星名美怜、『ひかりあと』で踏み出す新たな一歩──ソロ活動で見つけた新しい自分

星名美怜が、ソロ・アーティストとして新たな一歩を踏み出している。彼女が8月5日にリリースしたファースト・シングル『ひかりあと』では、本格的なバラードに挑戦。アーティストとしての可能性を少しずつ広げている。役者としての活動など、これまで積み重ねてきた経験を糧に、ソロアーティストとして走り始めた彼女の「イマ」と、これから描いていく未来について話を訊いた。
星名美怜、ファースト・シングル!
INTERVIEW : 星名美怜

星名美怜にとって、ファースト・シングル『ひかりあと』は、新たな挑戦の連続から生まれた一枚だ。「本格的なバラード」の表題曲に加え、カップリングには、夏らしいポップチューン“Sparkle”と、ダブステップを取り入れた“New! エモもんすたぁ”を収録。3曲それぞれ異なる表情を見せることで、現在の星名美怜が持つ幅広い可能性を感じさせる作品となっている。歌って踊ることへの思い、自らライブを作り上げる難しさなど、『ひかりあと』を入り口に、星名美怜の現在地とこれからについて語ってもらった。
インタヴュー・文:ニシダケン
写真:つぼいひろこ
「また会いたい」と思ってもらえる人でいたい
──昨年12月のソロデビューから半年以上が経ちました。振り返ってみていかがですか?
星名美怜: いろいろ経験していく中で、私はやっぱり歌って踊ることが好きなんだな、と改めて再確認できた時間でしたね。グループ活動を終えてからは、舞台でお芝居をすることはあっても、正直またこのような形で歌う機会があるとは思っていなかったんです。だからこうして音楽活動ができるのは本当にありがたいなと思っています。
──グループ活動を終えたあと、舞台を中心に活動されるのかなと勝手に思っていたので、アーティスト活動をスタートされたことに驚きがありました。
星名: 最初は悩んだんです。でも以前出演した舞台で、バンドの生演奏に合わせて歌うシーンがあったんです。そのときに、見に来てくださったファンの方の表情が、お芝居を観ているときとは全然違ったんですよね。そのとき「みんなはステージで歌っている私のことが好きなんだな」と感じて、それが大きなきっかけになって「やってみよう」と思いました。
──ソロのアーティスト活動をしていて、楽しさを感じるところはどんなところですか?
星名: アルバムを作る過程ですね。「曲も選んでいいんだ」とか「MVも自分が関わるんだ」とか、全部が新鮮でしたね。
──ということは、いまはご自身でプロデュースする部分も多いのでしょうか。
星名: そうですね。楽曲やジャケット写真、衣装についても、スタッフさんと一緒に相談しながら、細かい部分まで考えています。自分が関わって作ったものが一つの形になっていくのを見るのは、本当にやりがいがありますね。
ただライブに関しては、まだ持ち曲が少ないので、見せ方をどう作るかという難しさを感じています。単なる「イベント」で終わらないものを見せなきゃいけないというプレッシャーはすごくあって、「今の自分にできることは何だろう」と考えていますね。
──ライブの構成や演出まで、ご自身で考えているんですね。
星名: これまでは誰かが考えてくださったものをパフォーマンスすることが多かったんですけど、今は自分で考えて形にしていくので、考え方も違います。だからこそ、常に新しいものを見に行かないと、自分の世界だけになってしまうと思っていて。お芝居もライブも行けるものはできるだけ観に行こうと思っています。
──たくさん吸収している最中なんですね。
星名: 行けるものはなるべく行くようにしています。この前は=LOVEさんやCHiCO with HoneyWorksさんのライブを観に行きました。時間が合えばいろいろ観に行っていますね。
──特に刺激を受けたものはありますか。
星名: ライブとは違うんですけど、早乙女太一さんの舞台を観たときですね。前半はお芝居で、後半はライブのような構成になっていて、途中では女形のお芝居も披露されていたんです。「こういう見せ方もあるんだ」とすごく刺激を受けました。固定観念がなくて、その発想がすごく面白かったです。「こんなアイデアもあるんだ」と思えるので、すごく勉強になります。

──ご自身がソロアーティストとして活動するようになってから、ライブや舞台を見る視点も変わりましたか。
星名: 変わりましたね。ライブを分析しながら観ることが増えました。もともと演出を見るのは好きだったんですけど、今は「なんでこの曲をここに持ってきたんだろう」とか、「定番曲は絶対に入れたほうがいいんだな」とか、そういう見方をするようになりました。
──星名さん、セルフプロデュース的な活動は向いているようにも感じます。
星名: いやいや、本当に毎日が学んでいるところです。自分では向いているかどうかはまだわからないんですけど、ずっとお世話になってきた方から「自由にやれているように見える」と言ってもらえたのは、すごく嬉しかったですね。
──自由度の高い活動になっているんですね。
星名: スケジュールも自分で組んでいるんですけど、つい予定を入れすぎちゃう癖があって(笑)。そういう部分も全部自分で管理しなきゃいけないので。でも、そのぶん「生きてるな」って感じがします(笑)。
──忙しいくらいのほうが性に合っているタイプですか?
星名: そうかもしれません。のんびりしすぎると、逆に体調が悪くなっちゃうんです(笑)。だから、ずっと走り続けているほうが気持ち的には楽ですね。
──いまソロで活動している中で、大切にしていることはありますか?
星名: 人間性ですね。「また会いたい」と思ってもらえる人でいたいな、というのはずっと意識しています。グループで活動していた頃は、お仕事もたくさんあって、「明日も何とかなる」と思える環境だったんです。でも一人になった今はそういうわけにはいかなくて。だからこそ、人を大切にすることがすごく大事だと思っています。
私自身、泥臭く生きている人にすごく惹かれるんです。尊敬している先輩のお話を聞いていても、「この人、いつ寝てるんだろう?」って思うくらい働いている方がたくさんいて。そういう生き方に共感するということは、私自身、そんな生き方に憧れているんだと思います。














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