“5人”だから出来る強みを最大限に──ぜんぶ君のせいだ。 新体制で初となるアルバム『或夢命』をリリース

病みかわいいをヴィジュアル・コンセプトとするユニット、ぜんぶ君のせいだ。が5枚目となるアルバム『或夢命』をリリース! 今年5月に新メンバー、凪(なぎ)あけぼのと征之丞十五時(ゆきのじょうおやつ)が加入し5人体制になった彼女たち。新体制となった直後からシングルや再録盤など立て続けにリリースとライヴを重ねる中でドロップした今作では5人での強みを生かし、これまで挑戦してこなかったジャンルの曲調も取り込んだ力強い作品となっている。OTOTOYではそんな今作について音楽評論家の宗像明将を招き、たっぷりと話を訊いた。
ぜんぶ君のせいだ。“When you 2 WANT” Official Music Videoぜんぶ君のせいだ。“When you 2 WANT” Official Music Video※『或夢命』の配信は後日となります
INTERVIEW : ぜんぶ君のせいだ。

ぜんぶ君のせいだ。には、驚くほど浮わついたところがない。渋谷の街頭ビジョンや『バズリズム02』で楽曲が流れても、彼女たちは「それが目標ではなく、一番大切なのはライヴ」と言い切る。しかも、2019年はシングル3枚、再録盤2枚をリリースして、12月18日には5枚目のアルバム『或夢命』(アルムメイ)をリリース。凪あけぼのと征之丞十五時が2019年5月に加入してから約半年、めまぐるしい変化の中でストイックに活動を続ける5人に話を聞いた。
インタヴュー&文 : 宗像明将
編集 : 高木理太
写真 : 関上貴也
私、勝手に「脳汁曲」って呼んでて
──新体制になって約半年活動をした感覚はいかがですか?
如月愛海(きさらぎめぐみ) : 十五時とぼのが入ったから、歌声が増えたことで表現の幅が広がりました。患いさん(ファンの総称)からすると、目で楽しめるところがたくさん増えたようで、それもめちゃくちゃ変化だと思います。私たちの想いは2015年から変わってなくて、ぼのと十五時が一緒の想いを持ってくれています。
ましろ : 今年の〈CULT CHAOS CUTIE TOUR 2019〉が5か月あって、早い段階で5人のパフォーマンスがしっくりくるようになってきたんです。それに、うるさくなった(笑)。十五時とぼのが奇声を発します(笑)。
一十三四(ひとみよつ) : 十五時とぼのは伸ばしていくべき部分を見つけるのが早かったし、「自分がぜんぶ君のせいだ。のために一番何ができるか」をしっかりと考えてくれたから、5人の中であんまり差もなくて、みんなで一緒に並んで進んでいけたのがすごい大きかったですね。わりと鬱陶しいんですけどね(笑)。征之丞はちょっとウザかわいいんですよね(笑)。
征之丞十五時(ゆきのじょうおやつ) : なんだよー(笑)。
──凪さんはいかがです?
凪あけぼの : 「あっ、自分はこんなことできたんだ」って発見が多くて。最初は柵に乗るのさえ怖くて、それだけで足が震えたんですけど、1か月にも満たないくらいで柵にはしっかり乗れるようになったり、ちょっとずつ自分がステップアップしてるのはわかってはきてるので…(如月に)なに!?(笑)
如月 : なんで毎回大御所感を出すんだろうって(笑)。
ましろ : ぼのは、できたことに関する喜びの反応も人一倍なんです。めちゃくちゃ素直な子なので。

──征之丞さんはいかがでした?
征之丞 : 激動でした。まず3人が4年間やってきたものに飛び込んでいくわけじゃないですか。50、60曲ある中に飛び込んで、まず曲を覚えなきゃいけないし、それに加えてステージでのパフォーマンスや魅せ方や表情を考えて。「全部が吸収できるようになるにはどれぐらいかかるんだろう?」みたいに感じたんですよね。でも、3人がすごい丁寧に細かいところまで教えてくれて、ありがたいことにやりやすさはすごくありました。
──『或夢命』のリリースに先駆けて、11月末には“Greedy Survive”が2時間限定で公開されましたね。ヴォーカルとサウンドの絡みあいといい、アルバムの中でも変化球だと思いました。公開してみて、Twitterでの反響はいかがでしたか?
如月 : めちゃくちゃたくさんの方から「遊べる」っていう声が上がっていました。私たちもそう思ってるし、ライヴで必ず全員が盛りあがる曲みたいな形で使える曲なんですよ。それを患いさんも感じてくれて、「ここで何々やりたい」とかすごいあって。
征之丞 : メロディーと歌詞をもらったときに自分で歌えなくて(笑)、「どこにこの歌詞が入るの?」ってなって。みんなが聴いたときにどう思うんだろうって思ってたんですけど、「中毒性やばい」って言われて「だよねだよねー」って思いながら見てましたね。
凪 : 特に歌詞がすごい好きなんですよ。歌詞もぜんぶ君のせいだ。と患いさんの関係性みたいなことを書いてくれてるんです。だから、患いさんも「小指リボンを絶対つけなきゃ」って(笑)。
如月 : 割と初めの頃からグッズで小指につけるリボンを出してるんですよ。メンバーもライヴ中ずっとつけてます。
一十三 : 私、勝手に「脳汁曲」って呼んでて(笑)。脳汁が飛び出るんじゃないかってぐらい、遊び心もかっこいいところもあって、聴くごとにこの曲の正体がわからなくなっていきます。ライヴで育てていって遊んでいきたいなと思いますね。

ましろ : 飛んだり跳ねたり、人の上を転がったりとかって、なかなか日常ではできないじゃないですか(笑)。ライヴ中にすごい照明が光ってるところで思いっきり飛び跳ねるとか、すごい楽しいんですよ。2019年に今の5人になって、「もっと遊びたい」ってときにできる1曲になったので、みんなの「遊びたい」っていう願望を思いっきり叶えてあげられるし、ライヴハウスでそういうことをしたことがない人も絶対来たらいいと思うんですよね。めちゃめちゃハイになれちゃうから。それが限定公開で患いさんにもすごい伝わったので、「あぁ、うちの子はやっぱり!」って(笑)。
──“When you 2 WANT”は新曲なんですか?
如月 : 2015年に出した“うぇゆうぇゆうぉっ〜ヒネクレノタリ〜”を英語表記になっていて、2019年版アップデートとして今回再録&新録で新曲として入れました。
──再録&新録するにあたって、全員録り直しているんですか?
如月 : 自分たちで録り直してる部分もあります。
ましろ : あえて残してるところもあります。
少しずつお互いの変化を感じながら一緒に過ごしてきてる
──再録するかしないかを判断するポイントはどこでしょう?
如月 : 再録自体は、私たちはできるものならすべてしたいくらいです。2015年とは、歌い方も感情の乗せ方も違ってくるんですよね。2019年に再録すると、昔よりも落ち着いた自分がいたり、ライヴのことを思って歌えたりもするんです。
ましろ : 自分たちの成長として録り直したいところもあるけど、反面、楽曲にもストーリーがあるので、「ここは残しといたら今までの楽曲の良さも保たれるね」みたいなところを残したりもして。昔も今もどっちも良いなってなれるように、録り直したり録り直さなかったりしています。
一十三 : ぜんぶ君のせいだ。の強みのひとつとして、「メンバーと曲がリンクしてる」っていうのがあると思うんです。別にどの再録が一番とかもなく、一個一個がそのときのぜんぶ君のせいだ。なので、自分はわけて考えるとかしてなくて。本当にぜんぶ君のせいだ。の曲が好きなんです。

──凪さんと征之丞さんは、今回けっこう再録をしましたよね。オリジナルのヴァージョンを聴きこんで、自分のカラーを考えたりしましたか?
凪 : めちゃめちゃ考えましたね。最初は手探りだったんですけど、ライヴのおかげで、探り探り自分らしい声の出し方とか、自分らしいニュアンスを見つけることもできたと思います。
征之丞 : まず4人だったときの音源を聴いて練習してたので、「こういう歌い方が正解なのかな?」って思って歌ったら「それは十五時の解釈で歌っていいよ」と言ってもらったりして、探り探り自分の歌い方を見つけていきながらの再録でしたね。
──“whiny melty whiny”は、歌を聴かせる曲ですよね。意識した点はありますか?
一十三 : 優しく、ですね。昔は「とにかく何でもいい、爪痕を残せ」って思ってて(笑)、ニュアンスを強くでしか出せなかったんですよ。時間を経て「今だと優しく歌えるんじゃないか」って自分でも思ってたし、作曲家さんやスタッフさんたちも「今のはもうちょっと抑え目でできるはず」ってレコーディングのときに言ってくれて、 それで自分でも優しく優しく歌えたので、すごい意味のある1枚だなって思います。メンバーについても、「この子はこう歌うんだろうな」と想像して「じゃあ自分はこういう風に歌おう」とか考えられるようになりましたね。
ましろ : ぜんぶ君のせいだ。は、5人になってからユニゾンがあまりなくて。しかも強い曲ではないので、5人の合わさったときの声がどんな風になるんだろうって、未知の感じは自分でもありました。5人で歌うときの声ってすごく気にしたんですよ。みんなで呼吸を合わせるとか、息継ぎを同じにするとか、どうなるか楽しみにしながら歌ったところはありますね。他の曲とだいぶ雰囲気の違うユニゾンになって、出来上がりが面白かったです。
凪 : 出だしがぼのなんですよ。感情を込めると変なところで強くなっちゃったりするので、とにかく出だしを気をつけました。「柔らかく優しく、女の子っぽく歌おう」みたいな。歌詞が女の子っぽい感じなので、「救われる?」の「る」の語尾も優しく終われるように歌いました。うふふ。

如月 : ちょっと昔のダンス・ミュージックって感じなんで、「一定のリズムでこんだけ遊べるんだよ」っていうのを出したかったっていうのと、ダンス・ミュージックなんだけど歌詞を聞いてほしくて。一個一個の言葉自体に込める想いを増やしたんです。一個の息づかいでも、「ここはこう思って歌ってるから、これだけ吐息が混ざってるよ」とか、そういうのを細かく意識したのはこの曲ですね。
征之丞 : 歌ってちょっと間が空いて、また歌うっていうのがすごい苦手なんですよ。リズムがずれちゃうところがあって。syvaさん(『Greedy Survive』などの作編曲も担当)に録ってもらってるんですけど、「もたついたね」とか「今走っちゃったね」とかすごい多くて、曲のリズムを自分の中に落としこむのにすごい苦労しました。
──「世界にたった一人ちっぽけな君を」では、オリエンタルなメロディーとともに、「君」と「ぼく」という、ぜんぶ君のせいだ。にとって重要なキーワードが出てきます。「君」と「ぼく」の関係性はどうイメージしましたか?
如月 : 「君」に私たちがいつも当てはめてるのは、完全に患いさんですね。
──ファンの皆さんも変化していくと思うんですよ。そういうなかで変わっていくものはありますか?
如月 : 患いさんは、ありがたいことにものすごくみんな素直なんですよ。「今は君の寂しい心に私たちも寄り添いたいし、私たちだけで夢を追っかけてるわけじゃないし、一緒に進みたいから、苦しいことも悲しいことも一緒にわかりあいたい」っていう気持ちも、今自分たちが丸くなったことで出せるようになって、そしたら患いさんもそれができるようになって(笑)。少しずつお互いの変化を感じながら一緒に過ごしてきてるので、そこは受け取ってくれてるのかなっていう感じですね。
──素敵な話ですよね。
如月 : 本当に、それこそ10年くらい一緒の学校に通ってるみたいな感じですね。
──もともとファンだった征之丞さんからしたら、「君」の側にいたわけですよね。
征之丞 : 自分が初めてメンバーとしてステージに立ったときに、「あっ、今までは受け取る側だったけど、今度は与える側だ」って一気に変わりました。最初は受け取る側だったけど、今、「君」は患いさんですね。
凪 : ぼのは最初からずっと「君」は患いさんですね。初めてステージに立った日に帰ってTwitterを見たら、「あけぼのちゃんかわいい!」とか「5人になっても応援するよ」とか、温かい言葉をたくさん書いてくれてて、「嬉しい! これがファン…」ってなって。ぼのはずっと患いさんのことを大好きだし、患いさんもぜんぶ君のせいだ。のことが絶対大好きなので、「君」と「ぼく」の関係性は最初からそういう感じです。
──凪さんは、初日からかわいいと言われた、と。
凪 : 違うんです、違うんです(笑)!
如月 : ただの自慢ですよね(笑)。

── 一十三さんはいかがですか?
一十三 : 伝える相手は変わんないですよね。離れる人がいたとしても、今だと歩いてるときに街頭ビジョンで好きだったものが現れたら「ハッ」てなるじゃないですか。ぜんぶ君のせいだ。はこれからも存在し続けるし、「おいで」って優しく手を差しのべられるようになったので、いつでもまた会いたくなったら来たらいいし。「まぁ、生きてればそのうちどこかで会うだろう」っていう気持ちが強いです。握っていた拳を広げました(笑)。
如月 : 最終的に絶対にぜんぶ君のせいだ。に向かせるから(笑)。続けてる限り忘れないでしょう、と。
ましろ : なんか…告白みたいですね(笑)。患いさん、僕たちがどれだけ好きかまだまだ知らないと思ってて。僕たち、4年前の最初のライヴに誰がいたとかいまだに話したりするんですよ。患いさんが変わっていくというよりかは、自分たちが患いさんに届けるものが変わっていく感じで、曲によってメッセージが変わるけど、いつでも患いさんが受け取ってくれるというか。僕たちがこんなに情緒不安定で苦労しながらやってるのを、いつだって受け止めてくれるから、患いさんは変わらない。自分たちがすごい変わっていって「いつもごめんね、ありがとう。お世話になってます」って感じです(笑)。
胸を張って「ぜんぶ君のせいだ。って最高だな」って
──“Synesthesia”は「共感覚」という意味です。ドラマティックなロック・ナンバーを歌うにあたって、意識したことはありますか?
一十三 : とにかく歌うのが気持ちよかったっていう(笑)。ぼのと四が「ニュアンスおばけ」なので、こういう揺れ動く曲がすごく好きで。だからライヴが怖いよね。
凪 : 確かに(笑)。
一十三 : ライヴでイキりすぎると、ふたりはどんどん斜め上の方向に飛んでっちゃうので。
凪 : わかる(笑)。最初の入りがアニメのオープニングみたいなかっこいい曲で、ニュアンスを最大限に出していい曲じゃないですか。最初は全員だったフレーズが、ぼのだけになるところがあるんです。そこが一番気持ちいいところなんですよ、歌ってて。盛りあがる場所が歌えたので、そこもライヴでイキりすぎないように平常心を保って、情緒を抑えつつ歌えたらいいなって思ってます(笑)。
ましろ : かっこいい「魅せ曲」も5人になったからできるようになった気がして。かっこいいだけでも、落ち着いてるだけでもない、絶妙なところを出したいです。ライヴでも入る場所によって雰囲気が変わるんですよ。聴き曲かと思いきや、場所によって攻めることもできる曲だな、って。まぁ、四とぼののニュアンスのせいかもしれませんが(笑)。
如月 : もともと自分が好きな『ギミー・ヘブン』という共感覚者の映画があって、それの挿入歌でもいいぐらい、すごい歌詞がぴったりで、録る前に映画を見てから録りました。「映画に出てくる共感覚者の気持ちになって録ろう」と思って、めちゃくちゃ自分の中では思い入れが強い曲になりました。共感覚者の人の感覚を自分の中に落としこめてから録ったので、外側から見た歌い方じゃなくなったのが大きかったですね。
征之丞 : もらったときに「低いな」って思って、十五時の声質が低いから「あっ、歌いやすい曲だな」って思ったんですね。ニュアンスを歌に込めて歌うのが少し苦手なので、気持ちをワンフレーズが中に入れられるかっていうのが自分の中で勝負で、そこを頑張ってレコーディングしました。
──アルバムの新曲を中心に聞いてきましたが、シングル曲も収録されています。『或夢命』はどんなアルバムになったと思いますか?
如月 : “ぜんぶ僕のせいだ。”から始まって、寄り添っていくよって気持ちもありつつ、最後の曲が“革命前夜”なんですよ。常に変化を恐れないように前に進んできたので、それをこれからも続けていくよって意味合いもあります。あと、本当に命を賭けてやってるので、それが全部如実に表れたアルバムになったかなって思います。3人になったり5人になったり4人になったり5人になったりを続けてきましたけど、ぜんぶ君のせいだ。は「続けたもん勝ち」って思ってるんですよ。続ければ忘れない人は増えるし、続ければ今までいた人たちのこともきっと忘れないし、続けていけば核になると思っているので、それが根本にあって、最後の“革命前夜”でそれを伝えられたらなって思ってます。
ましろ : リリースするごとに自分たちの今の強みを見せていこうと思うんですけど、リリースするたびに更新してきたものを今回も更新できて、それを5人になって半年で出せたのは早いと思うんです。胸を張って「ぜんぶ君のせいだ。って最高だな」っていう1枚が出せたのですごく嬉しいです。
一十三 : このメンバーじゃなかったら、このアルバムはなかったと思っていて。だから今までのぜんぶ君のせいだ。を知ってる人も変化を楽しめるし、初めて知った人もこのアルバムで今までの曲も聴いて楽しんでくれたらいいなって。とにかくぜんぶ君のせいだ。を好きになってくれるだろうって気持ちで、手を広げて「どうぞ!」っていう(笑)。
凪 : “革鳴前夜”は、ぼのが入ってから初めて練習した曲なんですよ。それが初めてのアルバムに入ったっていうのがすごく嬉しくて。だから本当にいろんな人に好きになってもらいたいなって思います。
──もっとTwitterに「かわいい」って書いてもらいたいですか?
凪 : えへへ、言われたいでーすっ!
──素直でよろしいですね! 征之丞さんはいかがですか?
征之丞 : 自分の中で挑戦の1枚だと思ってて。“Natural Born Independent”と“革鳴前夜”は3人が、3、4年間やってきた集大成のときに出した曲じゃないですか。新しく入った十五時とぼのがその2曲を歌うのもすごく挑戦だし、新曲も今までにないジャンルの楽曲が揃ってるし、全部が自分の中ですごい新鮮で、もう胸を張ってお届けできる1枚です。

──2020年になると、15都市18公演の〈未夢命TOUR 2020(イマダムメイツアー)〉が始まります。どんなツアーにしていきたいですか?
征之丞 : 今回のツアーは初めての土地に行くので、ぜんぶ君のせいだ。を初めて見る人の心に刺さるようなライヴにしたいなって思います。
凪 : 前回のツアーで、もっと頑張らなきゃなって思ったところもあったので、もっとレベルアップできるツアーにできたらいいなって! もっとぜん君。とぼのの魅力を伝えられたらいいなって!
一十三 : 自分の中で、ツアーって大きなところに行くための道のようなイメージがあって。最初から武道館に行くってずっと言ってるんですけど、そこに行くための目印としてツアーを本当に大事に1個づつ丁寧にやっていけたらなって思っています。
ましろ : やっと5人の楽曲たちでセットリストが組めるのが嬉しいです。5人の色ってまた全然違うものだし、すごい面白いなって思っていて。5人の強みや新しい遊び方は、アルバムを出した後が1番色濃く出ると思うので、純粋にすごい楽しみだし、初めて見る患いさんにも、積み重ねてきたものとして、今5人でできる楽曲たちを届けられるようにしていきたいなって思います。
如月 : 「あっ、この先も応援してっていいんだな」って安心してほしいぐらい、いいところを見せたいんですよね。ライヴが終わった後に反省会をしていて、「あれはダメだった」とか、ずっとやってきてるんですよ。だから常に貪欲なんですよね。その貪欲さをもっと出してもいいなと思っていて。さらに自分たちの心もさらけ出しながら、患いさんと一緒に進めるようなツアーになったらいいなと思っています。
前回の特集記事はこちら
過去作はこちらにて配信中!
LIVE SCHEDULE
ぜんぶ君のせいだ。未夢命TOUR 2020
2020年1月11日(土)@東京 Shibuya eggman (如月愛海生誕&コドモメンタルSP)
2020年1月12日(日)@東京 Shibuya eggman (如月愛海生誕SP)
2020年1月26日(日)@東京 TSUTAYA O-Crest (征之丞十五時生誕SP)
2020年2月1日(土)@高知 LIVE HOUSE X-pt.
2020年2月2日(日)@和歌山 SHELTER
2020年2月8日(土)@鹿児島 CAPARVO HALL
2020年2月9日(日)@宮崎 SR BOX
2020年2月11日(火・祝)@静岡 Sunash
2020年2月16日(日)@大阪 umeda TRAD(一十三四生誕SP)
2020年2月22日(土)@山梨 甲府CONVICTION
2020年2月23日(日)@福島 OUTLINE
2020年3月1日(日)@鳥取 米子laughs
2020年3月7日(土)@富山 SOUL POWER
2020年3月8日(日)@三重 松坂M'AXA
2020年3月14日(土)@長野 松本Sound Hall a.C
2020年3月21日(土)@秋田 LIVESPOT2000
2020年3月28日(土)@愛知 NAGOYA ReNY limited (ましろ生誕SP)
2020年4月18日(土)@東京 Zepp DiverCity
チケット
前売 ¥3,500 / 当日 ¥4,500(1D別)
※4月18日(土)ファイナル公演のみ 前売 ¥3,900 / 当日 ¥4,900(1D別)
詳細やその他のライヴなどはこちらをご確認ください
PROFILE
ぜんぶ君のせいだ。
如月愛海(きさらぎめぐみ)・ましろ・一十三四(ひとみよつ)・凪あけぼの(なぎ)・征之丞十五時(ゆきのじょうおやつ)からなる、病みかわいいをコンセプトとしたユニット。
人間(おんなやおとこや色々と)なら誰しも心の奥底にある感情(病み部分)を、毒+可愛らしくアナーキーに表現する事を信条とするつもり。
POPにバカばかしく、ロックにふんわりと、病みかわいいってなんだっけ...?
刻め(響け)轟け! かおてぃっく病みかわサウンド!
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