PIGGSはいまいい流れに乗れている
──“ばっか。”は、どういうイメージで作ったんですか?
プー・ルイ:“とらえる”の続編ですね。これはインディーに戻る相談をしたときに作った曲です。PIGGSはメジャーに行って、難しい時期とかも経験してるじゃないですか。でもそういうときでも私たちって“とらえる”とか“負けんなBABY”とか、そういう応援歌を歌っていたんです。それに対して何をみんな思ってたのかなっていうところが、この曲を作ったきっかけみたいですね。
──この曲のキーポイントは?
プー・ルイ:この曲はスー(SU-RING)が振りを作ったんです。“生きて帰る、”はSHELLMEとスーに作ってもらったんです。スーははじめての振り付けだったんですけど、振り付けが上手だったからそれもすごい新しい発見でしたね。スーはPIGGSの心臓になりそうな曲の振り付けが上手だなって思ったから、“ばっか。”の振り付けを頼みました。SHELLMEはダンス経験も長くて技術があるので、かっこいい寄りの曲のときに作ってもらおうかなと思っています。でも「私この曲の振り付けやってみたい! 」って言ってくれたらどんな曲でも、誰でも挑戦してもらいたいなとは考えてます。
──メンバーに振りを考えてもらったのは、なぜですか?
プー・ルイ:サキ(カミヤサキ)ちゃんが作るものももちろん良いけど、メンバーが作るものが増えると、その子の責任感にもつながると思うんです。そして自分のグループだっていう想いも増えていくと思うので、今回はお願いしました。

──プー・ルイさんは2025年はどういう風に動いていこうと思っているんですか?
プー・ルイ:「新しいことに挑戦する年」にしたいですね。4年以上活動を続けていると、どうしてもメンバーもお客さんも慣れてしまう部分が出てくると思うんですよ。2024年はインディーズに戻り、積極的に動きながら「PIGGSってどんなグループだったっけ? 」と見つめ直して、グループの核を固めていく1年にすることをテーマにしていたんです。そして2025年は、その土台をもとにさらに変化を起こす1年にしようと思っています。目の前のことはもちろんですが、未来のこともたくさん考えているところです。
──「新しいことに挑戦する年」とのことですが、たとえば作曲者が変わるようなことは考えていますか? もちろんメジャー時代はいろんな物議を醸しましたけど。
プー・ルイ:考えていますね。もちろん基本はRyan.Bの曲が良いと思ってますし、PIGGSはRyan.Bと共に歩んでいくグループだと思っています。ただ、アルバムの中で他の人に楽曲を依頼するのも決しておかしいことではないと思えるようになりました。例えば、私はつんく♂さんやモーニング娘。が好きでアイドルを目指したんです。だからいつかつんく♂さんが手がけた楽曲を歌ってみたい、という気持ちがあったり、眉村さんが作った曲を歌ってみたいという気持ちがあったり。そういう風に自分が好きな人とかメンバーが好きな人と一緒に何かやったりしてそういう方向でも夢を叶えていけたらなと思ってます。
──なるほど。Ryan.Bさんともそういう話はしているんですか。
プー・ルイ:そうですね。Ryan.Bも「PIGGSとして意味があるコラボなら全然いいと思う」と言ってくれています。それはPIGGSを広めていくためにも必要だし、Ryan.Bが曲を書く刺激にもなると思うんです。
──なかなかチャレンジングな年になりそうですね。
プー・ルイ:私、年明けすぐに「プー・ルイの頭の中」っていうタイトルのエクセルをMETTYに送って「今年はこれをやりたい」って伝えたんです。そこには「本気でこの状況を変えなければならない」という思いから、今やるべきこと、やりたいことを提案したものを書きました。2024年は初期BiSの一夜限りの復活ライヴ(7月8日に東京・歌舞伎町シネシティ広場で開催されたフリーライヴ〈You’ve been cheated〉)やWACKの動きがあったおかげで、PIGGSはいまいい流れに乗れているんです。でも今後は、そんな動きにも頼れなくなってくるはずなんです。だからPIGGS独自のコンテンツを作って、WACKを全く知らない人たちにも届くような、新しい出会いを作っていく必要があるなと思っています。そうしないと、このままではいずれ限界が来ると感じています。
──なるほど。
プー・ルイ:だからいまは、自分ができるやり方で人を巻き込んでいこうと考えています。これまでのクリエイター陣とも勿論コミュニケーションはとっていきますが、例えば新しいカメラマンさんに頼んだり、衣装さんに頼んだり、協力をしてくれる仲間を増やしていくことが大事なのかなと。でも、そうやって関わってくれた人達をファンにするには、メンバーの人間力が大事だなって思っています。
──2025年、PIGGSとして成し遂げたいことはあるんですか?
プー・ルイ:目標としては、1000人規模のライブハウスを満員にすることですね。でもたとえば友達紹介無料チケットとか、そういうのを使ってやるような感じではなく、理想論かもしれないんですけど新しいことに挑戦してその結果で「PIGGSのライヴに行きたい。チケットを買おう」という人たちでいっぱいにしたいんです。友達紹介とかはもう少し先のもっと大きな挑戦のときにみんなで頑張りたいと思ってます。今年はPIGGSが作る曲、衣装、アーティスト写真、SNS、表に出すもの全てをさらにブラッシュアップして、その結果たくさんの人が集まる、みたいな状況を作りたいです。
──3月1日からは全国ツアー〈生きる気でやったれTOUR〉が開催されますね。
プー・ルイ:2025年になって初めてのツアーだし、いまは新規の方も多いから、気を引き締めてやっていかないといけないと思います。今きてくれてるぶーちゃんズたちが「PIGGSいいね! 楽しいね」って思えるようなライブをして、その「楽しい」を拡げて次に繋げていきたいです。

編集 : 西田健, 草鹿立
最新シングルのリード曲
LIVE SCHEDULE
〈生きる気でやったれTOUR〉

【茨城】3/1(土) club SONIC mito
開場 16:00 開演 16:45
【神奈川】3/8(土) F.A.D YOKOHAMA
開場 16:30 開演 17:15
【大阪】3/16(日) Live House Anima
開場 14:30 開演 15:15
【愛知】3/22(土) club KNOT
開場 15:45 開演 16:30
【仙台】3/30(日) LIVE HOUSE enn 2nd
開場 15:30 開演 16:15
【札幌】4/5(土) Bessie Hall
開場 16:30 開演 17:15
【福岡】4/12(土) DRUM SON
開場 16:30 開演 17:15
【鹿児島】4月13日(日) SR HALL
開場 14:30 開演 15:15
【東京】4月19日(土)東京・SHIBUYA WWWX
開場 16:30 開演 17:15
※ツアーファイナル&5周年記念公演
- 番外編-
【沖縄】5月3日(土) Output
開場 16:30 開演 17:15
【沖縄】5月4日(日) Output
※FC会員様限定イベント
開場 15:30 開演 16:15
【詳しいライブ情報はこちら】
https://fan.pia.jp/PIGGS/ticket/detail/316/
PIGGSディスコグラフィー
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過去の特集ページ
PROFILE:PIGGS
プー·ルイ、BAN-BAN、SHELLME、KINCHAN、BIBI、SU-RINGからなる “全身全霊アイドル” PIGGS。
2020年4月19日始動。元BiSのプー・ルイが会社を立ち上げ社長兼プロデューサー兼メンバーとして自らオーディションで選んだメンバーと共にトップアイドルを目指す。1,000km以上歩きライブハウスを回った「WALK or PORK TOUR」、ノンストップで109回歌って踊るMV撮影、100kmマラソン、激辛料理早食いなど夢を叶えるため何事にも全身全霊で挑戦し逞しく成長中。
【HP】
https://piggs.tokyo/
【YouTube】
https://www.youtube.com/@PIGGS_idol