような、一生に一回ないって気持ちになりました。特にこの2人はエモ代表というか、かなりエモの核にいる2人なんですね。何十年も溜まったエモ魂みたいなものを吐き出せるかもしれないです。

繊細でキレイで切ない、そこに儚さもある(渡邊)

ーーそれは楽しみです!! エモって、だいぶ一般的に使われるようになったと思うんですね。ただ、「tieemo」で使っているエモは、90年代末から2000年代前半のエモの部分に原点があるような気がしていて…。

(と、矢巻さん登場)

ーーすでに話を進めちゃっていますが、自己紹介と自分にとって一番のエモ・バンドを教えていただけますか(笑)?

矢巻 : Choir touched teras chordというバンドでギターとコーラスをやっている矢巻です。自分にとってのエモ・バンドをあげるとすると、Mineralですかね。

ーーそれはなんでですか?

矢巻 : ぼくはみなさんより年齢が少し下なんですけど、これぞエモ!! って感じで、くるぞくるぞって思ったところで、シーンの盛り上がりがいきなり終わってしまって。そのうえで、音楽的にすごく琴線にひっかかったのがMineralだったんですよ。

ーー矢巻さんは、自分の体験も一緒についてくるエモ経験とかはなかったですか。

矢巻 : 失恋したときは、宇多田ヒカルとか聴いてましたね。

大橋 : たしかに宇多田ヒカルも相当エモいよね。

たなしん : 宇多田ヒカルは中期から後期が、どエモですよね。

ーー矢巻さんがくるタイミングで話そうとしていた話題なんですけど、一体エモってなんなんでしょうね? 僕の周りでは、The Promise Ring (プロミス・リング)を源流とするエモが聴かれていたんですね。1人で家で聴くのが趣味みたいな、俺だけこれ知ってるぞみたいな人が多かった印象があったんですけど、みなさんはどうでした?

たなしん : 内向的な感じですよね。

矢巻 : あまり聴いてる音楽がばれたくないみたいな感じはあったかもね。

渡邊 : そんな感じはしますね。

ーーあと、言ってみれば、 Weezer(ウィーザー)とかもエモーショナルじゃないですか。かなり定義が広い言葉なので、今日はみなさんが考えるエモみたいなのをすりあわせたいなと思っていて。

たなしん : 日本のロックでもBUMP OF CHICKENとかRADWIMPSの歌詞とか、ちょっとヌルっとした感じも含めて、みんなはエモっていうかもしれないけど、それは私たちの考えているエモとはちょっと違う気がします。Choir touched teras chordのバンド紹介に「きらめく」って言葉があるじゃないですか。あの言葉すごく素敵だなって思って。アルペジオの絡みとか、心の琴線や繊細な部分に触れる部分があって、静かさのなかにある抑揚みたいなところにぐっときたりするじゃないですか。

大橋 : エモにはどこか「キレイ」っていうのがみんなの共通意識としてある気がしていて。ジャケも含めて美しいみたいな。

矢巻 : あのロボットのジャケは、見てるだけで切ないもん。ロボットに恋するような感じ。

たなしん : いつでもあそこに戻りたくなりますもんね。

渡邊 : 繊細でキレイで切ない。そこに儚さもあると思う。もちろん宇多田ヒカルもエモだと思うから、ひとくくりに言葉にするっていうのは難しい。でも、聴いててキュンというよりもグッ… というか。

たなしん : あまり暗い方向になんないと思う。明るさが中にちゃんとあるっていうか、きらめくって言葉があったり、空は青いけどなんか切ない。そういうイメージ。

大橋 : うん。黒いって感じじゃなくて、青い。いい気分になるとか。ほんとそういう感じ。

たなしん : それが一番しっくりきますよね。人のいい部分をちゃんと表現してる感じがします。

俺たちは世代が下だから、観たくても観れなかった(矢巻)

ーー今回のラインナップは、エモっていうのをひとつテーマにしたときにひっかかるひとたちを選んでると思うんですけど、Predawnが入っているのが意外でした。

大橋 : 実はPredawnだけには絶対出てほしいってことをゲットアップキッズを呼ぶ前から何故か決めていたんです。今回出演するどのバンドも、かなりどっぷりエモシーンを通って音楽を育んできたようなんですけど、どうもPredawnだけは、エモシーンをガンガン聴いてきたわけじゃなさそうなんですよね。でもどこかPredawnにOwen(オーウェン)とかに共通するエモの要素を感じています。色んなシーンの人がPredawnのことは好きって言うし、今回のフェスやエモシーンにはPredawnは不可欠な気がしていたんですよね。

ーーたしかに根拠があるわけじゃないんですけど、エモが好きな人ってPredawnが好きな確率が高いんですよね。僕のまわりがみんなそうなだけなんですけど(笑)。なにかしらひっかかる部分があると思っていて、キレイな音楽だけど、それだけじゃないっていうか。

矢巻 : 人の内面にフォーカスしているイメージがします。いろんな心情があるけど、キレイなものだったり、ダークなエモショーナルなものもあるじゃないですか。繕ってない感じが、グッとくるというか。

ーーみなさんはエモと言われる音楽は、いまも聴かれますか?

たなしん : 最近そういう「このエモいいね」という情報がはいってこなくて。結局、ロボットのアルバムに戻っちゃうんですよ。

矢巻 : たしかに、新しいのにいきにくい。

たなしん : それって、あの時代の影響、時代性が大きいのかも。あの時代が好きで影響を受けて作ったっていうのもあるだろうけど、あの時代だから自然とできていたのかなって。

ーーぼくは、2000年の半ばくらいにFall Out Boy(フォール・アウト・ボーイ)がエモって言われているのがピンとこなかったんですよね。

たなしん : THE USED(ザ・ユーズド)とかもエモパンクとかエモなんとかって言われてましたね。

大橋 : 昔から仲のいいNATURE LIVINGってバンドもスクリーモと呼ばれるようになっていって。本人たちはそこまで変わってないんだけど、きっと知れてくるにつれて周りがジャンル分けしていってるって流れだと思うんですよね。

ーーそれはそうかもしれないですね。源流のもとを辿るという意味では、Jimmy Eat World(ジミー・イート・ワールド)はエモだけど激情系な感じがしますよね。きらびやかな反面、どろーっとする感じっていうか。Jimmy Eat Worldは聴きますか?

渡邊 : めっちゃ聴きました!! 特に『ブリード・アメリカン』。そのひとつ前のやつのほうがいいよっていうひとがいっぱいいたけど、俺らの周りで流行ったのはそっちだった。

矢巻 : あのあたりから路線が変化したよね。『クラリティ』から『ブリード・アメリカン』に行くときに。アメリカン・ロックになっていった。

大橋 : 『クラリティ』もいいけど、『ブリード・アメリカン』もいいですよね。

ーーみんな一番コアなところにエモを見出すと、THE GET UP KIDSとかあの時代(90年代)になるんですね。矢巻さんは一番若いのにそこにいくんですね。

矢巻 : そうですね。本当の聴き始めはOCEANLANEの(武居)創さんなんですよ。そこからJimmy Eat WorldとかTHE GET UP KIDS、 Starmarket(スターマーケット)とか Last Days Of April(ラスト・デイズ・オブ・エイプリル)も聴き始めました。

大橋 : そういえば、こないだ創くんに逢ったときに、「グッドモーニングアメリカって知ってる?」って聴いたら「”for better,for worse”でしょ?」って。いまも昔も知ってるって言ってて、テンションあがりました(笑)。

たなしん : OCEANLANEのファーストは衝撃的でしたね。彗星が現れたって感じで。同じ頃、 COMEBACK MY DAUGHTERSも調度出てきて、あの時代は心躍ってましたね。

ーー大橋さんはイベントの告知分に、いまエモリバイバルが起きているというようなことを書いていましたが、それはどういうことですか?

大橋 : 20代の若者が結構あのときのエモを求めている印象をすごく受けていて。あと、そういうバンドもすごく増え始めてるなって思います。

矢巻 : 俺たちは世代が下だから、観たくても観れなかったり、聴きたくても聴けなかったんです。リアルタイムでいれなかったっていう気持ちがあるから、余計そういう思いが強いのかなと思う。だから再結成とかなると「うおお!」ってなって。

大橋 : 確かに、当時観てないけど、今すごく聴いてるみたいな人は多いように感じます。 アメリカにTEXAS IS THE REASON (テキサス・イズ・ザ・リーズン)という最近再結成したエモバンドを観に行ったときも、お客さん100人くらいかなと思って行ったら、800人くらい来ていて。たぶん再結成した後のほうが盛り上がってるんじゃないかとすら思いました。

ーーグットモーニングアメリカは、自分たちの楽曲の中に、エモがはいってると思っていますか?

渡邊 : 答えが難しいですね。前バンド(for better,for worse)をやってたときは、THE GET UP KIDSとかJimmy Eat Worldとかに憧れて、突き詰めようって進んでたので、エモがはいっていると言えたんですよ。もちろん、その流れは継いでいると思うんですけど、グッドモーニングアメリカとして打ち出したい部分はエモが一番じゃないと思っていて。もちろん、エモい曲というか、エモが好きな人たちにも届くんじゃないかなって曲はあると思うんですけど、まったく響かないんじゃないかっていう曲もある。今度のイベント出させていただく際、僕らのことを初めて見る人もすごく多いと思うから、そういう人たちにも僕らのいまやっている音楽が届けばいいなと思います。楽しみです。

大橋 : 僕的にはグッドモーニングアメリカの「空ばかり見ていた」を聴いて、この曲エモいなと思って。他の曲でもそういうエモからの影響を受けてきたってところを感じますし。なんだかんだ、そういう要素は変わっていかないのかなってくらいに、実は芯を感じてます。THE GET UP KIDSとかが好きすぎて、なかなか抜けないのかなってくらいに(笑)。

いい音楽はここにありますってことを伝えて、シーンを盛り上げたい(大橋)

ーー(笑)。そして、今回の会場は所沢の航空公園です。これも意外な場所選択ですね。

大橋 : バンドがどんどん決まっていくうちに「え! ○○がまさか所沢に!!」ってどのバンドもめちゃめちゃうけて、これはおもしろかったかなって思いが強くなりました。航空公園では、定期的にイベントをやっているんですが、まさかこの辺界隈のこんな豪華なバンド陣が押し寄せるとは思っていなかったと思います。

ーーそうですね。それに普通のライヴ、東京都内の大きめのハコでやるよりもかなりインパクトありますね。

たなしん : 季節もめちゃめちゃいいですよね。勝手なイメージなんですけど、北欧のバンドは北欧で見たいみたいなのがある。その意味で、所沢はちょっと田舎っぽい空気があって、THE GET UP KIDSはこの季節の夕方とかに聴くのがあいそう。

ーーあと、エモ好きが一堂に会することって、なかなかないですよね。

全員 : たしかに!

たなしん : 当時のエモを知らないお客さんとか若い子たちが、引き寄せられて来たりして、なにかが目覚める人も結構多いんじゃないかな? 今回の対談もすごい意味があるんじゃないかなって思っているし。

大橋 : グッドモーニングアメリカを好きな人の中にはTHE GET UP KIDSを知らない人も相当いると思うんで、THE GET UP KIDSのことを知ってもらいたいですね。きっと聞いたことない知らないってだけなので、なんとか知らせたいんです。グッドモーニングアメリカは、『あっ、良い音楽ここにあります。』というコンピレーションアルバムを作ったりして、シーンを活性化させようという彼らの想いに共感していて。それにかけて僕らも、良い音楽ここにありますってことを伝えて、シーンを盛り上げたいです。

ーーそういえば、2日開催日があって、各日アルバム毎にテーマをしぼってやるんですよね。

大橋 : そうですね。1stを初日、2ndを2日目にやってもらうっていう、夢のような企画なんです(笑)。

ーーそのままアルバム通り、順番にやっていくんですか?

大橋 : いや、基本的にはそのアルバムが中心のセットリストみたいに進むので、どんな感じでやるかそこまではわからないんです。

ーーちなみにグッドモーニングアメリカはどっちの日に?

たなしん : 1stの日です。トリプルアンコールくらいまでして「Holiday」やってもらうと思ってます(笑)!!

大橋 : そうそうそう。あるんですよ、そういうことが。ただアルバムが中心なセットリストなだけだから。

ーー「Holiday」を聴いたら、本当にエモい気持ちになると思いますよ。エモ好きのアンセムですから。日本中の、少なくとも関東近県のエモ好きが一堂に会するわけですし、それだけでもかなりテンションあがりますね(笑)。

渡邊 : たしかに! たしかに! それ想像したらやばいですよね。

ーーだってみんな集まんないじゃないですか、そういう人。家でこっそり聴いてる人たちばっかなんだから。

渡邊 : 「このころはよかったよなー。やっぱりここに戻ってくるんだよな」なんて話を3、4人で小規模で全国各地で毎晩やってると思うんですよね。

ーーそうですよね。それが所沢に集まるんですよ!!

たなしん : 絶対、みんなビール飲みながら拳振り上げてるばず(笑)!!

渡邊 : 泣きながらね(笑)。いい笑顔見れそう、すごく!!

THE GET UP KIDS 来日公演情報

2013年11月6日(水)@大阪BIG CAT
ゲスト : Choir touched teras chord and more…

2013年11月7日(木)@名古屋BOTTOM LINE
ゲスト : HUSKING BEE / Choir touched teras chord

2013年11月9日(土)、10日(日) @所沢記念公園野外ステージ(埼玉県)
開場 / 開演 : 10:30 / 11:30
出演 : The Get Up Kids / Predawn / BIGMAMA / 武居創(ex.OCEANLANE) / HUSKING BEE / cinema staff / Choir touched teras chord / avengers in sci-fi / グッドモーニングアメリカ / the band apart

PROFILE

Choir touched teras chord

2010年結成、emo / US インディー・バンド。通称ちょいあー。結成3年足らずで、目指していたThe Get Up Kidsの真の後継者と呼ばれる。どこまでも純粋無垢で煌くメロディーと素のままでゆるい彼らとは裏腹に、丹念に作られた彼らの楽曲。2013年8月21日、1stミニ・アルバム『pm/fm』をレーベルfurther platonicsから全国流通盤リリース。

>>Choir touched teras chord official HP

グッドモーニングアメリカ

東京都八王子市にて高校の同級生で前身バンドfor better,for worseを結成。同じ大学高校の同級生でもあり、ライバルでもあるTOTALFATや、後輩であるBIGMAMAと共に活動を開始する。エモ / メロディックを母体とする音楽性と、自由なサウンドアプローチと向き合うことで獲得したポップさを融合し2007年「グッドモーニングアメリカ」へと改名。 エモーショナルな歌や歌詞の世界観には、自分の中で抱える不安や心の葛藤、悲しいことが起きている現実と向き合い、それを乗り越えられるように進んでいきたいと願う気持ちが切に訴えられている。 彼らは自分たちの成功を目指すだけでなく周りのバンドとともに音楽シーンを活性化させるというスタンスを常に持っており、自らが企画・制作したコンピレーション・アルバムV.A.『あっ、良い音楽ここにあります。』をすでに3枚リリース。同時に自主企画のフェス『あっ、良いライブここにあります。』も主催し、大規模ライヴ・ハウスにて3days全日SOLD OUTを果たす。 また、お世話になった吉祥寺WARP、八王子RIPS、八王子matchboxでの原点回帰イベントも行うなど、様々な意欲的な活動にグッドモーニングアメリカの「シーンへの熱い思い」が窺える。 今年の5月には初のフル・アルバム「未来へのスパイラル」でメジャー・デビューを果たし、オリコン・ウィークリー初登場11位と、今最も勢いのあるバンドとして認知され続けている。

>>グッドモーニングアメリカ official HP

tieemo

様々なシーンで活躍している人々が繋がり作り出す「瑞々しい高揚感、情熱と青春、未来への架け橋」。このようなテーマから"tieemo"の構想が始まったようだ。"tieemo"では様々なものを紡いでいきたいという理念のもとtie(結ぶ、繋ぐ)という文字が付けられ、そしてtieに繋げる文字にはemo(emotional / 感情的)という文字が付けられている。現在日本では90年代emoリバイバルというムーブメントが再び起きていて、リアルタイム世代、今の若者、両方が時代を超えて同じ感動を分かち合うという奇跡的な状況が至る所で見られている。music festival “tieemo”にはemoリバイバルの波をさらに荒立て、他の様々なシーンと繋がっていける架け橋へとなる期待を抱かせられる。

>>tieemo official HP

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インタヴュー

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by せんだ
「愛しています」だけではないラヴ・ソングの数々──踊ってばかりの国、3年ぶりフル・アルバムを先行配信
・2018年04月11日・「愛しています」だけではないラヴ・ソングの数々──踊ってばかりの国、3年ぶりフル・アルバムを先行配信 孤高のサイケデリック・ロック・バンド“踊ってばかりの国”が、2018年4月18日に、3年ぶりとなるフル・アルバム『君のために生きていくね』をリリースする。現在の体制となってから初となるこのアルバムは、音源化が待ち望まれていた名曲「Boy」をはじめ、会場限定CDに収録されていた「evergreen」「ジョン・ケイル」など、いつまでも色褪せない珠玉の15曲(+ボーナス・トラック1曲)が収録される。 OTOTOYではこの先「平成の名盤」として語り継がれることになるであろうこのアルバムを、CDリリースに先駆けて1週間の先行配信でお届け。どこよりも早くこのアルバムを聴くことができます! 踊ってばかりの国だからこそ鳴らせることのできるラブ・ソングの数々を、現体制となって初のメンバー全員インタヴューと合わせておたのしみください。 3年ぶりとなる新アルバムを独占配信スタート 踊ってばかりの国 / 君のために生きていくね'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1kHz) / AAC【配信価格】単曲 25
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筆者について
西澤 裕郎 (西澤 裕郎)

1982 年生まれ。ファンジン『StoryWriter』編集長。http://storywriter-magazine.com/