壊れかけのテープレコーダーズ『Silent Sunrise』配信スタート&ハバナイ浅見を迎えた対談記事を掲載
男女ツイン・ヴォーカルとヴィンテージ・オルガンをフィーチャーしたサイケデリックな音像で唯一無二なサウンドを奏でるバンド、壊れかけのテープレコーダーズが、約2年ぶりとなる5作目のフル・アルバム『Silent Sunrise』をリリース。録音とミックスを馬場友美が、マスタリングを中村宗一郎が担当し、これまでのバンドの集大成的なサウンドが収録された作品となっている。本作の配信を記念し、壊れかけのテープレコーダーズの遊佐春菜がキーボードを担当し、東京アンダーグラウンドを象徴するバンド、Have A Nice Day! のフロントマン、浅見北斗を迎え対談を敢行した。
2年ぶりとなるフル・アルバムを配信スタート
壊れかけのテープレコーダーズ / Silent Sunrise
1. go to
2. virgin insanity
3. idiot o'clock
4. ゴールドラッシュ
5. サイレント
6. 水瓶座の時代
7. MECHANICAL HEART
8. METALLIC DREAM
9. rising sun
10. サイレント(komori + yusa / Live 2016)
11. virgin insanity(komori + yusa / Live 2016)
12. METALLIC DREAM(komori + yusa / Live 2016)
13. go to(komori + yusa / Live 2016)
【配信形態 / 価格】
WAV / ALAC / FLAC / AAC
単曲 194円(税込) / アルバム 1,620円(税込)
※10〜13曲目はアルバムまとめ購入者のみの特典音源となります。
ITNTERVIEW : 小森清貴 × 遊佐春菜 × 浅見北斗
人生っていうのはなにがあるかわからない。まさか、壊れかけのテープレコーダーズとHave A Nice Day! が2016年にこれほど接近して対談を行うとは。さらに、ジャパニーズ・サイケデリックとも言える独自のサウンドで、早くから東京インディ・シーンで異彩を放っていた壊れかけのフロントマン・小森清貴がおやすみホログラムに熱をあげているとは。しかし、それは偶然じゃなくそれぞれの嗅覚が優れているからの邂逅だったに違いない。間違いなく、2015年前後は東京アンダーグラウンドが熱く盛り上がっていた年として歴史に刻まれるだろう。そんななかで接近した2組。しかし対談をはじめてみれば、2組とも強い信念と意思を持ち続けることに変わりはなかった。そんな2組の対談をお届けする。
インタヴュー&文 : 西澤裕郎
よくないよくないこれは、この会、おやホロを上げるだけになってしまう
――この3人って絶妙に関連性があるじゃないですか。ただ、遊佐さんがハバナイで弾いているのはすごく不思議に感じるんですけど(笑)。
浅見北斗(以下、浅見) : とりあえずハバナイのメンバーに入ったとき、違和感がなくっていうところで決めました。本当は知り合いのフランス人にシンセを弾いてもらうアイデアがあって、日程とか時間とかが難しそうで諦めたんですけど、冷静に考えたらハバナイにおける意外性で言うとフランス人の方が意外性ないじゃないですか。ギターで言ったら、むつおくんのほうが意外性ある(笑)。そういう決め方でいつも決めていて、そいつの音楽性は眼中にないんですよ。
――音楽性というより意外性でしか選ばれてないと(笑)。それもすごい選択ですね。意外性といえば、小森さんはおやすみホログラムの大ファンでもあるんですよね。
小森清貴(以下、小森) : そうなんですよ。現場に行くたびに「とうとう小森くんがアイドルに…」みたいに言われます…。
浅見 : 死ぬほど差別される、死ぬほど軽蔑されるぞ…。
――あははは。おやホロのどこに、そこまで惹かれたんですか。
小森 : ファンの人から「壊れかけのテープレコーダーズとおやすみホログラムは近い」って言われたんですよ。それで聴いてみたら、自分が思っていたアイドル的なものとだいぶ違うというか、自分の好きなbloodthirsty butchers、ソニック・ユースみたいな90年代のバンドに近い感性を感じてハマっちゃって。2ndアルバム『2』も速攻で買ったんですけど、チェキ会の参加券がついていたので初めてタワレコのイベントに行ったら、八月ちゃんとカナミル1人しか選べないっていうことを知り…。
――どっちを選んだんですか(笑)?
小森 : 迷いましたが… その時はカナミルです。そしたらすごい余計にファンになっちゃって。
浅見 : 完全によくないハマり方じゃないっすか(笑)。よくないよくないこれは、この会、おやホロを上げるだけになってしまう。
その子の存在で自分がつき動かされてる
――浅見さんと小森さんはロックンロールっていう言葉を今使う珍しい数少ない2人でなおかつアイドルに対して一方的に遠ざけてないところが近いのかなって思うんです。遊佐さんからみると、浅見さんと小森さんっていうのはタイプ的に共通する部分を感じたりしますか?
遊佐春菜(以下、遊佐) : うーん。一方的に2人共喋ってるから、それは似てる。
――あはははは。ちなみに浅見さん、壊れかけのテープレコーダーズの新作は聴きました?
浅見 : ちゃんと聴いてないんですよね。俺、3、4年くらい前に渋谷club asiaでライヴを観たんですよ。すげえ久しぶりに観たんだけど、めっちゃいいなと思って。いわゆる音楽としてはロックンロールなんだけど、asiaのでけえミラーボールがすげえ跳ねる感じの音楽だなと思って。俺は可能性を見た感じがした。音源でどうのこうのっていうよりはライヴの感じがすごく好きで、最近のレコ発とかも結構観に行っていて。もっと大きいところで観たいなって思います。
――逆に小森さんからハバナイっていうのはどういうふうに観てるんですか?
小森 : 今だから言えるんですけど、6年前に呼んでもらった害チューン(※ハバナイの前身バンド)はすごく嫌で(笑)。下ネタのラップがすごい嫌だったので、そのためか余りいい印象がなかった(笑)。
――当時は、その下ネタの印象がよくなかったってことですか?
小森 : 害チューンに関しては、ですけどね。その後ハバナイも知ったけど、当初はよくわからなかったんですよね。モッシュの嵐で音楽を把握できない感もあって。ただ、めちゃめちゃいい曲があるなってことは覚えていて、もしかしたら遊佐さん入ることによってシンセの音がちゃんと明確に見えて、音楽的な楽曲の感じが伝わったのかなって。そこからワンマンとかも観に行ったら、すごく楽しかった。
――最近はハバナイも積極的にバンドと対バンしようとしてますよね。
浅見 : やっぱりそこらへんもちゃんとやらないとダメだなって。俺たちはロックンロールだって言ってる訳だし、ちゃんと対バンしたいなって。モッシュだなんだってワーってなっている現象、あれはあれで俺はめちゃめちゃカスみたいでいいなって思うんですけど、ただ単にカスみたいなことを永遠と続けててもしょうがないなって気持ち的にも少しシフトしつつあって。昔はそれこそモッシュが起きていないライヴに対して「何が面白いんだ」とか、弾き語りの何が面白いのか理解できなかったんですけど、最近はちゃんと聴かせるバンドのライヴを観て、言葉がちゃんと入ってくる音楽もめっちゃいいなと思っているんですよ。少しづつ自分の中でも変わってきたなと思いますね。あと、本当にかっこいいバンドはめちゃくちゃいる。例えばデラシネはライヴを観てすげえなって思ったんです。うちのライヴを観に来た人もデラシネのライヴでめちゃくちゃ暴れまわっていたんですよ。次の曲をやらなかったら次のバンド始めさせないくらいの勢いでガチアンコールしてたんで、それを見て逆に安心したっていうか。おざなりに暴れて観て帰って終わりってことを続けていてもしょうがないなと思っていたので、なるほどなと思ったし、自分たちの音楽もちゃんとやらなきゃいけないなって思いましたね。
小森 : それってライヴハウスの界隈で消えていた現象だと思うんです。ガチ・モッシュみたいなのは。どちらかというと、僕も高校生の頃はモッシュ・キッズだったので、MO'SOME TONEBENDERとか観てモッシュするのが楽しかった。最近だと、The Zoobombsのライヴとかもわりとみんなかしこまって観るようになっちゃった印象もあり、そういうのはすごく退屈に思っちゃって。なんでこんなぶち上がる感じなのにみんなかしこまって観ているんだろうって。ハバナイの盛り上がりとかって、直情的っていうかダイレクトな反応じゃないですか。乗れたら体動くものだし、叫んだり、拳を突き上げたりするものだから。
――浅見さんは自力でシーンを作ろうとして作ったわけじゃないですか。壊れかけは今、そういう自分たちと共に盛り上げる同志みたいな人はいますか?
小森 : わりと自分はまとめられちゃうと興味が失せちゃうところがあって。たまにメディアに「UFOクラブ界隈の再化身」とかよくわからないこと書かれるんですけど、そんなのあったかなって(笑)。2010年の東京ニューウェーブでオワリカラとか太平洋不知火薬団とか、そことくくられていたこともあったけど、なんとなく浮いてた気もするし、その中でメジャー・デビューもせずに解散もせずに唯一残ってるなっていうところがあって。
――壊れかけのテープレコーダーズ自体、バンドとして続かないかもっていう危機はなかったんですか?
小森 : 毎日苦しみながらやっていますよ、正直(笑)。子どもが観に来るんですよ。静岡の少年が。4枚目の頃からファンになって今は中学1年生なんですけど、親父さんがロック好きで、その子がたまに地方の遠征とかも来てくれたりして、めちゃめちゃノリノリで拳を突き上げていて。それが1番ダイレクトな反応だと思っているし、これはやらないといけないなっていう。その子の存在で自分がつき動かされてると思うんです。結構お客さんとかも入れ替わったりして、当時10代で高校生くらいの子とかね、あの人どうしたのかなって想像する人がいっぱいいるんですよ。でも、自分も客的な立場でずっと追いかけてるバンドって実はそんなにいないなって。例えば高校生の頃とかeastern youthやブッチャーズとかがめちゃめちゃ好きだったけど、どっか途中で止まっちゃったりもしたし、ナンバーガールが大好きだったけど、ZAZEN BOYZを何枚目かで聴かなくなっちゃった時期もあるし、それは恐らく自分たちもそうなるんだろうって。どこかで「2ndまでしか知らない、3rdまでしか知らない」っていうふうになっちゃう時も来るだろうって思っているんだけど、それもそれでありなのかなと、それよりもやめずに続いていて、ふとした瞬間にいてくれてるといいんじゃないかなって思うんです。あとハバナイとかいろんな間口ができたきっかけで知ってくれる人もいるわけだし、そういう感じですかね。でも本当に続けるのは大変ですね。売れる売れないを別にしても音楽的なアイデアとかも、この先どうすればいいのかとか。
――遊佐さんも、続けていく上での葛藤みたいな気持ちはあるんですか?
遊佐 : ありますね。でも、とりあえずいろいろ忙しくしてるうちにごまかしごまかしにしている(笑)。
――遊佐さんは、どちらのライヴも演者として体験してるからこそ感じることもあると思うんですよ。お客さんも全然違うわけじゃないですか。
遊佐 : ハバナイを最初にやったとき、お客さんノリすごいっていうのはその前に聞いてたので、自分もそこで演奏始めてすごいテンション上がって「ははー!!」とかになったらどうしようって思ったんです。弾き始めたらそれが全くなかったんで、お客さんのことそんなに気にならないっていうか。でも、たまにお客さんの顔見るとすごい感動したりします。こんなにあられもない顔するんだって、女の子とか。そう思いませんか?
浅見 : たしかに。
遊佐 : 「こんな顔するんだ」って。
浅見 : 感情をむき出しにして観てるから。ほんとにこんなカスみたいなバンドやっててよかったなあって、こういうのがあるからやってられるなって(笑)。
小森 : 僕もあそこまで体感したことなかったですね。メロコアが流行ってた時のノリとかすごかったと思うけど、ハバナイの感情むき出しくらいのオーディエンスのノリはとてつもないですね。
別に売れてなくてもいいと思うし、素晴らしい音楽やっぱりやってもらいたい
――浅見さんは、壊れかけのテープレコーダーズがより今よりも広まっていくためにどういうことが必要だと思いますか。
浅見 : 楽曲はめちゃめちゃいいと思うし、そこは別によくて。やっぱり、レコ発とかで大きいところでやってもらいたいな。こっち側としては、それを観たいなっていうのもある。リキッドで壊れかけとか想像つかないけど、やっぱりすごい音楽をやってくれるだろうなっていうのがあるから、そこにうまく到達すればみんなが応援してくれると思うんだけどね。
小森 : たぶんそこでね、僕が現実的にひよってしまうだけなんですけど。
浅見 : だんだんみんな現実的になってくるんだけど、やっぱりロックンロールっていうのは現実感とは無関係なところにあるから。例えばCDをリリースします、PVが上がりました、レコ発やりますっていう流れって、ほぼメジャー・アーティストみたいなやり方というか、もうこのやり方では無理だろうなって。メジャーでさえCDが売れない状況の中で、それと同じことしてもね。そのサイクルから抜け出しておくれっていう(笑)。
小森 : 今度のCDを買ったら帯で入場できるんですよね。
浅見 : あれも最初みんなにやるって話した時に、新しくないって言われたんだけど、大阪、名古屋、東京の規模感でやるっていうのがやっぱりキモっていうか。例えば、もっとちっちゃいハコだったりしたら意味ないし、この規模感、この地域感で、初めてライヴミックスが生まれるなって。どうしても手前の見えてる人に対してのプロモーションになっちゃうんだけど、見えてない人に対してだけどれだけ届くのかなっていうのを毎回考えてくといいのかなって思っている。バンドはどうしても自分で音楽を作ってるから大変だと思うんだけど、なんとかしてプロモーションもやっぱりふまえて全体が盛り上げていかないとって。壊れかけだったり、俺らの周りのバンドが頑張ってくれた方がシーンというか全体の盛り上がりになるし。
――それって、ハバナイがリキッドでパーティをやったことで得るものが大きかったってことなんですよね。
浅見 : そうですね。リキッドもそうだしO-WESTもそうですね。今回のやつも成功するかわからないですけど、僕の場合は音楽はどうのとか続けたいとかあんまりないので。それこそ自分の中でこれ以上拡大しないなとか、これ以上なにものかにもならないなって思ったら、自分のモチベーションが下がっちゃいそうなんで、とりあえずやっぱり拡大し続けることを意識しています。やってよかったなっていうか。こういうふうにやっていかないとダメなんだなって逆に思いました。
小森 : なんかね、そこは逆のところがあって、相応の規模でも長年継続し続けてる人達のことも、自分はすごくフェイバリットしてて。例えば割礼が僕は超好きなんですけど、ワンマンなんかも割りと小さなキャパシティでのライヴが多いけど、いつ観ても自分の中で世界最強なライヴで。いろんなバンドが誰もが苦労するけど、ふと気づいた時にライヴのスケジュールが何個かでもあって、ふとした時にいつでも観に行けたらなって。
浅見 : 別に売れてなくてもいいと思うし、素晴らしい音楽やっぱりやってもらいたいっていうのもすげえあるし、だからこそ、ある規模感を保たないとっていうのもあるかなって。お客さんが少ないと気持ちが折れちゃうっていうか、もしかして時代に取り残されてしまったんじゃないかって。でも、そんなことは関係なくて、ものすごい音楽っていうのは常にあって、そういうものは俺も続いていってもらいたいです。
小森 : 常に僕も上昇したいですよ。じゃなきゃ、こんなに5枚もアルバム創らないですよ(笑)。今度こそは!! 次こそはヒットするぞ!! って、実は内心常に思ってます。それがあまり叶ってないだけで、やり尽くすまでなんですよね。ハバナイに遊佐さんが入ったこととか、僕もまた大森靖子さんとやったりとか、ちょっと起爆剤になるようなトピックスなんかもあったりするし、今までと違う人が聴いたりして、その時にダサいのはできないなって思ってるので、そこは妥協しないで創っていこうと思っています。
――遊佐さん、せっかくの場なので話したいこととかありますか? マシンガントークの二人だからあまり話せなかったと思うんですけど(笑)。
遊佐 : 何も考えてなかった… とりあえず演奏に徹しようと思っています(笑)。
浅見 : 俺、そういう方が好きだよ(笑)。いろいろ考えるんじゃないぞって思う。うちのメンバーは。頼むから何も考えないでって。そっちのが助かる(笑)。
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LIVE INFORMATION
壊れかけのテープレコーダーズ
荒川龍太郎presents vol.2「ストロングis殺す」
2016年12月10日(土)@西荻窪 FLAT
時間 : OPEN / START 未定
料金 : ADV / DOOR 1,400円(+1D)
出演 : 壊れかけのテープレコーダーズ / 幸子 / The Icecreams / エレファントノイズカシマシ / HIMO / DJ zooma / Food 幸子鍋
ANYO presents【≒ vol.10 】
2016年12月30日(金)@下北沢 ERA
時間 : OPEN / START TBA
料金 : ADV / DOOR TBA
※komori+yusaデュオ編成での出演
出演 : ANYO / komori+yusa(from壊れかけのテープレコーダーズ) / AYNIW TEPO / camellia / Genius P.J's / LOOLOWNINGEN&THE FAR EAST IDIOTS / Nego / Salsa Sajjanu / チームマモル9(nhhmbase) / UHNELLYS / YOLZ IN THE SKY
NEW NEXT POP 2016-2017 3DAY
2016年12月31日(土)@新宿 Motion
時間 : OPEN / START 14:30/15:00
料金 : ADV / DOOR ¥2,000/¥2.300(+1D)
出演 : 壊れかけのテープレコーダーズ / 股下89 / ダンカンバカヤロー!
鳥を見た・アルバム発売記念ライブ
2017年1月14日(土)@荻窪 club Doctor
時間 : OPEN / START 19:00/19:30
料金 : ADV / DOOR ¥2,500/¥2,800(+1D)
出演 : 壊れかけのテープレコーダーズ / 灰野敬二 / 鳥を見た
Have A Nice Day!
Have a Nice Day!「The Manual ( How to Sell My Shit ) 」リリースパーティー
2016年12月12日(月)@東京・shibuya WWW X
時間 : OPEN 19:00
料金 : CD購入者(帯を持ってる方):ドリンク代のみ / 当日券:¥1000(+ドリンク代)
出演 : Have A Nice Day!
PROFILE
壊れかけのテープレコーダーズ
原ロックを求め続ける不動の4人組フロム2007年、男女ツイン・ヴォーカルとヴィンテージ・オルガンをフィーチャーした違和感と異物感そして常に最新流線型ロック・バンド。精力的なライヴを繰り広げながら、ウォール・オブ・サイケデリック・サウンドの『聴こえる』で2009年デビュー、翌2010年ライヴの躍動感をパッケージした『箱舟』、2012年甦るアート・ロックと評された『ハレルヤ』、2013年にはアルバム未収2曲による両A面シングル『踊り場から、ずっと / 羽があれば』を、そして2014年タルコフスキー的映像をも想起させる『broken world & pray the rock’n roll』の4作をこれまでに発表。2015年には遊佐春菜がゾンビーズ子(住所不定無職)をプロデューサーにプラスティックなヴォーカル・ソロ作『Spring has Sprung』を、続けてリーダー小森清貴も宅録ながらスケールの大きなソロ作『カトレア』を発表した。また常に途絶えることなくライヴ活動を展開する「当代屈指のライヴ・バンド」とも評されるそのパフォーマンスは、すべてを更地にするかのような原初的なロック音楽のカタルシスに満ち溢れる。2016年7月、2年振りとな通算5枚目のフル・アルバム『SILENT SUNRISE』をリリースする。
Have A Nice Day!
「welcome to SCUM PARK、we are the Have a Nice Day!」
東京アンダーグラウンド・シーンをアツくたぎらせる注目のディスコ・パンク・バンド。ジャンルを超えた踊れる楽曲と、そこに乗せられるロマンティックな歌詞で魅せる。多幸感溢れるライヴは圧巻。
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