INTERVIEW : マチルダー・ツインズ
ツインズのおもしろさは、もう皆さんには伝わったのだろうか? 間違いなく愛せるおもしろさを持っている。今回のインタヴューは、姉のマチルダー・ツインズ。7人体制のASPが、どんだけ成長しているかが本当に楽しみでならない。キーパーソン、マチルダー・ツインズ!
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 東原春菜
写真 : 大橋祐希
ちゃんと自分はASPになるぞ
──リキッドルームでお披露目ライヴをやってみてどうでしたか?
マチルダー・ツインズ(以下、マチルダー) : 「実家に帰っちゃおうかな」と思ったぐらい緊張して恐怖にまみれた怪物だったんですけど、そのときはまだライヴの楽しさを知らなかったので「早く終わった状態になりたい。でも、5人のASPを見せなきゃいけない」っていう複雑な気持ちでしたね。ライヴが終わったあと、“本当に私はASPに入ったんだ”という覚悟がでてきました。
──その後、〈WACK合同オーディション2022〉でふたりの新メンバーが入り先輩になったわけですが、そのおふたりについてはどう思っていますか?
マチルダー : 心強い、頼り強い、力強いって感じで心から「ASPに入ってくれてありがとう」と思っています。
──先輩風を吹かせてはいないんですか?
マチルダー : 先輩面はしてないんですけど、「ありがとうでいいよ」って言ったことがあって、そのときは自分先輩っぽいなって思っちゃいました。
──マチルダーさんはASPのなかでどういう立場なの?
マチルダー : 教える立場でもあるし、教えられる立場でもあって。直接「ここ、こうだよ」というのもあるんですけど、新メンバーが頑張っている姿を見て、間接的に学ぶことはあるなと思いました。
──おふたりの加入が決まったとき、どんな気持ちでしたか?
マチルダー : 心臓が飛び出そうなほどワクワクしていました。ふたりは合宿が終わったばかりで不安もあったと思うので、背中をさすったりLINEで会話したりしていました。
──マチルダーさんから見て、リオン(リオンタウン)さんはどういう人ですか?
マチルダー : リオンちゃんは、本当に可愛いポニーテールという感じです。クールなのにめっちゃラフな感じで話かけてくれるんですよ。最近、リオンちゃんの特典会の様子を見るのが趣味ですね。
──チーチー(チッチチチーチーチー)さんは?
マチルダー : チーチーは、意外と変わっているというか、笑いのツボが不思議ですね。私が突拍子もないことを言っちゃうんですけど、ちゃんと笑って反応をくれてありがたいなと思っています。
──マチルダーさんは加入して3カ月後にZepp DiverCityに立ち、半年後には新メンバーも入ってきて怒涛な日々だったと思いますが、ASPの活動はすぐに慣れましたか?
マチルダー : 私は素直じゃなくて、よくわからない人間なんですけど、私の性格をメンバーが理解してくれて自由にやらせてもらっているので、すぐに慣れました。むしろ、受け入れてくれたのが嬉しかったですね。でもグループとしてやっていくわけなので、自分のいいところも悪いところも理解しなきゃいけないと思っています。
──ASPに入る前まで歌やダンスを披露したりすることはなかったと思いますが、やってみてどうでしたか?
マチルダー : 最初は不安で「覚えられるかな。いま間違ってないかな」って、ずっとなにかに監視されているみたいな感じだったんです。けど、歌詞や振りを表現する楽しさを見つけることによって、ちゃんと自分はASPになるぞって感じでした。
──できるようになると、めちゃくちゃ楽しいでしょ?
マチルダー : 「楽しすぎてヤバッ!」っていう感じですね。
──この半年の間に、“自分が成長したな”と思う部分はありますか?
マチルダー : いままではなにをするにも諦めてしまっていた部分があったんですけど、この半年で“行動しないとなにも起こらない”ということを知ったので、「食べたい物があったら電車に乗って食べに行く」みたいな行動をすぐにできるようになりました。ASPに入ってトライして、なにかを掴んで楽しいっていう感情を知れたので、なんでもやってみたいことが増えて、いろいろ行動したいと思えるようになりました。
──この半年でいちばん楽しかったことはなんですか?
マチルダー : “M”のMV撮影が楽しかったです。血のりまみれの体になったり、熱海に行ったり、やりたいなと思っていたことがASPでできたことがすごく幸せでした。