水曜日のカンパネラ初ワンマン・ツアー〈〜トライアツロン〜〉に密着!!
3日目 札幌 Sound lab mole(2015年6月20日(土))
水曜日のカンパネラの全国ワンマン・ツアー〈トライアツロン〉3日目は札幌公演。
思い起こせば、初の全国ツアー〈平成26年度鬼退治行脚!〉で、北海道をテーマにした楽曲「シャクシャイン」を初披露したのが、今回ワンマンを行なうSound lab moleだった。初披露とはいいつつも、Wi-Fiの接続がうまくいかず、ステージ上でPC内のデモ曲を流した程度で、なんとももどかしい思いをした場所でもある。そんなライヴから約半年、ついに北海道で「シャクシャイン」を生披露できる!! ということもあり、水曜日のカンパネラ的にも地元のお客さん的にも待望のライヴ。前日には全編を北海道で収録した藤代雄一朗監督による「シャクシャイン」のMVが公開され、Twitterなどで期待の声があがっているなか、満を持して初の札幌ワンマン・ライヴが行なわれた。
前回の沖縄公演ではのどの調子が悪く抑えめな歌い方だったが、今回はフラットにしっかりと歌い上げていくコムアイ。会場後方までパンパンに埋まったライヴハウスだが、お客さんはパーソナル・スペースを存分に使って踊り狂っている。福岡、沖縄と回ってきたが、個々のお客さんの熱量の高さは1番。歌詞もほとんど歌える状態で、コムアイが客席にマイクを向けると、ほとんどの人が歌える状況。これはすごい迫力と愛情!! そんな熱きお客さんたちによって、全体の熱気も他の会場に負けじと高くなっていく。今後の公演のネタばれにならないよう内容にはあまり触れられないのが残念だが、コムアイと渡邉直によるコンビネーションもレベルがあがっているのは一目瞭然。映像の演出も偶然の出会いやアイデアを取り入れた質の高い内容に。お客さんたちからは驚きと喜びと笑いが溢れ出ていた。
「次は地名の歌をやりたいと思うんですけど…」とコムアイがMCで話すと「おおお〜!!」と歓声がわく。間髪おかずに「それは後に置いて」と笑いをとり、東京の地下鉄の地名をラップした「モノポリー」を披露。これまでにリリースしてきた楽曲を万遍なく歌っていく。もはや北海道って本当に寒いの? なんて思ってしまうくらいのフィーバー状態で、お客さんたちはずっと踊りっぱなし。恒例となっている「ドラキュラ」では、お客さんの独唱パートで偶然選ばれたお兄さんが緊張で声がでないというハプニングがあるものの、他のお客さんたちがみんなで大合唱しサポート。さらに一致団結した雰囲気でまだまだ盛り上がる。
そして待ちに待った「シャクシャイン」。曲中にコムアイが「やっとできた」と嬉しそうにつぶやくなか、〈試される大地北海道〉ではこの日1番の北海道コール。全員がこの曲に向かっているからか、浮かれた盛り上がりというよりは、ある種ストイックなまでにこの楽曲にのめりこんでいる様子が観てとれた。ここからさらに怒濤の盛り上がりを見せ、約1時間半のワンマン・ライヴは幕を閉じた。
ライヴが終わり楽屋に戻ってきたコムアイに話を聞いくと、「楽しかったです。リラックスしてできました。あと、本番中めっちゃ走りました(笑)。ここの会場は何回もやっていてやりやすいんですよね。ライヴの感じは落ち着いていて、ノリにまかせずできたのがよかったです。「シャクシャイン」は、ちょっと(披露するのが)遅くなっちゃったけど、幸せな気持ちになりました。初めて来てくれた人が多くて、それもすごく嬉しかったです」とコメントを残してくれた。
その後、約1時間半にわたるサイン会を笑顔で行い、札幌の肉とソーセージと魚介をたらふく喰らい、翌日の〈YATSUI FESTIVAL! 2015〉出演のため、朝6時出発で東京に戻った水曜日のカンパネラ一行。〈トライアツロン〉も折り返し。残り3公演。次は、大阪!!(text by ねるねるね〜るね西澤)
この作品を聴いて初ワンマンに挑もう!!
水曜日のカンパネラ / トライアスロン(24bit/48kHz)
【配信形態】
WAV、ALAC、FLAC(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 208円 / まとめ購入 555円
【Track List】
1. ディアブロ
2. ナポレオン
3. ユタ
>>>インタヴューその①「ナポレオン」プロデューサー・OBKR
>>>インタヴューその②「ユタ」プロデューサー・オオルタイチ
>>>インタヴューその③「ディアブロ」プロデューサー・kenmochi hidefumi
>>>インタヴューその④水曜日のカンパネラ・ヴォーカル、コムアイ
水曜日のカンパネラ LIVE SCHEDULE
水曜日のカンパネラ・初ワンマン・ツアー 〜トライアツロン〜
2015年6月12日(金)@福岡 voodoo lounge
2015年6月13日(土)@沖縄 Output
2015年6月20日(土)@札幌 Sound lab mole
2015年7月10日(金)@大阪 Shangri-La
2015年7月11日(土)@名古屋 CLUB UPSET
2015年7月15日(水)@東京 キネマ倶楽部
・チケット
料金 : 前売 3,333円 ※全公演売り切れ
・特設サイト
http://www.wed-camp.com/triatsron/
水曜日のカンパネラの作品をチェック!!
待望の4th・ミニ・アルバムをハイレゾ配信中!!
水曜日のカンパネラ / 私を鬼ヶ島に連れてって(24bit/48kHz)
【配信形態】
WAV、ALAC、FLAC(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 208円 / まとめ購入 1,234円
【Track List】
1. 千利休 / 2. 桃太郎 / 3. エンゲル / 4. チャイコフスキー〈Interlude-ラモス-〉 / 5. インカ / 6. デーメーテール / 7. ジャンヌダルク / 8. ドラキュラ
>>水曜日のカンパネラ、4thミニ・アルバム完成記念企画①ビレバン、タワレコ、OTOTOYバイヤー座談会
>>水曜日のカンパネラ、4thミニ・アルバム完成記念企画②振り付け師・竹森徳芳への初インタヴュー
>>水曜日のカンパネラ、4thミニ・アルバム完成記念企画③ヴォーカルのコムアイへのインタヴュー
>>水曜日のカンパネラ、4thミニ・アルバム完成記念企画④トラックメイカー・kenmochi hidefumiへのインタヴュー
ヴィレッジヴァンガード限定のカバー・ミニ・アルバム、ハイレゾ版!!
水曜日のカンパネラ / 安眠豆腐(24bit/48kHz)
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 249円 / まとめ購入 800円
【Track List】
1. カンフー・レディー / 2. めぐる季節 / 3. 月灯りふんわり落ちてくる夜 / 4. 星めぐりの歌
>>水曜日のカンパネラ、コムアイの前世を占うために催眠術にかかりにいくの巻
映画をテーマにした3rdミニ・アルバム、ハイレゾ版!!
水曜日のカンパネラ / シネマジャック
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 205円 / まとめ購入 1,234円
【Track List】
1. ミツコ / 2. 二階堂マリ / 3. 義経 / 4. モスラ / 5. ラオウ / 6. ダ・ヴィンチ / 7. ニキータ / 8. ランボー
>>Kenmochi Hidefumiへのインタヴューはこちら
CD版とはミックス違いの2ndミニ・アルバムをハイレゾ配信中!!
水曜日のカンパネラ / 羅生門
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 205円 / まとめ購入 1,234円
【Track List】
1. モノポリー / 2. 素子 / 3. 星一徹 / 4. シャア / 5. マリー・アントワネット / 6. アリババ神帝 / 7. 不二子 / 8. 竹久夢二
>>コムアイ、Dir.Fへのインタビューはこちら
お待たせしました!! ヴィレッジバンガード下北沢店限定の1stミニ・アルバムをハイレゾ配信スタート!!
水曜日のカンパネラ / クロールと逆上がり
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 205円 / まとめ購入 1,440円
【Track List】
1. パフ / 2. お七 / 3. ゴッホ / 4. テンテン / 5. 浮雲 / 6. ヒカシュー / 7. マチルダ / 8. マルコ・ポーロ / 9. ネロ
エロスの連載を振り返っておこう
本連載から生まれた、水曜日のカンパネラのエロス第一弾シングル
水曜日のカンパネラ / モスラ(幼虫Ver.)
【価格】
wav / mp3 : 単曲 200円
水曜日のカンパネラのトラック・メイカー、Kenmochi Hidefumiによるモスラをテーマにしたトラックと、そこに乗っかるコムアイのエロスをモチーフにしたリリック。連載第一弾配信シングルにして、すでに最高傑作ともいえる湿気たっぷりのエロス・ソング!! 怪しくくぐもったサウンドにエモーショナルな鍵盤が絡まるロマンティックでエロティックな楽曲にときめきを感じてみては? 水曜日のカンパネラが羽化していくことを予感させる名曲!!
>>第一回『モスラ対ゴジラ』の考察ページはこちら
本連載から生まれた、水曜日のカンパネラのエロス第二弾シングル
水曜日のカンパネラ / ラオウ
【価格】
wav / mp3 : 単曲 200円
水曜日のカンパネラのトラック・メイカー、Kenmochi Hidefumiによる北斗の拳をテーマにしたトラックと、そこに乗っかるコムアイのエロスをモチーフにしたリリック。連載第二弾配信シングルにして、エロス・ソングとしては最大の問題作。
>>第二回『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章』の考察ページはこちら
本連載から生まれた、水曜日のカンパネラのエロス第三弾シングル
水曜日のカンパネラ / ミツコ(セーラー服ver.)
【価格】
wav / mp3 : 単曲 200円
水曜日のカンパネラのトラック・メーカーKenmochi Hidefumiによる『恋の罪』をテーマにしたトラックと、コムアイのエロスをモチーフにしたリリックが結実した、連載第3弾配信シングル。水カン至上最も難産となった1曲にして、現時点での最高傑作。不穏なイントロとくぐもったサウンドでスタートする本曲は、ぐるぐる城の周りを歩いているように、辿り着きそうでつかない雰囲気が醸し出された内容となっている。水曜日のカンパネラが、新境地を切り開き、次のフェーズへ踏み出すためのきっかけになるであろう作品。
>>第三回『恋の罪』の考察ページはこちら
本連載から生まれた、水曜日のカンパネラのエロス第四弾シングル
水曜日のカンパネラ / ニキータ(若気の至りver.)
【価格】
wav / mp3 : 単曲 200円
水曜日のカンパネラのトラック・メーカーKenmochi Hidefumiによる『ニキータ』をテーマにしたトラック&リリック、それをコムアイが歌った連載第4弾配信シングル。静かにゆったりはじまるサウンドスケープから一転、軽快なドラムンベースが疾走感をもたらす。映画のストーリーを示すリリックとあわさることで妙な哀愁がただよう、これまでの水曜日のカンパネラにはない1曲。
>>第四回『ニキータ』の考察ページはこちら
OTOTOY限定のSPECIAL Editionも配信中!!
ここでしか手に入らない限定版
水曜日のカンパネラ / ノルウェイの盛り
【価格】
wav 単曲 200円 / まとめ購入 400円
mp3 単曲 150円 / まとめ購入 300円
【Track List】
1. モノポリー
2. ものぐさ太郎
3. 素子
PROFILE
水曜日のカンパネラ
2012年、夏。初のデモ音源「オズ」「空海」をYouTubeに配信し始動。
「水曜日のカンパネラ」の語源は、水曜日に打合せが多かったから… と言う理由と、それ以外にも、様々な説がある。当初グループを予定して名付けられていたが、現在ステージとしてはコムアイのみが担当。それ以降、ボーカルのコムアイを中心とした、暢気でマイペースな音楽や様々な活動がスタートしている。
コムアイ
担当 : 主演 / 歌唱
1992年7月22日生まれ。
神奈川県出身。
成人しても未だ「クロール」と「逆上がり」ができないという弱点を持つ。
高校生時代には、いくつかのNGOやNPOに関わり活発に動き回る。
サルサ・ダンスに毒され、キューバへ旅し、同世代100人のチェキスナップとインタヴューを敢行。
その後は、畑の暮らしを体験したり、たまに海外へ。
最近は、鹿の解体を習得中。
好物は、今川焼と明石焼といきなり団子。
また、“サウンド・プロデュース”にKenmochi Hidefumi。
その他、“何でも屋”のDir.F。
などが、活動を支えるメンバーとして所属。