「いまの時代」こそ醸すロマンチックな日常──3年ぶりのアルバムで新境地に到達するEmeraldの美しき音楽

ジャズ、ヒップホップ、ファンク、ネオソウル、さらにダブやシューゲイザーといった音楽を軸に、ジャパニーズ・ポップスの文脈を加えたサウンドで、新しいポップ・ミュージックへと昇華させているEmerald。“Jazzy-pop”とも言うべき新境地に到達したEmeraldの最新作にして最高傑作『Pavlov City』をリリースした。門田“JAW”晃介(BARB / ex.PE’Z)をはじめ、えつこ(DADARAY / katyusha)、ユースケ(TAMTAM)、そしてumber session tribeからpontaro、amon、miharuといった多数ゲスト・アーティストを迎えた今作は、「いまの時代感」を意識して制作されたという。彼らの思う「いまの時代感」とはどういったものなのだろう。ロマンチックが詰まった日常の雰囲気を、このアルバムを通して感じてみてはいかがだろうか。OTOTOYでは今作の配信とともに、中野陽介(Vo.)、高木陽(Dr.)、中村龍人(Key.)のメンバー3人に話を訊いた。
ゲスト・アーティスト多数参加の、3年ぶりの新アルバム
Emerald / Pavlov City
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1kHz) / AAC
【配信価格】
単曲 250円(税込) / アルバム 2,160円(税込)
【収録曲】
1. G.W.
2. Pavlov City
3. Holiday
4. step out
5. JOY
6. Border Rain
7. ナイトダイバー
8. Sunny Moon
9. after blue
10. 黎明
Emerald 2nd Album『Pavlov City』 OFFICIAL TRAILEREmerald 2nd Album『Pavlov City』 OFFICIAL TRAILER
INTERVIEW : Emerald(中野陽介、高木陽、中村龍人)

Emeraldの音楽は美しい。それはサウンドに対しても、歌詞に対しても言えることだ。『Pavlov City』全体から伝わってくる、この煌びやかな感触はなんなのだろう……。今回のインタヴューで中野陽介に、Emeraldから感じるロマンチックさは、なんなのかを訊くと「その人の人生、聴いてきたもの、好きなもの、愛してるものがスキルとして出てるんですよ」と実に明快な返答をしてくれた。ぶっちゃけ、このやりとりだけを読んでも「?」だと思う。既にYouTubeで公開されている『Pavlov City』のトレイラーを聴いていただければ、煌びやかさという言葉の意味が伝わると思うし、インタヴューを読んでいただけたら中野が話すロマンチックの意味が分かってもらえるハズだ。
インタヴュー&文 : 真貝聡
写真 : 大橋祐希
Emeraldが思う「いまの時代感」

──最後にOTOTOYでインタヴューしたのが3年前でしたね。
1stアルバム『Nostalgical Parade』リリース時のインタヴュー
https://ototoy.jp/feature/2014082801)
高木陽(Dr. / 以下、高木) : はい。1stアルバムが出たときですよね。
──2014年に『Nostalgical Parade』、2015年に『2011 ep』をリリースして。今作をリリースするまでの2年間はどのようなことがありましたか。
中野陽介(Vo. / 以下、中野) : 一生懸命に曲をつくりながら、呼ばれたライヴにはできるだけ出ていった感じですね。
──制作はいつからはじまったんですか?
高木 : 去年の年末ぐらいから、そろそろ次のアルバムを出さないとなって空気になって。で、4月にはレコーディングは終わってたのかな。
高木 : ミックス作業に時間かかったんですよね。いろいろとこだわりが出てきちゃって。
中野 : 振り返ると長かったね。
──確かに『Pavlov City』を聴いたら「これは時間かかるよな」って思いました。衝動的につくったというよりは丹念に仕上げた1枚っていう。
中野 : そう言っていただけると嬉しいです。
高木 : 1stアルバムをつくったときのノウハウがあったので、レコーディングは割とすんなりだったんですけど。そこから付け足しの部分に手を焼きました。
中野 : あとはいまの時代感とか、自分たちのモードをコンパイルする作業に時間がかかりましたね。なんか、昔の感じのままボーンって出すこともできたんですけど、ちゃんとコンセプトで包みたかったですね。
──Emeraldが思う「いまの時代感」っていうのは?
中村龍人(Key. / 以下、中村) : チルな音が流行ってる印象で、それが僕らの思う「いまの時代感」ですね。たとえばToro Y MoiとかSadeがいまの新しい音に近いのかなと思って、あの辺を参考にしたのはあります。
中野 : 僕自身、インパクト重視の音や言葉でメッセージを投げるよりも、リラックスした状態で、ふと入ってきたメッセージの方にモノの見方が変えられることが多くなって、そういう音楽に傾倒していったんですよ。主張を押し付けるんじゃなくて、丁寧かつナチュラルにメッセージを伝える方法を考えたら、いまのチルな方向性に行き着きました。

──まさに2曲目の「Pavlov City」は強く表れてますよね。あのサウンド、あのメロディに、中野さんの「人生とは……」みたいな深みのある歌詞が乗ることにおもしろさを感じました。これこそバンド・マジックっていうか。
中野 : 本当はね、いまどきのバンドみたいに英語で歌ったりとかフローっぽくやるのも良いかなって思ってたんですけど…… ファッショナブルに行くか、心にくる言葉を乗せるか葛藤してたんですよ。その葛藤がすごくいい塩梅で出せたかなと思って。重い歌詞だけど意外とサラッと聴けるし、重くないと思って聴けば、ライトな歌詞に感じる。理想とするバランスになりましたね。
──この曲は中野さんがこれまでインタヴューで話してきた人生観が、集約されてますよね。
中野 : 1stアルバムに収録した「Nostalgical Parade」の出だしが〈追憶と踊るNostalgical Parade〉で、振り返ってばかりは悲しいって歌詞なんですけど……、「Pavlov City」も全く同じような歌い出しなんですよ。〈取り返せないもの、何度悔やんでみても昨日はいつかの彼方に沈むよ〉って。聴き返した時に「同じようなことを歌ってるわ!」と思って。
高木 : 本当だ(笑)。
中野 : 「過去を切り捨てて前を向いて進もう」って歌を、僕は歌えないから。そこと向き合う言葉が出てきたなって。ある意味、大失敗だらけの経験を大事にしてるんですよ。そこからしか学べないので。まさしく僕の人生観が詰まってますね。
昔はバチバチな時とかあったけど、いまは連携もスムーズですね
──歌詞についてもう少しつっこむと、以前「歌詞はどっちかに振り切るんじゃなくて、右とも左とも捉えられることを書いてる」って話してましたよね。音楽だからこそ、自分なりの正義感を無理やりにでも伝える方法もあるんじゃないですか。
中野 : 昔はそうでした。だけど前のバンド(PaperBagLunchbox)で、自分の伝えたいことを無理やり主張すればするほど、周りから邪魔者扱いされたり、面倒くさいヤツ扱いをされたりで。だんだんバンドは崩壊していったんです。バンドメンバーや事務所の人も含めて、みんなが敵になってて。最後の方はずっと1人ぼっちだったんですよ。それが大きな挫折で。
──その経験が生かされている、と
中野 : あのときに僕が学んだことって、自分の言いたいことを通したいんだったら相手の気持ちを考えるとか、真逆にある発想を理解する、わかろうとするってことでしたね。「そういう考えはわかるけど、僕はこう思ってるんだよね」ということを言えるような表現を心掛けなくてはいけないってことだったんですよ。だから最近はメッセージがあったとして、それをドンって伝えることが本当に正しいとは思えなくなってきちゃったんです。もっとフラットに考えて、右も左も全部がひとつになってる世界だと思って物を考えようよ、っていうのが僕がこのバンドで歌ってることです。
高木 : 全体的にその感じはあるよね。
中野 : 何かを押し付けようとするメッセージよりも、全体を通してその人の中で物の見方が変わったり、憂鬱な気持ちが解放されて、心に余裕が生まれて、自分の考えが持てるようになったり。僕はもともと音楽からそういうものをもらってきたんですよね。
──中野さん自身、自分を理解してくれるEmeraldのメンバーに出会ったことは大きいですよね。だからこそ、いまの考えになったと思うし。
中野 : めちゃくちゃデカイっすね。

──「いまのメンバーは話せばわかる人たち」って言ってました。
中野 : ウチのメンバーが良いのは「面倒くさいことを言ってるな」と思いつつも、絶対に良い歌詞を持ってくるだろうから、「いまはカヴァーしてあげよう」って気遣いがある。そういうことをされると、こっちも大事にしようと思うんですよね。
中村 : みんなアンガーマネジメントしてるよね。
中野 : 特に俺に対してはそうだよね。イラっとしてもぐっとこらえてくれてる。
中村 : テレビで見た手法なんですけど、「ムカつく事があった時に6秒我慢すると怒りが収まって冷静に話せるようになる」っていう。
中野 : そんなに怒る人じゃないよ!
──(笑)。
中村 : もちろん陽ちゃん(中野)だけじゃなくて、お互いね。
高木 : 昔はバチバチな時とかあったけど、いまは連携もスムーズですね。
多数ゲスト・ミュージシャンが参加した『Pavlov City』
──ちなみに、今作はメンバー5人だけじゃなくてゲスト・ミュージシャンも参加してるのが魅力ですよね。
中野 : フィッシュマンズ好きが集まるイベント(〈お彼岸ナイトvol.12 2016春〉)っていうのがあって。Polarisのオオヤユウスケさん、THE MICETEETHの次松大助さんと対バンすることになったんですよ。そのときに、「ライヴの演奏力がすごいから、いっぱいライヴをやった方がいいと思う」と言われたのをきっかけに、誘われたライヴは選り好みせず、積極的に出たんです。そうしていくなかで、いままでは一方的に尊敬してた人たちが僕たちの音楽に共感してくれたり、快く協力してくれたりする場面が増えてきて。今回はサックスの門田("JAW"晃介、BARB、ex.PE’Z)さんに「サックスを吹いてもらえませんか?」ってお願いをしてね。
中村 : 僕は人生で初めて観たライヴがPE'Zだったんですよ。あるときそのメンバーだった門田さんと共演する機会があって。それをきっかけにお互いのライヴへ行き来するような関係になって。
中野 : 門田さんが、ある日ライヴに来てくれたんだよね。
中村 : 僕は緊張して言えないので代わりにメンバーが「…… サ、サックスを吹いてくれませんかね?」みたいな話を怖々してみたら快諾してくれて。「全然やるよ」って。それでメンバー5人で録音していた「Pavlov City」の音源を送って、それにサックスを乗せたデモを返してもらったんですけど。
中野 : 俺らは、そのデモでクソ上がるっていうね。「ヤッバー!! なんじゃこりゃー!」って。
中村 : 1人でサックスを4トラック重ねてくれてたんですよね。
中野 : 和音になってたんだよね。
中村 : そうそう、まるで管楽器隊が参加したような仕上がりになっていて、ホントに驚きました。
──umber session tribeが参加することになった経緯は?
中村 : 僕らの自主企画に出演してくれるバンドを探してたら、新宿MARZの方に「umber session tribeってカッコいいバンドがいるよ」って教えてもらったのが最初。それで一緒に演奏する機会があって。
──そこが出会いなんですね。
高木 : 逆にumber session tribeがリリース・パーティをしたときは、僕らを呼んでくれて。しかも、そのライヴはYasei Collectiveの松下マサナオさんがセッション・バンドを引き連れて出たんですよ。
──710 OMEDETA SESSIONですか?
中村 : そうです! 松下さん、門田さん、ジャズ・ピアニストの桑原あいさん、WUJA BIN BINのケイタイモさんっていう。
中野 : 「ウワァー!」ってなったよね。
──めちゃめちゃ豪華なメンバーですよね。
中村 : ライヴが終わったあとに話しかけたんですよ。そしたら「良かったよ」って言ってもらえて。
高木 : それからあれよ、あれよと。
中村 : そうそう。それで関係性が出来ていって、その流れでumber session tribeと門田さんがゲストで協力していただけることになりました。
──えつこさん(DADARAY / katyusha)が参加することになった経緯はなんですか。
中野 : katyushaが千葉LOOKで自主企画(〈歌えば尊し〉)をやることになって、「俺らで良ければ全然出るよ」って言ったら「ゲス極(ゲスの極み乙女。)も決まったんで」って言われて。その3バンドでライヴをやったですけど……。
──ゲス極の参戦が発表された途端、プラチナ・チケットになったという。
中村 : いやぁ、ヤバかったですよ。
──キャパ200人ですからね。
中野 : その時に、えっちゃんに「コーラスやってくれないかな?」って相談したら「全然やる!」と言ってくれて。実際レコーディングの時点でDADARAYはメジャー・デビューが決まっているような状態だったんですけど、「大丈夫! やるやる!」って。7、8曲くらい参加してくれた。
中村 : 並行して、色んなアーティストのコーラスに参加してたよね。
中野 : やってた。何個やってるの? っていうね(笑)。
──えつこさんは自分のバンドをやりつつ、他にもゲスの極み乙女。、indigo la End、アルカラ、恋は魔物のサポートもやってますよね。
中村 : そんな人がガッツリ歌ってくれて。僕らのアルバムに花を添えてくれたよね。
高木 : やる前は、陽介さんと女性の声が重なるとどうなるのか想像がつかなかったんですけど、合わせてみたら全然違和感なくて。むしろ相性がすごいよかった。
──ゲスト・ミュージシャンが参加した経緯をお聞きしたら、勇気を出して言ってみるもんだなっていう。
中村 : そうですね。
中野 : それが誰かのコネで参加してくれたならアレだけど…… 対バンしたのがきっかけだったり、音楽をきっかけに繋がった人たちだから恐れ多い部分はありつつも、自信を持って関われたというか。
中村 : 長くバンドをやっていると、思いもしない人と会えたりするじゃないですか。最初は怖かったりして全然話せなかった方もいるんですけど、これだけの年齢になってから振り返ると、あの時繋がりが持てなくて勿体なかったなって思いをしたことが何度もあって。当たり前なんですけど(笑)、実際話してみると全然普通に受け答えしてくれるんですよね。
中野 : いままでがどれだけファン目線だったかっていう(笑)。
中村 : 「アーティストとして自覚を持ちなさい」って何度も言われた気がする(笑)。
──リスペクトが強すぎるんですね。
中村 : そうそう! 高校生に戻っちゃうんですよ。とはいえ、頑張って話しかけるようにして。
中野 : 門田さんがスタジオで演奏してるとき、たつさん(中村)の目がキッラキラで!
中村 : だって、冷静に考えたら意味わからない状況だよ(笑)。
中野 : 譜面にサインをもらってたよな。
中村 : うん。
高木 : 高校生の自分に教えてあげたいよ。
中野 : そういう2年間だったのかなって思いますね。
──整理すると、前作から2年も期間が空いたって気がしてましたけど、『Pavlov City』をつくる上では必要な時間だったかもしれないですね。着実に人間関係を築いたからこそ、すごいミュージシャンを迎えた作品になったわけだし。
高木 : 結果的にそうなった感じですね。
Emeraldのロマンチックさ

──楽曲制作はどのように進めていったんですか。
中村 : 最近はかなり役割分担が明確にされてきてて。デモを出すのは僕が多いんですけど、それを元に磯野(Gt.)がベーシックなリズムの構造を提示して、皆で演奏しながら楽曲の基礎を構築していくんです。そうして出来上がった基礎に乗せていく歌、コーラス、ギター、キーボード等のウワモノのディレクションを主に藤井(Ba.)と陽ちゃん。最終段階は5人でやすりがけしあって仕上げました。
──そのつくり方は1stアルバムから?
中村 : 基本は変わらないですけど、今作ほど役割分担は明確じゃなかったかもしれないです。今回は主にドラム、ベース、ギターのリズム楽器がベーシックをつくって、その後にウワモノを足していくんですけど。レコーディングとミックスが終わった段階でベースの藤井が「なんか足りねぇな」っていうんですよ。
中野 : ラーメンのトッピングみたいに、たとえば刻み生姜入れるか! みたいな。
中村 : そういうレベルなんですけど、具体的な案を言わないから、とりあえず「こういうのはどうかな?」って打ち込みでデモをつくって提示して。それを元に「これはいる」「これはいらない」みたいな取捨選択をして世界観ができあがっていきましたね。
中村 : 藤井って不思議なベーシストで、最初に弾いている時は「なんで、そうやって弾くんだろうな?」って思うんですよ。だけど、彼がディレクションをして曲がまとまっていくと、それが意味を成すっていう。
中野 : いそっち(磯野)もそうだけど、「この方向かな?」っていう、いいなって最初に感じたときのイメージをブラさず持っているってことだよね。曲に対して「この曲はこうなんじゃないか」っていうイメージを着実に追いかけながらプレイできるメンバーがいるのは、このバンドの強みかもしれない。たぶん、そのイメージが簡単にブレちゃうと、こういうアンサンブルにはならなかったですね。
──なるほど。最後にどうしても訊きたかったのがアルバム全体にロマンチックさを感じたんですよね。
中野 : ロマンチシズムみたいな。
──そう。オシャレさとは違う、もっとドキドキする感じなんですよね。この感覚はなんだろう、と訊いてみたくて。
中野 : 僕はそれが何なのかわかってるつもりですよ。衝動で鳴らす若い音楽とは違って、好きなものとか、美しいと思うものとか、それぞれの音の中にスキルを伴って醸成されていってるんですよ。実はドラムの単音だけ聴いてもロマンチックなんですよ。それぞれのトラックの中に人格というか、その人の人生、聴いてきたもの、好きなもの、愛してるものが「スキル」として出てるんですよ。
──なるほどなぁ。音に生きざまが表れている、という。
中野 : そうですね。僕はこのバンドを客観的に見た時、そういうものを全員が持っているなと思ってて。こうしなきゃいけないんじゃなくて、こういう音にしたいとか、こういうのが好きとか。それをみんなが持ち寄ってつくれるバンドなんだと思ったのが加入したきっかけなんですよね。そういうことからロマンチックな音が出てて、それを全部やったのが1stアルバムなんですよ。それに差し引きだったり、塩梅を意識したのが今作。
高木 : 鍵盤は前作よりも音色を多く使ってますし、パッと聴いてキラキラした音は多いんですよね。そういうところでもロマンチックな感じになってるのかなって。
中村 : 細かいレイヤーが多いんだよね。たとえば美味しい料理っていろんな味がするじゃないですか。
中野 : だけど、いろんな味がしてワケわからないこともあって。何が混じってるんだろう? みたいな。
中村 : きっと軸さえブレずにあっていれば、良くなるんだと思います。具材が各パートで、アレンジが調理だとしたら全部が同じベクトルを目指して作れた感じ。軸をブラさずにできたからこそ良い味がつくれたんじゃないかなって。『Pavlov City』は自分達でも驚くくらい、本当に自信作ですね。
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過去の特集ページはこちらから
>>> Emerald(ナカノヨウスケ × Modeast)『This World ep』レビュー
>>> 1stアルバム『Nostalgical Parade』リリース・インタヴュー
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メンバーのユースケがEmerald『Pavlov City』にもゲスト・ミュージシャンとして参加しているTAMTAMの最新作。ミックス・テープ風の今作、ハイレゾ配信はOTOTOYだけです!
LIVE SCHEDULE
〈CIRCUS FES 2017〉
2017年10月28日(土)@下北沢CIRCUS / カトリック世田谷教会
出演 : Emerald(acoustic set) / 1983 / 成山剛(sleepy.ab) / 潮田雄一 / 根津まなみ(showmore) / Nozomi Nobody / TAMTAM(mini set) / UKO(acoustic set) and more…
〈多摩川キャンドルナイト〉
2017年11月3日(金)@多摩川河川敷
ライヴ : Emerald(acoustic set) / うたたね(ふたりver) / Nozomi Nobody / Shinji Iwasaki / チーム・ズンチャカ!
Candle : Kame Candle / Candle biancabianca
Kameyama Candle House
Decorative Art : 彩之 / Kanna
Candle Workshop : Candle biancabianca
〈『Pavlov City』リリース記念アウトストア・ライヴ〉
2017年11月4日(土)@渋谷eggman
チケット : Entrance Free (+2d ¥1000)
PROFILE
Emerald(エメラルド)

Pop music発 BlackMusic経由 Billboard / bluenote行。
2011年結成、都内を中心に活動中。ジャズ、ヒップホップ、ファンク、ネオソウル、さらにダブやシューゲイザーといった、ジャパニーズ・オリエンテッドではない音楽を軸にした楽曲群に、中野陽介の持つジャパニーズ・ポップスの文脈を加えることで、サウンドを全く新しいポップ・ミュージックへと昇華させている。
2012年7月、1st EP『This World ep』をリリース。
2014年9月、1st フル・アルバム『Nostalgical Parade』を全国リリース。
2015年1月、新代田FEVERにて1st アルバム・リリース・パーティー〈YELLOW INSTANCE〉をsleepy.abを迎えて開催し、SOLD OUT。7月には2nd EP『2011 ep』を全国リリース。同年8月に新宿Marzにて2nd EP リリース・パーティーを開催し、SOLD OUT。
2017年10月18日に、3年振りとなる2nd フル・アルバム『Pavlov City』をリリース。