2018/01/24 00:00

より自由に、よりジャンルレスに、大胆に、好きなものだけを──カフカから“KFK”という新たな遊び場へ

美しいメロディと内省的でエモーショナルなリリックを乗せたギター・ロックでインディ・ロック・ファンの注目を集めてきたカフカ。そんな彼らが、2017年12月に"KFK"へと改名し新たなスタートを切る! カフカの特徴とも言えるギター・ロックを中心としたバンド・サウンドから一転、ロック、エレクトロ、ヒップホップ、ソウル、R&B、ヴェイパーウェイブまでを飲み込みジャンルレスに吐き出された、KFKの初期衝動ともいえる1stミニアルバムが届いた。彼らの新しい遊び場はどのように創られていったのか。大胆に10周年をスタートした彼らにインタヴューを敢行した。インタヴューとともに、カフカから生まれ変わった、KFKの自由に表現された今作を聴いてほしい。

KFK、ジャンルレスに吐き出された1stミニアルバム!

KFK / ラブソングフォーディストピアシティトーキョー
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1kHz) / AAC
【配信価格】
単曲 250円(税込) / アルバム 900円(税込)

【Track List】
1. 私はもう気にしない
2. M i s s i n g
3. Falling Butterfly
4. いたって普通
5. Neo Tokyo // 気象情報
6. せたがや・とわいらいと

INTERVIEW : KFK

左からUchu Miura、Kouta Kaneko、Naoya Yoshimi、Daishi Fujii

KFKの『ラブソングフォーディストピアシティトーキョー』はロックであり、ヒップホップであり、エレクトロであり、いろんなカルチャーがミックスされたカオスな1枚だ。インタヴューで「この作品はどんなジャンルなのか」と訊くと、Kouta Kanekoも「ジャンルレスなジャンル」と答えた。1曲目の冒頭で“私はもう気にしない"と歌うように、彼らは今、カフカで鳴らしていたギター・ロックを潔く脱ぎ捨てて新しいステージへ登っている。今回は改名に至った経緯や、カフカとKFKの違い、これからの活動について探っていった。

インタヴュー・文 : 真貝聡
写真 : 大橋祐希

全員がカフカっていうものに囚われているなって。

──去年は初の全国ツアー、配信リリース、KFKに改名、など色んな出来事が起こった1年でしたね。

Kouta Kaneko(以下、Kaneko) : ジェットコースターみたいな感じで、激動の年でした。自分の置かれている環境とか、対外的な関係とか全部ひっくるめた上で、このままで良いのか考えてて。もっと自分が素直にやりたいことをしようと思って、そのレールを変える作業をしてましたね。

──このままで良いのか、とは?

Kaneko : バンドを結成して9年が経った時、自分の中でカフカの音楽は完成されてしまった気がしたんですよ。でも、その名前を課している以上は、自分でも無意識にカフカらしい音楽をやってしまうというか。それを自然と選んでいる自分もいて。だから、心機一転のつもりで潔く名前を変えました。そしたらいろいろ取り払われたように、いろんなことがスッキリして。

──改名前に発表した「雨」「マネキン」のレコーディング中は解散がよぎったとか。

Kaneko : そうですね。

──当時はどんなコンディションでした?

Kaneko : 挑戦したいことはあるんだけど、全員がカフカっていうものに囚われているなっていう、そんな感じで。新しいことをやろうとするんだけど、でも引き戻されちゃうところがあって。だから、カフカとして最後に最高の曲をやろうと作ったのが「雨」と「マネキン」でした。

──そんな葛藤が……。改めてKFKの1stミニ・アルバムが完成して良かったですね。

Kaneko : ありがとうございます。なんかもう吐き出すだけっていうか、キレイなものにしたくないなって。

──吐き出す?

Kaneko : カフカでは絶対にできなかったカオスというか、いびつなもの。耳障りのような音にしたくて、それができたのはメチャメチャ嬉しかったです。だから、あんまり理論的に考えなかったです。普通は聴きやすいように音数を減らしたり、整えようとするんですけど、KFKはあんまり気にせず、むしろ野蛮な感じに。だけどメロディは聴きやすいっていう、良いバランスの作品になったと思ってます。

──今回はサンプリングを随所で取り入れてますよね。「M i s s i n g」を聴いた時に「カフカ(KFK)がヒップホップ!?」って驚きました。

Kaneko : バンドがヒップホップ、R&B、ソウルをやっちゃいけないのかって考えたら、別にそうじゃないだろと思って。それが洗練されてなくても、俺は出したいなと。これは、まだ聴かせられるものじゃない、っていうプライドはなくしましたね。素直に自分のやりたい音楽の要素をぶち込んだというか。

──ストッパーが外れて。

Kouta Kaneko

Kaneko : そうですね。だから、この作品は破綻してると思います。そもそも自分が生活してる東京って、いろんなビルが立ち並んでて、古いものから新しいものまであって、いわゆるカオスじゃないですか。そういうところで普通に生きているわけだし。音楽もいろんな要素をひっくるめて、汚いものは汚いままに表現しました。

──その考えはカフカと逆ですよね。

Kaneko : 前は綺麗なものしか出そうとしてなくて。でも、内心は汚い部分もあるし、もっとやりたい音楽はあるし、暴言も吐きたい。今回は音もそうだけど、歌詞も伝わりやすいものにしよう、って考えはなかったですね。逆に出てきたままというか、それが1番良いなと思って。どうせ人生は一度きりなので、人よりも自分が楽しいものを優先して作りました。

──本当の自分というか、内側に閉じ込めていた感情を出すっていうのは、気持ちが楽になる感じ?

Kaneko : まだまだ未完成だと思うんですけど…… まあ最終的にはスッキリできました。作っている時はイラついてましたけど。

──Kanekoさんの変化をメンバーはどう見てました?

Naoya Yoshimi(以下、Yoshimi) : 毎回あがってくる曲がぶっ飛んでて、変わりたいんだろうな、と思いました。今回の曲は、いままでとあまりにも違うから、人の曲を聴いてるみたいな楽しさがありましたね。

Daishi Fujii(以下、Fujii) : 新しいものを作ろうとしていたので、うちらも楽しくて。結構、自由にやってもらってた感じで。

Daishi Fujii

Uchu Miura(以下、Miura) : Naoya(Yoshimi)さんが言った「変わりたいんだろうな」って感覚とか「やりたいことがあるぜ」ってぶち込む姿勢は無邪気な少年のように見えました。アルバムも本当にルールのない感じに仕上がったし。

──アルバムを聴いて驚いたんですけど、Fujiiさんはドラムを叩いてないですよね?

Fujii : そうなんです。全部が打ち込みだけっていうのが初めての試みでした。ドラマーはそういうのを嫌がる人が多いんですけど、僕は叩かなくても良い曲が出来れば良しと思って。サウンド・アプローチとしてはそこが新しかったです。

Yoshimi : ベースも同じで。パソコンで作った音を軸に、どう演奏するのかって問題と向き合って。この間ライヴがあったんですけど、いままでにない感覚を味わえて楽しかったですね。

4人で全部さらけ出して、めちゃくちゃにしたものをやろうって決めた

──KFKの音楽ってジャンルでいうと何でしょうね。

Kaneko : あははは、その気持ちはすごくわかります(笑)。俺らも、どういうフィールドの人とやれば良いのかわからないっていうか。いまはKFKってジャンルができたと思ってて。ジャンルレスなジャンルというか。音楽をしているというよりも自由に遊んでいる感じ。

──どのフィールドでやってもおもしろい気がしてて。ヒップホップのイベントでも盛り上がるだろうし。

Kaneko : ただ、どこでやっても偽物だと思うんですよ。本場の人たちからすると違和感があると思う。だけど未熟な感じがおもしろいし、自分らはこういう感じです! と自信を持ってやっていこうかなって。

──ロックに固執してないと。

Kaneko : そこは良い意味で諦めたというか。ロック・スターになることを辞めたんです。なんか俺は俺でしかないんだなって。そういう人間が音楽をやるとこうなるんだな、っていうのは思いましたね。

──そこに気付くまでの10年だったんですかね。

Kaneko : ああ、たしかに。このためにあったのかもしれないですね。10年間、ギターロック・バンドとしてやってきて、正直、ギター・ロックに飽きたし。無理に続けてカフカをおかしなことにしたくなかった。いままでの時間がなければ、この場所に辿り着けてないし、後悔は全然してないです。いまは4人で全部さらけ出して、めちゃくちゃにしたものをやろうって決めたからパートにも囚われず、何をしても良いっていうか。10年間ずっとやってきたからこそ振り切れた感じですかね。

──この10年間を振り返ると、どんな時間でした?

Kaneko : 青春って感じですね。青春時代。

──早かったですか? 長かったですか?

Kaneko : 一瞬だった気がします。ずっと突き進んだのみ、みたいな。色々あったけど青春してたなぁって感じで楽しかったですよ。

──カフカは青春で、KFKはその先?

Kaneko : KFKは青春の先ではないですね。もっと無邪気になれてる気がしてて。子供がオモチャでずっと意味わからないことを繰り返しているような、そういう衝動に近い。だから全力で遊べる場所っていうか。

──Miuraさんは途中からバンドに加入されたわけですけど、バンドに入ってメンバーの印象は変わりましたか。

Uchu Miura

Miura : 入る前は全員怖かったんですけど、そうでもなかったですね(笑)。…… いや、怖い時は怖いんですけど。この間、俺を入れて良かったと言ってくれて、それが嬉しかったです。

Kaneko : この間、ふと言ったんですよ。たまたま2人で会った時に「Uchu(Miura)をバンドに入れて良かった」って。なんかね、なんとなく話している時に「俺はUchuがいなかったら、ここまで音楽に対する活力はないな」と思って。メンバーの中で1番、音楽の深いところを知ってるというか。わりと音楽の話をずっとできるもんね。

Miura : うん。

Kaneko : この間、DJをやったんですよ。俺がかけた曲をお客さんはほとんどわからなかったけど、ウチュウだけが「あれ良いっすね」って言ってくれて。やっぱり音楽の趣味が合うのは嬉しいなって。

Miura : 波長が合う人っていそうでいないし。そういう人と出会えただけで、バンドに入って良かったなと思います。

NGはない。おもしろそうなことは何でもやる。

──FujiiさんとYoshimiさんは10年の活動をどう感じてますか。

Fujii : あっという間でしたね。さっきKouta(Kaneko)が言ってたみたいに青春時代みたいな。色々あったけど楽しい時間だったな、って。それよりも、また新しくバンドを始められるのがうれしいです。10年…… 長いっすよね。こんなにバンドをやって、また新しいことができるのはすごいことだし。最高に楽しいです。

Naoya Yoshimi

Yoshimi : 話を聞いてて、そんなに経ったんだと思いました。大学2年でバンドを始めて気付いたらあっという間で。僕は青春が終わった感じがなくて、あまり変わらない。いまはより自由にやれてるかな。

──ちなみに10周年イベントって考えてます?

Kaneko : 考えてないっすね。10周年っていうか、改名して1年目なので新人みたいな気持ちでやっていこうかなって。まずはワンマン・ツアーって言ってるのに曲が全然ないので、とにかく曲をいっぱい作らないと。

──正直、まだ僕はKFKをどう見ていいのかわからないんですけど…… カフカとは断裂してるんですか?

Kaneko : 「KFKになったらカフカの曲はやらないんですか?」って聞かれるんですけど、やらないって言っておいてやったりするかもしれないです。どうするか決めないっていうのもKFKっぽいかな、って。そこは自分の作ってきた曲なんだから勝手にさせろ、という。

──やるとも決めないし、やらないとも決めないし。

Kaneko : そうっす。その時にやりたいと思ったことをやろうかなって感じです。ワンマン・ライヴは、このアルバムに入っている曲以外は全部初披露になるかもしれないし。

──今後やりたいことはなんでしょう。

Kaneko : いっぱいありますけど、とりあえずアナログ盤を作りたくて。いまはレコードを聴ける人ってあんまりいないと思うんですけど、でも、それがあるから「ターンテーブルを買ってみようかな」ってきっかけになったら嬉しいし、飾ってもらえるだけでも良いです。自分たちが音楽に付随するカルチャーを与えられたらなって。

──レコードは音だけじゃなくて、物として愛着が持てるのが良いですよね。

Kaneko : そうなんですよね。音源だけじゃなくて、形に凝っている物も好きなんですよ。

──KanekoさんはPUNPEEの『MODERN TIMES』に入ってるブックレットが良かった、なんて言ってましたね。

Kaneko : そうそう。今回、俺らもブックレットに凝ってて。担当していただいた、とんだ林蘭さんの作品は前から好きで。面識がなかったんですけど、お願いしたらOKをもらえて。

──じゃあ、繋がりがあったわけじゃなくて。

Kaneko : そうなんです。実際に展示会をやっている場所まで会いに行って、本人に直接お願いをして。快諾してもらえた時はめちゃくちゃ嬉しかったです。マスタリングは、自分が好きなニュー・オーダーを手がけてるロンドンのアビー・ロードスタジオ「フランク・アークライト」にやってもらえて。そういう点でも今回はちゃんとCDを買ってほしい。アナログ盤を作ったら手にとってほしいです。なんか何をやっちゃダメっていう決まりはなくて、KFKはバンドを通り越して1つの社会なんです。その世界の中で色んなことをして遊ぼうっていう。だからNGはない。おもしろそうなことは何でもやろう、って感じです。

カフカ名義の過去作も配信中!

LIVE SCHEDULE

KFK 1st mini album「ラブソングフォーディストピアシティトーキョー」Release Party 『KFK in da House!!』
2018年1月27日(土)@東京・渋谷VUENOS
時間 : Open 17:30 / Start 18:00

KFK CLUB ONE-MAN TOUR 2018【7 DYSTOPIA CITIES】

2018年3月31日(土)@宮城・仙台Neo brotherZ
2018年4月6日(土)@北海道・札幌Sound lab mole
2018年4月13日(金)@広島・広島 club cream hiroshima
2018年4月14日(土)@福岡・福岡Utero
2018年4月20日(金)@愛知・名古屋Live&Lounge Vio
2018年4月21日(土)@大阪・心斎橋DROP
2018年4月29日(日)@東京・渋谷WOMB
一般発売 : 2018年2月17日(土)〜 3,800縁(税込)ドリンク代別

詳細はこちら

PROFILE

KFK(ケーエフケー)
2017年、世田谷にて結成。 ロック、エレクトロ、ヒップホップ、ソウル、R&B、 果てはヴェイパーウェイブまでを飲み込んだサウンドで、ベッドルームからステージへ。 ひきこもりからパリピまでを踊らせる、超自由音楽集団。
We are KFK.
From Tokyo Setagaya.

>>> 公式HPはこちら
>>> 公式ツイッターはこちら

この記事の筆者
ライター真貝聡

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カフカから“KFK”という新たな遊び場へ──ジャンルレスに吐き出された1stミニアルバムを配信開始!

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ソロ初の全国流通、そして新バンド・GODの結成&リリース──渦中の人、下津光史が向き合う音楽とは

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孤独だからこそ誘われた「warbear」という名の灯り──元Galileo Galilei・尾崎雄貴ソロ・プロジェクトが始動

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「やっといまのPolarisになったな」──Polarisの新たな魅力が凝縮された新作『走る』をリリース

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ニッポンのロックンロールに、新たなモッズの風? ──Layneの1stアルバム『Be The One』に迫る

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「いまの時代」こそ醸すロマンチックな日常──新境地に到達するEmeraldの美しき音楽

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仲秋に届けられたあの夏のものがたり──GOING UNDER GROUND『真夏の目撃者』をリリース

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Yap!!! が新たなはじまりを告げるダンス・ロックの逆襲──デビュー作『I Wanna Be Your Hero』

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「2」の新たな幕開けを告げる1stアルバム『VIRGIN』を配信開始&インタヴュー!

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すべてにフラットに向き合った1stアルバム──CHIIO『toc toc』を先行配信

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FBY新章のキーワード“健康的な音楽”って?──2人体制初のアルバム『THE GARDEN』を先行リリース

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しょうもない毎日のなかに求める一瞬の輝き──tetoが待望の1stミニ・アルバム『dystopia』をリリース

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Age Factory『RIVER』を期間限定ハイレゾ独占配信──世間に向けて“バケモノ”が牙をむく新作ミニ・アルバム

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The ManRayを見逃すな! 話題のバンドの1stシングルを独占ハイレゾ&期間限定フル試聴開始

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エレクトロ〜R&Bを行き来する、この国のメロウなポップ・マエストロ

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ユアソン印の最高グルーヴ拡張中! ──JxJxに新作『Extended』インタヴュー!

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フラストレーションの爆発、その原点とは──変わる変わる変わる。両A面EPをリリース

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「遂に来たか、PELICAN FANCLUB!」──初のフル・アルバム『Home Electronics』を語る

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DYGL、待望の1stフル・アルバムをリリース&インタヴュー

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my letter、約2年半ぶりとなるフル・アルバムをリリース

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浅見北斗が語るハバナイ、そして音楽シーンの現状とは──新シングル『Fallin Down』をリリース

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[インタヴュー] KFK

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