YU-Kiちゃんのよさがすごく伝わった合宿
──2021年1月16日からは、全国7都市でWACK所属アーティスト出演の全国ツアー〈WACK TOUR2021 "TO BE CONTiNUED WACK TOUR"〉が開催されました。このセットリストもメンバーで考えたそうですが、メンバー同士で入れたい曲がほとんど一致していたそうですね。
MiKiNA : 入れたい曲についてのリストを見たとき、あ、これだなってすぐに思いましたね。入れたい曲も、流れも、EMPiREをどう見せたいか、みんな一緒なんだと思います。
──2021年の合宿オーディションの課題曲に「Have it my way」が選ばれていましたが、今のEMPiREをレペゼンする上で中心に来る曲だと思いますか?
MiKiNA : 新曲の「HON-NO」も「IZA!!」もライヴで披露しているし、よりダンスに特化した曲はあるんですけど、幅広く知ってもらう曲の中では1番かもしれない。勝負できる曲だと思います。
──EMPiREをレペゼンという意味では「MAD LOVE」も、すごく大切な曲ですよね。そことはちょっと種類の違うEMPiREを表す曲ですよね。
MiKiNA : そうですね。EMPiREにしかできない曲は本当にいっぱいあると思うので、いろいろな見せ方ができるんです。
──3月21日からは1週間にわたりWACK合宿オーディションが開催されました。EMPiREからはYU-Kiさんが参加しましたが、どうご覧になられましたか。
MiKiNA : 精神的な面では心配はしてなかったんですけど、YU-Kiちゃんのちょっとポンコツなところが出ましたね(笑)。でも、別にそれが悪いことではないと思いました。YU-Kiちゃんのよさがすごく伝わったから。ただ、よさは伝わっているけど、それが必ずしも合宿の場では結果に結びつくわけじゃないから難しいなとも思いましたね。
──YU-Kiさんは普段、メンバーの前では泣くことがあるんですか?
MiKiNA : すごく泣きますよ。人情深いんです。人と人との繋がりに対しての情がすごく厚くて。誰かと別れるとか離れるとか、そういう話がダメな人。「I don't cry anymore」のMVも家族のことを考えて泣いたらしくて。
──それこそ、合宿は候補生の脱落が毎日のようにあって、別れの連続でもありますよね。
MiKiNA : たくさん泣いたんだと思います。でも涙は表に見せないようにしていた。私たちはずっと一緒にいるから分かるんですよ。あ、ここはきついんだろうなとか、傍から見ていても分かりやすい部分はあったかもしれないけど、よりそれが分かって。
──最終日にメンバーの顔を見て、さみしかったと涙を流して再会したそうですね。
MiKiNA : たぶん、その前から泣いていたと思うんです。目も真っ赤であからさま泣いた後みたいな顔で。YU-Kiちゃんらしいなって。おもしろいですよね。強そうなのに寂しがりやで。ギャップがすごいですよね。
──合宿の課題曲「Have it my way」を候補生がそれなりに踊れている姿を見て、どのように映りましたか?
MiKiNA : 「Have it my way」は難しい曲なので、どうやってやるんだろうねってメンバーで話していたら、案外踊れていてビックリしたんですけど、「Have it my way」と向き合うきっかけになりました。確かに出来てはいるけど、それだけじゃ伝わらないことってたぶんいっぱいあって。その違いはなんだろうって、すごく考えましたね。
──その違いは何だったんでしょう?
MiKiNA : 個別で言えば、ダンスとか歌とかが私よりもできていた子はいたと思うんです。でも、それはそのグループとしての「Have it my way」じゃなかった。グループでやる上で難しい曲なんだなと感じたし、私たちももっと頑張ろうって思いました。
──MiKiNAさん自身はどういう心持ちで「Have it my way」をパフォーマンスしているんでしょう。
MiKiNA : 基本的に、自分たちが1番かっこよく立っているんだという気持ちがあるんです。でも、最近は純粋に楽しんでやっています。実際、歌もダンスも難しいからこそ練習の過程で極めなきゃいけない。その分、ライヴになったら、その日のベストを尽くすしかないので、深くは考えないようにしています。