浸っている時間がもったいないーー“現代音楽 × J-POP”の鍵盤弾き語りSSW・ヒロネちゃん、術ノ穴より全国デビュー
19歳の鍵盤弾き語りシンガー・ソングライター、ヒロネちゃんが、術ノ穴より全国デビューを果たす。3歳からクラシック・ピアノを習い、現代音楽をフェイバリットにあげる彼女が、J-POPの道を直進し、真っ暗な世界を縦横無尽に駆け巡った10代の結晶。2015年4月にリリースした自主盤『神様』はDISK UNIONインディーズ・チャートで1位を獲得、大森靖子のオープニング・アクトに抜擢されるなど、いま最も注目を集める新生シンガー・ヒロネちゃんのデビュー作を配信し、インタヴューを行い掘り下げた。
記念すべき全国デビュー作を配信スタート
ヒロネちゃん / きみの死因になりたいな
【配信価格】
WAV / ALAC / FLAC / AAC / mp3
単曲 200円(税込) / まとめ購入 1,200円(税込)
【TRACK LIST】
1. カロリーメイト
2. プラネットボーイ
3. 片道切符
4. 恐竜のうた
5. さみしいキャラメル
6. 19歳の夏
7. 目隠し
8. 死と魔法
※まとめ購入いただくと、特典としてwebブックレットがついてきます。
INTERVIEW : ヒロネちゃん
久しぶりに会ったヒロネちゃんは、とてもよく笑い、しゃべるようになっていた。約半年前、僕は彼女のことを知った。大学生ライター・佐久間望さんのレポートを掲載したことがきっかけだった。せっかくだから楽曲も配信しようと打ち合せの約束したところ、ポツリと一人でやってきたのが印象的で、新宿MARZのライヴ・イベントに出演してもらったときにも、堂々としたライヴを見せたにも関わらず、物販コーナーで申し訳なさそうにワンマンのチケットを販売していた。思わず、一緒に物販で声出しをしたくらいだったが、あのときとは別人のようなヒロネちゃんが目の前にいた。憧れだった術ノ穴に所属して全国流通盤を出すことや、大森靖子のオープニング・アクトを務めるなど、経験を積み、やるべきことが明確になってきたからこそ、曲を作り歌うことに猛進している状況なのだろう。クラシック・ピアノを3歳から習い、通っていた高校の卒業演奏会では武満徹を弾くなどの経歴を持ちながらも、ポップスの道へ舵を切った新進気鋭のシンガー・ソングライター、ヒロネちゃん。雨の日の夕方にじっくりと話を訊いた。
インタヴュー&文 : 西澤裕郎
写真 : 大橋祐希
長年J-POPはできなかったから憧れがあったんです
ーー『きみの死因になりたいな』を聴いて、ヒロネちゃんは「10代」ということをすごく大切にしているのかと思ったんですけど、実際のところどうなんですか?
ヒロネちゃん : もともとは全然大切にしてなかったです(笑)。ただ、七尾旅人さんと1回お食事をさせていただいた時に「30代になって思い返すと、10代で出したアルバムがすごく重要な特別な作品になった」って仰っていて。私も10代で曲をいっぱい作っておこうと思って、レコーディングが終わったいまも必死に書いています。
ーー七尾さんと会ったのはいつぐらいの話ですか?
ヒロネちゃん : 7月に入ってから(笑)。「やばい! あと20何日しかない」と思って、いまも大量に作ってます。
ーー時期的に「19歳の夏」は七尾さんと会う前に作っていた曲ですよね? やっぱり「10代」って、もとから重要なテーマだったんじゃないかと思うんですよ。7月26日のワンマンも〈20さいになりましたワンマン・イベント〉って謳っているし。
ヒロネちゃん : いやー、全然(笑)。早く20歳になりたいなと思っていたくらいで、とりあえず記念に「19歳の夏」は作ったんです。
ーーヒロネちゃんにとって「10代」ってどういう時期だったんですか?
ヒロネちゃん : 今はレーベルに所属して目標が明確になってきたんですけど、自主でやっていたときは、20歳になったら終わりだなと思っていて、死んでやるくらいに思っていたんです。でも今は30歳になった時が楽しみだし、どういう曲を作れるのかなとか前向きにやれるようになりました。
ーーもともと、小さいときからピアノを習っていたんですよね?
ヒロネちゃん : 3歳くらいからかな。お母さんがピアノの先生で、姉も音楽の大学に行っているくらいで、物心つく前からやらされてたんですけど、私は向いていないなと思っていたんです。
ーー向いてない?
ヒロネちゃん : それなりに弾けるんだけど、何人もの人がベートーヴェンなりバッハなりを弾くわけじゃないですか? そりゃあ、ピアニストの方が上手いわけで、自分はそれを超えられるわけないと思ったし、それだったら自分のオリジナリティーというか、枠にとらわれないことがしたいなと思っていて。ピアノをやっていて息苦しいところはありましたね。大学までこの道が続くのは嫌だなって。
ーー中高も音楽の学校だったんですよね。
ヒロネちゃん : そうです。中高がクラシック・ピアノの付属の学校で。クラシックのレッスンを毎週やって、定期的に試験とかコンサートがあったり、授業内に聴音とか新曲試聴とか、クラシックの知識を学んだりして。そこに通っている人たちは、みんな先生になるとか、オーケストラに入りたいとか、そういう夢を話していて、自分だけ違うなって思っていました。
ーーなんでヒロネちゃんはポップスが好きだったんでしょう?
ヒロネちゃん : もちろん、みんなそれなりにJ-POPは聴いていたと思うんですけど、私はクラシックは演奏するより聴いていた方が好きだったんです。でも、J-POPは、聴いているより、やりたいって感じたんですよ。クラシックと比べて心のざわつきが違ったというか。小学校の頃、aikoが好きで、スコアを買ってピアノで歌ったりしてたんですけど、そういうのもやりたいなと思って。そういう気持ちがあったんですけど、長年J-POPはできなかったから、憧れがあったんです。
自分のことだから薄っぺらいなって思います
ーーそこから一歩踏み出して、自分の音楽を始められたのは、なぜなんでしょう。
ヒロネちゃん : 大森靖子ちゃんを観て、夢が疼きました。靖子ちゃんに会いにいこうと思って、高円寺のフリーマーケットに洋服を買いに行ったんです。ゆったりしゃべれる場所だったので、夢のことをちょっと話したら「若いからなんでもできるでしょ」って言われて。それで目標が明確になって、無力無善寺に電話をしてライヴを決めて、スタートダッシュしましたね。
ーー大森さんに高3の2月に会って、翌月3月21日にライヴをしたんですよね? すごいスピード感ですよね。
ヒロネちゃん : その年の初詣で、今年こそは歌をやりたいなってお祈りしたりしていたんです。だから、靖子ちゃんに後押ししてもらった感じですよね。靖子ちゃんの活動歴とかを見て、自分だけでもあれだけできるんだって勇気をもらって。
ーーライヴが決まってから曲も作ったんですか?
ヒロネちゃん : そうです。その時点で「少女事情」って曲しかなかったので、急いで「カロリーメイト」と「きみと雨ふりのうた」を作りました。
ーー「カロリーメイト」で描かれている歌詞は、普段のヒロネちゃんとリンクするものですか?
ヒロネちゃん : メンヘラってことですか(笑)? そんなことはないと思いますけどね。あー、でもそういう気持ちはどこかしらにあるとは思いますけど…。誰かを本当に好きになったことがそんなにないから、完全に架空の女の子で勝手に妄想して作っているんです。自分というよりはメンヘラの女の子は可愛いと思うので、そういう女の子の曲を作りたいって感じですね。
ーー詞は自分のことを吐き出すっていうよりは、別の世界を描こうという感じで書いているってことですか。
ヒロネちゃん : 自分のことがよく分からないからそうなんだと思います。この前作った曲は、スタッフの人が失恋した話を聞いて作ったんです。人の話を聞くのが好きで、恋愛の話とかノロケとかなんでもいいんですけど、そういうのを聞いて、それを自分の言葉にして作るって感じですね。
ーー僕がものすごい失恋の話をすればそこから曲ができるかもしれない?
ヒロネちゃん : そうですね(笑)。
ーー(笑)。「19歳の夏」は、ヒロネちゃん自身に近いのかなと思ったんですね。〈闇の中に光〉って部分とか、いまの状況にも近いんじゃないかなと。
ヒロネちゃん : なんか綺麗事です(笑)。
ーー自分の曲が?
ヒロネちゃん : 他の曲は大好きだけど、その曲はそんなに好きじゃない(笑)。
ーーえー、なんで?
ヒロネちゃん : え、綺麗事だからじゃないですか?
ーーどんなところが綺麗事なの?
ヒロネちゃん : 歌詞全体が、なんかありがち。
ーーじゃあ、なんでこの曲書いたんですか(笑)?
ヒロネちゃん : もともと、誕生日の曲を作ろうみたいな感じになって書いたんです(笑)。自分のことだから薄っぺらいなって思います。
ーー自分のことには自信がないってこと?
ヒロネちゃん : 面白くない。インタヴューしてても面白いこと話せないし(笑)。
ーーそんなことないと思いますけど(笑)。
ヒロネちゃん : 曲を作る自分にしか興味がないんですよね。つまんない日常生活とかはずっとコンプレックスだったし、高校生の時とかもつまらない人間だと感じていて。楽しめないんですよ、全部。友達がディズニーランドとかに行ってTwitterとかに載せるじゃないですか? すごくキラキラしてるんです。でも、私のTwitterはめっちゃつまらなくて。だからコンプレックスだったんですよ。他の女子高校生と一緒に楽しめないってところがあったし、内容がなかったから。
あー私は生き急いでないといけないなとすごく思っちゃって
ーーそういうコンプレックスはいつ頃から持っているんですか?
ヒロネちゃん : 中学生くらいからですかね。中学生が迷走の絶頂期だったので(笑)。中高で完全に現実をつきつけられて、自分がつまらないなと思って。取り柄もないし。
ーー例えば、ピアノを弾けるってことは、普通の高校だったら特技になると思うんですけど、音楽の学校だから、それが当たり前になってしまうみたいな。
ヒロネちゃん : そうなんですよね。その中で秀でているかどうかって話になってきますもんね。ただ、取り柄がない中でも、自分はすごく近現代曲、クラシックで言うとラヴェルとかドビュッシー、ヒナステラとか、わりかし最近の現代音楽が好きで。変な不協和音ばっかりの曲とかが好きだったんです。周りの子はクラシックじゃないんだねって感じだったけど、私はすごく好きだったから卒業演奏もそういうのを弾かせてもらったりして。そこは、みんなとはしっくりくるところが違ったなと思っています。
ーーそういう音楽が今のヒロネちゃんに反映されているところはある?
ヒロネちゃん : うーん。武満徹さんを卒業演奏会で弾いたんですよ。そういう和音の響きがやっぱり好きなところがあって、すごく参考にして作ったりはしています。アルバムには入ってないけど(笑)。
ーー今作には、ドラムとか他の生楽器を入れてないじゃないですか。そこには、弾き語りだけでやりたいって意思があるんですか?
ヒロネちゃん : いや、kussyさん(術ノ穴・オーナー / Fragment)がシンプルにいこうって(笑)。はじめてのアルバムだし、一番シンプルな形が綺麗だと思うからって口説かれて、そういう理由です。
ーー別にバンド・スタイルが嫌だとかそういうことではない?
ヒロネちゃん : 次のアルバムとかはバンドにしたいって話もしてますし、全然拘ったりはしていないです。でも、全部がバンド編成とかはちょっと嫌ですね。自分で1年間やってきたスタイルなので、そこはやっぱり崩したくないです。
ーー前会ったときは、かなり恐縮していたというか、「すみません…」みたいな感じだったから、すごく明るくなって、しゃべるようになりましたね。
ヒロネちゃん : たしかに(笑)。去年の自分とか、すごく暗かったなと思います。いつも喧嘩腰で、何かと戦っていたなと思って。戦う相手もいないのにね(笑)。怖かったけど、今は大丈夫ですね。
ーーそれは目標がちゃんと見えたとか、やるべきことが分かったっていうのが大きいのかもしれないですね。
ヒロネちゃん : あのときは、何からやればいいのかも分からないし、どうすればいいのかも分からなかったから。いまでこそ、やってきたことはそんなに間違ったことではなかったなと思いますけど、やっている時は何の意味があるんだろうとか、ステッカー1個作るのに対してもすごい鬱になってましたから。やっと自分が歌うことが当たり前な世界、フィールドを作れたなって思いましたね。
ーー今はやってて楽しい?
ヒロネちゃん : 楽しくはない(笑)。… いや、超楽しいです(笑)。アルバムを出して、2作目が作れなくて消えていくアーティストが多いって話を耳にするんですけど、確かに1作目って誰でも出せると思うんですよ。例えば、19年間生きてた経験値で曲ができてるわけですけど、次を出すまでには数ヶ月しかないわけじゃないですか? そのスパンで、19年間と同等の作品ができるのかって考えたときに、作れるうちに作っておこうと思って、すごい曲を作っているんです。kussyさんには「ヒロネちゃんはすごい生き急いでるし、その生き急いでるところがすっげーいい」って言われて、あー私は生き急いでないといけないなとすごく思っちゃって。止まってる理由もないし、スピード感ってなんでも大事じゃないですか?
ーー高3の2月から一気に動き出して、1年ちょっとくらいですもんね。
ヒロネちゃん : まだCDも発売してないですけど、もう次のことやらなきゃって焦っていて、来年のワンマンの予約とかもしてきたんです(笑)。
ーーなんでそんな焦っているんですか?
ヒロネちゃん : できることが見えたから、やんないと! みたいな。年をとることに対しては焦りはなくなりましたけど、飽きられないように曲を書かなきゃいけないと思って、すごく焦ってるんですよ。
ーーまだデビュー作出てないのにね(笑)。
ヒロネちゃん : 今日CDが届いたんですよ。感動しました(笑)。昔は求められない曲を書いてたわけじゃないですか? いつかのためにとかって思って書いていた。今は「何曲書いて」とか言ってもらって、それが不思議で。弾き語りだし、バンドと違ってぱぱっとできるじゃないですか。だから早いとは思うんですけど、求められるとできなくなっちゃうんですよね。そこを克服しようとめっちゃ曲を書いています。
情熱大陸にさえ出れば、安心できるなって思うんです(笑)
ーー今年3月29日には、鳥取で大森靖子さんの前座出演も果たしたじゃないですか。その日は感慨深かったんじゃないですか。
ヒロネちゃん : あっという間に終わっちゃった感じですね。私からしたら、靖子ちゃんとの夢が叶うとか、デビュー盤を出すとか、ワンマンをするとか、いちいち感動的な話なんですけど、前と違って浸っている時間がもったいなくて、曲を書かなきゃみたいな気持ちになっていて。靖子ちゃんとのライヴの日にも新曲を2曲書きました。何に襲われてるのかわからないけど、ジーンとしてる時間がなくて。嬉しいことは嬉しいし、ブログとかめっちゃ長いの書いちゃったけど、次に行かないとみたいな焦りが強いんです。
ーー家族も応援してくれているし、なにかを阻む敵がいるわけじゃないのにね。
ヒロネちゃん : どうやら、自分が敵らしくて… 怖いんですよね。
ーー自分自身が「もっと早く書け」みたいに言ってくるんですね。
ヒロネちゃん : そう(笑)。今だぞ!! みたいな。1年前に想像していた夢が今だと思っていて。だから、本当にいまやれ! みたいな感じですね。あれだけ思い描いてた夢が叶ったんだから、もっとやれよと思って、いかれるくらい曲を書いています。
ーーそんだけ生き急いでいると、どこかで満足しきっちゃうって心配はないですか?
ヒロネちゃん : 満足する日は来ないと思うんですよ。あれもしたい、これもしたいっていうのがいっぱいあるから。今の時点で何も満足してないです。曲を作ってCDを出すっていう形は、誰でもできるじゃないですか? けど、自分にしかできないことを求められてやるとか、何百人の人が待っててくれるとか、自分にしかできないことをして、早く安心したいです。
ーー無善寺での初ライヴや、ユニオンでの音源リリースは大森さんが辿ってきた道を追いかけているようにも思えるんですけど、「死と魔法」という曲なんかは、大森さんの『魔法が使えないなら死にたい』を意識していたりするんですか。
ヒロネちゃん : 意識してないです。でも、そう言われればそうですね。多大なる影響を受けていますけど、ただのファンなので(笑)。よくパクリだとか、似てるとか書かれるんですけど、曲をパクったことは意識的にも一切ないし。私は靖子ちゃんの活動スタイルに憧れたんですよ。曲はもちろん好きですけど、真似したとすれば、無善寺でやるとか、ライヴの緊張感とかを勉強させてもらいました。ライヴに行ったりして、すごいと思って。だって、弾き語りのギター一本で、あんだけ魅せられるってすごいじゃないですか。バンドじゃないのに迫力あるし。そこが一生の憧れだと思います。全然パクってないです(笑)。
ーー最後の質問です。これからのヒロネちゃんの目標は?
ヒロネちゃん : 「情熱大陸」に出ることです(笑)。情熱大陸にさえ出れば、安心できるなって思うんです(笑)。私もそういう風に誰かにナレーションしてもらって、追っかけられたい。けっこうすごくないですか? 5年後くらいには出たいですね。
ーーそんなに先でいいんですか(笑)?
ヒロネちゃん : 2年後にします(笑)!!
ヒロネちゃんの自主作も絶賛配信中!!
ディスクユニオン・チャート1位を獲得した作品を配信中!!
ヒロネちゃん / 神様
【配信価格】
WAV / ALAC / FLAC / AAC / mp3
単曲 200円 / まとめ価格 500円
【TRACK LIST】
1. 神様
2. スローモーション流星群
3. きみと雨ふりのうた
OTOTOYでしか手に入らないepを配信中!!
ヒロネちゃん / 憂鬱ep
【配信価格】
mp3 単曲 108円 / アルバム 540円
1. カロリーメイト
2. ピンポンダッシュ
3. 少女事情
4. 片道切符
5. 目隠し
6. 深夜0時
所属レーベル・術ノ穴の最新アーカイブはこちら
LIVE SCHEDULE
ヒロネちゃん 初全国流通CD発売&20さいになりましたワンマン in 東京 「ドッペルゲンガーの痛み分け」
2015年7月26日(日)@下北沢THREE
時間 : OPEN 19:00 / START 19:30
料金 : 前売 2,500円 / 当日 未定(ドリンク代・別途500円)
出演 : ヒロネちゃん(弾き語り)
装飾 : さいあくななちゃん
>>チケットはこちら
PROFILE
ヒロネちゃん
鍵盤弾き語り少女“ヒロネちゃん”。2015年4月リリースの自主盤『神様』がディスクユニオン・インディー・チャート1位獲得、大森靖子のオープニング・アクトに抜擢されるなど何かと噂の19歳。7月22日、術ノ穴よりデビュー盤リリース、7月26日下北threeにてワンマン・ライヴを控えている。情熱大陸に出るためにキーボード背負って今日も生きている。