新メンバーとともに7人のサマロケを作っていきたいーーSummer Rocket、1stアルバムを期間限定フリー配信
永原真夏&工藤歩里が楽曲プロデュースを務める、永遠の夏を歌うアイドル・グループ、Summer Rocketが待望の1stアルバムを完成させた。これまでにリリースされてきた4枚のシングルを再レコーディング、リマスタリングした楽曲に加え、初音源化となる「太陽のアリア」「ロードスター逃飛行」を収録した全10曲。発売日の12月25日に先駆け、OTOTOYでは同アルバムのmp3版を無料配信!! そしてメンバー4人へのインタヴューを実施。12月17日(日)には新宿LOFTにて3rdワンマン・ライヴ〈さよならセカイ〉を開催し、新メンバー3人を迎えることも決まっている激動のサマロケ・メンバーが何を考え活動しているのかに迫った。今のサマロケに注目してほしい!!
サマーロケット、待望の1stアルバムを期間限定フリー配信!!
Summer Rocket / Summer Rocket(期間限定フリーパッケージ)
【配信形態】
mp3
【配信価格】
まとめ 0円(税込)
【Track List】
1. 太陽のアリア
2. Summer Rocket
3. プールサイドのイルカ
4. さくらハレーション
5. サマタイム・キル
6. きりさいて
7. ロードスター逃飛行
8. 夏のトライアングル
9. リズムマジカル
10. 乙女座流星群
INTERVIEW : Summer Rocket
2017年12月17日(日)、新宿LOFTにて3rdワンマン〈さよならセカイ〉を開催するSummer Rocket。永遠の夏を歌うアイドル・グループとして誕生してから約1年半を迎える彼女たちだが、年間100本を超えるライヴやメンバーの脱退など数々の出来事を乗り越え、現在の4人での体制を作り上げた。そんな4人の集大成的な1stアルバムについて、そして12月17日には新メンバー3人を迎えて新たなスタートを切ることについて、4人に話を訊いた。
取材&文 : 西澤裕郎
写真 : 大橋祐希
永原真夏さんに「4姉妹みたいになってきたね」って言ってもらって(笑)
──約半年間ぶりのインタヴューですけど、Summer Rocket(以下、サマロケ)はライヴ本数が多くて本当にバイタリティがありますよね。選べないかもしれないですけど、特に印象に残っている出来事を教えてもらえますか?
東雲しなの(以下、しなの) : 今の4人体制になって初の関西遠征を10月21日~22日にしたんですけど、京都の〈ボロフェスタ2017〉で新曲「乙女座流星群」を初披露したんです。前日の時点で振りが決まっていない箇所があったので、4人で同じ部屋に泊まってギリギリまで練習していたのが1番想い出に残っています。
桐生ちあり(以下、ちあり) : 曲が出来たのがライヴギリギリだったんですよ。ライヴが続いていたこともあってレッスンをする時間もなかったし、1日目の大阪公演が3現場あったので、23時にホテルに帰ってきて4人で振りを考えて練習していて。
しなの : 音源には入っていないんですけど、ライヴでは1人1人台詞を言う箇所があるんです。わなび、しなの、ちありの3人が弱音っぽいことを言うんですけど、大サビ前でくるみが〈でも頑張るって決めたんだ〉っていう台詞を言っていて。これまでサマロケは弱音を言う歌詞とかセリフがなかったんですけど、そのセリフには少なからず私たちの本音も入っていて。だから、踊っているうちに泣きそうになったし、練習も熱い気持ちになりながらしていました。
──その弱音は4人の状態をヒアリングして生まれたセリフなんですか?
しなの : 特にヒアリングしたわけじゃないんですけど、結成からずっと付いてくださっているダンスの先生がセリフを決めてくださって。私たちにぴったりとはまっているし、自分の気持ちをこぼすような感じなので、聴いてくれている人に伝わる箇所になっているんじゃないかなと思います。
──ちなみに、どんなセリフを言っているんですか?
愛わなび(以下、わなび) : 私は〈本当はねすごく不安〉って言っていて。日によってニュアンスを変えてもいいよと言われているので、その日の気持ちで声の大きさやトーンを若干ずらしています。
しなの : 私は〈本当はねどうしたらいいのかわからない〉、リーダーは〈本当はね疲れちゃったな〉って言っています。
──前回のインタヴューのとき、くるみさんは受験勉強のため活動休止していて復帰したばかりでした。3人の輪に入っていくのにちょっと遠慮があったみたいな話をしていましたけど、半年経ってうまく馴染むことができていますか?
桃宮くるみ(以下、くるみ) : インタヴューしてもらった4月頃は復帰してまだ1ヶ月くらいだったんですけど、半年経ってグループのモチベーションも変わってきていて。当時は私自身マイナス志向になることが多かったんですけど、最近は憑き物が取れたみたいに感受性が豊かになったというか、映画や本を読んですぐ泣いちゃうんですよ(笑)。お客さんから「最近、表情豊かだね」って言われるとこも増えました。元々、サマロケは明るくて爽やかなコンセプトのグループなので、ちょっとでもそれに近づけられるようにと思って頑張っています。
しなの : この半年間ライヴ本数も多かったし、しんどいことや楽しいことも一緒に過ごしたことで4人のなかに強い絆みたいなものが出来てきたのかなと思っていて。先日、永原真夏さんに「4姉妹みたいになってきたね」って言ってもらって(笑)。そういう風に見えるようになってきたんだなと思いました。
くるみ : 実際、半年の間に悲しいこともつらいこともたくさんあったんです。その中でいろんな考え方をできるようになったし、視野も広がったのかなと思っていて。少なからず客観的に見れるようになったのかもしれないです。
──リーダーは自分が変わった感じはありますか?
ちあり : 変わった… のかなぁ? でも、4月のときよりは肩の力を抜けるようになったとは思います。それまでは自分のことで精いっぱいだったけど、その気持ちを全部捨てたら楽になったというか… 自分のことを考えるのを辞めました(笑)。
──あははは。余計なことを考えすぎないようになったってこと?
ちあり : そうですね。
新たに7人のサマロケを作っていかないといけない
──4姉妹に見えるようになってきたという話がありましたけど、12月17日の3rdワンマンライヴで新メンバーが3人加入します。そのことに対しては、どういう気持ちなんでしょう?
しなの : 正直、戸惑いはあります。
くるみ : やっと4人でのSummer Rocketの形が出来てきたから、今までやってきたものがまたゼロからになっちゃうんじゃないかっていう心配もあって。ワンマンが怖いという気持ちも少しあります。
ちあり : 私たちはサマロケをやるために活動を始めたけど、新しく入ってくる子たちは自分を魅せたいからサマロケをやるって気持ちが多分あると思うんですよ。まだやる気の差も全然わからないので不安ですね。これからどうなるんだろうって。
しなの : ただ、最初に新メンバーが3人入るって聞いたときに、4人でサマロケを作ろうってとこにすごく苦労したことを思い出して。だからこそ、新たに7人のサマロケを作っていかないといけないと思ったんです。自分たちも最初は”自分がやりたい”という気持ちのほうが強いと思うし、そのバランス感は1年半やってきてようやく掴んだものなので、新メンバーとともに7人のサマロケを作っていきたい。新しいお客さんに観てもらえるチャンスでもあると思うので。
わなび : いまのサマロケって大事な時期に入ってきていて、来年の夏に向けてどんどん準備を進めていかないといけないし、大事にしていかないといけないと思うんです。私たち自身も切磋琢磨できるようなメンバーとの関係が作れていけたらいいなと思っています。どういう変化が起こるか不安でもあり、楽しみでもあります。
──一気に3人増えるとのことで、大きく見え方も変わるでしょうね。
ちあり : ステージングも見栄えが変わると思いますし、歌割りが変わることによって曲の雰囲気も変わると思うし、そこは楽しみですね。
──そう考えると、今回のアルバムは4人の集大成と言っても過言ではないですね。2ndシングルのレコーディング風景を見学させてもらったときは、みんな緊張していましたけど、今回のレコーディングを振り返ってみていかがでしたか?
ちあり : 私は自分の表現のなさに絶望しました…。もっと出来ると思っていたんですけど、アルバムになって聴いてみると「もっとここをこうすれば良かったのに!」と思うところもあったりして…。しかも私、風邪を引いてしまって、めっちゃ鼻声なんですよ…。悔しいですけど、このCDを次は超えてもっともっと成長します!!
──前回のレコーディングでは永原真夏さんと工藤歩里さんが指導しながら歌入れをしていましたけど、今回もディレクションしてもらったんですか?
しなの : 今回は真夏さんと歩里さんはいなかったんですけど、レッスンしてくださってる先生が付いてくださって指導していただきました。完成したものを聴いて、前よりは成長できたかなと思っています。
今までのサマロケと、これからのサマロケが入っている曲になっています
──本作の中での推し曲、もしくは大切な曲を1人ずつ教えてもらえますか?
くるみ : 私は「ロードスター逃避行」が1番しっくりきていて。マリオカートみたいな明るい曲なので朝の通学の時間などに聴いて気分を上げてほしいなと思います。
──マリオカート(笑)?
くるみ : 間奏の音がテッテレ~って感じのサウンドになっていて、すごく楽しい曲になっています。間奏でみんなが台詞を言っているところもワンマイクで楽しく録音できたので聴いてほしいです。
わなび : 私は「プールサイドのイルカ」です。この曲を初めて聴いてくださった方が「よかったよ」と言ってくださることが多くて。ライヴでは1番最後に披露して、手を振ったりして盛り上がるんですけど、今回のアルバムでは3曲目に入っているので曲順にも注目して聴いてみてほしいです。この曲は2ndシングルにも入っているんですけど、今回アルバム用に再録していて。あと、これはイルカの曲ではなくて…。
しなの : 前回のインタヴューで、ちありちゃんは「イルカと男の子の恋の歌にしか聴こえない」って言ってったんですけど(笑)。
ちあり : あーそうね! 今はちょっと違うけど。
しなの : 今は何なの?
ちあり : 今は海の歌。
わなび : (笑)。これはサマロケのテーマ曲でもあるし、サマロケのコンセプトに近い曲になっているので、そのあたりも注目して聴いてみてほしいです。
ーーしなのさんはどの曲を選びますか?
しなの : 私は「Summer Rocket」です。この曲はサマロケが1番最初にいただいた曲で今回4人で再録したんです。当時とは表現の仕方も思い浮かべるものも伝えたいものも変わってきていて。歌割りも変えたり、緩急をつけたり、いろんな展開を見せながら作っています。なので今の4人が歌った「Summer Rocket」を聴いてほしいです。あと個人的な話になってしまうんですけど、私だけレコーディングが別日になってしまって、1番最初にレッスンをした場所で今回歌録りをしたんです。初めてこの曲を聴いた場所だったので、その時のことや1年半を思い出して。今までのサマロケと、これからのサマロケが入っている曲になっています。
ーー最後にリーダーはいかがですか?
ちあり : 私は「サマタイム・キル」を推します。この曲は今年3月のワンマンからやり始めたSEBASTIAN Xのカバー曲で、シングルにも入っているんですけど、ライヴで聴くのとCDで聴くのと全然違くて。ライヴでは勢いがあるんですけど、CDではものすごい緊張感で歌っています。私はCDを聴きながらその曲に浸ることが大好きなんですけど、「サマタイム・キル」は入りやすくて、電車乗ってて聴いていると自分かっこいいなって思えるんです。
一同 : (笑)。
ちあり : ライヴで観てもらったあとCDで聴いてもらうと、また緊張感が全然違うので、どっちも聴いてみてほしいです!
Summer Rocket 3rdワンマン
さよならセカイ
2017年12月17日(日)@新宿LOFT
時間 : OPEN 11:30 / START 12:00
料金 : 前売 2,500円 / 当日 3,000円
RECOMMEND
Summer Rocket / さくらハレーション / プールサイドのイルカ
2016年7月から活動をスタートさせ、通算120回以上のライヴを行なってきたサマロケの新作は、ライヴの定番「さくらハレーション」「プールサイドのイルカ」の2曲。楽曲制作者の永原真夏と工藤歩里がレコーディングにも立ち会い歌唱指導、徹底的にサマロケの世界観を作り上げた渾身作。
「夏」をテーマにしたアイドル・グループのライヴ定番曲を収録した初シングル。ex.SEBASTIAN X、音沙汰の永原真夏と工藤歩里が楽曲をプロデュース。
永原真夏がソロ・アーティストとしてさらなる一歩を踏み出すべく、ソロ第二章の幕開けとなるシングルをリリース! 新たにドラマーにイシヅカタケマル(ハラフロムヘル)を迎えパワーアップした新生SUPER GOOD BANDと共に作り上げた永原真夏ワールド全開のアッパーなメッセージソングを収録。LUCKY TAPES高橋海が作・編曲の名曲バラードも収録。
PROFILE
Summer Rocket
「Endless Summer Magazine Rocket」発アイドル「Summer Rocket」。永原真夏・工藤歩里楽曲プロデュース。夏休み始めました!
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