ANIMAの石川ユウイチ、SOURの高橋ケ無、そしてエリーニョの3者による即興演奏音源『Session with photograph exhibition』が届いた。少しばかりややこしい経緯がある作品なので詳しくは本人達の発言に目を通して頂きたいのだが、これは写真家・鎌倉真希の個展『三年組曲~エリーニョのために』への提供曲としてレコーディングされたものであり、作品の被写体でもあるエリーニョの希望によって実現したこのセッションは、展示作品へのエリーニョからのレスポンスといった意味合いもあるようだ。しかし、そもそも会場の空間演出を目的としたこのセッションは、結果としてそれぞれの無意識化に眠っていた演奏家としての資質を引き出すことにもなったようだ。BGMと呼ぶにはあまりにスリリングな展開で溢れた3者の共演を、ぜひお好みのシチュエーションで楽しんでみてほしい。
インタビュー&文 : 渡辺 裕也
展示作品からインスパイアされた4曲が見せるさまざまな景色
エリーニョ×石川ユウイチ(ANIMA)×高橋ケ無(SOUR) / Session with photograph exhibition
エリーニョ、石川ユウイチ(ANIMA)、高橋ケ無(SOUR)により即興演奏で公開レコーディングされ、写真家の鎌倉真希の個展で使用された本作。まるで鎌倉真希の作品に音を与え、全ての五感を刺激するスリリングな作品。OTOTOYで先行配信開始。
【Track List】
1. 不確かな朝 2009
2. 私の定点 2009
3. 遮断中 2010
4. 続きのような対話 2011
60分です。まったくそのままです。
——今回の作品は、写真家の鎌倉真希さんの個展で使用するBGMを作るという目的で作られたのだそうですね。
石川ユウイチ(以下、石川) : はい。その個展はすべてエリーニョを撮った写真を展示したものだったんです。昔から彼女達は交流があって。
エリーニョ : 真希ちゃんはこれまで何年もの間、私の写真を撮ってくれているんです。そこでその撮りためた私の写真だけで作品展をやりたいと提案されて。ちょっと変わった蜂蜜屋さんのギャラリーで、4つのフロアに分けて写真を飾ったんです。そこで使うBGMを作ってほしいと彼女から言われて、今回のものを作ったんですけど、その前にもこの3人には浅い歴史があって、ね(笑)。
高橋ケ無(以下、高橋) : 去年の3月からだね。
エリーニョ : いや、その前に対バンした時からだよ。私が弾き語りをやった時に一緒だったのが、ケンさんがSOURとは別でやっている嘔吐っていうバンドで。
高橋 : そう、その時に「今度一緒にやりたいね」みたいな話になったんだよね。で、去年の3月に渋谷ラッシュでやることになったんです。
——もともとはこの音源ありきではなく、この3人で演奏する約束をしていたところから始まったんですね。
高橋 : そう。テーマも何もない、完全な即興。3人で合わせるのもそのステージ上が初っていう状態でやったんです。つまりスタジオにも入ってないし、リハもなし。本番だけの喧嘩をしようっていう企画で(笑)。そうしたら、30分の枠をもらったのに50分も演奏が続いちゃって。それが去年の3月の話で、今回の音源のレコーディングが今年の2月。僕らは今までその2回しか一緒に演奏したことがないんです。
——レコーディングに合わせたリハも一切なし?
エリーニョ : まったくないです。レコーディングも去年初めて一緒に演奏した時と同じコンセプトでやったから。その去年のライヴも録音してあるんですけど、それがすごくよくて、もう1回やりたいなと思っていた時に、ちょうどこのBGMの話が出たので、じゃあこの3人でレコーディングしようと。
——鎌倉さんから音源に対する要望は特になかったんですか?
エリーニョ : 「BGMがほしいから何か考えてみて」と言われたので、その去年のライヴ音源を彼女に聴いてもらったんです。あとは、展示会のテーマが4つのフロア毎にわかれていたので、それだけ教えてもらいました。
石川 : 決まっていたのはその4テーマ分の音源を録ろうということだけですね。
——撮影者がテーマを決めて、被写体が自ら演奏してBGMを作ると言うのはとてもユニークな試みですよね。サウンドのイメージを定めるのもすごく難しそうな感じもしますが、実際はどうでしたか?
エリーニョ : 私、これまで2枚アルバムを出しているんですけど、そのジャケ写も彼女が撮ってくれたもので、それも飾られていたし、4フロアが撮影した時間軸に沿って分けられていたから、その時々の自分の気持ちもうまくテーマ毎にはっきりしていたんです。だから雰囲気はなんとなく掴めていました。
——インディーで活動しながら、これだけ長い期間に渡って撮影され続けているミュージシャンもそうはいないと思うんですよ。しかもライヴとかの記録写真ではなく、被写体として共に作品を形にしているわけですから、お二人の関係って、いわば創作パートナーに近いものなのかなと思って。
エリーニョ : それはそうですね。ケンさんがやっている嘔吐っていうバンドは映像と演奏を同時にやっているんですけど、それと近い感じだと思います。私達は写真と音楽で一緒に何かやろうと常々思ってきたから。でもライヴ中に後ろでスライド・ショーを流してもしょうがないしね(笑)。
高橋 : 写真と音楽のコラボだと、写真が音楽に追従する形になりがちじゃないですか。映像だと時間軸があるから音楽と同期しやすいけど、写真は動かないものだから、その辺りは難しいなと思ったけどね。
——そういう意味でも、高橋さんと石川さんの場合は、エリーニョさんとはまた違った距離感があったと思うのですが。
高橋 : そうですね。彼女は被写体も兼ねているわけだから。俺は投げられた4部構成の写真のイメージをそのまま吐き出そうというスタンスで臨みました。
石川 : 僕もまさにそうですね。
——そこでみなさんは空間演出を目的とした即興での音源制作に臨んだ訳ですが、作り込んだ楽曲を提供しようという考えはまったくなかったのでしょうか? エリーニョさんはちょうど新譜のリリース・タイミングでもあったわけですから、その新譜や未収録曲などを使ってもおかしくはなかったと思うんですよ。
エリーニョ : 被写体は私でも作品は彼女のものですから、自分の曲を流して自分を出してもしょうがないので。だから歌詞もつけなかった。展示場で言葉が流れると雰囲気を決めつけちゃう感じがすると思ったし、その時々の思いを撮った写真だから、音楽も即興がいいなと思ったんです。
高橋 : 曲を作るとその経過がうまれるじゃないですか。それが何度も繰り返されて曲が固まっていくんだけど、今回はまず写真展ありきだから、そこに作り込んだ曲を乗せてしまうのは違うんじゃないかと思って。だからある程度は漠然としたものの方がよかった。写真をイメージするんじゃなくて、写真を飾られている場所をイメージしてやったからね。さっき空間演出とおっしゃってましたけど、まさにそこに重きを置いたんです。
——ボーカルもかなり抑制が効いていますね。
エリーニョ : というよりも、声を楽器として使った感じですね。
——エリーニョさんは引き込む力が強い声をお持ちなので、展示会の雰囲気を引っ張らないいためにあえて抑えたのかと思ったんですが。
エリーニョ : それはまったくなかったです。今回はみんないろんな楽器をその場の思いつきで鳴らしているんですけど、私はその中のひとつとして声を使ったというだけで。
高橋 : 面白いのは、漠然とした感じで演奏していても、声が入ってくると一気に焦点が絞られていくんですよ。それに歌詞があろうとなかろうとね。
——では、この3人でやったら面白いだろうという考えに至った、根源にはなにがあったのでしょう?
石川 : 初めて3人で演奏してみた時に、ものすごく強いエネルギーを感じたんですよ。
高橋 : そう。エネルギーっていうのはひとつのテーマになっていたかもしれないね。
石川 : プレイヤーとしてこういう演奏をしようみたいな感じではなくて、その場でなにが出てくるのかを楽しみたいという気持ちで演奏したんです。それを後になって聞いてみたら想像以上のものになっていたんですよね。自分の中の知らなかった部分も発見できたし。
エリーニョ : それケンさんも言ってましたよね?
高橋 : ちゃんと鍵盤と一緒にやるのもこれが初めてだったんだよ。変な話だけど、鍵盤を弾く人って大抵真面目じゃない? だから真面目じゃない鍵盤奏者とやってみたかったんだよね(笑)。
エリーニョ : (笑)。でも言ってることはよくわかります。
——それは興味深い話ですね。
高橋 : 僕らくらいの歳になるまで鍵盤をずっとやってきた人って、小さい頃からピアノに取り組んできた人が多いじゃないですか。そういう人達と何回かセッションしたことはあるんだけど、どうしても殻から出られない人が多くて。
——それは学術的な意味で?
高橋 : そうそう。まあ、僕が知っている人がたまたまそうだっただけかもしれないですけど。で、エリーニョはそうじゃないだろうなと思って。自分と近いものも感じていたんですよね。
——でも、エリーニョさんもしっかりとしたピアノの素養はある人でしょ?
エリーニョ : 不真面目ですよ、私は(笑)。でも、今のケンさんの話はその通りだと思った。
高橋 : 鍵盤を弾きながら歌う人って、歌ではすごく感情を出すんだけど、ピアノではそこをセーブするんですよね。彼女はピアノも歌も暴れる時があるから(笑)。そういう人は珍しいよ。
——小さい頃からピアノを習っていれば音感も磨かれますから、そういう意味で神経質になることもありますよね。
高橋 : そうそう(笑)。
エリーニョ : そうなんだ?
——エリーニョさんはあまり気にしない?
エリーニョ : むしろ気にしろと言われる方ですね(笑)。
高橋 : 確かに石川くんとの間でそういうやりとりを見たな(笑)。僕らの3人の立ち位置を簡単に言うと、エリーニョと俺が基本的には遊んでいて、その様子を見ながらどっしりと構えてくれているのが石川くん。だから石川くんはお母さん役だね(笑)。俺は二人がどういう演奏をしてくるかをあまりイメージしていなかったんですけど、実際にライヴをやってみたらそういう関係がすぐにできたから、面白かったね。特に石川くんに関しては、その時がほとんどはじめましてだったから。僕はエリーニョと対決するつもりで臨んだけど、石川くんはセッションが始まって最初の2分くらいで、自分と戦うタイプではないなとすぐ分かった。バランスを見てくれる人だなって。
石川 : この二人は僕と比べてずっとアクが強いんですよ(笑)。その二人と演奏しながら音を聴いていると、自分の違うところが見えてきて。二人の音を聴きながら演奏するのが僕は面白かった。
視覚に聴覚が勝る瞬間っていうのがすごく面白いと思うんですよ
——レコーディングを公開でやることにしたのはなぜでしょう?
エリーニョ : えーと、見られていた方がテンション上がるから(笑)?
高橋 : 見られているっていう意識はあった方が面白いよね。
エリーニョ : 元々リハなしのライヴありきで組んだ3人だから、レコーディングもそういう形でやった方がいいなと思って。
高橋 : 3人それぞれブースに入るような録り方は他でやればいいわけだし。
石川 : それをやると考えちゃうからね。
——失敗の許されない環境に身を置いて録ったものが、後日展示会で流れたわけじゃないですか。きっと3人の予期していないものがたくさん散らばった音源でもあると思うんですが、どうでしたか。
エリーニョ : 「わー、ここ、ひどいね! あははは! 」みたいな感じかな(笑)。
石川 : 演奏している最中は写真のことは頭から離れていたな。それよりも意識が音に寄っていったよね。
高橋 : 4つのテーマはもちろん念頭にあったけど、写真展のことは頭から離れていたよね。
——このやり方だと、もしかすると鎌倉さんの視点と大幅にずれた仕上がりになるリスクだってあったわけじゃないですか。
エリーニョ : 私はその心配はしていなかったですね。今まで真希ちゃんと一緒に作ってきたものと同様に、彼女が気にいってくれるようなものが必ず出来るだろうと思ってた。実際に写真展に来てくれた人達からもよい反応がもらえていたらしいし。それこそ、音源がほしいっていう意見があったんだって。
高橋 : そうだったんだ(笑)。
エリーニョ : 公開レコーディングに来てくれた人達も興奮してくれてたし、あの時の空気感もすごかったからね。
——レコーディングの現場ってミュージシャンにとっては日常にあるものでしょうけど、そこに聴き手が入場する時って、すごく不思議な感覚だったと思います。普段のライヴに行って楽しかったっていうのとはまた違ったでしょうね。
高橋 : 俺は見ている人達のことも意識しながらパフォーマンスしていたところもありました。張り詰めた雰囲気にしたいという意図はありました。始まるまでは、出入り自由だし、ラフに楽しんでもらえればっていうスタンスだったんだけど、始まったらそうしたくなって(笑)。
——4曲でトータル60分という長さですが、レコーディングに割いた時間は実質どのくらいだったんですか?
エリーニョ : 60分です。まったくそのままです。
——わ。ぶっ通しで録ったんだ。
高橋 : 構成もなにも決めずにやるわけだけど、時間は意識しないと、去年のライヴみたいに気づいたら1曲が50分みたいなことになりかねなかったから(笑)。なにか合図になるように、メトロノームを15分置きに鳴らしたんです。その音が音源にも入っているんですけど、結果的にはそれがすごくよい感じになってるよね。
エリーニョ : あのメトロノームの音が、4つのフロアの階段を上っていくイメージになったよね(笑)。
高橋 : 実際、メトロノームの合図がなかったら、何分演奏を続けてたかわかんないよね。スタジオも天井が高くて、コンクリート打ちっぱなしなんですけど、なんか時間の概念がわからなくなっていくような不思議な場所で。あと、1曲目は「朝」という言葉がテーマに挙げられていたので、だらっとした感じでやりたいなと思ってました。
——「不確かな朝」ですね。では、2曲目の「私の定点」はどうでしょう。この「私」というのは被写体であるエリーニョさんを指したものなのでしょうか? それとも撮影者の鎌倉さんから見たものなのでしょうか?
エリーニョ : なるほど。私なにも考えてなかったな(笑)。
高橋 : でも今回は被写体が音楽を作っているわけでしょ? だからこれはやっぱりエリーニョになるんじゃないかな。それが写真の中のエリーニョなのか、歌っているエリーニョなのかはわからないけどね。
——では、他のお二人からするとあくまで演奏の軸にいるのはエリーニョさんだという意識があったんでしょうか?
高橋 : 基本的にはそのつもりでしたね。だからといって際立たせるつもりだったわけではなく、むしろ潰すつもりで行くんですけど(笑)。与えられたテーマに関しても、3人でイメージを擦り寄らせたりはまったくしなかったんです。とにかく即興を重視したかったし、そんなにずれも生まれないと思っていたので。
——先程から高橋さんはエリーニョさんに対して戦う姿勢で臨んでいると言ってますけど、エリーニョさんはどうですか? 潰し返す感じ?
エリーニョ : そうですね(笑)。
高橋 : どちらかが喧嘩を仕掛けるところから始まっていくんです(笑)。そうすると必ず打ち返してくるからね。僕とエリーニョがアタック感の強い音を出して、石川くんがサスティーンで包むみたいな感じかな(笑)。
——今回こうやってリリースされるということは、同時に個展のBGMというものから楽曲が独立するということにもなりますよね。
高橋 : そうですね。いろんなシチュエーションで聞いてもらえたらいいけど。その場限りの感情を記録したものだから、僕にとってこの音源は過去のものではあるし。
石川 : イメージを固定したくはないから、音源として独立するのは嬉しいことですね。
高橋 : 聴いていくと、60分の中からどうしても浮かび上がってくる部分が出てきますよね。そういうものって聴いているその場のシチュエーションとリンクしていったりすることがよくある。視覚に聴覚が勝る瞬間っていうのがすごく面白いと思うんですよ。この音源もそういう聴き方をされたら嬉しいですね。
INFORMATION
2011年8月6日(土)
『Session with photograph exhibition』リリース・セッション@Ustream
出演 : エリーニョ×石川ユウイチ(ANIMA)×高橋ケ無(SOUR)
場所 : Ustreamのみの生中継
時間 : 23:00〜翌1:00(予定)
【USTREAM URL】http://www.ustream.tv/channel/eri-nyo
※詳しくは特設サイトにて随時お知らせいたします。
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PROFILE
3月4日、東京生まれ。4歳よりクラシック・ピアノを始める。'04年よりピアノ・ボーカルとしてバンド活動を開始。'09年にソロ・ユニット『エリーニョ&The Sweetest friends』をスタートし、10月に1st album『ヒヨコと猫の鳴いた、ココにある日常的。』をリリース。'11年2月には2nd album『コンクリート下の水母について』をリリースし、CDの盤のみを販売する“真空パック水母パッケージ”が話題を呼ぶ。韓国(空中キャンプ)でライブを行うなど、活動範囲を広めている。個性的な歌声と、唄うピアノ、人間味溢れるライブ、そして多彩な要素を持つ楽曲で浮かび上がる歌の歌詞が共感を呼んでいる。
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石川ユウイチ(Gt/ANIMA)
ANIMA/エリーニョ&The Sweetest Friendsのギタリスト。
2006年夏結成。音楽批評家・佐々木敦に送った『ナイトサファリ』収録の「シーラカンス」がきっかけとなりHEADZと出会い、2009年より音源制作を開始。ROVO益子樹氏をエンジニアに迎え、浮遊感漂う新たなANIMAサウンドを構築していった。そして7月、HEADZ内レーベルWEATHERより1st mini Album『月も見えない五つの窓で』をリリース。2010年3月、自主企画"金曜日のライオンハート"で始めて披露した「バレーボール」に益子氏が共鳴、バンドの持つ陶酔感を軸とした2nd Albumの構想に取り掛かる。年が明けた2011年、益子氏プロデュースのもと、2nd Album『シャガール』完成!
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高橋ケ無(Dr/SOUR)
SOUR/嘔吐/あなた、どうしてのドラマー。
ダダイスム、コラージュ、ジャンクアート、どうでもいいパンク、トイザらスに影響を受け、音楽活動を始める。
都会的且つオーガニック、タイト且つメロウ、研ぎ澄まされた心地よさを奏でる3ピース・バンド。2010年、完全セルフ・プロデュースの3rdAlbum「アンサンブル」をリリース。twitterと連動したインタラクティヴ・ミュージック・ビデオ「映し鏡」を公開するなど更に活動の幅を広げている。
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<あなた、どうして>
nenem、What's Love? のベーシスト右田と、uhnellysのkimが中心となり始まった「あなた、どうして」。パーカッションにマッキー(ex.massimo)、ガット・ギターにチカオ(soothe)、ドラムに高橋ケ無(SOUR)が加入し、2010年より本格的に活動を開始。ブレイク・ビーツをベースにし、新しいクラブ・ミュージックに果敢に挑戦している。
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