〈たゆたう〉のアーティストラインナップ
──アーティストのラインナップは、どういう風に決まっていったんですか?
岩崎 : まずは、これまで関係値がある人と一緒にイベントを作っていこうと思っていました。関係値がないなかでやっても、僕らの趣旨である居場所作りという部分からかけ離れちゃうかなと。だから、今回が1回目というのもあって、身近なところから声をかけました。
谷口 : ブッキングするにあたって、僕たちのコンセプトを詳細に説明した資料を最初にしっかり作ったんですよ。「なぜやるのか、なにをやるのか、どうやってやるのか」という理念に共感して「おもしろいね」って思ってくれそうな人に声をかけていきました。
岩崎 : あくまで、「ゆるり、ゆらり、たゆたう、あなたと」というキャッチコピーがあったので、そこに合うようなアコースティックな音をメインにした、ゆったりとした雰囲気のアーティストに最初は絞っていたんです。だけど実際に組んでいくなかで、バラエティに富んだラインナップになっていったと思います。
谷口 : Analogfish やSISTERJETとかはアコースティックな音からは外れるかもしれないんですけど、自分たちとの関係値とかを大事にしたかったですし、こういう自由さもアリなんじゃないかなというところでオファーして快諾いただきました。
──〈たゆたう〉はフードやショップのラインナップもおもしろいですよね。
谷口 : 大前提として、〈たゆたう〉を音楽フェスという形にしたいわけではなかったんですよ。たとえばご飯を出してくれる人と、楽器を演奏してる人を並列に扱いたかった。自分がたいしたことないと思っていても、見る人によっては「すごい」って思われることってあると思うんです。その価値を見えやすくすることで、「私、これがすごいことだと思って生きていていいんだ」って思ってもらえる居場所作りをしたかったんです。
山下 : 当初、僕が〈たゆたう〉のホームページを見て思ったのは、音楽だけのイベントじゃないなって感じたんです。ライヴハウスという場所だと音楽に限定してしまいますけど、OKUTAMA+にはサウナやワークショップもありますし。こういうイベントを通して客層や世代が交わってくれると嬉しいですね。たとえば極端な話おじいちゃんおばあちゃんや、子どもがいても、楽しめるようなイベントを目指したいと思っています。
高山 : 〈たゆたう〉に来る人は、全員自由であってほしいと思っているんです。サウナ入って休憩して本読んでまたサウナ入って、ライヴは1本も観なかったという人がいてもいいと思うんですよ。本当に自由に楽しんでもらいたいっていうのが僕らの本質ですね。
谷口 : 逆でもいいですね。ライヴしか観てなくて、カレー1口も食ってなかったみたいな人がいてもいい。
山下 : それでも「楽しかった」って言ってもらえたら良いよね。
谷口 : 楽しむ選択肢って絶対もっとあっていいと思うんですよ。なにかにとりつかれたかのようにずっとステージを見つめて、人がライヴしてるときは見ないといけないっていうのってなんかおかしくねという感じもあるんです。
岩崎 : きっちり動線ができてて「これ見よう、これ見よう」みたいなフェスもあると思うんですけど、決まりきった感じよりも本当にのんびり過ごそうよっていう感じのほうが楽しみ方としてはすごい正解かもしれないと思っています。休みに来てもいい。目的はそれぞれが決めればいいのかなと思っています。
谷口 : いま、いろんなローカルフェスがあると思うんですけど、〈たゆたう〉は、ふらっと来て楽しめるようなところを目指しています。お客さんも、できればその感覚で来てほしい。あのライヴがよかった、あのカレーが美味しかった、あの日なんか楽しかったねっていう体験をしてもらえれば、それが僕らにとっていちばん価値があることかなと思いますね。
編集 : 西田健
出演アーティストの音源をチェック!
出演者 PROFILE
Analogfish
1999年結成(2004年メジャーデビュー)これまで10枚のアルバムをリリース。
下岡晃 (G,Vo. 1978年生れ) の透徹したクールネスと高らかに歌い上げる佐々木健太郎 (B, Vo. 1979年早生れ)のエモーション。
鮮やかなコントラストを成す2人の作風が同居するスリーピースのオルタナティブロックバンド。
斉藤州一郎 (Dr, Cho. 1978年生れ)を扇の要に据えて贅肉を削ぎ落としたタイトなバンドアンサンブルは鉄壁で軽妙なハーモニーセンスも魅力。
https://www.analogfish.com/
YOLVE
2018年12月から始まった taniguchi beer による音楽プロジェクト。主に大阪を拠点に活動中。
アシッドフォークやソフトロックの他、世の中の様々な現象から影響を受け、楽曲を制作している。
おこがましくも、いつかのどこかの誰かのよりどころになるものを作り続ける予定。
https://www.yolve.net
KUDANZ(合奏)
岩手県出身のササキゲン (vocals/guitars)によるソロプロジェクト。
フォークミュージックをベースに置き、エレキギター/ガットギターでの弾き語りや、バンド編成など、多様な形態で活動中。
2022年2月、共同製作者に菅原達哉(EG)、伊藤克広、斎藤駿介(kokyu)、次松大助(the miceteeth)、井上英司を迎え、セッションに三年の歳月をかけた、フルアルバム「あわい」をリリース。
http://www.kudanz.com/
EG
仙台出身のシンガーソングライター
宮城県仙台市内のライブハウスを中心にエレキギター1本で弾き語りを始める。
2010年6月に弾き語りとバンドスタイル二足の草鞋を履いてデビュー 。
2012年10月mini ALBUM「GO」発売。
2018年12月弾き語りALBUM「月夜に捧ぐ歌」発売。
現在は都内を中心にライブ活動中。ドラムとのユニットEG×脇山広介(tobaccojuice)、楽曲提供、サポートギターKUDANZ 東京60WATTS etc..
2019年6月菅原龍平とのユニット「フォークシンカーズ」結成
2021年8月コロナ禍の中自宅にて録音したフルアルバム「Take It EG」発売。
http://egweb.jp/
YMB
新しくもどこか懐かしいポップミュージックを日本語で歌う4人組。引きこもって宅録をしていた宮本(Gt.vo)をいとっち(Ba.vo)が外に連れ出して活動開始。様々なサポートメンバーを迎え活動し、2019年1月、ファー ストアルバム「CITY」をリリース。同年2月よりヤマグチヒロキ(Dr.)と今井涼平(Gt.)が加入し現体制となる。2020年 3月には2ndミニアルバム「ラ ララ」をリリースし、ワンマンライブに成功。2020年11月 にEasycomeのちーかま、2021年1月にベルマインツ の盆丸一生をゲストボーカルに迎え、コラボ曲をリリース。5/26には初のカセット作品「little escape / think」をリ リースし、更に6/9には初の全国流通盤となる待望のサードアルバム「トンネルの向こう」をリリース。この作品でCD販売店の支持の高さから全国CDショップ大賞の関西ブロック賞を受賞する。来たる2022年6月29日には通算4枚目となるアルバム「Tender」を発表する。マイペースながら2022年もYMBの進化と勢いは止まりそうにない。
https://ymb-band.jimdosite.com/
Nelko
Dokkoise HouseのメンバーSayaとラッパーのLaundryをフロントマンとして迎えた5人組チル・ヒップホップバンド。極上のポップネスとチル・ヒップホップを軸に,ジャズやR&B,ロックなど様々なジャンルを煮詰めてグッド・ミュージックに昇華している。
2020年から東京で活動を開始し,2020年に3枚,2021年に1枚のシングルを,そして2022年に11曲入り1st Full Album "How Do You Feel?" をリリースしている。デジタルリリースした音源はSpotifyやApple Musicの公式プレイリストに度々採用され,これまでにSpotifyでは累計30万回再生,Apple Musicでは累計1 5万回再生されるなど,大きく注目を集めている。
https://twitter.com/Nelko_band
seasunsalt
エレクトロニカや R&B、chillout などを独自に再構築し表現する音楽ユニット。 緻密に組み立てられたトラックに透明感のある歌声と、滑らかなギターが曲を繋ぐ
冷たく透き通る冬の朝を思わせるサウンド。
2022 年、Band Set や Ambient Set など、枠にとらわれず様々な体制でライブ活動を続ける。
https://www.seasunsalt.com
SISTERJET
2000年結成。東京の限りなく外国を感じさせる福生発のロックンロールバンド。
Vo,WATARU.Sの夢の中に登場したジョンレノンが「サージェントペッパー!」と連呼していた為その早口による早口サブリミナル効果により「サージェントペッパー」というコトバが「シスタージェット」と聞こえた事をヒントにバンド名SISTERJETが生まれる。
なのでメンバーはメンズだがSISTERであり、ジェットでもある。SISTERJET。
2020年には結成20周年の節目を迎えるAnniversary Yearに突入。
今までたくさんの熱演を続け、今も変わらずROCK&ROLLを表現し続けている。
まだまだPARTYは終わらない。
http://sisterjet.com/
appi
シューゲイズ~ドリームポップ、ポストロック、エモを横断する京都のフィメールアーチスト"appi"。欧米インディーシーンと共鳴するタイムリーでしっかりルーツを探った音楽性、中毒性ある女性ヴォーカル、多角的なアプローチで作品内に様々な表情を持たせた楽曲たち、ミニマルな編成するライブでの表現力も備えた注目の存在。アルバム「In Yourtopia」で世界発信中。
qucecke
はじめまして、くせっけと申します
服飾大学在学中、服づくりではなく
TシャツやCDのアートワークのイラストに興味を持ち自分でもイラストを描くようになる
卒業後東京で制作活動を続けて2018年、地元新潟にUターン
現在は生まれ育った上越市を拠点にイラストレーターとして活動中
誰かのコンプレックスは誰かのあこがれ
日常の中の ふふふ なことや
こんなことあったよをモチーフに制作している
出店 PROFILE
小春日和 TOKYO
代々木公園の向かいにあるカフェ
「小春日和 TOKYO」です。
https://koharubiyoritokyo.com/
よすが舎
よすが舎の「よすが」という言葉には「身や心のよりどころ」という意味があります。
ビストロで培った技術で作るインド料理をベースにしたカレーライスを是非お楽しみください。
https://yosugasha.mystrikingly.com//
stiffslack
名古屋拠点のレコ屋兼レーベル兼ヴェニュー。エモロック大万歳とは云いますが実はさまざまなサウンド仕入れています。出張はそれらの音盤だけでは無く街かどでも着飾れるアパレルも持って行きます。
http://www.stiffslack.com/
えるえふる
立ち飲み屋兼レコードショップです。
チャージなし、おつまみは100円台から、お酒は300円から。
気軽に1杯からお酒を楽しみつつ、国内外のレコード等新品音源やバンドマーチ等も購入可能です。
http://listenandfood.red/
畑違い
バンド活動で培ったDIY精神を畑にも、をモットーに、
2021年3月に農業経験ゼロから始めたバンドマンによる畑違いの畑想いの畑通いは2年目へ突入。
超自然農を目指して、美味しい野菜を面白おかしく皆様にお届けできるよう奮闘中です。
https://www.hatakechiguy.com
シンボパン
2010年12月、立川にてパンと喫茶の店、シンボパンを始める。毎日食べたくなってしまう素朴でおいしいものがとてもすき。お店のコンセプトは「あなたの街のふれあいの店」。また、店内では音楽や展示などのイベントを開催したり、さまざまなアーティストのケータリングにも参加し活動の幅を広げている。
CRJ TOKYO
音楽好きの学生がオススメする今熱い音楽をチャート形式で発信している学生団体カレッジレディオジャパンの東京支部。LINE MUSIC公式プレイリスト選曲やfm yokohama『20’s pocket』『Voice Media Talk』を放送中!
h.and,
誰かの日常をちょっと幸せに。をコンセプトに、お菓子キットのFARIN(ファリン)とスパイスカレーキットの咖哩は、化学。のブランドを展開しています。
コーヒームテ
愛知県清須市のコーヒー豆屋です。
角のとれたまろやかな深煎りのコーヒーと、それによく合うドーナツをお持ちします。
ハンドトリートメント ててのて
手や腕は身体の中でも毎日よく動かしている部位。
意外と疲れが溜まっています。
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