
OTOTOY × LOFT presents 「お腹が痛い!」
日時 : 2012年6月14日(木)@新宿LOFT
開場 : 18:30 / 開演 : 19:00
料金 : 前売 : 2,500円 / 当日 : 3,000円(1drink別)
出演 : BiS / 虚弱。 / Tam Tam and / 転校生
チケット : ぴあコード : 171-591
ローソンコード : 79336
e+ : http://eplus.jpで、「お腹が痛い!」と検索
LOFT店頭 : 03-5272-0382
LOFT HP http://www.loft-prj.co.jp/
★OTOTOY × LOFT presents 「お腹が痛い!」のチケットを2組4名様にプレゼント!!
応募方法 : 下記の「「お腹が痛い!」についてつぶやこう!」から、ハッシュタグ#onakagaitaiをつけて、「お腹が痛い!」に対する熱い想いをつぶやいて下さい。それで応募完了です。最も熱量の高いであろう2組4名様をご招待いたします。
※当選者にはダイレクトメッセージを送りますので、ototoy_infoのフォローを忘れずにお願いします。
応募締切 : 2012年6月10日24時まで
>>「お腹が痛い!」についてつぶやこう!
音楽配信サイトOTOTOY×ライヴ・ハウス新宿LOFT =「お腹が痛い!」
ジャンル問わず数多くのアーティストを取り上げている音楽配信サイトOTOTOYと、ジャンルを越えたアーティストたちの“場”となり続けているライヴ・ハウス新宿LOFTが、共同で自信を持ってお送りするイベント「お腹が痛い!」。

テーマはズバリ「女性」。アイドル戦国時代と言われていますが、アイドルが支持を得ている一番の要因は、女性にエネルギーがあることではないでしょうか。男性アイドルが戦国時代とまでは言われてないことからも、女性のエネルギーこそがアイドル・シーンを牽引する原動力となっていることは間違いないでしょう。

そのエネルギーはアイドルだけでなく、バンドなど様々な音楽にも飛び火。音楽情報やチャートを眺めてみると、女性を中心としたバンドの多さを実感するはずです。まさに、今は「女性」というキーワードを抜きに音楽シーンを語ることは難しいのです。そんな現状を受けて、OTOTOYと新宿LOFTの精鋭たちが、今もっともおもしろい女性たちを、一番おもしろい組み合わせでブッキング。何回もの話し合いを経て、ようやく実現したのが「お腹が痛い」なのです!

なぜ、イベント名が「お腹が痛い」かって? 正直にお話すると、ちゃんとお客さんが来てくれるか考えると、お腹が痛いから。どれだけいい組み合わせのイベントを組んでも、実際に足を運んでもらうハードルが高いことは分かっています。それでも我々は、このイベントを自信とプライドを持って行います!! こんなにおもしろいアーティストたちがいるのだから知ってほしい、その一点が僕たちを突き動かしています。この日しか見れない、この日しか体験できない、スペシャルな時間になることをお約束しますので、ぜひみなさん遊びに来て下さいね。

「お腹が痛い!」出演者おすすめ動画 & 解説!! (TEXT by 西澤裕郎)
BiS「nerve」
BiSのライヴは、青春パンクのそれである。ぎゅうぎゅう詰めになりながら手をステージに向ける瞬間、モッシュで汗だくになる瞬間、メンバーとシンガロングする瞬間。そこにあるのは、2000年代前半のライヴ・ハウスの熱気、例えばGOING STEADYのライヴで感じた熱気だ。もちろん、その内実は大きく異なっている。BiSは、アイドルという枠を壊すようなこと(曲中ヘッド・バンキングをするなど)をしつつ、あくまでもアイドルというルールを守っている。それでも、アイドルになるために、アイドルとはかけ離れたことをしなければならないという矛盾。そのズレこそ、BiSからエモーショナルさが生まれる大きな要因なのだろう。BiSはライヴで「nerve」を3回連続でやることがある。普通ならあり得ないことだが、2回目、3回目と数を重ねるごとに、ファンも勢いを増して踊り続ける。それは、いつ終わるかも分からない青春の光が、目の前でリピートされ続けることへの期待と、この瞬間が終わらなければいいという気持ちの現れだろう。「nerve」には、BiSだけでなく、数多くの研究員たちの青春が詰まっている。BiSは青春パンクならぬ、青春アイドルなのだ。
虚弱。「egoist」
虚弱。のライヴは、まだまだ発展途上かもしれない。だからこそ見逃せない。ポスト・ロックという言葉が古くさくなってしまって久しいが、虚弱。のサウンドからはポスト・ロックが終わった後に生まれた希望を感じることができる。彼女たちは、“ロックの先”という意味でのポスト・ロックを志向しているわけでない。ロックは進化し続けるものだと誰が決めたのだ。前だけではなく、左右、上下、どこにも進んでいける自由さを持つのがロックじゃなかったのか。虚弱。のサウンドから、そんな主張を感じる。彼女たちは、前だけでなく左右にも幅を広げながら、行き止まりになってしまっていたポスト・ロックという道を広めようとしている。今年リリースされた1stアルバム『孤高の画壇』収録の「egoist」という曲には、単なる美しさ、静と動、といった、ありきたりな表現方法だけでは説明できないポピュラリティがある。頭ではなく、フィーリングで生まれたであろうアイデアの核が、そのポピュラリティを担保している。これからの積み重ねで、ライヴの演奏やパフォーマンスなど足腰はいくらでも強くなっていく。今は、その核の部分を信じて自分たちの道を進め。その軌跡を見れるのは、今の彼女たちを追っているものの特権だ。
Tam Tam「Dry Ride」
ダブのトラディッショナルなマナーを継承しつつ、2012年の日本でしか生まれ得ないサウンドを鳴らす、20代前半のメンバーたちによるダブ・バンド、Tam Tam。いい意味で、そんなに若いの? という驚きとともに、これからの展開がとても期待できるバンドだ。「あらかじめ決められた恋人たちへ」のライヴ・ダブPAもつとめる、レーベルmaoのオーナー石本聡が一目惚れし、自ら志願しPAを担当するなど、その実力は折り紙つき。とにかくライヴを観たいと願っていただけに、「お腹が痛い!」に出演が決定したことは本当に嬉しい限り。YouTubeの「Dry Ride」を見ると、派手なパフォーマンスはないものの、それ以上に音楽だけで自分たちの空気に染めてしまう様子が見て取れて圧巻だ。ダブ処理だけでなく、ゆらゆら揺れるような音の波が人なつっこさを感じさせる。トラディッショナルなダブを越えて、日本ならではのメロディアスさに昇華しているTam Tamのサウンドを、ライヴ・ハウスの大きな音で楽しんでほしい。
転校生「空中のダンス」
“転校生”というアーティスト名は、水本夏絵の世界観をとてもよく表していると思う。僕自身は転校をしたことがないので、転校生の気持ちは完全に分からないだろうけれど、所在ない感じだったり、どこか馴染みにくさというものを転校生は持っているに違いない。そんな名前を冠した彼女が歌う楽曲は、こちらが想像している以上にキレイでメロディアスだ。それに反して、歌詞はどこか異物感を持っていたり、斜めから世界を見たような部分が多い。そのギャップや違和感を覚えさせないのが、彼女のすごい部分だ。まさに、転校生さながらの、馴染みたいけど馴染みきれない感じが楽曲に表れている。「空中のダンス」のPVで、誰もいない学校に彼女がぽつり一人佇んでいる姿からは、何かを吐き出したいけれど、吐き出したくない、その狭間からの無言の訴えを強く感じとることができる。その風景と一緒に流れる楽曲が、透明でさらりと流れていく清流のようであまりにも美しい。
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