OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.385 フルートから、広げて
OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)
フルートから、広げて
数年前に出会った知人に勧められたフルート・ジャズ。SpotifyのMixという自動作成プレイリストでキープして寝かせていたものを最近改めて聴いた。そのなかから見つけたユセフ・ラティーフのジムノペディが素晴らしく、シンプルな2コードのバッキングに徹したピアノと、ふくよかにメロディを奏でるフルートのビブラートが美しい。リズムセクションのサウンドもやエレピの現代的な感性も相まって、非常に聴きやすい。フルートの周波数特性は人間の声に似ているとよく言われますが、まさに歌心のあるフルートを体感できます。最近、Rhodesをはじめとしたエレピが好きなのも同じような理由な気がする。
そして、自分のアンテナの外の音楽を知るにはAIに頼るといいということに気づいた。好きな要素とジャンルで丸投げすると、おすすめのジャズマンを精神性や背景まで併せ教えてくれるのでこれはかなり…! と思ったんですが、ひとまずは文脈などはチグハグのまま聴いています。
フルート奏者繋がりでアルゴリズム/AIに選ばれたCHIP WICKHAMは、ユセフ・ラティーフよりも少しエッジの立っている音色で、広々とした、ルーズなドラムが落ち着く。キャノンボール・アダレイの “Autumn Leaves” は、イントロのセッションの解釈が面白くてグッと引き込まれてしまった。アルトサックスの緩急あるプレイングやリッチな響きも好みでAIに感謝。ビビットなイルカが印象的なエレクトロ・ジャズのDOLPHIN HYPERSPACEは、前作のYMO的なメロディが至高ですが、今回も抜群にイカしてます。今作からオトトイで配信されていますのでぜひ。
雪国のベース、大澤優貴によるピアノ・インストと、先週解禁されたヨルシカの音楽画集『幻燈』のDISK2からも選曲しています。
余談。地元多摩地区 (小平、東大和市) あたりで養鶏場の直売トラックからチープな質感の “Green Sleeves” が流れていたのですが、知っている人いませんか? 最後に鶏の鳴き声が入っていて、幼少期、最も印象に残ってるクラシックかもしれません。


































































































































































































































































































































































































































































