INTERVIEW : リオンタウン
合宿中、何かが突出しているわけではないけれど、不思議と応援したくなる魅力を持っている人だなぁと思っていた。まだまだ未完のリオンタウン。個性派揃いのASPの中で、今後彼女がどのような変貌を遂げるのか? その変貌の向きによって、 ASPの面白さは大きく変わっていくだろう。
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 東原春菜
写真 : 大橋祐希
水泳は0歳から12歳ぐらいまでやっていました
──リオンタウンという名前の由来はなんですか?
リオンタウン(以下、リオン) : 名前の由来は『スワロウテイル』という映画が好きで、その映画のキーワードになる円盗(イェンタウン)からとっています。
──YEN TOWN BANDが主題歌の映画じゃないですか!
リオン : そうです! 絶対気づかれないと思ったんですけど、ツインズも気づいてくれました。
──リオンさんは、どのような経緯でWACKを好きになったんですか?
リオン : コロナ禍になって自宅待機になったとき、家でずっとYouTubeを見ていたら関連でBiSHさんの動画が出てきて、そこからおすすめ動画を辿ってWACKの動画も見て興味を持つようになりました。WACKを知る前は流行りの音楽もあまり聴かなくて、はじめてハマった音楽がBiSHさんでした。
──BiSHのどの曲にハマって、どんなところに惹かれたんですか?
リオン : いちばん最初に聴いたのが“beautifulさ”で、いちばん好きなのは“スパーク”です。いままで自分のなかのアイドル像は、大人数で揃ったダンスを踊って女性らしさを大事にしているイメージだったんですけど、BiSHさんを見て「こんなにかっこいいアイドルがいるんだ」と思って、自分のなかのアイドル像と違うところに惹かれました。
──BiSHメンバーのなかでは誰が好きなの?
リオン : いちばん最初はアユニ・Dさんが好きでした。ハマってからは全員好きで、いまはこの人がいちばん好きとかはないです。
──BiSHにハマる前は、なにか趣味とかあったんですか?
リオン : 水泳とバスケです。水泳は0歳から12歳ぐらいまでやっていました。
──0歳! 逆に歌とかダンスのような音楽に触れた経験はありましたか?
リオン : 全くないです。音楽の授業でしか触れてこなかったです。
──自分もアイドルになろうと思ったきっかけは?
リオン : 休みの日にWACKのライヴ動画を見ていて、かっこいいなと思って。ふと、「自分も絶対にWACKに入ってかっこいいライヴがしたい」と思ってからWACKに入りたい気持ちが強くなりました。
──WACKの歴史を遡ると、デスソースとか下ネタとか過激なことが全部見えてくるじゃないですか。そういうのを見てもWACKに入ろうと思ったの?
リオン : WACKの歴史を知って衝撃はあったけど、他のアイドルがやってないことをやっているWACKが好きで、自分も好きなことならできるかもしれないみたいな謎の自信がありました。
──合格したグループがASPだったことについてはどう思っていますか?
リオン : WACKに入れたこと自体が嬉しいし、2021年の夏にやっていたBiSとASPの合同オーディションも受けてて、ASPにも興味があったので本当に嬉しかったです。
──そうだったんですね。BiSとASPの合同オーディションでは、ツインズが入りましたが、そのときの心境は?
リオン : 悔しかったです。でも、落ちても絶対2022年の合宿を受けようっていう気持ちでした。それまでの間、他のグループの曲をずっと聴いて合宿のイメージを膨らませていました。
──WACKのオーディションを受けることは、ご両親や友だちには伝えたの?
リオン : 親には伝えて最初は、「頑張ってね」と言ってくれていたんですけど、日にちが近づくにつれて「いままで歌もダンスもやったことないけど大丈夫?」みたいな心配もしてくれました。友だちには、受けることを言ってなくて、受かったあとにふたりだけに合格したことを言いました。ふたりとも私がWACKを好きなことを知ってくれていたので「頑張ってね」って応援してくれています。