スペシャル・フォトギャラリー
第三期BiS、ヒューガーのスペシャル・フォトギャラリー。ここでしか見られない写真たちをぜひ、存分にご堪能ください!
INTERVIEW : ヒューガー(BiS)
ヒューガーが加入し、これは一気に駆け登るぞと思った矢先のティ部とネオの脱退。そして5人体制ラストの野音! 残されたナノ3、ヒューガー、トギーは大丈夫だろうかと気が気じゃなかった。野音前に出す予定で収録していたインタビューをストップし、改めて追加取材を行い、今回の記事に至る。追加取材をやってよかったと思っている。思ってた以上に本人たちは前を向いているし、這い上がる気満々だった。これは、期待できる! 安心したし、新しい光景を見せてくれそうで、実はとてもワクワクしているのだ。
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健
写真 : 大橋祐希
あまりにも悔しくて、受かるまでやりたいと思った
──実は〈WACK合宿オーディション〉に2021年から参加していたんですよね。
ヒューガー : 2021年の〈WACK合宿オーディション〉に応募したのがはじめてで、それからWACKのオーディションが開かれる度に応募していました。
──アイドルが好きだった? それともWACKが好きだった?
ヒューガー : もともとアイドルが好きやったんですよ。オーディションに応募する前、BiSHさんの“GiANT KiLLERS”のライヴ映像を見て、本当に衝撃を受けたんです。バンドセットでのライヴだったんですけど、客席のいたるところでモッシュが起きていて、「こんなアイドルがおるんや!」とすごく感激したんです。それからBiSHさんのことが大好きになりました。
──なるほど。オーディションに応募しようと思ったきっかけは?
ヒューガー : 2020年の〈WACK合宿オーディション〉の様子をニコ生で見ていたときに「自分もやってみたいな」という気持ちがちょっとだけ芽生えたんです。それで、2021年の募集のタイミングで「どうなるかわからんけど、応募してみようかな」と思ったのがきっかけです。
──書類選考に通った時はどんな気持ちでしたか?
ヒューガー : まさか通ると思ってなかったですね。それから、合宿に行けたらラッキーぐらいの気持ちで、大阪から東京に面接を受けに行ったんです。一緒にオーディションを受ける子たちが「自分はこういう人間で、こうなりたくて」って面接で話しているのを見ているうちに、「私も本気でWACKの一員になりたい」という気持ちが段々と大きくなっていきました。
──2021年の合宿オーディションで、思い出に残っていることはありますか?
ヒューガー : はじめて挑んだ2021年の合宿は、4日目まで残ってたんですけど、5日目の朝に帰りました。なにもわかっていない状態だったので、とにかく目の前のことをこなすのに必死で、怒涛の4日間だった印象があります。
──当時のことを思い返してみて、受からなかった部分はどこにあったと思いますか?
ヒューガー : 合宿には視聴者投票があって毎回順位が決まるんですけど、あるとき1位の日が続いて、そこで自信を持ってしまったんです。もしかしたら、「このまま視聴者投票が1位のままだったら合格できるかもしれへん」という気持ちがどこかにあって、それで安心しちゃっていたんです。そういう心を、渡辺さんに見透かされたんだと思います。
──脱落を言い渡されたときは、どんな気持ちだったんですか?
ヒューガー : そのときの敗者復活戦はオセロだったんですけど、気持ちが全然切り替えられなかったですね。人生ではじめての挫折でした。その後、BiSとASPの合同オーディションも受けたんですけど、面接で落ちちゃって…。
──なるほど。何度も応募するぐらいWACKの一員になりたいと思ったのは、なぜですか?
ヒューガー : 合宿で落ちたのがあまりにも悔しくて、受かるまでやりたいと思ったんです。WACKに入れるまで成長して、とことんやりたいと思ったのが生きる原動力になっていきました。