クロダセイイチって何者?ーー命を削って作ったdaokoとのコラボ・シングルを期間限定で無料ハイレゾ配信
クロダセイイチという男を知っているか? エレクトロニカ、ヒップホップを主体とするバンド"Genius P.J's"のキーボード、プログラミング、ギター活動を軸に、元ズボンズのドン・マツオとDON Matsuo Magic Mountain Bandで活動、ウィスパー・ノイズ歌手”あなるちゃん”と”あなるちゃんとクロダセイイチ”名義で音源をリリース、ラッパーのDOTAMAや狐火への楽曲提供など、ジャンル、スタイルを横断し、活動するミュージシャンである。このたび、m-floとの共作楽曲「IRONY」が映画『鷹の爪〜美しきエリエール消臭プラス〜』の主題歌に起用されるなど注目を浴びている現役女子高生ラッパー”daoko”とのコラボ・シングル『world is yours』がリリースされた。本作は、クロダが吐き出さねばならなかった心の底からの魂のトラックに、daokoが共鳴しリリックを書いた超重要作である。死ぬ気で作ったという本作を、OTOTOYでは2014年いっぱい無料で配信する。とにかく聴いてもらいたい。強き想いのこもった本作について探るとともに、クロダセイイチとは何者なのか、彼をよく知る4人のアーティストのコメント、そしてロング・インタヴューで掘り下げた。この男、2015年、大注目である。
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クロダセイイチのすべてを込めた楽曲を期間限定無料ハイレゾ配信
Genius P.J's / world is yours(24bit/48kHz)
【配信フォーマット】
ALAC / FLAC / WAV(24bit/48kHz)
【配信価格】
無料(〜2014年12月31日(水)24時)
【Track List】
1. world is yours(Genius P.J's×daoko)
2. walkin’(Genius P.J's×frameworks)
約2年ぶりのE.Pをハイレゾ配信
Genius P.J's / OARSMEN THEORY THE E.P.
【配信フォーマット】
[左] ALAC / FLAC / WAV(24bit/48kHz)
[右] mp3
【配信価格】
[左] 単曲購入 : 205円 / アルバムまとめ購入 : 756円
[右] 単曲購入 : 154円 / アルバムまとめ購入 : 540円
【Track List】
1. INTRO / 2. DEADMAN WALKIN' / 3. PARALYSIS / 4. HILL
WHO'S クロダセイイチ?
クロダセイイチを知る4人のアーティストによる解説コメント
はじめにクロダさんのこのトラックを聴いて、
明け方のイメージが頭にふと浮かんだのが印象的です。
制作し終わってから、
クロダさんから本当に明け方の薄暗い部屋でうまれた
トラックだと聴いて、巡り合わせだなあと思いました。
“生きる”というテーマ。
聴いた方の生きる力に少しでもなれたならいいな。
私がそうなったように。
Genius P.J's
本当にありがとうございました。
daoko
クロダセイイチは実に人当たりが良く、誰とでも仲良くなれる爽やかで気持ちの良い人間である。これがA面。もう片方の面に、不安や挫折や無力感という暗闇を自覚している。その相入れない光と闇の軋轢が音楽を産み出しているのだろう。高みへと向かい続けるそれらの曲達はしかしマイナーコードを期調とし、昇天から先が天国なのか滝壺の底の坩堝なのか、恐らく本人も分かっていない。彼は未だ若く、答えを見出し得ない刹那を生きており、だからこそ音楽が輝いている。彼を愛さずにはいられない。どうか天使が彼の魂を天国へと導いてくれますように。オレ達は、そこでまた会おう。
ドン・マツオ(ズボンズ/ DON Matsuo Magic Mountain)
クロダさんの曲はせつない
胸がしめつけられて苦しい
だから、あなるちゃんは
明るい 光をうたう
光が照らすように
泣き出したい気持ちを抱えて
夜あるくとき
見上げると月はやさしい
やわらかく光る
悲しい絵は描かないのですか
と、クロダさんに聞かれたけど
ほんとは、そのあとちょっと描いたけど
悲しい絵は描かないの
悲しみを 悲しさで描くのではなく
つらい思いに、ひかりをかざす
明るいうたをうたうよ
きみがせつない曲を奏でるから
あなるちゃんは 光をかざす
どん底にいる人にしか
光は見えない
最近そればかり思う
あなるちゃん
天真爛漫であり、思慮深い人物。クールなHIPHOPユニット「Genius P.J’s」の叙情的な 世界観とはまた違ったエモーショナルさが「クロダセイイチ」さん個人名義で描かれる音世界にはあると思います。その多様性に唸り、自分も楽曲を共に制作させて頂きました。それはライブハウスで対バン相手のヤバイLIVEを見て嬉々として踊っていらっしゃる氏の生来のはっちゃけた豪快さと、制作過程での音作りの繊細さ。HIPHOPのビートメイカーとしてだけでなく、バンド奏者としても活躍されるパワーと技術 。そのそれぞれを持ち合わせた氏の素晴らしき多様性でもあると、短いお付き合いの中で思いました。それが音世界にも現れていると思います。多彩なプロデュースや縦横無尽な異ジャンルでの現場活動。そんなセイイチさんの音世界には底知れぬ広さがあります。
DOTAMA
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花、蝶、和、宙。。。彼女のイマジネーションが、センセーショナルに解き放つ、待望のセカンドアルバム。低音による幕開け、囁き、宙に浮いた様に舞うフロウ。唯一無二なモノへと昇華し、初期衝動の様に皆を歓喜に満たしてくれる。彼女が住む、東京を謳い、抜け殻を被って言葉を吐く。等身大であり、背伸びもした、今ここに存在するのは「daoko」だ。
analchang+kuroda seiichi / Palais idéal du facteur Cheval(24bit/48kHz)
2013年に行なわれたインディー・ミュージック&カルチャー・フェスティバル「ぐるぐる回る」の スピンオフイベント”ぐるぐるTOIRO”出演の為に結成され、それから1年以上のライブ活動を経て、”あなるちゃんとクロダセイイチ”初の音源なる”Palais idéal du facteur Cheval ~シュヴァルの理想宮~”を発表。あなるちゃんの世界感をトラックメイカーでもあるクロダセイイチが独自の解釈で引き延ばす音楽は、哀愁感漂うチルアウトかつ、全てを包み込むようなオーバーグラウンドなサウンドに仕上がっている。9月に会場限定リリースされた本作のハイレゾ音源版をOTOTOYにて配信開始!
DOTAMA x ハハノシキュウ / 13月
DOTAMAとハハノシキュウという異端フリースタイルラッパーによる13ヶ月間のカレンダー・アルバム。1月から12月までの年間行事を惜しげも無く題材にした楽曲群と、 その先にある13月をラップし尽くした怪作。プロデュースはFujita ShoheiことQuviokalが全曲担当。
PROFILE
Genius P.J's
kazz aka chamois(MC)クロダセイイチ(keyboard、programming、guitar)を軸に東京を拠点としたHIPHOP BAND。
2000年当初6人編成で活動を開始し、1st album『DUST HEAP』、2nd album『MANKIND ORDER』をリリース。2010年にはsingle『Touboe』を発表し、翌年には「RO69 JACK 2011」入賞アーティストに選出された。2012年、あらかじめ決められた恋人たちへの池永正二やINNER SCIENCE、Fragment等参加したJOINT ALBUM『republic』をリリース。ライヴ活動としては2013年「MINAMI WHEEL 2013」にも出演し 近年では数々の地方都市にも活動の場を広げている。そして作品としては約2年ぶりとなる『oarsmen theory the E.P.』を2014年夏に発表。現在、主体のメンバーに加え、 サポート・メンバーのdrums、saxを加えた4人によって活動を展開。ソロ・ワークとしての活動も目立っており、MCのchamoisは本来、DJ JOMOとのユニット『chamois』としても古く知られ、2001年ONE OWNER RECORDSよりINNER SCIENCEの12inch Single『Cardamine/CLEARD EP』に収録の『TRANSPARENCE』で参加。2003年、ファースト・アルバム『TRANSPARENCE』続いて12inch Single『求める』を発表。 いまでも平行し、活動を展開している。またクロダセイイチ個人の活動としてはズボンズのアルバム『The Sweet Passion』にシンセサイザーで参加し、更にズボンズ解散時にドン氏、マッタ氏と共に結成された『The Randlf』にギターでの参加を経て、現在はDON Matsuo Magic Mountain Bandにも参加している。更にR da Mastaと共に”GUNMA ROCK FESTIVAL 2012”にて バンマス、keyとして出演。2013年にはウィスパー・ノイズ歌手”あなるちゃん”と”あなるちゃんとクロダセイイチ”名義にて、インディー・ミュージック&カルチャー・フェスティバル「ぐるぐる回る」のスピンオフ・イベント「ぐるぐるTOIRO2013」に出演と近年幅広く活動を展開中。全編RAP MUSIC、またはポエトリーをベースとし、演奏はエレクトロニカ、HIPHOPを主体とする。個々の音楽的役割としても確かな基盤を持ち合わせ、技巧派としても多く定評を呼んでいる。まるで音を映像として焼き付けたような静寂から 徐々に湧き上がるエモーショナルな演奏と、聴き手の周囲をその風景に変えてしまうような強烈な世界観を形成するRAPとの融合。クラブ・カルチャー、バンド・カルチャー問わず、数々の場で独特の空気を吐き出している。