スペシャル・フォトギャラリー
第三期BiSのトギーのスペシャル・フォトギャラリー。ここでしか見られない写真たちをぜひ、存分にご堪能ください!
INTERVIEW : トギー (BiS)

新メンバーが入って、丁寧に作り上げてきた新時代BiSが、一つ形になったのがZepp Hanedaのワンマンライブ。焦らずに、しっかりメンバーが向き合ってきたことはインタビューからとてもよく伝わってきた。一足先に少し聴かせてもらった『NEVER MiND』!!! かなり凄いことになっています。変わらず追い続けた研究員を決して落胆させないものになってる。信じて待ちましょう、新時代BiSを!!!
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健
写真 : 大橋祐希
ちゃんと人のことを見ているし、いい奴になったなと思いました
──前回のインタヴューでは、トギーさんはなかなかチームとしてまとまりを生み出せず苦戦していた時期でしたね。7月18日に東京LIQUIDROOMで開催された〈3 balls and 2 strikes TOUR〉のファイナル公演も、満足していなかったように見受けられました。
トギー : そうですね。前回のインタヴューのときは反省点や改善点を話していたと思うんです。でも最近Zepp Hanedaでのライヴ(11月2日に開催された〈INCREDIBLE BiS TOUR〉のファイナル公演)が終わったあと、楽しかったなとかやり切れたなと思えるようになりました。
──なるほど。それにはきっかけがあったんですか?
トギー : 新メンバーの影響ですかね。新メンバーのシオン(シオンエピック)とかクレ(クレナイ・ワールズエンド)は結構明るいんですよ。イコ(イコ・ムゲンノカナタ)はどちらかというと考えてしまうタイプですけど、シオンはライヴ後にスタッフさんに「どうだった?」と聞かれても「よかったです!」と答えるんです。私自身も何がよかったかを考えられるようになりましたし、BiSとして良い感じになってきていると思います。
──〈INCREDIBLE BiS TOUR〉を回るなかで、グループに変化はありましたか?
トギー : ツアー中は自分だけで背負い込まないように、他のメンバーに任せたりしたんです。ツアー中は、MCや曲の煽りをやってもらいました。中間のMCはヒューガーがすごく上手くて適任だとわかったので、途中から任せていました。最初の頃は、新メンバーたちはMC中に手が震えていたんですよ。そろそろ慣れてきた気がするし、しっかり考えてきてくれるので頼りやすくなりました。最近ではリリイベでもMCは任せています。他にもクレにフォーメーション作成を任せたら、すごく丁寧に書いてきてくれました。
──トギーさんから見て、メンバーはどこが成長したと思いますか?
トギー : まず、イコはMCがよくなりましたね。7月のLIQUIDROOMでのライヴが終わった後、ツアー中は対等になってほしいから新メンバーにMCを任せていたんです。イコから1回泣きながら「できないですぅ…」って電話かかってきたんですけど、自分なりに考えてやってくれてたのがわかったし、これからも任せたいなと思いました。アンコールのMCでも「私じゃこんなに良いこと言えないな」と思うくらい、良いMCをしていて頼もしかったですね。

──シオンさんはどうですか?
トギー : 本人が言うには、協調性が出てきたと言っていました。確かに最初の頃よりは人を気遣えるようになったとは思いますね。この前もシオンが買い物に行くついでに、水をおつかいで頼んだんですよ。そしたら自分の水と、トギーがいつも飲んでいるものを買ってきてくれました。ちゃんと人のことを見ているし、いい奴になったなと思いました(笑)。でもそれが表に出づらいのがもったいないですね。
──クレさんはどこが成長しましたか?
トギー : 最初に比べて、言語化が上手くなりましたね。MCも日常会話もです。自分の思っていることを言葉にするのが苦手だったと思うんですけど、私が急かさなくてもよくなりました。
──ヒューガーさんは?
トギー : 精神的に強くなった気がします。繊細な子だなと思っていたんですけど、荒波に揉まれて強くなったなと。落とし所を見つけられたのかなと勝手に思っていますね。それに歌が上手くなった。ピンクの衣装の頃は、自分がどんな歌を歌っているかわかっていなったと思うんです。でも最近は自分の声の出し方を使いこなせるようになっています。私もヒューガーが歌う“STUPiD”のサビはお気に入りです。
──ナノ3さんはこのツアーで何が成長しましたか?
トギー : ナノはグループを引っ張ってくれています。前回のインタヴューでは「トギーだけに任せないように」と言っていたと思うんですけど、それをわかってくれたのかな。今は私も甘えに甘えています(笑)。
