自分たちの今持っている熱い気持ちや感謝をちゃんと届ける日にしたい
──〈ExWHYZ First Tour "xYZ"〉は、midorikoさん不在でのツアーだったわけじゃないですか。ファイナルのZepp公演で6人が揃ったわけですが、どのように感じながらライヴを行なっていたんでしょう。
midorikoがいない状態でツアーを回ることをわかってる上で、それでもマスターたちは楽しみにしてくれたり、信じて待ってくれていて。その気持ちを持って来てくれたことが本当に嬉しかったし、1つ1つの公演で今できるExWHYZをちゃんと届けたいと素直に思えて、感謝でいっぱいでした。ファイナルでdoriちゃんが帰ってくるってなって、 みんなが喜んでくれると思いつつ、私もすごく楽しみにしていました。それまでもすごく楽しかったんですけど、やっぱり完全体というか全員揃ってライブできることが、すごく嬉しくて楽しみで。リハから飛ばして疲れちゃいそうになって、気をつけなきゃってなりました(笑)。
──6人体制でのライヴの反響はいかがでしたか?
doriちゃんのいるExWHYZはもっといいね、って言ってくれる人が多くて。最初5人から始まって6人に戻ったから、勝手にちょっとパワーアップしたみたいな感じはあるなって(笑)。
──Zepp公演で武道館公演の発表をしたわけですけど、どんな心境だったでしょう。
今まで感じたことないぐらいMCで緊張して。私は武道館をやることを知って生活していたのに、言ったら取り消せなくなるみたいな感じで、めっちゃ緊張しちゃって。自分のMCが近づくたびに、自分の心臓の音がでっかくなっていって。身体全体が心臓みたいな感じでした(笑)。でも、これは嬉しい報告だから、それをみんなの前で伝えられることはありがたいことだなと思って。EMPiREの時からずっと愛してくれていたり、ExWHYZも愛してくれているみんなの気持ちとか全部背負って武道館って目標ができたんだよって、ちゃんと伝えられたらいいなって思って。言う時には少し落ち着いて言えました。
──同時にBiSHとのツーマンライブ「ExWHYZ presents “BiSHWHYZ”」の開催も発表しました。BiSHのメンバーにお願いをしにいく動画もアップされていましたね。
BiSHは「何事?」みたいになっていたんですけど、対バンさせていただきたいって自分たちでお願いに行きました。武道館に立たせていただきますって話もして。BiSHは自分たちが活動を始めたときから1番近くで色々な事を学ばせてくれた先輩で、言葉で語る以上に、姿勢で見せてくれてきた人達だし、ずっと格好よくいてくれていて。自分たちが自信を持って1歩1歩踏み出していけたのは、BiSHの存在も凄く大きいんです。そういう自分たちを育ててくれた先輩が解散してしまう前に最後にガチで対バンさせてほしいですって伝えました。その時、チッチさんに「どういう対バンがしたいの?」って言われたんです。「WACK TOURとかやってるじゃん?」って話になって。BiSHはBiSHらしさを大事にしてきたし、私たちも自分たちらしさを大事にしてきたから、お互いのらしさの立つぶつかり合いじゃないけど、本気のツーマンがしたいですって伝えたら、「わかった」って言ってくれて。
──EMPiREはBiSHのツアーのオープニングアクトとして始まったので、BiSH解散の前に対バンという点でも、すごく大切な1日になると思うんですけど、どんなライヴにしたいですか。
この前の「We will WACK you!! TOUR」名古屋公演でBiSHとツーマンがあったんですけど、場数が違うなって感じたんですよ。厚みが違うっていうか。でもそれは当たり前の事だし、私達にしかない武器もあるし、自分たちの今持っている熱い気持ちや感謝をちゃんと届ける日にしたいです。