STEREO JAPAN、シングルが1万枚売れたら解散!?ーーVol.9 ELE TOKYO直前メンバー・インタヴュー

EDMアイドル、Stereo TokyoとStereo Fukuokaによる合同グループ、STEREO JAPANが、2016年5月4日にシングル『Dancing Again』をリリース。5月29日にELE TOKYOにて開催されるリリース・パーティまでに同シングルが1万枚“売れたら”解散する。パーティをすることに力を入れてきたSTEREO JAPANが、なぜこのタイミングでそうした舵を取ったのか? 果たして1万枚売れて解散してしまうのか? その経緯から動向、結果まで、OTOTOYではインタヴューやライヴレポートなどで毎週追いかけていく。更新日は毎週月曜日を予定。
特集第9弾となる今回は、5月29日に開催される『Dancing Again』のリリース・パーティを目前に控えたStereo Tokyoに現在の心境をインタヴュー。また、ELE TOKYOに向けてメンバー5人に意気込みを色紙に書いてもらい掲載する。約2ヶ月に渡り行われてきた本企画も終盤戦。果たして、CDは1万枚売れ、Stereo Tokyoは解散をするのか? そしてELE TOKYOのリリース・パーティはどのようなパーティになるのか? 本インタヴューを読むだけでなく、その結末を見届けに、5月29日はぜひ会場に足を運んでみてほしい。
1万枚売れたら解散となる運命のシングルを配信スタート
STEREO JAPAN / Dancing Again
【配信価格】
WAV / ALAC / FLAC / AAC : 単曲 200円 / まとめ購入 400円
【Track List】
1. Dancing Again
2. RUN
STEREO JAPAN / RUNSTEREO JAPAN / RUN
STEREO JAPAN 2ndシングル『Dancing Again』リリース・パーティ・ファイナル
2016年5月29日(日)@ELE TOKYO
時間 : 17:00〜22:00
料金 :
一般チケット(1ドリンク代込み) 4,000円
飲み放題付きチケット(飲み放題) 10,000円
チケット購入
INTERVIEW : Stereo Tokyo
ーーいよいよ来週29日のELE TOKYOのパーティで『Dancing Again』の売上枚数の発表が行われます。とはいえ、プロデューサーの水江さん自体ですら「1万枚売れたら解散」っていうのを忘れかけていたんですけど… メンバー自身もあまり気になっていないですか?
三浦菜々子(以下、三浦) : あんまり頭にないです。
岸森ちはな(以下、岸森) : そういえば1万枚売れたら解散だったっけ? くらいで(笑)。
三浦 : マラソン企画が終わった時点で、ファンの方から「解散しなくてよかった」ってリリイベとかでも言われて。「いやいや、1万枚売れたら解散です」ってこっちから言うくらいだったので、パリピ(ファンの総称)も頭にないんだなって。

ーーじゃあ、ELE TOKYOでの枚数の発表もあまりドキドキしない?
西園寺未彩(以下、西園寺) : 多分、売れてないから。
三浦 : 何枚売れたかは気になるよね。
ーーたとえ売れてなかったとしても、今回はがんばって売った意識はあるんじゃないですか。
岸森 : 今回はリリース・イベントがすごく多くて、毎週土日に2部ずつ計4回やっていたんですよ。その積み重ねで、けっこう売ったかなとは思います。ただ、めっちゃきつかった…。
ーーなにがきつかったですか?
岸森 : リリイベがありすぎて、私たちのテンションも落ちるってわけじゃないんですけど、乗らないってときがたまにあって。それがけっこうつらかったですね。
ーーそれは他のメンバーも一緒ですか。
椎名彩花(以下、椎名) : なんていったらいいんだろう… 毎回ただやればいいってもんじゃないんだと思って。福岡から帰ってきて、その次の日にイベントがあって、死にそうで。めっちゃ歩くのとか遅いし、どうしようって感じでした。
ーー椎名さんは、マラソン企画の前日のリリース・イベントで足を痛めてしまいましたよね。
椎名 : あと10日間で治るって言われた次の月曜日にも私、階段から落ちたんですよ。
ーーえ?!
椎名 : 朝の駅で、めっちゃい急いで階段を降りていたら落ちてしまって。がんばって立って、その日は痛かったんですけど、夜に寝たら治りました。
ーーそんな簡単に治るもんでしたっけ…?
椎名 : そういうもんなんです。がんばります!!

ーー(笑)。西園寺さんは、リリース・イベントはどうでしたか。
西園寺 : みさ、ラブリンが好きなんですよ。
ーーラブリン?
西園寺 : たまごっちのキャラクター。この子は一切表情を変えずに踊るんですよ。それが私の目標だから、体力的にはしんどかったのかもしれないけど、出しているつもりはなかったです。でも、最近それをすごく怒られることがあって。写真撮影のときに表情がまったく変わらないから、もっと表情をつけろって言われています。
ーーただ、自分としては、表情を変えないっていうのが美学なんですよね。
西園寺 : うーん、変えないってわけじゃないんですけど、パターンは3つくらいでいいかなと思っていて。
椎名 : ラブリンは、すごいアイドルなんですよ。
西園寺 : たまごっち星の人気NO.1アイドルなんですけど、普段は「らぶりっち」としてたまごっちスクールに通っているんです。同一人物なんですけど、全然気がついていなくて、ラブリンパワーがつかないとラブリンにならない…。

ーーがんばって理解しようとしたんですけど、途中で迷子になりました(笑)。ゆりなさんはリリース・イベント、いかがでしたか?
河村ゆりな(以下、河村) : 体力的にきつかったのもあるんですけど、私、けっこう顔に出ちゃうんですよ。でも私、最近ダンスがんばっているんですよ。
椎名 : がんばっているよね。
河村 : これ、言っていいのかわからないんですけど、福岡の子とすごく比べられて。めっちゃTwitterでも書かれて、悔しくて…。
ーーどんなふうに書かれていたんでしょう。
河村 : 「ゆりな、もっとできるんだろ」みたいに。… なんで泣いてるんだろ…。
(河村、涙を流す)

ーー悔しかったんですね。福岡でのリリース・パーティは、かなり久しぶりですよね。どんなパーティだったんですか。
三浦 : パーティー中は、まだStereo Fukuokaのメンバーと距離があったよね。パーティの後に仲良くなりました。
椎名 : ご飯を最後に食べ行ってね。
三浦 : それまでは、しゃべるけど距離感が遠い感じがしたんですけど、福岡のリリースパーティで打ち解けたので、ELE TOKYOがどうなるのか楽しみです。
ーーこの企画中に、パリピから言われたことで印象に残っていることってあります?
河村 : 福岡のライヴ後に「楽しくなかった」って言われて…。たしかにめっちゃ盛り上げたみたいな感じでもなかったと自分でも思っているんですけど…。
椎名 : 私は足を痛めて踊れなかったからDJをやっていたんですけど、少し感じたことがあって。いつも「PARTY PEOPLE」をかけると、本当に盛り上がるんですよ。でも、福岡Early Beliversで最後にかけた瞬間、パリピがめっちゃさがったんですよ。Stereo Tokyoのライヴ自体が最近多すぎたっていうのもあると思うんですけど、難しいなと思いました。やり過ぎもダメだし。
岸森 : あと、企画の最初の頃は自己紹介とカバー曲を歌っていたんですけど、3曲くらいをローテーションして歌っていて。最初はおもしろいって言ってくれる人もいたんですけど、「あー、はいはいはじまったよね」みたいな感じで、ひいている感じもあって。これまで、パリピにすごく頼っていたんだなってことを感じました。自分たちの力で盛り上げていたというよりは、ファンの人たちが盛り上がってくれていたってことをすごく感じたんです。

椎名 : いいことを言われた面もあって、なな(三浦)がいつもをDJをしているけど、私がDJをやっているときは、ななのダンスも見れるし、人によってDJの仕方も違うのがおもしろいねって。やりたいことと技術が追いついていかない面もあったんですけど、ななと違うとこでカットインしたりいろいろ挑戦していて、「やりたいことが俺らに見えて、それも含めておもしろかった」って言ってもらえました。
ーー西園寺さんは、よかったと思ったことはありましたか。
西園寺 : リリイベがほんわかしたことによって、ちっちゃい子がすごく来てくれるようになったんです。今日(2016年5月21日)は車椅子のおばあちゃんも来てくれたんですけど、立ち上がって盛り上がってくれて。老人ホームとかでもパーティしたいなと思いました。
椎名 : 最初、足でリズムを取っていたんですけど、ついに立ち上がって盛り上がってくれてね。
みんなの心を取り戻して、一緒にバカになってぶち上がりたい
ーーちっちゃい子からお年寄りまでパリピの層が広がってきたんですね。せっかくの機会なので、プロデューサーの水江さんに対して、文句とか不満があれば話しておきましょうか。
(水江、退席)
河村 : 水江さんに1個言おうと思っていることがあって… 衣装のスカートがめっちゃ短いんですよ。タイトスカートで、挨拶とかしたら中が見えちゃうくらいなので、スカートだけでも新しいものにしてほしいです。
ーー今回の企画自体に不満はないですか?
椎名 : 自己紹介、めっちゃ嫌じゃなかった?
西園寺 : いやだった。
三浦 : 4月29日のWOMBのライヴで「もうやらなくていいよ」って言われたときは、みんな拍手で終わったみたいな感じでした(笑)。
ーーアイドルっぽいことを今回やってみたけど、Stereo Tokyoとしてはそんなにやりたいことではなかったわけですね。
西園寺 : 1、2回でいいなと思いました。毎回毎回やっていると、すぐ飽きちゃうし。
ーー5月29日のELE TOKYOのリリース・パーティで企画が一区切りになります。ここ最近のアイドルあるあるネタを排除して、Stereo Tokyoらしいライヴができる日となりそうですけど、どんなパーティにしたいですか。
椎名 : なながDJで。本来の体制でライヴができるから、ちゃんとやりたいなと思います。
岸森 : もし万が一1万枚売れていたとしたら、これが私たちにとって最後のパーティになるので、悔いの残らない1日にしたいです。
河村 : とにかく最高のパーティにしたいです。
西園寺 : 本来のStereoTokyoが見れる日で、みさたちの力も発揮できるので、来なかった人とかがTwitterとかみていきたいと思うようなライヴにしたいです。いつも通りやります。
三浦 : リリイベとかで飽きて、心が離れていった人もいると思うんですけど、やっぱりリリイベとかインストアでやるのとは全然違うので、みんなの心を取り戻して、一緒にバカになってぶち上がれたらなって思います!!
取材&文 : 西澤裕郎
次回更新は5月30日(月)
Stereo Tokyoの1万枚企画最終インタヴューを掲載
5月29日(日)、ELE TOKYOでのリリパに向けての各メンバーの決意





STEREO JAPAN 2ndシングル『Dancing Again』リリース・パーティ・ファイナル
2016年5月29日(日)@ELE TOKYO
時間 : 17:00〜22:00
料金 :
一般チケット(1ドリンク代込み) 4,000円
飲み放題付きチケット(飲み放題) 10,000円
チケット購入
連載第1回 はじまり編
連載第2回 南波一海によるメンバー・インタヴュー前編
連載第3回 南波一海によるメンバー・インタヴュー後編
連載第4回 解散をかけた、三浦菜々子大マラソン大会
連載第5回 平賀哲雄によるメンバー・インタヴュー前編
連載第6回 平賀哲雄によるメンバー・インタヴュー後編
連載第7回 autoclef(サウンド・プロデュース)インタヴュー
連載第8回 すーさん(Stereo Tokyoファン)インタヴュー
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PROFILE
Stereo Tokyo
Stereo Tokyoは日本で最も独自なガールズ・グループです。
その人数は6人で構成されています。
その最もな特徴は、かわいいこと、そしてクラブなことです。