MIGMA SHELTER個別インタヴュー・ヨネコ編
待望の1stシングルをハイレゾ配信予定
MIGMA SHELTER / Svaha Eraser
【配信形態】
FLAC、ALAC、WAV(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 200円 まとめ価格 500円
【Track List】
1. Svaha Eraser
2. Deeper
3. Joint
れーれとカイちゃんを裏切るみたいな感じが1番きつかった
ーー2016年末までヨネコさんはベルハーで甘楽として活動してきたわけですけど、ベルハーの活動休止をどういう気持ちで受け止めていたんでしょう。
ヨネコ : 「解散」じゃなくて「休止」だから、ショックではなかったです。休止中も表に出さないだけでこれまで通り活動するって聞いていたので、これから新展開できるから楽しみだなって思ってました。
ーーただ、自分が新しいグループに加入するとは思っていなかったわけですよね?
ヨネコ : 思っていなかったですね。「新しいグループを始める」って田中さんが言い始めたときも「は!?」って感じで。「両方できるの!?」みたいに敵視していたくらいだったので、私がそっちか!! って感じでした。なにより、れーれとカイちゃんを裏切るみたいな感じが1番きつかった。
ーー裏切るみたいに思っていたんですか?
ヨネコ : だって活動が再開したらこうしようとかって話をしていたから。私は特に具体的に考えちゃっていたから本当にショックだった。田中さんはノーって言わせてくれる人じゃないから、受け入れようと思っていたんですけど、最後はベルハーを駆け抜けることに集中したいと思って、新グループのことは考えないようにしちゃいました。
ーーじゃあ、ベルハーでやり残したことはない?
ヨネコ : ないです! めっちゃ、ない!
ーー(笑)。ゼアゼアとかを観ていて、どんなふうに思いますか。
ヨネコ : 好きですよ。一緒に合同レッスンもしていたから、私にとっては仲間意識みたいなものがあるんですよ。かわいい後輩みたいな感じ。がんばれ!! って思う。
ーーもう1回ベルハーの曲を歌いたいとか思ったりはしない?
ヨネコ : いまはもうミシェルのヨネコだからベルハーのメンバーにはなりたくはないですけど、ベルハーの曲を踊ったり歌うのは好きだからやりたい気持ちはあります。でも、「もう1回ベルハーをやるから1ヶ月でもいいからミシェルを抜けて」とか言われたら、絶対に嫌!! って言います。
私が持っているもの全部教えてあげたいって気持ちだった
ーーベルハーでは何がつらかったんでしょう?
ヨネコ : いつのまにかメンバー間で意思疎通ができないくらいの状態になっちゃった時期があったこと。でも、ベルハーのメンバーとかオタさんは好きです。
ーーミシェルではメンバーとのコミュニケーションを大切にしようと心がけている?
ヨネコ : めっちゃ心がけています! 今は大丈夫なんですけど、最初の方はできるだけメンバーと1対1で会ったりもしました。自分のことを知ってほしかったから家にも呼んだし、私が持っているもの全部教えてあげたいって気持ちだった。私がベルハーに入ったとき、「やめたい」って言って叩かれたじゃないですか? そのときはこの世界のことを何も知らなくて、生活が180度変わったストレスからその言葉が出ちゃった。そういうことがないように、私が知っていることは全部教えたいと思ったし、メンバーみんなのことも知りたいっていう気持ちが強かった。
ーー正直、ベルハーに入ったばかりのとき、続くのかなって心配していました。
ヨネコ : ね、続けるなんて思わなかった。だって「辞めると思います」って言っていましたもんね(笑)。
ーー(笑)。今は専門学校に行っているそうですけど、ブログで映画を観たり音楽を聴いたりするのは嫌いって書いてましたよね。
ヨネコ : 嫌いです。気持ちが動くのが疲れちゃうから。
ーーでも、今やってる活動はお客さんの心を揺さぶるお仕事じゃないですか? 変な話、ステージ上ではなるべく自分の感情が揺さぶられないようにやっている?
ヨネコ : 全然そんなことはないです。むしろ頭のネジを飛ばしたいなって感じです。そうできたら最高。初めてのレコーディングのとき、私が思うようにできなくて。事務所でレコーディングをしたんですけど、事務所の外でひたすら曲を聴きながら踊っているうちに「きたきたきたー!!」ってなって。そのあと戻ったんですけど、レコーディングが終わっちゃっていて。でもお願いします!! って言って歌入れできました。
神になりたいと思いながらやっています
ーーミシェルの曲については、どのように捉えていますか?
ヨネコ : 最初の曲ができるまでめちゃくちゃ時間がかかったんですよ。楽器のプレイヤーさんが1人1人が訪ねて来てくれて、レコーディングを見学させていただいたりもして。作曲家さんが指示したり編集したりするのも初めて生で観させてもらったので感謝が大きかったし、それを経てやっとできた1曲なんです。みんなが頑張ってくれてできた曲を、いよいよ私たちが預からせてもらう番なんだと思ったので、今まで新曲を受け取るのとは全然違いましたね。
ーーそうしてできた大切な曲を、どのような気持ちで歌っているんでしょう?
ヨネコ : ここはこういう気持ちでやろうっていうことはないんですけど、自分で課題を作って臨んでいるんですよ。ミシェルは振りがバラバラで、それでいいって言われているんですけど、ここはこういう気持ちなんだよって全部に理由がある。バラバラでもそういう思いさえあればいいかなと思っています。
ーー全員がそれぞれ自分なりの課題を持ってやっているんですね。
ヨネコ : ライヴ全体に対しての気持ちは共有しています。だけど、1曲1曲のパーツに関しては全部自由。それでも一体感みたいなものはステージ上で感じられています。
ーーライヴでの手応えはある?
ヨネコ : あります! めっちゃ成長してるって感じがする。嬉しい! 楽しい!
ーーお客さんの反応はどうですか?
ヨネコ : 私が1番印象に残ったのは、大阪でアンコールやってくれて噛み合った感がめっちゃあったこと。ミシェルは自然と一体になれることが楽しい。それは初めての感覚です。
ーーブログで「唯一無二になりたいし、神になりたい」って書いていましたけど、楽曲の雰囲気と相まってシャーマニックな感じもしますよね。
ヨネコ : そのブログの頃『Svaha Eraser』しか曲がなくて、イントロが神の国のエジプトみたいに神話の中の王族の登場シーンみたいな感じだったので、サイケトランスってこういうことかと勘違いして神になりたいと思いました。でもその部分はゴアってやつだと知ったので、もう今は神になりたいとは思ってないです。でも唯一無二にはなりたい! 田中さんから、『Joint』のスキャット? みたいな事をするためにミシェルに入れたようなもんだって言われてて、こんなことするアイドル他にいないし、任された事だし、私のものって大事にしたい。それで唯一無二になりたい。
初めてメジャーになりたいと思いました
ーーミシェルとしてどういうところを目指したいと思っていますか?
ヨネコ : ミシェルになってから、初めてメジャーになりたいと思いました。
ーーベルハーのときは、思わなかったんですね。
ヨネコ : まず、メジャーって何? って感じだったし。いまはかわいい子たちいっぱいいるし、バラエティに出てもおもしろい子が集まっている。グラビアのお仕事をした方が広がると思うし、売れるためにそういうこともやるって言っていたから。
ーーリーダーとしての責任感を強く持ってやっているんですね。
ヨネコ : 最初、私が移籍するっときにリーダーだってことを言われたんですけど、発表のタイミングで「リーダーになります」って言えばいいじゃんって言われたんです。移籍もハッピーなニュースに聞こえるよって。これは物事をハッピーに見せるリーダーなのかと私は思っていたんですけど、活動がはじまってから田中さんに「もう少しリーダーらしくしたら」って言われて。「お前そんな覚悟でやってるの?」って。私は「そんな覚悟じゃないです!! じゃあ本気でやるけど」って気持ちになりました。
ーー正直、ゼアゼア、CLOCK & BOTANはライバルって気持ちはある?
ヨネコ : 私はあんまりないです。性格的に仲間意識が出ちゃうし、すぐ人を好きになっちゃう方だから。でもミシェルには自信があるので、もっと戦いたいとは思っています!
ーー3組の中で1番早く抜け出して売れるんだみたいな気持ちもある?
ヨネコ : もちろん、それはそうだと思う。あ、今挑発したんですけど、大丈夫かな…? 許してくれるかな(笑)。