INTERVIEW : SHELLME(PIGGS)
あけましておめでとうございます! OTOTOYの新年一発目は、大好きなPIGGSのキーパーソンSHELLMEから始めます。2023年のPIGGSは、どこまで駆け上がれるかの勝負の年! この大事な年だからこそ、プー・ルイ、KINCHAN、BAN-BANは言わずもがな、SHELLMEがダンスで引っ張り、CHIYO-Pが歌で引っ張る。この2人の頑張りが遠くまで駆け上がるキーになると思っています。まじで駆け上がれ! PIGGS!!!
インタビュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健
撮影: 大橋祐希
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「一緒に同じほうを向きたいよ」ってガツンと言ってもらった
──PIGGSは野音に向けて、グループ内でどんな話をしているんですか?
SHELLME : 「野音を埋めるためにはもっといい状態でないとダメだよね」って話をしています。そのなかで私があんまり頑張れていない時期があって…。そこについて、メンバーみんなでかなり大事な話をしてくれました。
──詳しく言うと?
SHELLME : ひとことで言うと私が遊びすぎていたんです。言ってしまえば、メジャー・デビューが決まったし、友達もめっちゃ応援してくれてる。「いろいろいい感じ! サイコ―!」みたいな感じでした。私自身このままじゃよくないって思ってたのに、友達と遊びすぎて野音に向けての気持ちができていなかった。しかもそれになんとなく気づいてたのに、「その日その日が楽しければいいや、OK!」みたいな感じで、なあなあにしていた結果、主にKINCHANとBAN-BANに「そのままじゃ野音埋まらないよ。一緒に同じほうを向きたいよ」ってガツンと言ってもらったんです。
──説教されてるじゃないですか!
SHELLME : 私も心のなかで「このままじゃダメだ」っていう気持ちはずっとあったんです。でも「いま楽しいから大丈夫」って思っちゃってたんですよ。1日1日はそれでいいかもしれないけど、これから先も目標があるのに、そういうことがなんにも考えられてなかった。
──なにか大きなきっかけがあったというより、ただ毎日楽しかったことでおかしくなっていったと。
SHELLME : そうですね。目の前の問題はわかってるのに「今日1日楽しく過ごせたからいいや」で、蓋をして過ごしてました。
──当たり前の質問ですけど、PIGGSがあるから遊んでいて楽しいわけですよね?
SHELLME : 本当にそうなんですよ。昔、ひとり暮らししてたときに、オーディションに落ちまくって1週間閉じこもってたこともあるんです。そんな時期を経て、いまはPIGGSとして充実した日々があるから、遊ぶのも楽しいのに。
──メンバーにガツンと言われたとき、SHELLMEさんはどういう気持ちになったの?
SHELLME : やっぱり、メンバーはただの友達というわけじゃないから、リスペクトできるところをお互い持っていたほうがいいじゃないですか。でもそのときの私は、リスペクトしてもらえるものをなにも持ってなかったんです。メンバーに一緒に頑張りたいって思ってもらえない行動ばかりしてたから、「どうしてなの? PIGGSやりたいんだよね?」みたいな話をKINCHANにしてもらった。それに対して私はなにも言えなかったですね。KINCHANはPIGGSに対してすごく考えているのに、私はなにも考えていなかった。KINCHANは「これはどういうことなの? これはどういう気持ちでやってるの?」って質問しながら理解しようとしてくれていました。
──なるほど、次の日から自分を変えられたんですか?
SHELLME : なんとかしなきゃとは思ってたから、そのきっかけをもらいました。それからのライヴは、気持ちの上でも全然違うものになったと思っています。