そこに立つのにふさわしいと思ってもらえるようなグループじゃないといけない
──EMPiRE時代とメンバーが一緒とはいえ、曲も衣装だったり見せ方も変わった中、短期間でどうやって自信を身につけていったんでしょう。
ExWHYZになるまでに積み重ねてきた時間があったからこそ、変化しても私たちは私たちらしく変わらない部分もあって。純粋にExWHYZの曲やパフォーマンスが好きだなと制作や練習中のメンバーからも感じていて。みんなの気持ちが一つになっているのを感じられたからこそ、そういう自信に繋がっていったんじゃないかと思います。
──楽曲がよりダンスミュージック、クラブミュージックに接近したことに関しては、どのように受け止めて活動を始めたんでしょう。
1人1人のレベルアップがすごく求められているなと感じます。ダンスもそうですし、リズム感とか、もっとお客さんを巻き込んでいける力が必要だし、そういうところでもスキルアップしていかないといけないんだなと思って活動しています。
──「それぞれが自分の楽しみ方で自由に楽しんでくれたら嬉しいです」とmayuさんがMCで伝えていましたが、そのスタンスはEMPiREの延長戦にあるものなんでしょうか。
それはExWHYZになってより濃くなったというか。EMPiRE時代はサビで一緒に踊れるように振りを作っていたんですけど、活動後半は段々と自由に踊っていいんだよってスタンスに変わっていって。楽曲的にも自分たちに合ってるなって感じていました。それはExWHYZになってからより明確になったというか、それが自分たちの色だよねってわかった感じがします。
──振りを一緒にしていたほうが、お客さんが楽しんでいることが目に見えてわかるのかなと思うんですけど、そのあたりはステージからどう見えているんでしょう。
マスクをしていても表情で伝わるんです。この人はもしかしたら置いてけぼりになっちゃっているかなとか、この人は純粋に楽しんでくれているなとか伝わるから、戸惑っている人も巻き込んで一緒に楽しめる空間にしたいし、楽しみ方は違えど、それぞれが楽しいと思うように楽しんでもらえる空間を作りたいと思ってステージに立っています。
──ツアーを通して特に印象的だったことや記憶に残っている公演を教えてください。
私、12月10日が誕生日なんですけど、札幌公演でマスターたちがお祝いをしてくれて、幸せを感じて嬉しかったです。あと、ファイナルは忘れられないなと思います。midorikoがいない5人でツアーを始める際、ちょっと不安はあったんです。メンバーが1人いないってグループにとって大きいことだし、悲しいんでいる人も沢山いると思ったから、ライブの時間だけは楽しい気持ちになって欲しいなとか考えていて。でも本当にマスターの方が強くて。そういう状況だからこそ、みんなで盛り上げようって気持ちがすごく伝わってきて、マスターたちにすごく支えられたなと思います。
──ファイナルのZepp公演でmidorikoさんが復帰し6人が揃ったわけですが、どのように感じながらライヴを行なっていたんでしょう。
6人のシルエットが出た瞬間のマスターたちの声にならない声を感じて、みんなが待ってたよって温かい空気で迎えてくれたのが嬉しくて。すごく温かい気持ちになったし、よかったなって感じていました。
──6人で立ったステージ、yu-kiさんはどんな気持ちでいましたか。
やっとExWHYZの完全体を見せられるなとワクワクしていました。doriが帰ってくるまで5人で100%を出そうと思ってやってきたんですけど、doriが戻ってきて120%のパフォーマンスをできたらと思っていましたし、やっぱり6人がしっくりくるなって思いましたね。
──その日のステージで武道館の発表をしました。マスターや外の人に向けて武道館公演を伝えるにあたって、どのような気持ちでいたんでしょう。
正直、早くない？とかそういう反応もあると思っていたんですけど、絶対行く！って言ってくれる人が多くて。音楽好きな人だけじゃなくて、本当に誰でも知っている場所じゃないですか？そんな場所に立たせて頂くのだから、そこに立つのにふさわしいと思ってもらえるようなグループじゃないといけないし、始まったばっかりだからこそ、まだまだできることはたくさんあるなと思っていて。もっと成長していきます。
