水曜日のカンパネラ初ワンマン・ツアー〈〜トライアツロン〜〉に密着!!
2日目 沖縄 Output(2015年6月13日(土))
水曜日のカンパネラの全国ワンマン・ツアー〈トライアツロン〉2日目は、沖縄。
お昼すぎ、福岡空港から那覇空港へと飛んだ水曜日のカンパネラ・チーム。スタッフ一行は、出迎えてくれたcainoの高良豊の車に荷物を乗せ、ライヴハウスのOutputへ移動… と思いきや、コムアイとVJで参加の渡邉直は国際通りに向かい、なにかをするらしい。粘着レポートをするためにはるばるきた筆者。もちろん一緒についていくことに。すると、いきなり走り出すコムアイ&直氏。振り切られないように必死で後ろを走っていくと、30分くらいかけて沖縄の街をかけずり回りながらのタフな撮影をはじめていたのだった。沖縄は30°を越え、外に出ただけでも汗が吹き出てくる。2人も汗だくではあるものの、コソコソとあれやろう、これやろうと話しながら、あんなことやこんなことをしていて楽しそう。この映像は沖縄でのライヴ中に使用され、おおいに湧くことになった。その内容は… 今後のツアーのことも踏まえてまだ内緒にしておきます。ごめんなさい! そして、お楽しみに。
その後、Outputに向かうと、店長の上江洲氏が出迎えてくれ、会場設営が進んでいく。初日の福岡と違って、リハーサルの時間があまりなかったこと、コムアイの喉の調子がよくなかったこともあり、歌い方のいくつかと立ち位置を確認して、薬局で漢方を買い、コムアイはホテルにこもって集中タイムへ。その間、スタッフたちは急いで会場準備を進めていく。〈トライアツロン〉ツアーという名前は、新作EP『トライアスロン』にかけたタイトルであり、ライヴの内装もトライアスロンをモチーフにしている。じつはBGMもトライアスロンをモチーフにしているようだが、果たして気づいている人はいかほどに?
そして、この日の物販は、5月6日に渋谷WWWの〈水曜日の視聴覚室 vol.3〉で共演していたcainoの高良豊が売り子をしているというプチ・サプライズつき。お客さんにたくさん突っ込まれており、地元で愛されているのがよく伝わってくる。さらに、サウンド・プロデューサーのケンモチヒデフミもはるばる大阪から沖縄にやってきた!! この日が初めての沖縄ということで、テンションあがり気味で会場内の設備を確認するなどしていた。
沖縄での水曜日のカンパネラ人気は、他の県以上に高く、前回の全国ツアーは沖縄だけ2days、しかも両日ともにSOLD OUTという盛り上がり。1年に4、5回くらいライヴに訪れるなど、実際に足を運ぶ数も多く、コムアイ曰く「埼玉に行くのと同じくらいの感覚」とのこと(笑)。そういう背景もあり、もちろん今回もチケットはSOLD OUT。お客さんたちでぎゅうぎゅうになるハコのなか、水曜日のカンパネラのライヴがスタートした。
OPは渡邊直のVJから。本人がTwitterで解説していたとおり「ツアータイトル、モチーフはスポーティーにチャンピオンズリーグです!!!」というカッコいいロゴを用いた動画で幕が開く。その映像と入れ替わるようにコムアイがステージに立ち、トラックを流して歌いはじめる。前半は少し抑え気味にやさしく歌いながら、いつも以上に振り付けも大きくわかりやすく、お客さんも巻き込んで一緒に歌うなど創意工夫に溢れるものに。決してお客さん任せというわけでなく、ともに盛り上がってライヴを作り上げていく。「千利休」や「桃太郎」ではお客さんたちがサビ以外も平然と歌えてしまうというコアなファンぶりが垣間見えると「宗教だね」とコムアイが笑って話し、会場は笑いの渦に。
中盤からは、抑え気味だった歌い方も全開になり、盛り上がりがやむことをみせない。「ドラキュラ」では客席に脚立を立てて、恒例のお客さんパートを歌ってもらうなど、会場に一体感が生まれ、とても美しい光景が広まる。「マリー・アントワネット」では、恒例のお菓子を投げるだけではなく… 他にも詳しく書きたいことでいっぱいですが、それは全公演が終わってから書いていきたいと思います。これからライヴをご覧いただく方は、楽しみにお待ちください。今回行けない… という方は、少しずつ中身をレポートしていきますので、このレポートをお楽しみにしていてください。
ライヴ直後コムアイにコメントを求めると「前半は、見せ方とかも含めて、これから変えたい感じでできました。ただ盛り上げるだけっていうのはやりたくないんですよね。(ストレートに盛り上げようっていうんじゃなくて)抑えながらも、ちゃんと場を作れるようになりたい。そうじゃないと大きくなれないから。(そういう意味で)わりとバランスはとれた気がする。なにが起こるんだろうって注目してくれていて、みんないい顔していた。新しいものが見えたというか、次にやりたいことが見えた気がしました」と語ってくれた。
自分のパフォーマンスの仕方を見いだし、手応えを感じているというのは、前回のツアーではあまりなかったこと。本当にこのツアーは水曜日のカンパネラのターニングポイントになるかもしれないなという期待を感じた瞬間だった。その後、丁寧にサイン会をしてライヴは終了。すべて片付けてから、店長の上江洲氏がこれぞ沖縄!! という一軒家風の居酒屋に連れていってくれ打ち上げをして、沖縄でのワンマンは無事に終了。実に人情味あふれる熱い一夜となった。常に課題をもってライヴに臨み、一歩ずつ前身している水曜日のカンパネラ。この変化の行き着く先が楽しみだ。次は次週、札幌公演!!(text by ねるねるね~るね西澤)
この作品を聴いて初ワンマンに挑もう!!
水曜日のカンパネラ / トライアスロン(24bit/48kHz)
【配信形態】
WAV、ALAC、FLAC(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 208円 / まとめ購入 555円
【Track List】
1. ディアブロ
2. ナポレオン
3. ユタ
>>>インタヴューその①「ナポレオン」プロデューサー・OBKR
>>>インタヴューその②「ユタ」プロデューサー・オオルタイチ
>>>インタヴューその③「ディアブロ」プロデューサー・kenmochi hidefumi
>>>インタヴューその④水曜日のカンパネラ・ヴォーカル、コムアイ
水曜日のカンパネラ LIVE SCHEDULE
水曜日のカンパネラ・初ワンマン・ツアー 〜トライアツロン〜
2015年6月12日(金)@福岡 voodoo lounge
2015年6月13日(土)@沖縄 Output
2015年6月20日(土)@札幌 Sound lab mole
2015年7月10日(金)@大阪 Shangri-La
2015年7月11日(土)@名古屋 CLUB UPSET
2015年7月15日(水)@東京 キネマ倶楽部
・チケット
料金 : 前売 3,333円 ※全公演売り切れ
・特設サイト
http://www.wed-camp.com/triatsron/
水曜日のカンパネラの作品をチェック!!
待望の4th・ミニ・アルバムをハイレゾ配信中!!
水曜日のカンパネラ / 私を鬼ヶ島に連れてって(24bit/48kHz)
【配信形態】
WAV、ALAC、FLAC(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 208円 / まとめ購入 1,234円
【Track List】
1. 千利休 / 2. 桃太郎 / 3. エンゲル / 4. チャイコフスキー〈Interlude-ラモス-〉 / 5. インカ / 6. デーメーテール / 7. ジャンヌダルク / 8. ドラキュラ
>>水曜日のカンパネラ、4thミニ・アルバム完成記念企画①ビレバン、タワレコ、OTOTOYバイヤー座談会
>>水曜日のカンパネラ、4thミニ・アルバム完成記念企画②振り付け師・竹森徳芳への初インタヴュー
>>水曜日のカンパネラ、4thミニ・アルバム完成記念企画③ヴォーカルのコムアイへのインタヴュー
>>水曜日のカンパネラ、4thミニ・アルバム完成記念企画④トラックメイカー・kenmochi hidefumiへのインタヴュー
ヴィレッジヴァンガード限定のカバー・ミニ・アルバム、ハイレゾ版!!
水曜日のカンパネラ / 安眠豆腐(24bit/48kHz)
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 249円 / まとめ購入 800円
【Track List】
1. カンフー・レディー / 2. めぐる季節 / 3. 月灯りふんわり落ちてくる夜 / 4. 星めぐりの歌
>>水曜日のカンパネラ、コムアイの前世を占うために催眠術にかかりにいくの巻
映画をテーマにした3rdミニ・アルバム、ハイレゾ版!!
水曜日のカンパネラ / シネマジャック
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 205円 / まとめ購入 1,234円
【Track List】
1. ミツコ / 2. 二階堂マリ / 3. 義経 / 4. モスラ / 5. ラオウ / 6. ダ・ヴィンチ / 7. ニキータ / 8. ランボー
>>Kenmochi Hidefumiへのインタヴューはこちら
CD版とはミックス違いの2ndミニ・アルバムをハイレゾ配信中!!
水曜日のカンパネラ / 羅生門
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 205円 / まとめ購入 1,234円
【Track List】
1. モノポリー / 2. 素子 / 3. 星一徹 / 4. シャア / 5. マリー・アントワネット / 6. アリババ神帝 / 7. 不二子 / 8. 竹久夢二
>>コムアイ、Dir.Fへのインタビューはこちら
お待たせしました!! ヴィレッジバンガード下北沢店限定の1stミニ・アルバムをハイレゾ配信スタート!!
水曜日のカンパネラ / クロールと逆上がり
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 205円 / まとめ購入 1,440円
【Track List】
1. パフ / 2. お七 / 3. ゴッホ / 4. テンテン / 5. 浮雲 / 6. ヒカシュー / 7. マチルダ / 8. マルコ・ポーロ / 9. ネロ
エロスの連載を振り返っておこう
本連載から生まれた、水曜日のカンパネラのエロス第一弾シングル
水曜日のカンパネラ / モスラ(幼虫Ver.)
【価格】
wav / mp3 : 単曲 200円
水曜日のカンパネラのトラック・メイカー、Kenmochi Hidefumiによるモスラをテーマにしたトラックと、そこに乗っかるコムアイのエロスをモチーフにしたリリック。連載第一弾配信シングルにして、すでに最高傑作ともいえる湿気たっぷりのエロス・ソング!! 怪しくくぐもったサウンドにエモーショナルな鍵盤が絡まるロマンティックでエロティックな楽曲にときめきを感じてみては? 水曜日のカンパネラが羽化していくことを予感させる名曲!!
>>第一回『モスラ対ゴジラ』の考察ページはこちら
本連載から生まれた、水曜日のカンパネラのエロス第二弾シングル
水曜日のカンパネラ / ラオウ
【価格】
wav / mp3 : 単曲 200円
水曜日のカンパネラのトラック・メイカー、Kenmochi Hidefumiによる北斗の拳をテーマにしたトラックと、そこに乗っかるコムアイのエロスをモチーフにしたリリック。連載第二弾配信シングルにして、エロス・ソングとしては最大の問題作。
>>第二回『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章』の考察ページはこちら
本連載から生まれた、水曜日のカンパネラのエロス第三弾シングル
水曜日のカンパネラ / ミツコ(セーラー服ver.)
【価格】
wav / mp3 : 単曲 200円
水曜日のカンパネラのトラック・メーカーKenmochi Hidefumiによる『恋の罪』をテーマにしたトラックと、コムアイのエロスをモチーフにしたリリックが結実した、連載第3弾配信シングル。水カン至上最も難産となった1曲にして、現時点での最高傑作。不穏なイントロとくぐもったサウンドでスタートする本曲は、ぐるぐる城の周りを歩いているように、辿り着きそうでつかない雰囲気が醸し出された内容となっている。水曜日のカンパネラが、新境地を切り開き、次のフェーズへ踏み出すためのきっかけになるであろう作品。
>>第三回『恋の罪』の考察ページはこちら
本連載から生まれた、水曜日のカンパネラのエロス第四弾シングル
水曜日のカンパネラ / ニキータ(若気の至りver.)
【価格】
wav / mp3 : 単曲 200円
水曜日のカンパネラのトラック・メーカーKenmochi Hidefumiによる『ニキータ』をテーマにしたトラック&リリック、それをコムアイが歌った連載第4弾配信シングル。静かにゆったりはじまるサウンドスケープから一転、軽快なドラムンベースが疾走感をもたらす。映画のストーリーを示すリリックとあわさることで妙な哀愁がただよう、これまでの水曜日のカンパネラにはない1曲。
>>第四回『ニキータ』の考察ページはこちら
OTOTOY限定のSPECIAL Editionも配信中!!
ここでしか手に入らない限定版
水曜日のカンパネラ / ノルウェイの盛り
【価格】
wav 単曲 200円 / まとめ購入 400円
mp3 単曲 150円 / まとめ購入 300円
【Track List】
1. モノポリー
2. ものぐさ太郎
3. 素子
PROFILE
水曜日のカンパネラ
2012年、夏。初のデモ音源「オズ」「空海」をYouTubeに配信し始動。
「水曜日のカンパネラ」の語源は、水曜日に打合せが多かったから… と言う理由と、それ以外にも、様々な説がある。当初グループを予定して名付けられていたが、現在ステージとしてはコムアイのみが担当。それ以降、ボーカルのコムアイを中心とした、暢気でマイペースな音楽や様々な活動がスタートしている。
コムアイ
担当 : 主演 / 歌唱
1992年7月22日生まれ。
神奈川県出身。
成人しても未だ「クロール」と「逆上がり」ができないという弱点を持つ。
高校生時代には、いくつかのNGOやNPOに関わり活発に動き回る。
サルサ・ダンスに毒され、キューバへ旅し、同世代100人のチェキスナップとインタヴューを敢行。
その後は、畑の暮らしを体験したり、たまに海外へ。
最近は、鹿の解体を習得中。
好物は、今川焼と明石焼といきなり団子。
また、“サウンド・プロデュース”にKenmochi Hidefumi。
その他、“何でも屋”のDir.F。
などが、活動を支えるメンバーとして所属。