PIGGSのラッパー担当の地位を確立したくて
──野音が終わってから次のツアーに向けて、今はいろいろな対バンのイベントにも出ていますね。新しいお客さんが来てくれている感覚はありますか?
SHELLME : 特典会で話を聞くと、「YouTubeのおすすめに、“負けんなBABY”のMVが流れてきたので、それを見て好きになりました」とか「対バンのイベントで見たときに、かっこいいなと思って来ました」という人が結構いるんですよ。それがすごく嬉しくて、特典会で泣きそうになっちゃいました。だからこれからも、もっといろんな人に届けていきたいです。
──新しいファンが増えている感覚はあるんですね。
SHELLME : そうですね。対バンイベントのときは、「絶対に新しいファンの方を増やすぞ」という意気込みでやっています。もちろんツアーも大事だけど、そういう場所でしっかりPIGGSの良さを見せることが次につながると思うので、対バンでは毎回燃えてますね。
──4月12日にはメジャー・セカンド・シングル「BOO!SHUT」がリリースされます。表題曲の“BOO!SHUT”の第一印象はどうでしたか?
SHELLME : 歌詞はこれからのPIGGSをイメージしていると思いましたね。「負けんなBABY」をリリースしたときは、「メジャーデビューおめでとう!」みたいな感じがあったんですよ。それを経てリリースされる次の曲で、「ブシャーっと浴びたい 賞賛も罵声も」って歌詞のなかで言っているのが挑戦的だと思います。PIGGSはこれからもいろんなことに挑戦しようとしているし、いまの私たちにぴったりです。
──レコーディングにはどういう気持ちを込めて挑んだんですか?
SHELLME : 前作の“負けんなBABY”は、自分のなかでうまく表現ができていなかった部分があったから、悔しい思いがあるんですよ。だから今回の“BOO!SHUT”は、ある意味リベンジというか、しっかり頑張るぞって思いながらレコーディングに挑みました。
──この曲はSHELLMEさんのラップパートが印象的ですよね。
SHELLME : K-POPがすごく好きで、最近もXGというグループにハマっているんですけど、自分がいいなって思うメンバーはリード・ラッパー&ダンサーのパートのかたが多いんですよ。だから私は今回の“BOO!SHUT”を機にPIGGSのラッパー担当の地位を確立したくて、ラップパートの歌割は全部もらう勢いで頑張ったんです。でもまさか本当に自分がそこを任されるとは思っていなくて、できあがったものを聴いた時は嬉しかったですね。
──これを歌いこなすのはかなり難しいだろうなと。
SHELLME : 過去やったなかで、いちばん大変な曲ですね。私は全部のパートを踊りながらラップしているんですよ。本当にいままででトップクラスに苦戦してます。まだまだかっこよくなりたいし、もっとクオリティーを上げていきたいです。
──“BOO!SHUT”は、先日2月23日に東京キネマ倶楽部で開催したイベント〈BOO BOO ZOO〉で初披露したんですよね。お客さんの反応はどうでしたか?
SHELLME : ぶーちゃんズの対応力にびっくりしました。一部と二部両方でやったんですけど、一部の時からみんながしっかり乗っていて、一体感がすごかったですね。「ラップかっこいいね」って言ってもらえたので、これからも頑張ろうと思えました。