住所不定無職×カジヒデキ 対談
ポップ街道をフルスピードで走り抜ける3人組、住所不定無職から、10ヶ月という短いスパンで2ndフル・ボリューム・シングル『トーキョー・ポップンポール・スタンダードNo.1 フロム・トーキョー!!!』が届けられた。あえて“シングル”と名付けるのもうなずける、ポップでロックンロールな楽曲がフル・ボリュームで収録されている。前作でN'夙川BOYSのマーヤLOVEを迎えていたように、今作ではヒダカトオルとカジヒデキをプロデューサーに迎え、イルリメとはラップで共演している。住所不定無職と彼らに共通しているのはポップさ。ということで、今作の中で最もスイートな楽曲「キスキス」をプロデュースしたカジヒデキを迎え、ユリナとザ・ゾンビーズ子の3人で対談を行った。大好きなカジ君の言葉を真剣に聴きながら、率直な質問を投げかける様子は必見です!!
インタビュー&文 : 西澤裕郎
住所不定無職の新作から、カジヒデキプロデュース作品を先行でリリース!
キラーチューン・エクスプロージョン! またの名をミラーボール・アンセムズ! 巷で話題沸騰中のガールズ・スリーピース・ロックンロール・グループ住所不定無職の2ndフル・ヴォリューム・シングル「トーキョー・ポップンポール・スタンダードNo.1フロム・トーキョー!!!」が到着。今作では、プロデューサーにヒダカトオルとカジヒデキ、ゲストにイルリメが参加。溢れ出るポップネスに、踊らずにはいられないロックンロール・ミュージック全7曲が完成しました。シングルの発売に先駆けて、カジヒデキがプロデュースを手掛けた「キスキス」を先行で配信開始。胸がときめくスウィートな一大ポップ・チューンを、どこよりも早くお届けします!
住所不定無職 / トーキョー・ポップンポール・スタンダードNo.1フロム・トーキョー!!!
2011年11月16日発売
1. MAGIC IN A POP!!! / 2. 恋のエンドロール / 3. キスキス(先行配信曲) / 4. ドゥーワッパ! / 5. あの娘メロディメイカー / 6. ロックンロール・マルチまがい商法 / 7. ハッピ!ハッピ!クリスマス!〜サンタが家にやってきた〜
>>「キスキス」のダウンロードはこちら
ポップであることを曲げちゃいけない(カジ)
ザ・ゾンビーズ子(以下、ゾン) : 初めて住所不定無職を聴いたとき、どう思いました?
カジヒデキ(以下、カジ) : 1stアルバムを聴いたとき、ものすごくインパクトがありました。ロックンロール特有のガレージ感が強くて、はちゃめちゃ加減がすごくかっこいいなって思ったんです。
ゾン : よかった。この間久しぶりに聴いたら、よくこんな状態で出したなって思ったので(笑)。
カジ : 今年7月に初めてライヴも観たんですけど、最高にかっこよかったですよ。いろいろと予想に反するっていうか。
ユリナ : どういう部分がですか?
カジ : ユリナさんがドラムを叩きながら歌い出すとは思っていなかったんですよ(笑)。編成が流動的だってことは聞いていたんですけど、ものすごいハイテンションでしゃべってからライヴが始まるのってかっこいいなって思いました。
ユリナ : 確かにプロフィールでは、あれだけギターを押しているのに、いきなりドラムかいって思いますよね(笑)。
――カジさんは、住所不定無職からプロデュースの話がきて、どのように思いました?
カジ : すごく意外でした。僕がやっているような音楽に興味があると思っていなかったので。でも話してみたら共通点が多くて、音楽の話ですごく盛り上がったんです。ゾンビーズ子さんは昔のポップ・ソングが好きで、ユリナさんはアイドルが好き。好き嫌いがはっきりしているナチュラルさがすごくいいなって思いました。
ユリナ : 前から大ファンなので、いつかカジさんと一緒に何かをしたくて、「キスキス」が出来たのでお願いすることにしたんです。デモを作り直してもらったんですけど、素晴らしいアレンジをしてもらって、ベースラインとか超おしゃれになりました。
カジ : もともと曲がすごくよかったんですよ。パンクで勢いがあるんだけど、60年代のポップスを感じさせる部分もある。イントロからキャッチーなギターリフが出てきたので、住所不定無職にはこういう方向性もあるんだなって感心したんです。僕はこの曲のために何をしたらいいかだけを考えて、あまりやらなそうなベースラインとかを作っていきました。
ユリナ : やらないというより思いつかないんですよ(笑)。
――2人はカジさんからどういうことを学びましたか?
ゾン : もう、全部ですね。自分たちには出せないキラキラ感がすごかった。ずっとポップなものを作ってきたと思っているんですけど、カジさんやヒダカさんにプロデュースしてもらって、キラキラ感が倍増されたんじゃないかなって思います。
ユリナ : 今作はキラキラ感がすごいよね。
ゾン : それって自分たちではなかなか出せなかった部分で、どうしてもパンクっぽくなってしまうんですよ。
カジ : 一緒にレコーディングをしていて、パンクさをすごく大事にしているのかなと思ったんです。だから、如何にキラキラなポップさを交ぜようかってことは意識しましたね。
ゾン : 出来上がったものを聴いたら、パンクな部分もありつつ、本当に完璧なバランスでしたね。最初はもっとソフトなものを考えていたんですけど、カジさんがパンクっぽいギターを入れてみたらって言ってくれたので、今までのイメージを引き継ぎつつ、キラキラ感も入っているいい感じの作品になりました。
カジ : やろうと思ったらもっとソフトに出来たと思うんですけど、住所不定無職らしさは残したほうがいいのかなと思ったので、そう言ってもらえてよかったです。
――以前インタビューで、テムズビートなどを巡るイギリスの若いアーティストがおもしろいとおっしゃっていましたが、今の日本の若いバンドはカジさんにとってどういう風に見えているのでしょう。
カジ : 海外よりも日本のバンドのほうがおもしろいって思うくらい、今はシーンが活性化している感じがします。00年代中旬くらいって、イギリスの若い子たちの音楽の吸収の仕方がおもしろかったんですよ。昔のものと今のものを合わせてアウトプットする方法がすごくおもしろかった。ハイレベルなクリエイティビリティを感じたんです。それが、今の住所不定無職とか若いバンドたちにもあるのかなって思います。融合のバランスにすごく新しさを感じるんです。
ゾン : 確かに私たちはJポップも大好きだし、何でも聴くバンドは多い気はします。少し前までは、ロックの人って「Jポップはクソだ」みたいに思っていた人も多かったと思うんですけど、今は関係ないよね。
カジ : 自分たちみたいに80年代から音楽を聴いていた人間にとって、メジャーとマイナーの差ってすごく大きかったんですよ。だから、マイナーなものが好きだったりすると、メジャーなものへの反発が大きかったんです。でも、ある程度日本で音楽をやっていると、上にも行きたいわけじゃないですか。そこで、どこにポイントを置くかとか、いかにメジャーっぽくないメジャーになるかで苦悩した時期があるんです。だから、彼女たちみたいに垣根がないのはいいなと思うし、すごく柔軟だなって思います。もちろん全否定したら自分がかわいそうなんですけど(笑)。
――(笑)。
ユリナ : ロックが好きな人って、年代を語るのが好きじゃないですか。これは何年代の音楽だから最高でしょとか、何年代後期はよくないとかって。私はそういうの全然興味なく聴いているんです。たまにゾンビーズ子ちゃんが、「ビートルズとピクシーズはどっちが古いでしょう? 」みたいな問題を出してくるんですよ。それだったら簡単なんですけど、もっと難解な問題を出してくるとだいたい分からなくて、超怒られるんです(笑)。でも、みんながそういうことまで考えて聴いてないと思うんですよ。
ゾン : 音楽好きな人はそういう風に聴いちゃうと思うけどなあ。
カジ : そういう2人のバランスがいいんですよね。一緒にレコーディングしていて、ユリナさんはいいものをちゃんといいって言えるのがいいなって思ったんです。いいものを見分ける感覚があれば、そういう知識とか関係ないのかなって気づかされたんですよね。でもゾンビーズ子さんみたいに、若いのにロックの歴史をしっかり分かっている人がいるのも大事なことだと思っていて、そういう3人でやっているからいいバランス感覚になっていて、それが魅力なんだなって。
――カジさんは、ブリッジなどいくつかバンドをやっていらっしゃったことがありますよね。色々な選択肢がある中で、なぜ今のようなポップなスタイルを選んだのでしょう。
カジ : 19歳くらいの頃に(日本ではポジ・パンと呼ばれていたような)ゴス・バンドをやっていたんですけど、そのバンドを辞めたときに、こういう音楽はもうやらないって決めたんです。服装から曲から全部変えてポップな方向を目指したんです。その時期って、いわゆるネオ・アコースティックみたいな音楽が流行っていて、僕もC86やザ・パステルズみたいなイギリスのギター・ポップにものすごくハマったんです。日本からもロリポップ・ソニックが出てきたりして、自分にすごく合っているのはこの世界だなって思ったんです。それからはポップなことしかやらなくなりましたね。ポップであることを曲げちゃいけないなって思うようになったんです。ソロを始めたころは、渋谷系っていう言葉も終わりかけの時期で、ギター・ポップみたいなものって人気がなかったんです。でもそういう曲が一番好きでしたし、これしかできないと思ってやり始めたら、ちゃんと評価してもらえて、これで良かったんだなと思ったんですよね。
――住所不定無職はどういうときにポップであることを自覚したんですか?
ユリナ : 「I wanna be your BEATLES」ができて、そこから結構変わったって感じがあるかも。それまでは3コードで1分くらいの曲、それこそポップじゃないラモーンズみたいなものが多かったんです。歌っていることも、山のこととか食べ物のこととか、意味のないものばかりだったんですけど、こういう曲も作れるんだと思って、それが自分たちにとってすごくよかった。「ポップ・ソング、めっちゃ楽しい! 」と思って、次の曲もポップなものをやりたくなったんです。最初の頃はパンクみたいな曲が楽しかったから、どんどんパンクっぽい曲を作っていったんですけど、「I wanna be your BEATLES」が出来てからは、ポップ・ソングのほうが楽しいってなったので、今もそれが続いています。だからもしメタルみたいな曲が出来て、そっちのほうが楽しいってなったら変わっていくかも(笑)。
カジ : ある程度ポップを確立しちゃえば、何をやってもポップになると思うんですよ。メタルでもすごくポップな曲ってあるじゃないですか。住所不定無職がポップを身にまとってしまえば、どんな音楽をやってもポップに聞こえるようになるかもしれない。だから、そういう次元にいっちゃえばいいのかなって思いますよ。ゾンビーズ子さんと話していて、歴史的なポップ・ソングの引き出しがある人だと思いました。それがこのアルバムにかなり反映されていて、ニヤっとする場所もすごくあるし、曲のポップさもより強くなっていて、かなり引き込まれるアルバムだなって思います。
ゾン : やったー!!
ユリナ : ありがとうございます!
言いたいことは昔から一個もないんですよ(ユリナ)
――では話題を変えて、ポップ・ソングにおける歌詞についてお話していただきたいのですが、住所不定無職はどのように歌詞を書いていくのでしょう。
ユリナ : 曲を作るのは大体ゾンビーズ子ちゃんなんですけど、まずは聞き取り調査から始めますね。「これはどういう曲ですか? 」ってメモを取りながら(笑)。そしたら「これは雪のね」とか「東京タワーね」とか言ってくれるので。
ゾン : そうそう。“カーニバル”とか、“太陽”とかってキーワードを言うんです。
ユリナ : それを聞いていくうちに全体像を掴んでいって、普段から愛用している4コマノートに、Aメロ、Bメロ、サビって振っていくんです。ざっくりどういうことを歌うかを書いていく。
ゾン : 私たちは、どうしても言いたいメッセージとかあまりないから、言いたい単語やメロディにのりやすい歌詞を考えるんです。
ユリナ : あとは、その単語を当てはめていくだけ。言いたいことは昔から一個もないんですよ。好きな言葉を集めるだけ集めて、気持ちよく乗っかってくように変えていく。
ゾン : 言葉の響きはすごく気にしています。
ユリナ : そうそう。逆に意味がなくても響きさえよければOKにしちゃう。歌に乗って気持ちいいかどうかが大切。
――カジさんの作り方は、住所不定無職と比較していかがですか。
カジ : すごく同じ部分があるなって思います。ポップ・ソングって、メロディがすごく大事じゃないですか。メロディにどういう言葉が乗るのかってすごく大きい部分で、それによって高揚感がすごく増したりすることがあるんです。僕自身もソロになってから特にそれは考えるようになりました。
――例えばパンク系のミュージシャンが怒りを表していたり、実体験をもとに歌詞を書く人もいますよね。そういう書き方はしますか。
カジ : 自分がソロになったころって、すごくそういうことを言われたんですよね。ブリッジでは、意味というより自分たちのライフスタイルに合っているような英語の歌詞を書いていたんですけど、日本語にするとそのへんがうまく伝わらなくて「そういう歌詞は絵空事みたいだ」みたいなことを言われて、すごく悔しかったんです。なのでソロになって最初のアルバムは、実体験をオブラートにくるみながら書いた曲もあります。でもある時から、イメージみたいな歌詞でも、僕が思ったことなんだからリアルでもあるなと思うようになったんです。ある人から見たら全然リアルに思わないかもしれないけど、自分にとってはすごくリアルなこともある。だから、それがメロディに乗ったときにパワーがありさえあれば、パンクの人が怒りを発しているのと同じくらいの力を持った歌詞になると思うんです。
ユリナ : メロディに乗った時、よりパワーが増すような歌詞を書きたいですよね。
カジ : そうですね。一緒に作業しながらユリナさんが歌詞を書くところを見ていて、そういうところにトライしている感じがあってよかったです。出来たメロディの中で、どういう言葉を持ってきたら、如何にカタストロフィが起こるのかを考えている感じが。
ユリナ : カジさんとレコーディングをさせてもらった2日目が歌入れだったんですけど、大サビが出来ていなかったんですよ。カジさんに大サビはいつ書けばいいんですかって相談したら、「録れた音からイメージして出来る曲もあるよ」って言ってくださって、すごくホッとしたんです。仮ミックスの状態で持ち帰って、「キスキス」の最後の部分で、出会うのか出会わないのかの歌詞をすごく悩みました。
ゾン : すごく迷ったよね。朝5時くらいまで考えたんじゃないかな。
ユリナ : ああでもないこうでもないって大騒ぎになってね。今世紀最大のラブストーリーって自分たちで言っちゃったから壮大にしないとって。メロディが命なので、メロディを壊さないでパワーが出るような歌詞を書かなきゃなって思いが強かったんです。
――カジさんの作る現在の歌詞が、これからどうなっているのかも楽しみですよね。
カジ : 来年春くらいを目指してアルバムを作っていて、曲をガンガン書いています。ソロとしては2年前に出したアルバム以来なので、かなり気合いが入っていますね。
――じゃあ最後に、住所不定無職からカジさんに質問はありますか?
ユリナ : あの…、ポップ・ソングをやり続けて飽きませんか?
カジ : うーん、本当にスタンダードなポップ・ソングって飽きないと思うんですよ。パッと思いつくものだと、キャロル・キングとかって飽きないじゃないですか。50sとか60sの曲は、いつ聴いてもワクワクしちゃう。ハーマンズ・ハーミッツの「ミセス・ブラウンのお嬢さん」とか、ああいうクラシックな曲って全然飽きない。もちろん今の曲だってクラシックになるし、住所不定無職もそういうアーティストの1つじゃないかなって思いますよ。
ユリナ : そっか! 一生の恋人をみつけた気持ちで、ポップスと付き合っていきます!
RECOMMEND
住所不定無職 / JAKAJAAAAAN!!!!!
本作はエンジニアにA×S×E(NATSUMEN)、ゲスト・ヴォーカルにマーヤ (KING BROTHERS、N’夙川ボーイズ)を迎えて制作され、お馴染みの胸キュンソング「あの娘のaiko」の他、痛快なダンス・ナンバーからスラップスティックなパンク・チューンまで、ロックンロールの煌めきに満ちた楽曲が収録されている。
カジヒデキとリディムサウンター / TEENS FILM
(ジャスト・ライク) ティーンスピリット。甘くてSWEETなブルーボーイズ・ユナイテッドのヤングサウンド・アット・ブルーハート。カジヒデキ待望の新作はリディムサウンターとの強力タッグで。共同プロデュースによる全12曲入りのアルバムは、詞/曲カジ・演奏リディム(2曲作詞も)・編曲は共同、つまりガップリ四つの共作です。
カジヒデキ / STRAWBERRIES AND CREAM
通算12枚目のオリジナル・アルバム。映画『デトロイ卜・メタル・シティ』に楽曲提供、歌唱、出演で話題をふりまいたカジヒデキ。COUNTDOWN JAPAN 08-09に初出演し、入場規制がかかるほどライブが盛り上がりました。気になるアルバムの内容は、先行EPのリード・トラック「Passion Fruits」を始め、キラキラした楽曲目白押し!!
LIVE SCHEDULE
住所不定無職
「トーキョー・ポップンポール・スタンダードNo.1フロム・トーキョー!!!」リリース・パーティー!!!
『住所不定無職3ヶ月連続怒涛のレコ発POP'N'PAUL SHOW !!!』
『MAGIC IN A POP'N'PAUL SHOW 〜PHASE1〜』
2011年11月20日(日)@下北沢THREE
w / パンダ1/2 / 堂島孝平
『MAGIC IN A POP'N'PAUL SHOW 〜PHASE2〜』
2011年12月18日(日)@下北沢THREE
w / 川本真琴 / 三輪二郎
『MAGIC IN A POP'N'PAUL SHOW 〜PHASE3・FINAL〜』
2012年1月15日(日)@新代田FEVER
w / イルリメ / カジヒデキ+ヒダカトオルとフェッドミュージック
2011年12月4日(日)@NHKみんなの広場 ふれあいホール
2011年12月31日(土)@幕張メッセ国際展示場『COUNTDOWN JAPAN 11/12』
カジヒデキ
"15 Short Trousers"15th Anniversary
【東京公演】
2011年11月25日(金)@恵比寿LIQUIDROOM
LIVE : カジヒデキ(バンドセット / ゲスト : 小山田圭吾、かせきさいだぁ) / SISTER JET / OKAMOTO'S
DJ : 小西康陽
MC : ブライアン・バートンルイス
【大阪公演】
2011年12月16日(金)@心斎橋BIGCAT
LIVE : カジヒデキ(バンドセット) / ヒダカトオル(バンドセット) / NEIL & IRAIZA
DJ : 高橋孝博(HALFBY)
MC : ガリヒデキ
French Films Japan Tour 2011 in Tokyo
2011年12月6日 (火)@新宿MARZ
LIVE : カジヒデキ / French Films (From Finland) / QUATTRO / NOKIES!
DJ : twee grrrls club
PROFILE
住所不定無職
2007年春、職安で出会ったユリナ(ギターとか)、ゾンビーズ子(ギターとか)、ヨーコ(ギターとか)によって結成。同年秋、ライブ活動を開始し、その振り切ったサウンドから徐々に人気を集める。2010年3月1st・アルバム「ベイビー!キミのビートルズはボク」をハヤシライスレコードよりリリース。 2011年1月、これまでSCOOBIE DO、THE NEATBEATS、毛皮のマリーズらを輩出してきた日本のロックンロールの名門インディーズ・レーベルDECKRECより発表した1stフルヴォリューム・シングル「JAKAJAAAAAN!!!!!」リリース。その収録曲がフジテレビ「めちゃめちゃイケてるッ!」のエンデイングテーマとして流れたり、6月に発売された川本真琴 feat. Tiger Fake FurのDVD付き2枚組シングル「フェアリーチューンズ」に演奏とコーラスで参加していたり、7月には少年ナイフのツアーサポートをつとめたりと話題を集める。
カジヒデキ
映画「デトロイト・メタル・シティ」で脚光を浴びた千葉県出身のシンガー・ソングライター。1996年ソロ・デビューからスウェーデンのミュージシャンらと親交を暖め、現在まで多数のアルバムをタンバリン・スタジオなどでレコーディング。スウェーデイッシュ・ポップスを日本に紹介し広めることに一役買いました。またロンドンに数年住んでいたこともあり、UKインディー・シーンとも深くかかわっています。数多くのCMソングや、プロデュース、楽曲提供の活動や、カジが主催するクラブ・イベント「BLUE BOYS CLUB」などなど精力的に活動中。7月に1周年を迎えた「BLUE BOYS CLUB」には現在までジャック・ペニャーテ、ニールズ・チルドレンらUK勢や、PLASTICZOOMS、SISTER JET、THE Brixton Academyなど日本のフレッシュなバンドが多数参加しております。