〈中野Heavy Sick Zero〉ではじまったんだなって
──〈中野Heavy Sick Zero〉での初ライヴはどうでしたか?
ユメカ : 先輩方の〈中野Heavy Sick Zero〉のライヴ映像を見ると、お客さんがパンパンに入っててお客さんの汗もダラダラなんですよね。でも、ASPは抽選会で15人しか入れなくて少し寂しい感じではあったんですけど、みんな手をあげてくれて楽しかったです。アンコールも13曲、最初から最後まで通したんですけど、あっという間で本当に楽しかったです。
──アンコール案を聞いたとき、どんな気持ちになりましたか?
ユメカ : 「これは、本当か…… 否か……!?」みたいな気持ちでいたんですけど、セトリがきて「本当だー!!!!」という感じでしたね。
──どのような意気込みで臨みましたか?
ユメカ : 私たちの目標は、〈中野Heavy Sick Zero〉ではじめて会う15人と映画館で観てくれている人たちみんなを虜にすることでした。あとは、みんな緊張していたので「何とかなるんだよ」ってメンバーに言ってましたね。

──その4人だったら間違いなく活動経験の長いユメカさんが、ビシッとしていないといけないポジションですよね。
ユメカ : もちろん私も緊張していたんですけど、はじめてステージに立つ子にもライヴは楽しいということを味わってほしいと思って。「絶対、緊張すると思うけど絶対なんとかなるから。失敗しても全然大丈夫。楽しもう」って、とにかくそれだけ言っていましたね。
──ユメカさん的に初ライヴの点数を付けるとしたら何点ですか?
ユメカ : 点数なんて難しいですねー。一億点満点だとすると500点!
──100点満点にすると0.000005点ですけど……。
ユメカ : それは低すぎました(笑)。全世界には100点満点のほうが分かりやすいんですね。100点満点だとしたら難しいけど65点!
──え? これ計算合わないですよね。
ユメカ : 計算は……。考えるな感じろタイプですよ! 計算したらダメです(笑)。

──渡辺さんから初ライヴの感想はいただきましたか?
ユメカ : 渡辺さんからは「よかった。でも、ワンマン・ライヴがいいのは当たり前。これから先、その勢いを繋げていくことがなにより大事だよ」と言ってくださって、本当にそうだなって思いました。だから、初心の「やってやるぞ! かましてやるぞ!」という気持ちをいつまでも持ち続けられるように、必ずライヴをやる前にメンバーと話し合いをして挑むようにしてます。
──どういうことを話し合うんですか?
ユメカ : たとえば「ツアーはどういう人に向けてどういう目的でやるのか」とか「リリース・イベントはASPでどういう感じを見せたいのか」ということを毎回話してます。
──初ライヴを終えたときの気持ちを教えてください。
ユメカ : 〈中野Heavy Sick Zero〉ではじまったんだなって。ステージでライトに当たって、マイクを持って目の前の人に向かって歌って踊っているのが本当に幸せで、またステージに立てたんだなって思いました。あとはこれから、この4人で続けていきたいと強く思ったし、高い山を越えられるような気がしましたね。
──ASPにとって、その高い山を超えるために必要なことは?
ユメカ : 高い山を乗り越えるうえで私が思っていることは、きれいな場所が見えるまで本当にきついこともあるし、しんどいって思う日もあると思うんです。けど、そのしんどさをいかに楽しむかだと思いますね。みんなで、しんどい日も大変な日も楽しんで、その高い山を登っていきたいです。
