
3ピース・ロック・バンド、忘れらんねえよが、待望の2ndアルバム『空を見上げても空しかねえよ』をリリース。代表曲「この高鳴りをなんと呼ぶ」を含む、熱く、愚直で、どこまでも実直な12曲が収録された作品となっている。これまでに「無観客フェス」、Ustream番組など、がっつり追いかけてきたOTOTOYでは、今回メンバー全員へのインタビューを決行。意外にもOTOTOY初となるインタビューでは、現時点でのメンバーの想いが赤裸裸に語られ、これからの活動にさらなる期待が高まるものとなった。ぜひ、あなたも、一緒に忘れらんねえよと夢を観ませんか?
忘れらんねえよ / 空を見上げても空しかねえよ
【配信形態】 wav / mp3
【配信価格】 単曲 250円 / まとめ価格 2,000円
収録曲 :
1. バンドワゴン / 2. 戦う時はひとりだ / 3. 夜間飛行 / 4. 中年かまってちゃん / 5. 青年かまってちゃん / 6. この高鳴りをなんと呼ぶ / 7. そんなに大きな声で泣いてなんだか僕も悲しいじゃないか / 8. 美しいよ / 9. あなたの背後に立っていた / 10. アワナビーゼー / 11. 戦って勝ってこい / 12. 僕らパンクロックで生きていくんだ
INTERVIEW : 柴田隆浩、梅津拓也、酒田耕慈
忘れらんねえよの2ndアルバム『空を見上げても空しかねえよ』は、本当に彼ららしい作品だ。アルバム1曲目「バンドワゴン」で、いままで彼らの音楽を見下してきた人たちに対して、〈音楽の力で変えたい〉と叫び、音楽を信じていることを力強く歌い上げる。これは、忘れらんねえよ自身に対しての肯定ソングであり、これからも音楽を信じ続けるという宣言でもある。なぜ柴田は、忘れらんねえよは、ここまでまっすぐに音楽を信じ続けるのか。メンバー3人を迎え、忘れらんねえよのバンドとしてのあり方、そしてアイゴンこと會田茂一をプロデューサーに迎えて制作された本作のことについて話を訊いた。
インタビュー & 文 : 飯田仁一郎

俺らの存在をその人の人生に組み込んでほしい
ーー今作はアイゴンさんの起用がとても当たっていると思ったんですけど、なぜお願いしようと思ったんですか。
柴田隆浩(以下、柴田) : 「この高鳴りをなんと呼ぶ」のメロディが降ってきたとき、サウンドのイメージが一緒に頭ん中に浮かんだんですよ。具体的に言うと、かなり近い位置で楽器の音が鳴っていて、全体的にゴリってしているんだけど、その中で綺麗な音が鳴っている。アイゴンさんの音源って、すべてそのイメージ通りだから、今回頼もうって思ってお願いしたんです。
ーーサウンドだけでなくアレンジも素晴らしいと思ったんですけど、柴田さんの言葉ひとつひとつに重みがあるなと思って。トータルで柴田さんが言いたいことってどんなこと?
柴田 : 全体を通して伝えたいメッセージって、ぶっちゃけないんです。ただ、12曲全部を書ききったとき、言いたいことを全部言ったなと思って。「俺はあんたらの味方だぜ」っていうお客さんへの愛情もあれば、俺らを好きでいてくれる人への愛情も、「バンドワゴン」の1サビで言ってる〈クソやろう! 覚えてろよ〉っていう怒りもあるし。包み隠さず全部言い切ったなって。
ーー柴田さんは、聴いている人に対して、希望を託していたりするんでしょうか。
柴田 : 1stのときは、自分のことをずっと歌っていたんですよね。「慶応ボーイになりたい」なんてその最たるもんだと思うんです。でも「この高鳴りをなんと呼ぶ」を出してから変わって。俺らのことを信頼してくれている人がいるってことを理解したんです。そうなったとき、自分のことを歌うより、俺らなりのやり方でそいつらを喜ばせたいなって思うようになったんですよ。
ーーなるほど。じゃあ、聞き手を意識してるというか、聞き手のことがちゃんと対象にあるんですね。
柴田 : そうですね。でも結局、俺が言いたいことをやるって意味では変わんないんですけどね。

ーー忘れらんねえよのキーワードには「ひとりぼっち」とか「孤独」があると思うんですよ。本作を聴いたとき、どこかで孤独なのかなぁとか思ったりしたんですけど、その点はどう思いますか。
柴田 : いや、孤独だと思います。決して流行りの音楽じゃないじゃないですか、俺らのやってる音楽って。そういう意味で孤独も感じるし、忘れらんねえよが世の中で置かれてる位置というか、俺はまだ振り向いてもらえてないっていう感じがあって。「くそっ」と思ってるところはありますね。
ーーそうはいっても、状況はどんどん良くなってるじゃないですか。クアトロのワンマンも成功させたし、もっと大きいハコでもやれると思うんですけど、どこまでいったら満足するんでしょう?
柴田 : いまのところ、俺武道館にいったら満足するんじゃないかなと思うんですよ。でも、そのあとに、「アリーナやりてえな」と思ったり、「くっそ、俺らのことまだ全然理解されてねぇ」とか思ってるような気はしますけどね。まだまだ自己評価と世の中の評価が全然釣り合ってないし、もどかしいなと思ってます。
ーーちょっと変な質問ですけど、忘れらんねえよを聴いて、世界はどんなふうになってってほしいと思いますか。っていうのも、柴田くんの言葉にはすごいメッセージがあるから、聴いている人にすごく響くだろうなと思って、そういう子たちにどういうふうになってほしいのかなと思って。
柴田 : 本当のところを言うと、最終的にはやっぱり俺のほうを見てほしいんですよ。
ーー正直だね(笑)。
柴田 : だから、世界がどういうふうに変わってほしいかに興味がないんですよ。もっと言うと、政治にも興味がなくて。政治になにかを頼るのって、俺の感覚では違って。自分でどうにかすればいいじゃんかって思うんですよ。外を変えるより、自分を変えたほうが早くない? って思っちゃうんですね。だから、俺らのアルバムを出すことでどうなってほしいかっていったら、やっぱりこっちを振り向いてほしい。それで、俺らの存在をその人の人生に組み込んでほしいんですよ。それがひとりでも多いほうが俺は気持ちいい。満たされますね。
先頭に立ちたいし、立てると思っている

ーーなるほど。ここからは今作の話をしていこうと思うんですけど、とくに「美しいよ」がすごくよかったです。
梅津拓也(以下、梅津) : あぁー。ありがとうございます。
ーーこの曲、ほんとにすばらしかったなぁ。
梅津 : このあいだ、メンバーに伝えたんですけど、流し聞きして歩いてたんですけど、「美しいよ」のとき「なんだ? なんだ! ?」って急にグッときちゃって(笑)。「なんだよ、夕日綺麗だなぁ」みたいな感じになって。
柴田 : 心が、心がきれいになっちゃった(笑)。
梅津 : 「美しいよ」ってなっちゃったんです。
ーーこれはね、アルバムの裏名曲だと個人的にはすごく思いました。
梅津 : アルバム・セッションで一番最初に録ったんだっけ?
柴田 : これ、俺らプロデュースの曲なんですよ。アイゴンさんは入ってなくてね。
ーー今回の音源の紙資料に「ヘタレやクソバンドなど、これまで付けていた枕詞は自分の責任への逃げになってしまうと気づき使わなくなった」って書いてあったんです。そのあたりちょっと聞きたいんですけど、たしかに出会ったころと言ってることも変わってきたなーと思って。「ヘタレ」「クソバンド」をもうやだって思ったのは、どんなタイミングだったんですか?
柴田 : タイミングはいつだったかなぁ。でも「この高鳴りをなんと呼ぶ」を出したあとくらいじゃないかな。言ってて、違和感を感じるようになってきたんですよ。
ーーそれはなぜ?
柴田 : 自分のことを、ヘタレとかクソって思ってないんですよね。だから、そういうことを言ってても気持ちわるいし、ズレを感じたのがきっかけかな。
ーー1stのころは思っていたの? いま振り返れば、パフォーマンス的に言ってたのか、それとも実際思ってたのか。
柴田 : 実際思っていた気がします。俺自身が湿り気の多い人間だったなって。よくも悪くも。だから変わったんだと思う。
ーー変わったきっかけが「この高鳴りをなんと呼ぶ」なんですね?
柴田 : だと思うんですよね。
ーーたしかに一気に上に向いた気がしますよね、意識が。
柴田 : うん。なんて言うのか、音楽を鳴らしたときに人がいてくれて、その人たちは見てるわけですよ、こっちを。どんなもんよって目で。こいつらは信頼するのに足る人間なのかって。そこにさらされ続けていたら、ヘタレとか言ってらんなくなったというか、受けて立たないと成立しないんですよね、関係性が。
ーー「クソバンド」とか「俺らヘタレだぜ」って言って、お客さんになぐさめてもらってたのが、今度は「一緒に戦おうぜ」に意識が変わった気がして。
柴田 : 最初のころは、お客さんのほうが上って感じで、俺ら、特に俺が下にいるって感じで、お伺いをたてて、「どう? 」って感じだったと思うんですよ。だけど、あるタイミングで、それが一緒になって。すっごい偉そうかもしんないけど、同じ平面に立っているんだけど、そこに目的地があるとしたら俺らのほうがちょっと先にいる感じ。先頭に立ってる感じで、みんなに「行こうぜ」って言っているというか。上から「こいつらバカだなぁ。俺らの音楽で奴隷になればいい」って感じではない。そりゃあ、なんでわかんねぇんだよみたいなのはあるけど、やっぱライヴで演奏しているときとか、レコーディングで歌を録っている時とかは、イーブンな感じで、信頼している。絶対わかってもらえる奴らだって。うん。そうっすね、前はやっぱ下だった、お客さんの。
ーーそれがイーブンになって、しかもちょっとこう先頭に立つって意識も出てきたと。
柴田 : うん。先頭に立ちたいし、立つべきだと思ってる。それくらい俺ら覚悟が決まってるってのはあります。立たないといけないっていうよりかは、立ちたいし、立てると思っている。
こんだけ人生突っ込んでたらやっぱ名盤作りたいし、すごいものを作りたい
ーーどんな覚悟ができたんでしょう?
柴田 : 物理的に、バンドに人生を突っ込んじゃってるんですよね(笑)。世のなかにどんどん出て行くバンドは、例外なくそうだと思う。でも、ライヴハウスとかにいるバンドみんなにその覚悟があるかっていうとそうじゃない。それは、環境が作るってのもあるから。どんどん認められはじめて、人生を突っ込まないといけなくなってくるのもあるし。俺らはそういうタイプだと思うんです。3人とも人生の大事な部分を突っ込んじゃっている。あとがないんすよ。俺はそういう意味で覚悟が決まった。
ーーつまり、どこのタイミングで決まったと。
柴田 : なんて言うのかな。もちろん今バンドだけじゃ食っていけないから仕事もやってますけど、このままいくと、多分仕事も破滅するなって(笑)。
ーーまぁね、バンドをやってると。
柴田 : でも、それでいいやって思った。だからこそ、音楽が無視されてるとキツイんですよね。ひとりでもフォロワーが増えると超嬉しいんですよ。増えるとすんごい嬉しい。「よかったぁ」って。すごいビビットな人生になってきてますからね。
ーー覚悟っていうセリフが出ましたけど、梅津さんとか酒田さんはそのあたりいかがですか。
梅津 : 覚悟が決まって、うん。決めてないとやめてますよね(笑)。
柴田 : そうだよね(笑)。
梅津 : だいぶみんな生活もギリギリっていうか、むしろダメなんじゃないかって(笑)。
柴田 : あははは(笑)。
梅津 : ってときに、ほんとに柴ちゃんが言ったみたいに、お客さんがいないとやってなかったなって。自分たちで目標設定してやっているだけだったら、多分とっくに終わってたと思う。そうじゃなくて、ライヴとか音源を聴いてくれた人のリアクションなりそういうのが俺らはすごく嬉しくて、きつくても「やっぱやるしかねーだろ」ってなってやってます。いまはほんとに目の前にいる人が喜んでくれてるから、俺やんなきゃみたいな使命感みたいなものだけで動いてる感じはあって。表現欲求とか、正直俺ないっすもん。ベースでこんなのを表現したいとかそういうんじゃなくて、バンド全体でどーんてやんなきゃいけないっていうか。そういう感じの覚悟ですね。僕は。
酒田耕慈(以下、酒田) : なんか泣きそうになるな(笑)。

ーーいいこと言いますね、やっぱ。
梅津 : もっともっと、やらかさないと。
ーーでは、酒田さんはどうでしょう?
柴田 : いつも感動キャラ、感動といえば酒田なんで。すごい感動話をね。
酒田 : いままでずっと、ドラム演奏に関して、やりきってなかったことがずっと続いていて。どっかのタイミングで、その日いっぱいの意欲を詰め込むようにはしているんですけど、全然到達できてなくて。やっとこのアルバムで、曲を届けさせるために機能するドラム表現っていうのができるようになったってのがあったんです。やっぱり、やりきりたいんですよね。そこはさっき梅津くんも柴田くんも言ったように、エゴとかじゃなくて、「なにくそ」って気持ちも大事だと思って。僕はずっと負けん気とかなくて、ずっとなぁなぁだったんです。それだとやっぱり、広いフィールドには行かないなって、1st出したあとに実感して。そういうことをちゃんとやってってどんどんよくなっていきたい。で、30年後とか60年後とかの若い世代に響いて欲しいです。
柴田 : そう。いまの音源がね。
酒田 : それができるように日々やっていきたいなって。
柴田 : こんだけ人生突っ込んでたらやっぱ名盤作りたいし、すごいものを作りたいんすよね。
いままで見下してきたやつらを見返したい
ーーそれは本作では、できたと思いますか?
柴田 : はい、これだと思う。いまの俺らの答えは間違いなくこれ。でも、例えば5年後になにができるんだろうっていうのは楽しみでもある。多分、そのときMAXのやつが出せると思うから、どんなもんなんだろうって単純な興味はありますよね。次、俺どんなメロディ書くんだろう? って楽しみな感じ。不安もあるけど、楽しみのほうがでかいなぁ。いいメロ書いたときの世の中の反応もすげぇ見てみてぇって思うし。うん。まぁ、まずは今回のこのアルバムがどういうふうに世のなかに広がっていくのかを見届けたいし、しつこく食い下がっていきたいなと思ってる。
ーーでも認められれば認められるほど、バンドに対するプレッシャーも(笑)。
柴田 : ねっ。また俺ら使命感でやらされるみたいな(笑)。そのスパイラルですよね。

ーーでも、よくないものを作ったときの評価のされなささは辛すぎるもんね、それなら、評価されて超えていくほうがいいですよね。
柴田 : そうですよね。やっぱ、どこかに妥協点があって、それで評価されるのが一番苦しいから。「いや、まだやれたのに」って。今回、それはまったくないから、例えば1曲目と2曲目のつなぎで、曲間を1秒にすんのか0.5秒にすんのか、それとも2秒にするのかでめっちゃ悩んで(笑)。最終的にマスタリングが終わんなくなっちゃって、次の日に持ち越したんです。
ーー何度も聞いたんだ(笑)?
柴田 : 何度も聞いて。混乱しかしてない「マジでわからん!! 」みたいな。で、みんな「早く決めろ…」みたいな空気になってて。
ーーとくにアイゴンさんとかね(笑)。
柴田 : もはや、アイゴンさんは来なかった。そもそも(笑)。
梅津 : 危険を察知してね。
柴田 : そうそう。「長くなるぞ」って。でも、そんくらいこだわり抜いたというか、一点の曇りもないんですよね。そういう意味だと、なんでもこいよって思いますけどね。なんていうのかな、俺は瞬間風速に結構こだわっていて。それは見返したいって思いがあるから。チャートとかでも、いいアクションしてほしいって思ってるんですよ。ただ、そこに対してはやっぱどうなるかわからんっていうのが正直なところで、どんなに俺がいいと思っても、やっぱどんな名盤でも、売れてなかったりする状況もあるわけで。
ーーあとで、評価されたりすることもあるしね。
柴田 : そう。「千の風」の歌もそうじゃないですか。ただ、長い目でみたら絶対に1+1+1+1が続いていくのは確信があるから、そこの不安はないんですよね。でも瞬間に関してはコントロールできない。やれることは全部やるけど。そこはバンドマンらしくないとかミュージシャンらしくないってのがあるのかもしれないけれど、やっぱ「バンドワゴン」で歌ってたみたいな、いままで見下してきたやつらを見返したい。それが、俺の心の中のすべてじゃないけど、確実に一部を占めてるから。
LIVE SCHEDULE
忘れらんねえよ ワンマン・ツアー「バンドワゴン」
2013年11月9日(土)@大阪 Music Club JANUS
2013年11月15日(金)@仙台 PARK SQUARE
2013年11月17日(日)@札幌 DUCE
2013年12月1日(日)@広島 BACK BEAT
2013年12月3日(火)@金沢 Van Van V4
2013年12月4日(水)@名古屋 APOLLO THEATER
2013年12月6日(金)@福岡 Queblick
2013年12月11日(水)@新潟 CLUB RIVERST
2013年12月13日(金)@東京 LIQUID ROOM
RO69JACK presents JUMPIN' JACK FLASH vol.2
2013年10月20日(日)@Shibuya O-WEST
ボロフェスタ 2013
2013年10月27日(日)@京都 KBSホール / METRO
MORTAR RECORDS presents キュウソネコカミ レコ発 『がんばれ光彦!!』TOUR / tricot 女心と秋のツアー
2013年11月2日(土)@HEAVEN'ROCK 熊谷VJ-1
THEラブ人間決起集会 下北沢にて'13
2013年11月25日(月)@高松DIME
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おとぎ話 / THE WORLD
2011年の『BIG BANG ATTACK』以来、通算6枚目のフルアルバムとなる同作には、先行EP『サンタEP』収録曲“Chanmery”や『青春 GALAXY ep.』収録曲“GALAXY”をはじめ、壮大なロックバラード“世界を笑うな”を含む全12曲を収録。国内外の様々なロックテイストを昇華した作品に仕上がっている。ゲストにはテラシマユフ(BiS)と五味岳久(LOSTAGE)が参加しているほか、ミックスは彼らの初期作品を手がけてきた岩田純也が担当している。
>>>有馬和樹(おとぎ話)×柴田隆浩(忘れらんねえよ)泥酔対談はこちら
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PROFILE
忘れらんねえよ

ここじゃないけど、今なんだ。
僕たちは、この胸の高鳴りを信じる。
柴田隆浩(ボーカル、ギター)
梅津拓也(ベース)
酒田耕慈(ドラム)