【ゆるめるモ!リレーインタビューvo.6】まことが駆け抜けた、怒涛の日々──知らないまま飛び込んだ世界で

今年2025年で結成13年を迎えながらも、新たな道を進み続けるアイドル・グループ、ゆるめるモ!。そんな現在のグループの歩みにフォーカスを当てるメンバー個別インタビューシリーズの第6弾は、まこと。昨年2024年5月に、らきと共に新メンバーとして加入した彼女は、独特の感覚の持ち主だった。アイドルのこともほとんどわからぬままに怒涛の日々を過ごしてきた、まことはこれから何を目指すのか。じっくりと話を訊きました。
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INTERVIEW : まこと (ゆるめるモ!)

ゆるめるモ!まことにインタビューして、そこから出てくる言葉に驚いた。アイドルの知識もないまま、ゆるめるモ!に飛び込んだ彼女は、怒涛の日々の中でなにを育んだのか。ゆるめるモ!という集団のなかで見えてきた、彼女の立ち位置に迫った。
インタヴュー&文 : ニシダケン
撮影:大橋祐希
野球じゃなくてストラックアウトがやりたかったんです
──まことさんは、昨年2024年5月にらきさんと共に新メンバーとしてゆるめるモ!に加入しました。1年半活動してみて、今の率直な心境はいかがですか?
まこと: 怒涛すぎて、1年半だったように思えないですね。ライブがとにかく忙しかったですね。でも楽しいです。やっぱり、普通の人間では体験できないことを経験できるのが、すごく良いですね。例えば台湾や福岡に行ったり。この活動をしていなかったら行くこともなかったかもしれないじゃないですか。そう考えると、忙しさより楽しさのほうが勝っています。
──まことさんは、11年ぶりのゆるめるモ!新メンバーオーディションを経て加入されたんですよね。オーディションを受けようと思った理由を教えてください。
まこと: オーディションを受ける前は、学校がしんどくて、先生にいちいち進路について言われるのが嫌だったんです。アイドルになれば「進路決まってるので大丈夫です」って言えるかなって。それと同じくらいの時期、セブンイレブンのバイトに応募したんですけど、落ちちゃって(笑)。
──それは大変でしたね。
まこと: それで「自分、セブンも受からないのかよ」って思って、普通のバイトはもう無理かもなって。それと学校でのしんどさが重なって、「よし、アイドルならいけるかもしれない」って思いました。


──学生時代はどんなことをしていたんですか?
まこと: 趣味は音楽を聴くことと、あとは運動ですね。
──音楽は、どんなジャンルが好きだったんですか?
まこと: ビジュアル系ですね。あとは、誰も知らないような洋楽を探すのが結構趣味でした。 9年で100回再生されてるか、されてないか、みたいな曲を見つけたりしてました。
──かなりマニアックですね。ジャンル的にどんな曲を聴くことが多いんですか?
まこと: いろいろですね。あんまりジャンルとかはわからなくて。でも不思議な感覚になる曲が好きです。普通の音楽ではあまり聞こえてこない音というか、水滴の音とか、耳にボワーッと広がる音楽とか。全然説明できないんですけど、海の中に入ってる気持ちになる曲とか、そういうのを探して聴いてました。
──ビジュアル系の中では、どんなアーティストが好きでしたか?
まこと: X JAPANさんが好きでした。あと、MIYAVIさん。
──どうしてその2組が好きになったんですか?
まこと: X JAPANさんは、母の影響で知ったんです。透明なピアノを弾いてる人がいるとか、めちゃくちゃ派手で顔が良い人がいてびっくりしました(笑)。そこからYOSHIKIさんが作った、THE LAST ROCKSTARSさんを見て、そこにMIYAVIさんがいたんです。背も高いし演奏もすごくて、「めっちゃハイスペックじゃん」って思って。そこから一気に好きになりました。


──運動はどんなことをするのが好きだったんですか?
まこと: ちっちゃい頃、ストラックアウト(ボールを投げて的に当てるゲーム)があるところに行って、それが楽しくてずっとやってました。
──野球が好きだったんですか?
まこと: いや、野球じゃなくてストラックアウトがやりたかったんです。それでボールを投げる体験が楽しくて、野球クラブに入ったんですけど、ストラックアウトは全然できなくて…。「何これ、自分の思ってた野球じゃない」って(笑)。
──ストラックアウトが野球だと思っていたんですね(笑)。
まこと: そう思ってました(笑)。でもなんだかんだで野球は楽しくて、ソフトボールをやったりしていました。
──ポジションは?
まこと: ピッチャーとかショートですね。ちゃんと頑張ってはいましたけど、運動で一番好きだったのは短距離走です。でも動くことが好きなだけで、スポーツって感じではないかもしれないです。走るのが好きでした。




































































































































































































































































































































































