【ExWHYZ】Episode35 mayu「ずっと守るしかなかったから、最後の最後は攻めたい」

ExWHYZは2026年8月31日、Zepp Haneda (TOKYO)でのラストライブ<ExWHYZ LAST LIVE '光'>をもって解散する。だが彼女たちは最後まで前を向いて全力で走り続ける。沖縄FCツアーを走り抜け、リリースパーティーを開き、PEDROとの対バンに臨み、最後のオールナイトで踊り明かし、サードアルバム『zION』を届ける。寂しさに浸る暇がないほど、予定はぎっしりと詰まっている。それこそが、このグループが選んだ終わり方だった。
OTOTOYはEMPiRE時代の2018年から、定期的に個別インタビューで4人を追いかけてきた。この個別連載インタビューも、いよいよ最終周を迎える。2人目に登場するのは、mayu。今の心境を「全てに感謝のフェーズ」と語る彼女だが、初めて「仕事を辞めたい」と思った時期があったという。その渦中で絞り出されたアルバム新曲の歌詞のことから、『zION』、そして最後のステージへの想いまで。「私なりの感謝の伝え方は、暴れ散らかすこと」。その言葉の背景をじっくりと訊いた。
ラストアルバム「zIONより先行配信
INTERVIEW : mayu (ExWHYZ)

取材&文 : 西澤裕郎
写真 : 大橋祐希
「こういう時間も大切な時間なんだな」と思えて
──先日mayuさんのソロイベント<まゆとシール交換>が開催されましたが、どうして、シール交換という企画をやろうと思ったんでしょう?
mayu:EMPiRE時代の最後の方にソロイベントをやろうかっていう話がちょろっと出たんですけど、結局やれなくて。ExWHYZのラストイヤーで改めてその話が出て、何をやろうかなと考えた時、1人で歌ったりした方がファンの人的には嬉しいのかなとも思ったんですけど、何か特別なこととしてシール交換を思いついたんです。来てくれた人に私が1枚シールを選んで、ペタッと貼ってあげる。それなら、ちょっとした思い出になるし、形にも残って嬉しいかなって。シール交換が今流行ってるからっていうのもありますけど、なんとなく、そんな感じで決めました。
──シール交換をしながら、コミュニケーションを取っていくわけですね。
mayu:自分の得意なことで、みんなと一緒にできそうなことがなくて。編み物は好きだけど、みんなでやるとなったらワークショップみたいになっちゃう。でも、シール交換は手軽で思い出が作れる。歌も歌う予定なので、特別感のある1日になるかなと思います。今回、グッズも頑張って作ってみたんです。今までメンバーデザインみたいなのはちょくちょくあったんですけど、1人で作ったことはなくて。グッズ制作の大変な部分にぐっと入り込めたのは、勉強になったし、面白いなってすごく思いました。自分の好きを100パーセント詰め込みたくて。でも、理想に近づけるにはいろんな段階を踏まなきゃいけないっていうのが、やってみて初めてわかって、もっとやってみたいなって思いました。

──先日、沖縄でのFCツアー<俺とお前でかちゃーしーファイナル ~やりたい事全部つめこんじゃった旅~>も終わったばかりです。どんな3日間になりましたか?
mayu:FCのみんなと一緒に沖縄を楽しみました。ライブをしたり、バーベキューをしたり、おきなわワールドっていう施設で一緒にシーサーの絵付けをしたり、ライブハウスでお楽しみ会みたいなことをしたり。沖縄で過ごすのは、今までは長くて2日間とかだったので、3日間いられたのは一番長かったんじゃないかな。マスターと一緒に思い出ができたのがめっちゃ嬉しかったし、これまでにFCイベントのライブも何回かできたのは、マスターのマナーがいいからで、すごく助けられました。
──ExWHYZが解散することに対して、マスターからはどんな雰囲気を感じましたか。
mayu:マスターは、私たちと一緒にいる時はすごく楽しんでくれるし、ニコニコでいてくれるんです。だけど、特典会でちょっと喋った時に、「もうこれが最後の遠征なんだって思ったら、寂しくて、みんなでわんわん泣いた」っていう話を聞いて。同じ気持ちなんじゃないかな。私たちも、一緒にいる時はもちろん楽しく過ごせるけど、ふとした時に「これが最後なんだな」と思ったら、やっぱり名残惜しい気持ちになっちゃう、っていう。
──マスターも、メンバーの前では、あまりそういう姿を見せないようにしているのかもしれないですね。
mayu:どうなのかな。意識してるのかどうかわからないけど、「寂しい」って素直に伝えてくれる人は伝えてくれるから。それは全然隠さなくていいし、受け止めたいなって思うんです。一緒に共有していけたらいいなと思います。
──解散まで、あと1カ月切りました。率直に、今どんな心境ですか。
mayu:本当に、楽しむしかないっていうか。もう「全てに感謝」みたいなフェーズに入ってます(笑)。必死になってると視野も狭くなるし、自分に対しても他人に対しても「もっともっと」って求めちゃう。本当に力んでたんです。今までは、終わりが見えない状況で全力で走り続けなきゃいけないっていう気持ちだったんですけど、終わりが見えて、「あともうちょっとだな」って思ったら、一生懸命走ってるのは変わらないけど、もう少し周りを見たり、今までのことを振り返ったりできるようになって。「目の前にこんなに幸せがあったんだな」っていうことに、やっと気づいた。それがすごくありがたいなって思いながら、ここのところは過ごしてる感じですね。
──「全てに感謝」というフェーズには、いつ頃から入っていったんでしょう。
mayu:ラストツアーが終わったぐらいからですかね。そのぐらいから、「楽しもう」って思ってる自分がいます。今までは、仕事以外で楽しむことが罪、みたいな気持ちがあって、あんまりできなかったんですけど。沖縄で空いてる時間に遊んだりして、「こういう時間も大切な時間なんだな」と思えて。
──今までは、全てのキャパを活動に注ぎ込んできたわけですもんね。
mayu:そう。楽しみ方がわからなかったんです。息抜きの時間とか楽しい時間も大事で、どっちもあるから、どっちにも張りが出るっていう感覚がなくて、ずっと1本みたいな感じだった。それは人としての学びであり、気づきでした。














































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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