前世は多分ラヴ・アンド・ピースな時代に生きてました
──そして、5月19日にはセカンド・シングル『スマイルフラワー』がリリースされます。SpecialThanksのMisakiさんが作詞作曲したこの楽曲をはじめて聴いたときの印象を教えてください。
青山 : ロックな感じも入ってるけど、すごくかわいかったです。「命の水は / あなたのスマイル」「想像一つで世界は変わる」とか、行動ひとつでみんなが笑顔になれるんだよっていうことが、ひとつひとつ詰まった歌詞で、「本当に素敵な曲をいただいたな、早く歌いたいな」って感じる曲です。
白浜 : 「Anytime / どんなときもスマイル」っていう歌詞を見たとき、「私のこと言ってるみたい」って思ったら、そこの歌割りをいただいて、もしかして同じことを思ってくださったのかなって。個人的に好きなのは「涙が降りそそぐ日にも / 笑って」って青山菜花ちゃんが歌ってるところで、なんか慰めて笑わせようとしている感じがして、風景が浮かびやすい曲だなって思ってました。
内藤 : 自分が好きなコンセプトの曲だなと思って。「愛と平和、笑顔」みたいな単語をすごく頭の中で感じたんですけど、「ラヴ・アンド・ピース」って感じが大好きなので、自分がこういう曲を歌えるっていうのがすごく嬉しかったです。B.O.L.Tらしいメロコア、パンクの要素があってかっこいいし、間奏でもそれぞれの楽器の音がすごく聴こえてくるところもめちゃくちゃかっこよくていいなと思います。
──ちなみにラヴ・アンド・ピースみたいな雰囲気で好きなアーティストはいますか?
内藤 : 私はヒッピー・ムーブメントの頃の曲とかがすごく大好きで。
──その時代、生まれてないですよね。
内藤 : たぶん前世がその時代に生きてました(笑)。グレイトフル・デッドも好きだし、ウッドストックフェス(1969年)のラヴ・アンド・ピースな時代に生きてましたね(笑)。
──グレイトフル・デッドが好きなアイドルって初めて会いました。曲が長すぎませんか?
内藤 : 大好きです(笑)。洋楽でも歌詞とか調べて。昔から、すっごい調べたい派なので。その時代のものが“スマイルフラワー”にも流れているんじゃないかなって感じてます、勝手に。
──突然今日のクライマックスみたいな話になりましたね。高井さんはいかがでしたか?
高井 : 最初に送っていただいたSpecialThanksのMisakiさん仮歌の声が、最初はゆったりしてて、「ちょっとアコースティックなのかな?」みたいな感じだったんですけど、その最初のサビが終わった後に「バーン!」って爆発する感じで、「あっ、B.O.L.Tらしい」ってテンションが上がりました。間奏も長めで、その間だけでご飯10杯いけるんじゃないかっていうくらい良くて。歌詞もただただ「笑おう」ってだけじゃなくて、自然からパワーをもらったり人の温かさに触れながら笑顔になれたらいいよね、みたいな表現の仕方が、出会いと別れの季節の春にすごくグッとくる感じがしたので、その雰囲気をしっかり私たち4人で出したいです。
──ご飯10杯は多いですよね(笑)。
高井 : 私自身は「あの、ご飯少なめで」って言う人なんですけど(笑)。
──“スマイルフラワー”のMVはHi8ビデオカメラで撮影されていますが、Hi8ビデオカメラを使うと知ったときはどう思いましたか?
青山 : みんなで一緒に家族みたいな楽しい部分を撮れるんじゃないかなって思ってました。
白浜 : 昔のカメラって白黒のイメージがあって、どういう感じで撮れたかもその場で見れなかったので楽しみでした。Hi8で撮ることで“スマイルフラワー”の良さが出てるんじゃないかなって思います。
内藤 : 私もいまフィルムカメラで撮ったりすることに興味があって。けっこうカメラ屋さんに探しに行ったりもしてたんですよ。もう動くかどうかわからないヴィンテージ・カメラがたくさん売られているところに置いてあるようなビデオカメラが実際に使えて、テープで撮れて、それをMVにして、YouTubeで流れるっていうのが、逆にすごく新しいなあって感じます。私達はこの粗い感じがお洒落で新しいなあと思うし、逆にファンの方のなかには懐かしいなって思う方もいらっしゃるので、「新しい」と「懐かしい」が混ざってB.O.L.T流の新たなMVが作れたんじゃないかなと思いました。
高井 : 撮影して、その場ではどういう風に映っているのか見れなかったので、完成形がすごい楽しみだったんです。画質があえて粗めになってるから“スマイルフラワー”の曲調の柔らかい部分や温かい部分がより出たんじゃないかなって思います。