OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.392 感じる考える食べる寝る
OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)
感じる考える食べる寝る
引っ越して1ヶ月ほど経った。築40年超えの家なので虫がやばい! 下水臭い! などアワアワ言いながらも、その時代らしいどっしりした恰幅の建物、重い赤い鉄の扉、いつも丸みを整えられた木に毎日出迎えられるのは気分がいい。小さい庭もあり、引っ越したばかりの頃はなかった雑草もいつの間にやらグイグイ生えて雀がよく来るようになった。家ではスマホを触る時間が減った。音楽もあまり聞かなくなった。代わりに何をしているかはよくわからないけど、生活? してるのかな。ご飯作ってお酒飲んであとはもう寝ちゃおう。淡々と毎日幸福を感じたいけどそういうわけにもいかないみたいで、底上げはされながらも結局自分がどう動きたいかを決めて動いていくことが先決だ。人類の問題は山積みなのだ。こんなわけない世界の中で引きこもって幸せに生きたとて、それを自分は幸せとは呼べないから。だんだんと寝る時間が増えていく。そんなわけはないのにもう何もしなくてもいいんじゃないかという妄想に足を掬われる、生活だけして楽しくやったらいいじゃん! 何をもやつくことがあるんだよ? 「眠らせてくるならこっちは自分で冴えてやるよ」山梨の結婚パーティー (という名のほぼレイヴ) で言われた言葉を思い出して、手当たり次第に本を捲る。自分の人生だけじゃ足りない思考で頭がいっぱいだったのか、可哀想に。窮屈でしたよね。最近人前で選曲をすると、自分が思い描いていた場面を引き起こすことができている気持ちになる。こんなんじゃなくて、こうだったらいいんじゃないの? そう思うことはあっても言葉にも音楽にも根底を揺るがす力はなく、やっぱり人と人の間で交換されうるもののエネルギッシュさに救われる。誰かがいないと何もできないんだ。適当に遊びに行ったりお酒作ったりしていると、昔ここで会いましたよね? と話しかけられることが増えた。ここにいましたよね? あれよかったですよねーあんまり話したことなかったけど、あの時やってたことに元気をもらいました。次いつ会うかわかんなけど、それまでやっていきましょう。そんな時間を超えた交流に、また時間を超えた何かをやることになるだろうという予感を与えられ続けまた回り続ける。転がり落ちるのだけはまっぴらごめんだけどね!






































































































































































































































































































































































































































































































