【神宿×OTOTOY 第5回】小山ひな「自然体でいたいし、嘘はつきたくない。そのままで愛されてたい」

神宿×OTOTOYのコラボ連載〈神宿 road to success!!!〉。前回は、神宿のリーダーで黄色担当の羽島みきが登場しましたが、第5回目となる今回は、神宿のピンク担当、小山ひなが登場です。歌やダンスなどのパフォーマンスでグループを引っ張る彼女。グループきっての“愛されキャラ”、小山ひなが目指すものは? じっくりと語ってもらいました。
K=KAWAII(可愛い!) M=MAX(全力!) Y=YELL(応援!) D=DREAM(夢!)をコンセプトに、最近ではYouTuberのプロダクション〈UUUM〉に加入するなど、独自の活動を広げる原宿発のアイドル・ユニット、神宿。4月29日に豊洲PITにて開催される〈LIVE DAM STADIUM presents 神が宿る場所〜ここが私の生きる場所〜〉で新メンバーの発表を予定するなど、いままさにグループとして新たなスタートを切りはじめる彼女たち。メンバーの魅力を掘り下げつつ、神宿の“いま”に迫るこの連載をぜひお楽しみください。
グループ史上最大キャパのワンマン・ライヴで関口なほの「緑」を継承する新メンバー発表!!
〈LIVE DAM STADIUM presents 神が宿る場所〜ここが私の生きる場所〜〉
2019年4月29日(月 / 祝)@豊洲PIT
時間 : 開場 16:00 / 開演 17:00
チケット : スタンディング ¥4,800
【チケットのご購入はこちらから】
e+ : https://eplus.jp/kmyd
Yahoo! チケット : http://r.y-tickets.jp/kmyd1901
LINEチケット : https://ticket.line.me/sp/kmyd
ローチケ : https://l-tike.com/kamiyado
【神宿「2019.4.29 (月/祝)豊洲PIT」特設サイト】
http://kmyd.jp/audition
「はじまりの合図」小山ひなver.をフリー配信開始!
ページ公開に合わせて、新メンバー・オーディションのテーマ曲である新曲「はじまりの合図」の小山ひなver.を無料で配信開始! この機会にダウンロードをお忘れなく!
【ダウンロード方法はこちらから】
https://ototoy.jp/feature/howtobuy
※無料配信期間は2019年4月12日(金)17:00から4月19日(金)16:59までとなっております。
INTERVIEW : 小山ひな

先日、YouTubeで『神宿の一ノ瀬みかが「アイドルユニット神宿」を語り尽くす』という動画を観た。映像の中で一ノ瀬は、小山ひなについて「ファンの人の前だと、『バブちゃん』っていう妹な感じがするけど実はしっかりしてる。メンバーの中では、いちばん頼りにしてるかもしれない。すごい賢いの。頭もいいし、要領もいい。だけど、たまに抜けているところが見え隠れするのが可愛い」。 ふわふわして、THE かわいい系の小山。一ノ瀬の言う、賢くて頼りになるというのは、どういうところを指しているのだろうか。彼女の人生を探りながら、「アイドル・小山ひな」と「人間・小山ひな」を知ろうと思う。
インタヴュー&文 : 真貝聡
写真 : 大橋祐希
「目立たないように」と思って生きてました
──もしかして花粉症ですか?
花粉症です〜めちゃめちゃ。今日は風がめっちゃ強くてしんどい…… ふふふ。
──この時期は僕の周りも結構しんどそうにしてますね。
うん、目がパンパンになっちゃいます。花粉症ですか?
──花粉症もインフルエンザにもなったこともなくて。体だけは丈夫みたいです。
羨ましい〜! 私も子供の頃からそんなに体調は崩してないから丈夫なほうですけど、花粉症はなぁ(笑)。
──小山さんはどんな子供だったんですか。
あんまりいまと変わらなくて、ママと一緒にいないとなにもできない子でした。いつもママの後ろにいましたね(笑)。
──友達とはどうでした?
友達とかぁ…… あ、でも! 保育園のときにモテ期が来たんですよ! (モジモジしながら)なんか恥ずかしいんですけどぉ、ひなのクラスの男の子は全員ひなのことが好きでした。みんな「ひなちゃん好き〜!」って。

──すでにアイドルじゃないですか。
きっと大人しくて、なにも言わなくて、言うことを聞いてたからだと思う(笑)。
──いやいや、5歳の男の子だって顔とかスタイルとか、ある程度は吟味してますよ。
えへへ、ありがとうございます。保育園の頃は自信を持って「モテた」と言える。
──男子を惹きつけるなにかがあったんですかね。
いや、ないない! ないです(笑)。だけどクラスの男の子とか女の子とかが、嫌いな食べ物を全部ひなによこすんです。それを食べてあげて先生に怒られないようにする、とかはしてました。
──そんな優しい保育園児も珍しいですけど。
たぶんわかってなかったと思う(笑)。
──「あ、何か食べ物が来た」みたいな。
そうそう!
──クラスの男の子たちからラヴコールをもらって。その中から小山さんは誰か選んだんですか。
選んでないです。「あ、ありがとうございますぅ」って感じ(笑)。だから誰かと結ばれたのはなくて、保育園はモテただけですね。
──それだけ人気があったら、そのあとも華やかな学校生活で。
小学生へ上がる前に引っ越して環境が変わったんですよ。普通だったら同じ保育園だった子は、そのまま一緒の小学校に行くと思うんですけど、ひなだけ友達がゼロの状況から始まって。人見知りだから友達もそんなにできなかったです。話しかけてもらって、やっと話せるみたいな。小学校はとにかく勉強をしてました。
──テストの点数も良かったですか。
小学校のテストってみんな100点取れません?
──正気ですか!? そんなことないですよ。
ママにも「学校のテストは点数が良くて普通」と言われてたから、私も「ああ、そうだよな」って。だからテストで100点は当たり前でした。
──じゃあ休み時間は校庭でドッヂボール、みたいな感じではなかったんですね。
いつも教室にいました。みんな竹馬とかやると思うんですけど、運動ができないから乗れなくて…… えへへ。あんまり外で遊ぶのが好きじゃなかった。
──また異性の話になっちゃいますけど、可愛い上に大人しくて勉強もできるタイプって男子からモテたんじゃないですか。
モテない! (キッパリ)。保育園のときだけで、そこからぜんぜんモテなかった。というか、すごく背が大きかったんですよ。昔の写真を見るとめっちゃ笑われるんですけど、クラスメイトと並んだら頭2個分は違う。小5のときから身長が変わってないんです。
──女の子の場合は、背が高いとコンプレックスだったり。
本当に嫌でした。大きいからやっぱり目立つんですよ。だから「目立たないように目立たないように」と思って、ずっと猫背で過ごしてました。
──アイドルの方にインタヴューすると、目立ちたいけど目立てなかった人が多いんですよ。だけど小山さんの場合は、目立たないようにしていたんですね。
いや、本当に! 目立ちたくないから、人がいっぱいいる中に紛れたかった。学校の先生からは「もうちょっと自信を持った方がいいよ」って言われましたね。とにかく自分に自信がなかったです。

──中学校はどうでした?
中学は吹奏楽部に入って、生徒会も入ってて、割と真面目だったんですよ。みんなはスカートを短く折っていたけど、ひなだけ長くて。そういう真面目なタイプだったから「生徒会に入りなさい」と言われて。そうすると全校集会とかでしゃべらないとだめじゃないですか。それが嫌すぎて会計という、唯一しゃべらなくて良いポジションに入れてもらって(笑)。
──生徒会を勧められるって、よっぽどですね。ちなみに会計ってなにをするんですか。
生徒会で使ったものをリストアップして、値段を全部ノートに書いて。それを毎回、先生に提出してました。
──その仕事って結構時間を取られて大変だったんじゃ。
放課後にひとり残ってずっと書いてました。
──それは辛くなかったですか。
好きでした! ひとりで黙々とやるのが好きだからぜんぜん辛くなかった。私以外にもうひとり会計がいたんですけど、その子は部活に行っちゃうから「私がやっておくよ」って。なんなら部活よりも楽しかった(笑)。
──本当に優しいですね。しかもストレスに感じてなかったと。
うん、好きでしたね! 放課後の誰もいない教室が好きで。静かだし人もこなくて、遠くから吹奏楽の音とかテニスの音とか聞こえるのが好きでした。
──裏方作業が好きだった小山さんからすれば、人前に立って歌っている現在の自分は予想外じゃないですか。
うふふふ、そうですね。だけど保育園のときの夢が「アイドルになること」で。一瞬だけそういう時期もあったんですけど、一瞬で終わりました(笑)。
──なにを見てアイドルになる夢を抱いたんですか。
『おジャ魔女どれみ』世代で、中でも(瀬川)おんぷちゃんが好きだったんです。その子が芸能界に入っている設定だったから、いいなぁと思って。一瞬だけ目指しましたけど、小学校からはなにも夢がなかった。だけど、授業で「将来の夢」を書かされるじゃないですか。困った結果、隣の子と同じことを書いてました(笑)!
──無理にでも考えてくださいよ!
だって本当になかったからぁ(笑)。中学生になったら面倒くさくなって「お嫁さんになりたい」って。
──とりあえず空欄を埋めようと。
そうそう! それぐらい本当に書くことがなくて。将来が見えないから中学までは必死に勉強をしてたんです(笑)。
──部活と生徒会と勉強をしてて。プライベートはどうでした?
田舎なので遊ぶところもないし、家から学校まで10分で着いちゃうからぜんぜん寄り道せずに帰ってたかな。あ、ゲームはぜんぜん好きじゃなかったんですけど、友達がみんな持っているからひなも買ってもらって。よく、みんなウチに集まってゲームをやってました。ひなはゲームできないから、それをただ見てるっていう(笑)。
──みんなが持ってるから同じゲームを買ってもらって。家に友達が来たときは自分だけゲームをやらずに……。
ボ〜ッと見てました。
──聞けば聞くほど、自分主体ではないんですね。
たしかに。
──「私を見て!」とか「私ってすごいでしょ!」というタイプじゃなかった。
うん、そういうの向いてなかった。
ママに「神宿をやって、自分を好きになれたら良いんじゃない?」って言われたんです
──高校はどうでした?
ダンス部に入って、勉強は1回もしなかったです(笑)。
──ダンス部って、それまでの小山さんと結びつかないですね。
ずっとダンス部に入りたくて。偏見なんですけど、吹奏楽って地味な子が集まるみたいな感じじゃないですか。だから高校はキラキラしたいと思ってダンス部に決めました。
──だけど、どうしてダンスに?
女性の先輩がいたんですけど、その人のダンスがすごくカッコよくて。それを観てダンスに興味を持ちました。気づいたら私が入ろうと思っていたジャンルじゃない、ロックというカッコイイ系の方に入っちゃって。いざやってみたら…… あんまりダンスは向いてなかったっぽいです。自分たちで振り付けを考えるんですけど、私だけ3年間で1回も振りを付けられなくて「ごめん、できない」って(笑)。ダンス自体は好きだったから続けてたけど、割とみんなに頼ってましたね。
──3年間ダンス部だったんですか。
一応、3年間所属してました。だけど途中から神宿をはじめたので、そこからはぜんぜん参加できなかったですけど、ダンス部のみんなが「出られるときに出てきたらいいよ」って。本当に優しかったです。
──神宿に誘われたときのことって覚えてます?
地元の長野って私の好きな服がないから、年に1、2回くらい洋服をまとめ買いするために原宿へ行ってたんです。ある日、夏休みに原宿へ遊びに行ったらいろんな人からめっちゃ声をかけてもらって。全部断っていたんですけど、なぜかプロデューサーの北川(敦司)さんから声をかけてもらったときは、話を聞いちゃったんですよね。

──なんで北川さんだけ話を聞いたんですかね。
なんでかはわからないんですけど、直感で話だけ聞いてみようかなって。そのときはそれだけで終わったんですけど、後日たまたま東京へ行く用事があったんです。そしたら偶然、北川さんから電話がかかってきて「前にお誘いしたアイドルの話をしたくて、都合のいい日ありますか?」「あ…… ちょうどいま、東京に来てます」みたいな。偶然が重なって、そこで運命を感じちゃって。
──それで加入を決めたと。
だけど神宿のデビューする日が、年に1度しかないダンス部の大会の日とかぶってて。最後までどうするか迷ったんですけど、17歳だしって。私、17歳でアイドルって若くないと思ったんです。だから「これが最後かもしれない」と思ってアイドルをやろうと決めました。
──幼少期から遡って、小山さんとアイドルに接点はなかったじゃないですか。
うんうん、ぜんぜんなかった。
──アイドルってどんなイメージでした?
なんだろう? …… 大変そうだなと思ってました(笑)。
──たとえば「みんなに知ってもらえるような有名人になりたい」「お金持ちになりたい」とか。アイドルになったことで、叶えたい夢はありました?
ぜんぜん考えてなかったんです。ママに言われたのが「神宿をやって、少しでも自信が持てるようになって、自分を好きになれたら良いんじゃない?」って。そのひと言は大きかったですね。
私は全部を愛されたいから
──前回(羽島)みきさんにはじめてメンバーと会った話を聞いたんですよ(インタヴューはこちら)。「渋谷のハチ公前に集合したら、明らかに可愛い子がいて。あの子も絶対に呼ばれていると思った」と。それが小山さんだったらしくて。
あははは、絶対ウソ!
──いやいや言ってましたよ。
私もみきだけは「あ、この子も神宿のメンバーだ」とすぐわかりました。それぐらいめっちゃ可愛い子がいると思って。
──他のメンバーは覚えてます?
(羽島)めいはわからなくて、(一ノ瀬)みかは最年長だと思ってた。「しっかりしてるから、私よりも年上なんだろうな」って。そしたら3つも下だった(笑)。(関口)なほの第一印象はあんまり覚えてないんですけど、最初からずっと隣で歩いてた感じがします。でもふたりとも人見知りだからひと言も喋らなかった。「こんにちはぁ…… はじめましてぇ……」って、全員が探り探りな感じでした。
──神宿って割と人見知りが多いですよね。
緊張してて初期のことはあんま覚えてないんですけど、担当カラーを告げられたときは覚えてる。最初はオレンジと言われたんですよ。それで「うわぁ、絶対に嫌だ!」と思って。
──オレンジって、底抜けに明るい人が担当する印象ですけど。
そうじゃないですか! それで私はぜんぜん明るくない! と思って。オレンジの自分がぜんぜん想像できなくて「私、ピンク、ピンクがぁ…… ピンクがいいですねぇ……」と、恐る恐る意見を言ったんです(笑)。いまでも自分の意見を言わないんですけど、そのときは一生後悔すると思って。それで次に会ったときは「ピンクにしたから」と言われて、良かったぁ〜! って。
──「これならできそうだ!」と。
続けられそうだと思いました(笑)!

──デビューしてから息つく暇もなく精力的な活動がはじまって。その一方、高校3年生でなにかと忙しかったと思うんですけど、学校はどんな感じでした?
私、進学校だったんですよ。だから周りも大学へ行くのが当たり前だったので、どうしようと思って。最初に目指していたところは辞めて、当時の実力で入学できる大学を選びました。私は周りの人と比べやすくて、劣等感をめっちゃ感じちゃうから比べないようにして「自分は自分で」と思って。あと…… 受験期は9kg太りました(笑)。
──9kgですか!
ライヴで体は動かしていたんですけど…… まあ受験期は太るって言いますよね! 周りから「ヤバイよ」と言われて、1ヶ月で元の体重に戻したんですけど。
──相当すごいですよ!
食事制限をしました(笑)! いま思えば必要以上に食べてたんですよね。まあ、子豚キャラだったのである程度は許される範囲だと思ったんですけど、さすがにただの豚になるなって。
──これはキャラ作りのレベルじゃないぞって。
そうそう! 「やりすぎたぁ!」と思って子豚に戻りました(笑)。
──あははは。今回で連載5人目ですけど、小山さんがいちばんニコニコしてますよ。しかも、気遣いな人がよくやる笑顔。
真面目な場が苦手だから笑っちゃうんですよ。ピリッとした感じが嫌いなので、ちょっとでもふわっとさせたいなって。
──関口さんにインタヴューしたとき「ひながいるだけで場の雰囲気が良くなる」と話してて(インタヴューはこちら)。
その記事を読んで「ええ〜!」と思いました(笑)。恐縮しつつうれしかったです。
──小山さんが男性だけじゃなくて、女性から好かれるのも納得できますよ。
うれしい! 昔から友達が多い方じゃなかったし、敵を作りやすかったから女の子に好かれたい気持ちがすごくあって。でも、なにかしたのかと言われたらわからないですけど、あはははは。
──そのままの感じが、みんな好きなんだと思いますけどね。
すごくうれしいです。
──それこそ髪型をマネする女の子もいたり。
そうなんです! いっぱいひながいる! 私なんかでよければお手本にして、みんなにもっと可愛くなってほしいと思います。
──原宿へ買い物に行くと、いろんな人に声をかけられるんですよね。
変装しないで、このまま歩いているから普通に声をかけてもらえます。みんな「小山ひなさん」とか「ひなちゃん」じゃなくて「ひなぷぅですか?」と言ってくれるんですよ(笑)。
──きっとみんな「ひなぷぅなら、優しくて接してくれそう」と思って声をかけるんじゃないですかね。
わぁ〜! そう思ってほしかったから、すごくうれしいです。

──どの辺りから認知されるようになったと思います?
はじめて〈TIF〉(TOKYO IDOL FESTIVAL 2016)に出た辺りですかね。アイドルの方からも声をかけてもらえるようになりましたし、〈TIF〉のときにでんぱ組.incのピンキー! (藤咲彩音)さんとはじめてお話をして、めっちゃ仲良くなれました。気づけば3年前とかになるんですね! 早いなぁ。
──これまでの活動を通して、アイドル・シーンって変わりました?
王道系よりも、逆に個性を出している系のグループが増えてきたと思います。ロック系とか、メタル系とか。
──そういえば、前に『ゴッドタン』で「腐り芸人セラピー」という若手芸人がお悩み相談をする企画があって。そこでハライチの岩井さんが若手芸人に「王道の漫才は売れるまでに時間がかかる。俺らはすぐに売れたかったから、それをやらなかった。『王道の漫才ですぐ売れたい』と言ってる奴はバカじゃないのか!」と話してて。たしかに王道を極めるのはいちばん時間のかかることじゃないですか。
そっかぁ、そうですよね。
──だからこそ、王道路線のカウンターを狙ったアイドルが増えたと思うんですよ。
うんうん。
──それでいうと神宿ってどうなんですか?
え! 正統派だと思ってました。5人だし、色のバランスも正統派なんだなと思っていたんですけど、違うのかなぁ(笑)。
──前に北川プロデューサーが「最初に注目された理由は『全員可愛い』というのが大きかったと思います」と話してて。
メンバー全員が可愛くても、グループ内で系統が似ていたらアレだと思うんですけど。神宿は姉妹がいるのにみんな系統が違くて。いろんなファンの方がついたのはよかったなと思いますね。「みんな可愛い」の中に私が入っているのは申し訳ない……(笑)。
──そんなことないですよ!
あはははは! よかったぁ!
──小山さんって敵を作らない可愛さというか、男の人にも女の人にも、みんなに好かれる存在に見えるんですよ。
うれしいです。うれしぃ〜!
──だからお話するまでずっとモテ続けてきた人生なのかな、と思ってて。
ぜんぜん、ぜんぜん! 保育園のときだけ!!
──いまはモテ期じゃないですか?
うーん、わっかんないです!(笑)。だと良いんですけど。

──そもそもアイドルというお仕事をしてると、何をもってモテ期と呼ぶんですかね。
そうそう、難しいですよね。「小山ひなのここは好きだけど、ここは好きじゃない」ってあると思うけど、私は全部を愛されたいから。そう考えたら終わりがなさそう、と思ってます。
──みんなは神宿で活躍するアイドル・小山ひなとして認識してて、全部を見てるわけじゃないというか。
そうですね、うん。「なんか顔だけ知ってて、会ってみたら違った」とか本当にツラァーイ! となっちゃうから(笑)。
──あははは、ぜんぜんギャップないですけど。
イメージ通りの小山ひなでいたいと思うし、でも自然体でいたいし、嘘はつきたくない。そのままで愛されてたい。
──今日は保育園の頃から話を聞いてきましたけど、その「愛されたい願望」は昔からあったんですか。
実家にいた頃は、ひなとママとおじいちゃんとおばあちゃんと暮らしてて。ひとりっ子だったから、みんなからの愛がバッと私にくるんですよ。しかも、みんな独り占めしたがるんです。だから愛に飢えてはなかったんですけど、そうやって育ってきたから愛されたい気持ちがずっとあって。それと同時に嫌われたくない気持ちもすごくあって。私のことを嫌いな人からも好かれたいんですよ。だから難しいけど、全人類から愛されることが目標です。
──神宿メンバーも「ひなは愛されキャラ」って、みんな言ってますね。
ありがたいですね。前に〈@JAM EXPO 2017〉の『@JAM ALLSTARS 2017』に選んでいただいたことがあって。
──歌の上手いメンバーで集められた選抜チームですよね(※200組以上のアイドル・グループの中から5名が選ばれた)。
〈@JAM〉の最後に歌ったんですけど、私が神宿を抜けてひとりで歌うのがはじめてだったし、すごく緊張してて。歌い終わってステージをはけたら、メンバーが待っててくれて「ひな、頑張ったねぇ」と言ってくれたのがすごくうれしくて。「あぁ、やっぱり神宿だ」と思って泣きました。みんな優しく「良かったこのメンバーに入れて」とふいに思いました。うん…… (照れながら)ふふふ。
次回は4月19日(金)に掲載予定です。羽島めいのインタヴューをお届け。お楽しみに!
編集 : 鈴木 雄希
「はじまりの合図(小山ひなver.)」のダウンロードはこちらから
7人の新メンバー候補がついに発表! 最終決定は4月29日豊洲PITで
LIVE SCHEDULE
〈LIVE DAM STADIUM presents 神が宿る場所〜ここが私の生きる場所〜〉
2019年4月29日(月 / 祝)@豊洲PIT
時間 : 開場 16:00 / 開演 17:00
チケット : スタンディング ¥4,800
【神宿「2019.4.29 (月/祝)豊洲PIT」特設サイトはこちら】
http://kmyd.jp/audition
【その他詳しいライヴ情報はこちら】
https://kmyd.targma.jp/schedule
過去作もチェック!
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PROFILE
神宿

2014年9月結成。原宿発!の5人組アイドル・ユニット。メンバーは一ノ瀬みか(赤)、羽島めい(青)、羽島みき(黄)、関口なほ(緑)、小山ひな(ピンク)。グループ名の「神宿」は「神宮前」と「原宿」を合わせたもの。神宿(KMYD)の頭文字 K=KAWAII(可愛い!) M=MAX(全力!) Y=YELL(応援!) D=DREAM(夢!)を届けるために原宿を拠点に活動している。
【公式HP】
https://kmyd.targma.jp
【公式ツイッター】
https://twitter.com/kamiyado0907