BiS公開質問会
——ここに来れなかった方から何点か質問をいただいているんですが、まずそれから先に聞きましょうか。一つ目の質問は海外の方からですね。
「BiSの皆さんは、台湾のことをどう思っていますか? また、台湾に限らず、もし海外に行くとしたらどこの国に行きたいですか? 」
ヒラノノゾミ(以下、ヒラノ) : 台湾の方はすごく日本人に対して優しいですよね。震災の時は、義援金もたくさん送って頂いたし。是非台湾に行ってみたいです。
テラシマユフ(以下、テラシマ) : 私、台湾に一回行ったことあるんですけど、日本のものとか文化が好きって言ってくれる人がすごく多かったし、日本のアイドルにも興味があるみたいだったので、私たちがライヴをしたらどうなるんだろうって思いますね。逆に、全然日本のアイドルとか知られていないところに行って、ライヴをしてもおもしろいかも。
——では、会場の方から質問を頂きましょうか。
「『IDOL is DEAD』のレコーディング時期は具体的にいつ頃だったんでしょうか? あと、オーディションで新メンバーが入らないということをいつ聞きましたか? 」
プー・ルイ : レコーディングは9月には終わってましたね。新メンバーが入らないっていうのは、5人で続けていこうって決まったときに聞きました。それまでは178センチの候補者がいるとか言われてたんですけど(笑)。
「BiSの皆さんはメジャー・デビューされているわけですが、昔はD.I.Yで色々なことをやられていましたよね。そういう舞台裏の事情は、メジャーに入ってどう変わりましたか? 」
プー・ルイ : メジャーに入って、自分たちがやらなきゃいけないことは減ってきましたね。今も自分たちでやっているのは、セットリスト作りと、作詞と、ダンスの練習かな。練習の日程も自分たちで決めてます。昔はブッキングも自分達でやっていたんですけど、今は自分達でやらなくても、お話をいただけるようになりました。
ヒラノ : 変わったよね~… 。
プー・ルイ : 最初のタワレコ・インストア・ライヴをやったときは、元メンバーのナカヤマユキコが、ガチで自分でブッキングしたんですよ。その縁があって、タワーレコード新宿店さんは今でも私たちをすごく押してくださってるんですけど、普通アイドルは自分で営業行かないからね(笑)。
「普通、アイドルが武道館ライヴやりますっていうと、その目標に向かってメンバー一丸となって頑張るじゃないですか。でもBiSさんの今の状況って真逆ですよね。それについて、BiSさん本人達はどう思ってますか? 」
プー・ルイ : 真逆とか、そういうことあんまり考えないよね。
ワキサカユリカ(以下、ワキサカ) : ゲネリハのとき、まとまったなーって瞬間があったんで、一丸になろうって気持ちはあると思います。
「確かに、最近のライヴとか見てると、なんだかんだまとまってきてるなと思うんですよね。逆にそこがプロっぽいなーと。もう一個お聞きしたいんですけど、武道館ライヴをやれたとして、そのあとの事って皆さん考えてたりするんですか? 」
プー・ルイ : わかんないんですけど、今の状態だったら、武道館を達成した時点でBiSは終わりなのかなと思ってます。個人個人としてはどうなるかわからないけど。
ヒラノ : そうですねー。これからの私たちの状況次第ですけど。
プー・ルイ : でも、武道館をやりたい気持ちに変わりはないよね。
ヒラノ : そうだね。
プー・ルイ : 最初は、武道館じゃなくてリキッドルームが目標だったんですよ。私たち、お客さんが10人20人のとこから始まったので、リキッドルームを埋めることすら夢のまた夢で。でも「My I×××」が出たときくらいからホントに意識しだして、達成できたんですよね。武道館も最初はホントふざけて言ってたんだけど、研究員さん、スタッフさんの後押しのおかげで、段々笑わなくてもいい場所まではきてるなと思います。だから、やってやりたい気持ちはありますね。みんなにも来てほしいです。
ヒラノ : やっぱり、今こうやって来てくれてるお客さん達と一緒に武道館に行きたいって気持ちはありますね。よろしくお願いします。
「BiSさんのジャケットやアートワークって、いわゆる普通の可愛い感じではないじゃないですか。あれは、何かコンセプトがあるんですか? 」
プー・ルイ : 一番最初のアー写を撮った時からあんな感じだったんですよ。のんちゃんとか半目でベロが出てる写真が使われて(笑)。
ヒラノ : そう、ほんといきなり撮られて! あれは出しちゃいけないレベル。
プー・ルイ : その頃はBiSも始まったばかりで、私も普通にアイドルやりたかったから、渡辺さんに「もっといい写真ありますよね? 」って聞いたんですよ。そしたら「特別に可愛くないんだから、その中で可愛い写真を選んでも仕方ないから、いっそヒドい写真にした方がいい」って言われて(笑)。コンセプトはそういうことだと思います。渡辺さんは「差別化」ってよく言いますね。
「ミッチェルさん、ワッキーさんに質問です。去年の今頃は何をしていましたか? 」
ミチバヤシリオ(以下、ミチバヤシ) : バイトをしていました。学校に行きながら、週6くらいバイトやってたと思います。
プー・ルイ : すごいねー。バイト代は何に使ってたの?
ミッチェル : わかんない! 洋服買ったりとか、バイト先の人と夜中にラーメンとか食べてたらお金がなくなって太りました。
——何のバイトをしてたんですか?
ミチバヤシ : アイス屋さんと、本屋さんです。その二つを掛け持ちでやってました。
——ワッキーは去年何をしてたんですか?
ワキサカ : 私もバイトをしつつ、ダンスを習ってましたね。変わったバイトをするのが好きで、野菜の選別をやったりしました。人参を箱に詰めていく作業を何時間もやったりとか。すごく忙しかったんですよ。みんなすごいスピードで詰めていくから。休憩無しでやってました。
プー・ルイ : ワッキーはいつも一生懸命だね(笑)。
「ワッキーさんとミッチェルさんは、他の三人(プー・ルイ、ユフ、ノンちゃん)を客席で見ていた立場から、BiSの一員になったわけですが、客席で見ていた三人と実際の三人とでギャップはありましたか? また、前からいた三人は、二人が入ってきてどんな気持ちでしたか? もう一つ、全員に聞きたいんですが「Backstage Idol Story」について、ご家族の方はどういう反応をしていましたか?」
ワキサカ : 割と普通に馴染めましたね。
プー・ルイ : この人たち遠慮とかないんですよ! 最初の遠征で、夜ご飯食べ終わったあと5人でお話しようと思ったら、ミチバヤシが口開けて寝てるの(笑)。
ミチバヤシ : やめて(笑)。
プー・ルイ : ミッチェル基本写真のNGないんですけど、その写真だけは未だにNG。あと、二人は普通にいびきかくの(笑)。
ワキサカ : かきたくてかいてるわけじゃないよ!
——では、もう一つの質問、「Backstage Idol Story」を見たときのご家族の反応はどういったものだったんでしょうか? ユフちゃんのご家族はどうでした?
テラシマ : 実は、(内容を)ずっと内緒にしてたんですけど、ブリッツ(のライヴ)でバレちゃって。両親は何も言わなかったんですけど、おじいちゃんとおばあちゃんが怒ってましたね。あとは、友達も心配してくれて。ユフ、キャラ変したの?! みたいな(笑)。
プー・ルイ : でも、あれはアニメ・キャラだから(笑)。
テラシマ : そうそう、私は変わってないってことをアピールしたら分かってくれました。
プー・ルイ : 楽屋では、さわやかな話しかしてないですよ。
ミチバヤシ : パンツに穴開いてないしね。
「BiSとしての最終目標は決まってますか? はいかいいえでお願いします。また、決まっているとすれば、それはいつ頃決まったのでしょうか? 」
プー・ルイ : BiSとしてですか? いいえです。
ヒラノ : わたしもいいえですね。
テラシマ : 私もいいえかな…。BiSというグループがどうなっていくかということについては、いいえです。BiSを通して自分がどうありたいかというなら、はいです。
ミチバヤシ : 私も、わからないです。いいえです。とりあえず、今は国技館を目指してるだけです。
ワキサカ : いいえです、目の前のことを一生懸命やろうという気持ちが強いので、先のことは考えていないです。
プー・ルイ : BiSは、長い目で見て目標を立てるというよりは、短いスパンで目標を立てて、それをクリアしていくことでステップアップしていくグループだと思うんです。
「ミッチェルさんに聞きたいんですが、国技館ライヴまでに、自分がすっごい行きたい企業が見つかったとして、その企業の面接とライヴの日がぶつかったらどうしますか? 」
プー・ルイ : どうする?
ミチバヤシ : どうしよう…。
「本当に行きたい企業で、しかも最終面接なんですよ」
テラシマ : 面接官の人に、ライヴに来てくださいって言えばいいんじゃない?
ミチバヤシ : なるほど!
プー・ルイ : そのお願い通るのか~?
ミチバヤシ : う~ん… やっぱり面接官の人にライヴ来てくださいって言います。
プー・ルイ : BiSが勝った! やった~! まあでも時間とか調整すれば両方できるかもしれないよね。
ミチバヤシ : そうだね。その問題は考えておきます。ありがとうございます。
「今、ライヴでそれぞれの持ち時間があると思うんですけど、他のメンバーがやってるパートをやりたい! とか思ったことはないですか? 」
ヒラノ : あ~、やりたい。
ワキサカ : 私、マシンガンみんなでやりたい!
全員 : あー、それやりたい!
ミチバヤシ : あ、あと、ユフちゃんの「idol」の最後の部分もやりたい!
テラシマ : あれすごい気持ちいいよー!
ミチバヤシ : あれ見てると、ふぅー!!! ってなっちゃう(笑)。
「じゅんじゅんさん(渡辺淳之介、BiSマネージャー)に質問です。来年も様々な仕掛けをされると思うんですが、そのヒントを教えてください」
渡辺淳之介(以下、淳之介) : 「汗」、「最大級」、「虫」ですね。
「渡辺さんに質問です。BiSをもっと売れていくためには、どんなことが必要だと思いますか。個人的には、もう炎上商法で売るようなクラスのグループじゃなくなってきてると思うのですが」
淳之介 : まだ炎上は有効だと思ってます。このまま普通にやってても埋もれちゃうのは間違いないし、炎上のおかげでチャート・アクションもそれなりに起こせたんで、炎上は続けつつ、研究員さんにはもっと枚数を買ってもらいたいです。
「もっとテレビの露出って多くならないんですかね? やっぱりなんだかんだ言ってみんなテレビ見てるじゃないですか」
淳之介 : テレビはコンプライアンス的な問題も多分に含まれておりまして...。NG食らった番組も実はあって…、難しいです!
プー・ルイ : 難しい!
「国技館でやりたい演出ってありますか? 」
テラシマ : 空中ブランコをやってみたいですね。サーカスみたいなことやりたい。
ヒラノ : アイドルっぽい…!
テラシマ : ぽいよね。
プー・ルイ : 床の下からポンってでてくるのやってみたい。でも、そういうことやるとこじゃないっぽいよね。だって相撲とるんでしょ?
テラシマ : 土俵は女の子入っちゃダメなんだよね?
淳之介 : 土俵は地面の下にもぐるはず。
テラシマ : そうなんだ! その場所にステージがくるの?
淳之介 : そうそう。アリーナもね。演出はねー、派手にやりたいけど...。
プー・ルイ : お金かかるしね。
——そこらへんは渡辺さんが考えてくれますよ。今年のテーマは、「汗と虫」でしたよね…。そこに賭けましょうか。
プー・ルイ : 汗と虫(笑)。
テラシマ : 虫とか絶対やだ!!!!
——では、この質問で最後にしたいと思います。
「プーさんは、『赤坂ブリッツで新しいBiSを見てください』とおっしゃっていたのですが、それはどういうものなのか、聞かせてほしいです」
プー・ルイ : わかんない…(笑)。なんですかね? メンバー内扮装も収まってないし、結局メンバーは仲直りしないまま、渡辺さんが謝罪してうやむやになっちゃったので。でも、(メンバー内扮装があって)スタッフも含めて、この五人でやっていくんだって気持ちになりましたね。五人でやっていくってことになったんで、その意識の違いが新しいBiSの姿を作るのかなって思います。
——じゃあ、国技館もこの五人で目指すと。
プー・ルイ : はい。この先何があるかわかんないけど、出来る限りベストを尽くして、五人で行きたいと思います!