BiSHに入った日のことは昨日のことのように思い出せる
──全曲踊ったのを配信した〈BiSH presents FROM DUSK TiLL DAWN〉はどうでしたか。
モモコ :関係性とかいままでのBiSHの歴史を振り返れたからこそ、よし前に進もうってみんな思えたんじゃないかな。ソロ活動のときにBiSHのこととか考えていたらできないじゃないですか。だから1回総括してそれで自分の活動に行こうっていう時期だったのかなって思います。そういうタイミングでできたのはよかったですね。
──みんなにとって総括的な部分があったんですか。
モモコ : やっているときは切なかったですね。楽しかったですけど、こんな全曲やらせてどうするつもりなんだみたいな(笑)。
──ははは(笑)。
モモコ : 一生やらないとでも思っているのかなみたいな。タイミング的にあのときにできて本当に良かったですね。どの曲もどの衣装も、あのときの気持ちとか、この子はこんなこと言っていたなとか、ライヴハウスの景色とか、あっという間の6年だったけど、全部思い出にまみれていて、やっぱり一歩一歩進んできたんだなって思いました。
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──もう6年、7年になろうとしていますもんね。
モモコ : あと自分も頑張ってこられてよかったなと思いますね。いくらでも折れるタイミングはあったはずなのに。
──折れなかった理由は何だったと思いますか?
モモコ : やっぱり1人じゃなかったからだと思います。メンバーもいますし、親もいるし、関係者のみなさんもいるし。本当に人に恵まれたグループだなって思います。嫌な人が周りにいないんですよね。優しくて愛のある人が集まってきて、幸せ者だったんだなってやっと気づきました。
──6、7年やってきて、いまBiSHに対してどんな思いがありますか。
モモコ : これからだと思っちゃいますね。ただ、こうやって幸せなグループにいさせてもらえているからこそ、やっぱりいつまでもみんなと一緒にいられる訳じゃないし、自分の力はどれぐらい出せるんだろうとも思っていて。BiSHに入った日のことは昨日のことのように思い出せるし、BiSH自体はそんなに変わらないできているけど、ふと回りをみたらいろんな人がいなくなって知らない人が入って来たり、やっぱり変わっていて。私も大人になっていくし、すごい不思議ですね。生きているって感じがします。振り返ってみて、どの瞬間も生きていたなって思いますね。
──ここからどんな風に変わっていきたいと思いますか。
モモコ : あんまりためらわないようにしたいですね。私は決めつけることが多くて、自分ではできないからやらないとか、好きそうとかこれは嫌いそうとか、やる前に全部〇×を付けちゃうことがあるので。もともとBiSHの活動だってできないことだったんだから、できないって決めつけるのをやめようと思いました。1人で立った訳じゃないけど、こんなやつでもあんなにたくさんのお客さんの前に立てるんだっていうことを身をもって感じられたことが、何よりBiSHに教えられたことなんですよね。
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編集 : 東原春菜&西田健
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LiVE iNFORMATiON
■ BiSH’S 5G are MAKiNG LOVE TOUR
■2021年5月14日(金) 神奈川 KT Zepp Yokohama
OPEN17:30 START18:30
出演:BiSH/and more
■2021年6月3日(木) 北海道 Zepp Sapporo
OPEN17:30 START18:30
出演:BiSH/and more
■2021年6月4日(金) 北海道 Zepp Sapporo
OPEN17:30 START18:30
出演:BiSH/and more
■2021年6月9日(水) 福岡 Zepp Fukuoka
OPEN17:30 START18:30
出演:BiSH/and more
■2021年6月10日(木) 福岡 Zepp Fukuoka
OPEN17:30 START18:30
出演:BiSH/and more
■2021年6月24日(木) 大阪 Zepp Osaka Bayside
OPEN17:30 START18:30
出演:BiSH/and more
■2021年6月25日(金) 大阪 Zepp Osaka Bayside
OPEN17:30 START18:30
出演:BiSH/and more
■2021年6月28日(月) 愛知 Zepp Nagoya
OPEN17:30 START18:30
出演:BiSH/and more
■2021年6月29日(火) 愛知 Zepp Nagoya
OPEN17:30 START18:30
出演:BiSH/and more
■2021年7月5日(月) 東京 Zepp Tokyo
OPEN17:30 START18:30
出演:BiSH/and more
■2021年7月6日(火) 東京 Zepp Tokyo
OPEN17:30 START18:30
出演:BiSH/and more
■2021年7月31日(土) 宮城 仙台GIGS
OPEN17:00 START18:00
出演:BiSH/and more
[問]G/I/P 0570-01-999
※出演バンドは後日発表
■ BiSH SPARKS "This is not BiSH except BiSH" EPiSODE 4
【公演日時】
■2021年5月25日(火) 愛知 日本ガイシホール
open/start 18:00/19:00
[問]ジェイルハウス052-936-6041
詳しくはこちら
https://www.bish.tokyo/news/
PROFILE
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アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・D からなる“楽器を持たないパンクバンド” BiSH。
2015年3月に結成。5月にインディーズデビュー。2016年5月avex traxよりメジャーデビュー。
以降、「オーケストラ」「プロミスザスター」「My landscape」「stereo future」等リリースを重ね、横浜アリーナや幕張メッ セ展示場等でワンマンを開催し、ロックフェスにも多数出演。
2019年7月3日に、メジャー3rdアルバム「CARROTS and STiCKS」をリリース。
9月23日には、初の首都圏以外での アリーナ公演となったワンマンライブ “And yet BiSH moves.”を大阪城ホールにて実施、即日SOLD OUT。
2020年4月13日より、TVアニメ「キングダム」オープニングテーマに起用された新曲「TOMORROW」を配信。
7月8日には、BiSHとして初となるベストアルバム「FOR LiVE -BiSH BEST-」を発売することを発表。
加えて、7月22日には、メジャー3.5th AL「LETTERS」をリリース。